トップページ山行リスト(日付)>塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳_記録20051223


塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳

 山行日
2005年12月23日(金)・24日(土)  晴・晴  同行者:父
 コース
大倉登山口(9:55)〜(11:27)駒止茶屋〜(11:53)堀山の家(11:58)〜(13:19)花立〜(14:02)塔ノ岳(14:28)〜(15:01)日高(15:07)〜(15:29)竜ヶ馬場〜(15:55)丹沢山(泊)
丹沢山(6:57)〜(8:04)不動ノ峰(8:06)〜(8:17)棚沢ノ頭〜(8:38)鬼ヶ岩ノ頭(9:06)〜(9:40)蛭ヶ岳(9:53)〜(11:14)原小屋平〜(11:36)姫次(11:40)〜(12:17)(八丁坂ノ頭)〜(12:31)青根分岐(12:33)〜<釜立沢ルート>〜(14:25)東野
 11月の三国山稜を父と歩いた後、忘年山行を約束しましたが、今回、それを実行しました。
 父は、横浜に住んで40年以上経ちますが、どういう訳か、丹沢山、檜洞丸、大室山等には、登ったことがあるのに丹沢の最高峰、蛭ヶ岳だけは、未踏となっていました。ということで、今回は、丹沢主脈コースを忘年山行として選択。但し、2日目に焼山まで行くのは、体力的にキツイと考慮し、東野をゴールとしました。
 今年は、12月でも寒さが厳しかったので、雪山を期待しましたが、初日の丹沢山までは、雪が少なく、ちょっと期待外れでした。しかし、2日目は、積雪量こそ少なかったものの、雪道が続き、マイルドな冬山山行を満喫することができました。
 今回も小屋で、よく飲みました。その面では、間違いなく忘年山行にふさわしい内容でした。


<第1日>
 前日、出張先から帰ってきて、寝たのは、1時を回っていた。しかしながら、目覚めはよかった。体調のいい証拠だろう。
 朝、無事に父と合流した後、小田急江ノ島線に向かうが、定刻になっても電車が来ない。そのうち、ポイント故障で電車が停止しているとの構内アナウンスがあった。すぐには、復旧しそうもないので、急遽、タクシーを利用することにした。しかし、これまたタクシーが来ない。
 その後、どうにかタクシーがやってきて、厚木で小田急に乗車、次の本厚木で、急行に乗換え。そうやって、ようやく渋沢に到着したのは、9:30。予定では、8:30の到着だったので、1時間の遅れである。
 バスの発車時刻は、9:50だった。20分待つのも時間が惜しいので、駅からタクシーで大倉登山口に向かう。
 このように今回の山行は、朝からバタバタしてしまった。
 なお、渋沢でタクシーに乗る前にみやま山荘に予約のTELを入れた。どうも、今日は、三連休初日ということもあり、小屋は混みそうだ。

 9:50、大倉登山口(写真下)にて、タクシーから降りる。
 見上げれば、真っ青な空が清々しい。ここで、冬用上着を脱いで、ザックに載せる。父も同様に上着を脱いで、ベスト姿に。
 思えば、大倉尾根も、今年の3月以来である。考えてみたら、その時も、丹沢山頂上にあるみやま山荘に宿泊したことを思い出す。そう、今回も初日は、丹沢山までの予定だ。
 今回、新しく買った冬用の重登山靴を履いてきた。前の重登山靴は、この大倉尾根を下った時、靴底が剥がれてしまった。修理しようかと思ったが、靴の内装もボロボロだったので、この際、新しいものを購入したのだった。 
 9:55、出発する。
[大倉登山口]

 10:16、観音茶屋を通過。その先に立てられた道標の距離表示部分には、板が上から打ち付けられ、距離が変更されていた。(写真下)

 10:23、大倉高原山の家方面との丁字路到着。ここの道標もやはり、距離表示部分には板が貼り付けられ、距離修正がされていた。
 歩いていて、赤頭白杭の「水源の森林 神奈川県」が目立つ。
[いつの間にか距離表示が訂正されていた]

 10:33、雑事場を通過。(写真下) ここには、ベンチが設置されているが、休むことなく、進む。
 この先、一時のフラットな道となる。ちょっと呼吸を整えるには好都合。
[雑事場を過ぎる]

 10:39、見晴茶屋到着。新しい建屋になっていた。ログハウス風である。このような建屋であれば、いつでも立ち寄りたい気分になる。(父:談)
 建屋の手前にテラスのようなものを作ろうとしているようで、足場が組まれていた。
[見晴茶屋は、リニューアルされていた]

 見晴茶屋を過ぎると、登り道が続く。大倉尾根最初のキツイ登りの始まり。
 10:59、一本松(道標)を通過。(写真下)

 その後、再び、フラットな道となる。その途中で、父が突如、小休止宣言。朝飯が早かったから、ここで軽食をとりたいと、アンパンを取り出す。私は、朝食用にと、駅のホームで買ったゆで卵を食べていなかったのを思い出し、ここで食べる。(11:05〜11:15 小休止)
[一本松への登りにて]

