トップページ山行リスト(日付)>三ノ塔・ヨモギ平_記録20050612


三ノ塔・ヨモギ平

 山行日
2005年6月12日(日)   曇時々晴       単独行
 コース
ヤビツ峠(9:08)〜富士見山荘〜(10:27)二ノ塔(10:37)〜(10:52)三ノ塔(11:58)〜(12:50)ヨモギ平(13:45)〜(14:28)オートキャンプ場入口(14:38)〜(15:02)富士見山荘〜(15:25)ヤビツ峠
 三ノ塔の北東部にあるヨモギ平は、新緑と紅葉の時期が素晴らしいとの話を以前から聞いておりました。今回、新緑には、遅すぎたかなと思いつつ、初訪問を計画しました。
 さて、その結果は、如何に?
 詳細は、以下をご覧下さい。


 秦野駅を8:19(定刻8:18)出発し、ヤビツ峠には、9:01着。
 秦野駅では、大山も表尾根も姿を見せていたのだが、ここヤビツ峠に着いた時点で、周囲は、ガスが発生しており、この先の天気が気になる。
 満員状態だったバスから、登山者が大山、表尾根と出発していく。

 驚いたことに、この定時運行のバスの前にヤビツ峠バス停には、別のバスが既に停車していた。今朝、秦野駅には、7:40に到着したのだが、そのような臨時バスが出発するのを見ていなかった。もっと早く出発した臨時バスだったとすると、今日は、相当な数の登山者が朝からバス乗り場に並んでいたことになる。

 さて、今回、初めてデジカメを携行。うまく撮れるかどうか、楽しみだ。
[ヤビツ峠バス停にて(このバスの手前にもう1台、バスが停車していた)]

 二ノ塔を登る頃は、ガスも切れて、日が射し込んできた。
 この登りで、今回の体調が比較的よい事を認識。
 樹林帯を抜けてガレ場に到着。ここで振り向くとピラミッド型の大山が姿を見せる。(写真下)
 このガレ場が終わると二ノ塔頂上までは、あと一息。
[二ノ塔のガレ場の登りにて振り返る]

 二ノ塔頂上着。(10:27)
 菩提(葛葉の泉)への道標が新しく取付けられていた。この菩提への登山道は、以前、草茫々で、頂上からのルートがわからないような状態だったが、今回、ちょっと下って様子を見ると、きれいに整備されていた。
 山頂のベンチは、休息する人が10人程度。しかし、大休止する人は、ほとんど居ない。皆、5分ぐらい休んで、三ノ塔へ出発していく。
[二ノ塔頂上(菩提への道標あり)]

 三ノ塔頂上着。(10:52)
 調子がよいと思っていたのだが、ここにきて暑さのため、バテ気味。食事をとったり、撮影したりして、あっという間に時間が過ぎていく。
 残念ながら、富士山は、雲に隠れて眺めることができず、鍋割山稜上には、ガスが湧いていた。
 
 二ノ塔の登山口や頂上の道標と同様、この三ノ塔の道標も新しくなっており、英文名も記されていた。
[三ノ塔頂上]

 三ノ塔頂上から烏尾山へ下り始める箇所に立つお地蔵さんの横を通って、ヨモギ平へと続く北側への山道を進む。山道は、はっきりしている。ここから、いよいよ自己未踏ルートとなる。
 下り始めて約10分、左手に視界が広がった。長尾尾根の奥に丹沢山が見える。
 ここで、一人のオジさんとすれ違い、ちょっどドキッとする。挨拶をした後、聞けば、札掛からとのこと。
[北東部の尾根を下り、長尾尾根を望む]

 あたり一面、新緑となる。ポピュラーな表尾根コースを歩いて三ノ塔に登った場合、三ノ塔の山肌というのは、植林か低木というイメージが強いが、ここは、そんなイメージからは程遠い広葉樹林である。
 よく見ると、モミジ系の木が多い。それゆえ、紅葉のシーズンも期待できそうだ。
 緩やかな斜面を下っていく。
[ヨモギ平方面に下る山道 (振り返って撮影)]

 ヨモギ平の直前、最低鞍部のちょっと手前にて道標に出会う。三ノ塔頂上から下ってきたので、この道標のお世話にはならないが、登りのときは、重宝する道標である。
[三ノ塔への道標]

 最低鞍部から少し、登り返したら、目の前に緑の絨毯が現れた。
 ちょっと、今までの三ノ塔のイメージとは、だいぶ異なる光景だ。
[ヨモギ平に近づく(振り返って撮影:正面奥から歩いてきた)]

 三ノ塔の麓とは思えない樹林帯の光景に出くわす。誰も居ない。野鳥の声だけが、耳に入る。
 早速、三脚を取り出して、撮影を開始。
 撮影にとって残念なのは、特定のエリアに保護柵があることだ。これが気になり、なかなかアングルが決まらない。
 幸いなことに日が射してきた。ますます緑が眩しい。
[ヨモギ平(保護柵あり)]

 撮影も一段落し、ベンチで腰掛けていたら、中年ご夫婦が同じように三ノ塔方面から現れた。意外にも訪問客は、多いようだ。
 だいぶ暑くなってきた。後でラジオを聞いたところ、本日は、東京でも30℃近く、気温が上昇し、市民マラソン大会で熱中症者まで出たという。
 
 札掛方面へ下るのが、この尾根筋を下るメインルートであるが、今回は、諸戸のオートキャンプ場へ下る。(水分ばかりとって、バテ気味)
[ヨモギ平 道標]

  諸戸方面のベンチで休憩されていた、先程の中年ご夫婦の横を通り過ぎ、山道を下っていく。
 途中、マルバダケブキ?(葉っぱだけ)の群落の横を通る。
 右手側に植林が現れ、山道は、いつの間にか植林の中を通っていく。
[オートキャンプ場への下山道にて]

 尾根下りは、道がよく整備されており、歩き易かった。
 だが、オートキャンプ場の登山口に着いた後、このキャンプ場内で迷う。
 どうにか、キャンプ場の入口手前まで来たところで、小休止。3本目のペットボトルを空にする。
[オートキャンプ場での登山口]

 諸戸から再びヤビツ峠を目指す。最短ルートを通ることも考えたが、今日は、単純に車道を歩いていくことにした。
 15:21、ヤビツ峠到着。
 帰りのバスの時刻を調べていた訳ではないが、ちょうど15:51発のバスが待っていた。ということで、今日は、バスで下ることにしてしまった。

 本当に暑い一日だった。
 [ヤビツ峠に戻る]


  ヨモギ平では、まるで別世界のような新緑に遭遇し、とても印象的でした。裸地化・樹木の枯死が目立つ丹沢で、久々に瑞々しい新緑を堪能し、今後も、継続的に通いたいと思います。
 また、今回の山行で、デジカメ操作にも慣れました。次回からフル活用の予定です。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。