トップページ山行リスト(日付)>屏風岩山_記録20050716


屏風岩山

 山行日
2005年7月16日(土)    晴時々曇  単独行
 コース
大滝橋(8:28)〜(9:17)650m地点(9:27)〜965地点〜屏風岩山東峰〜(11:39)屏風岩山(12:20)〜(13:16)二本杉峠(13:46)〜(14:38)細川橋
 今回も自己未踏ルートを計画し、屏風岩山に行ってきました。ルートは、大滝橋から西側へ尾根沿いに登ってみました。本来は、沢登り後の下りルートとなっている道です。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 8:28、大滝橋にて、バスから下車。降りたのは、自分一人だけだった。
 左手の林道に入っていく。
 ゲートを通過し、大滝沢右岸沿いに歩きながら、左手の尾根に取り付く地点を探す。
[大滝橋にて]

 1/25000の地形図と照らしながら、2度目のゲート(ちょっと小さめ)を通過した先の植林で、左手の尾根に取り付く。
[山道から尾根に上がった入口]

 植林地帯を通り過ぎると、目の前に自然林の斜面に出合う。見上げるとちょうど子ジカ2頭が、左から右へ走っていくのが見えた。

 斜面の土が軟らかいため、歩きにくい。ストックを取り出す。
[登るべき尾根を見上げる]

 8:55、尾根に上がる。(写真下) 道らしい道は、ないが、結構、歩きやすい。
 この後、登りとなる。ルートは、分かりやすいが、傾斜がきつく、木の幹を掴みながら、登っていく。
 
 約15分間の登りの後、緩やかな斜面になると、正面左手の方にシカ柵が見えた。そこが、650mピークだった。
[尾根に上がった所]

 9:17、650mピークに到着。南側に目を向ければ、丹沢湖の一部が見えた。(写真下)

 10分休憩後、西に向かうが、この先、草が繁っており、ストックで草を掻き分けながら、歩くと、目の前にゴソゴソと動くものが・・・。
 80cm?ぐらいのヘビだった。側面に鮮やかなオレンジ色があり、ヤマカガシのようだ。頭の部分は、小さいと感じたが、胴は、結構太く、久々に大きなヘビを見た。毒ヘビゆえ、ちょっとゾッとする。

 そういえば、この650mピークまでの登りで、小さなカエルを3回、目撃した。カエルがいるということは、それを好物とするヤマカガシもいるということだろうか。
 この後、草茫々となったため、右手の植林帯に入り、なるべく、足元が見えるような箇所を選んで歩く。
[650mピーク]

 9:47、植林帯を登っていくと、シカ柵の中に入るためのハシゴを発見。
 ここは、シカ柵の中に入らず、右手の斜面を登っていく。
[シカ柵内へのハシゴのある地点]

 尾根が細くなったところで、左側のシカ柵が終わると、道は、登りになるが、周囲が雑木林となる。
 この後、道は、明確となる。
 左手にロープが張ってある地点を通過。

 10:10〜10:16、休憩。木陰なので、風が吹くと心地良かった。(写真下)
 ペットボトル(500ml)1本目を開けて、一口飲む。

 この後、再度、左手にロープが張られた箇所を通過する。今度は、ロープの張ってある距離が長い。これは、下山時、間違って沢に下らないようにするためのロープのように思える。
[休憩地点]

 左側のロープが終わった地点が、尾根の突端となっていた。ここから、傾斜は、やや緩やかになる。その後、シカ柵が現れ、シカ柵沿いに歩く。

 10:44休憩。(写真下) ここで初めて今回、腰を下ろす。いつの間にか陽は、雲に隠れてしまい、涼しい風が吹き、気持ちいい。背中は、汗でビッショリだが、実は、お尻も汗でビッショリになっていたのを座ることで初めて気がつく。
 ペットボトル1本目が空となった。
 ここで、中型カメラを取り出し、世附権現山を撮影する。
 11:13出発。
[休憩場所にて]

 休憩地点の後、尾根の突端に登り、さらに登りを続けると左右にシカ柵が現れた。(写真下)
 登りきるとちょっとしたピークとなったが、休憩することなく、歩き続ける。後で気がついたが、ここがどうやら、屏風岩山の東峰のようだ。
[左右にシカ柵]

 東峰から、ちょっとした下りの後、登り返すとそこが、屏風岩山頂上だった。
 11:39屏風岩山頂上到着。
 誰も居ない、静かな山頂だった。
 山頂の道標では、大滝峠30分、畦ヶ丸100分、二本杉峠60分と記されていた。
 ここで昼食とする。チーズロールパンをいくつか、ソーセージ、メロンパン等を食べる。また、ペットボトル1本(500ml)を一気に飲んでしまった。
 12:20出発。
[屏風岩山頂上にて]

 二本杉峠方面へ下っていく。
 歩き始めて数分、前方にシカ1頭が、逃げていった。白い尻が目立つ。
 さすがにこのルートは、歩き易い。リズム良く、進む。
[二本杉峠へ歩き始める]

 90度、進行方向が、左に曲がるところに「←二本杉峠」の道標あり。この場所が、直進すると地蔵平の方に下っていく地点だと判断。
 この後、結構、アップダウンがあり、単純な下り道ではなかった。
[迷いやすい箇所には、道標があった]

 いつの間にか951mピークを過ぎ、気がつけば、12:59、前方が、急な下りとなる地点に到着。
 幹に赤黄のテープあり。(写真下)
 最後は、手を使いながら急な下りを通過。

 13:10、下りきると、十字路になっていた。振り返ってみると、急な下りのルートにテープが付いていた。しかし、逆ルートだと、これに気がつかず、左側の地蔵平への道(廃道)に入ってしまうだろう。
 昭文社「丹沢」2005年度版では、「尾根に取り付き急登する。直進しないこと」と注意書きされている。
[急な下りとなる]

 13:16二本杉峠着。
 ペットボトル(500ml)3本目を半分飲む。
 中型カメラを取り出し、植林を撮影。残りのフィルムを消化する。
[二本杉峠]

 シカの食害防止のためか、植林の幹にネットが巻かれている。ちょっと奇妙な光景だ。
 13:46二本杉峠を出発。
[二本杉峠ベンチから見た植林]

 二本杉峠からのルートは、この4月にも通ったルートなので、余裕を持って歩けた。
[下る途中の道標]

 14:38細川橋バス停到着。
 バスは、14:56だった。バス停のベンチにて地形図を広げ、今日のルートを振り返りながら、バスを待つ。
 [細川橋バス停]


 今回も自己未踏ルートを楽しみました。
 登山口の大滝橋から終点の細川橋まで、途中、誰にも会わない、静かな山行となりました。
 



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。