 フラットな道の後、階段が現れ、ふうふう言いながら登り、11:27、駒止茶屋に到着。
 この小屋の前で、先に休憩されていた父と同年代の登山者と立ち話をする。聞けば、今日のゴールは、みやま山荘との事。
 「それならば、小屋で再び、会えますね」等と話をしながら、父と一緒になって歩き始める。

 11:40、富士山の見える場所(富士見平)を通過。しかし、あいにく富士山は、見えず。(写真下)
[富士山は、あいにく雲で見えず]

 同年代の登山者(後にMさんと分かったため、以降、「Mさん」と呼称)と父は、二人並んで、相変わらず、話しながら歩いていく。
 
 少し登って、11:53、堀山の家到着。
 この小屋の前のベンチで、Mさんは、食事をされるということで、先に行かせてもらう。
[同じ年代の登山者(Mさん)と話しながら歩く]

 大倉尾根を登っていると、この堀山の家からの登りが、中盤の苦しいゾーンとなる。前半、飛ばして登っていくと、このあたりで、極端にペースが落ちてしまう。
 今回は、別に前半、飛ばしていた訳ではないが、やはり、父のペースがゆっくりとなってきた。
[登りがきつくなる頃]

 12:26、いつもの所。大倉尾根を登っているとき、よくここで小休止したため、いつのまにか自分にとって、「いつもの所」となった。そして、いつも振り返って、ザックを撮影するポイントとなった。
[いつもの所にて]

 12:44、ようやく岩場に出る。振り返ると、真鶴半島や、箱根連山、大島も眺めることが出来た。今日は、本当にいい天気だ。ここで、山行姿の父の記念撮影を実施。
[真鶴半島方面を眺める]

 大倉尾根の難所、花立山荘下の階段の登り。ここは、さっさと登ってしまいたいところだが、自分の意思に反して、足がなかなか進まなくなる場所でもある。特に途中、疲れて立ち止まり、前方を見上げた時、まだまだ続く階段にうんざりしてしまう。
 今日は、見上げると、ハンググライダーが何機も飛んでいた。パラグライダーは、よく見かけたが、ハンググライダーは、久々のような気がする。結構、高度が高く、上空は、さぞかし寒いだろうな〜と思いながら登っていくと、意外にも、残りの階段登りは、飽きずに登れた。
[上空にハンググライダー]

 12:59、ようやく階段を登りきり、花立山荘に到着。小屋に入って、私は、定番のレモンスカッシュの缶飲料を買って、飲む。父は、外のベンチで小休止。(写真下)
 大山や、三ノ塔は、雲ひとつなく、姿を現しているが、相変わらず富士山だけは、姿を見せず。
 13:06、出発する。

 ここで、耳当てを着用する。毛糸の帽子をかぶった場合、髪の毛が汗で濡れてしまうが、耳当ては、耳が冷たいことだけをカバーしてくれ、髪の毛の汗は出てこない分、快適なので、ここ数年、重宝している。
[花立山荘前にて]

 花立に向かう登りで、急激に気温が低下したことを感じる。手袋を取り出す。
 13:19、花立を通過。(写真下)
[花立の木道を歩く]

 13:26、鍋割山との分岐点である金冷シを通過。
 その後、少し行った所で、父が、またしても小休止宣言。腹が減ったということで、日当たりの良い階段横で、遅めの昼食となった。(13:29)
 ロールパンとスライスチーズ等を食べる。
 ここで、食べ終わって、さあ出発と立ち上がった頃、堀山の家で別れたMさんと再会。その後、先に行っていただく。
 13:42、出発。
[金冷シの先にて昼食]

 山頂下の山道が、木道になっていた。その木道を一歩一歩登り、14:02、塔ノ岳頂上に到着。先に着いていたMさんと話をする。
 記念撮影等を行なった後、山頂を後にする。今日は、まだ先があるのだ。
[塔ノ岳頂上にて]

 山荘の横を通り、北側にまわると、別世界のように雪道に変わっていた。さすがに北側斜面だけのことはある。安全を期して、アイゼンを装着する。父は、昔からの愛用のアイゼンを取り出す。こちらは、4本爪の軽アイゼンである。
 14:28、出発する。
[尊仏山荘の横から蛭ヶ岳・不動ノ峰を眺める]

 アイゼンを効かして、快適に下っていく。
[塔ノ岳の北側は、雪が多かった]

 15:01、日高にて、父は、アイゼンを外す。道標では、丹沢山まで1.6kmとあった。

 15:14、日高の下りにて、前方の竜ヶ馬場、不動ノ峰を望む。(写真下)
 だいぶ、日が傾き、風も出てきた。
 ここまで来ると、すれ違う登山者も居なくなった。
[不動ノ峰(左奥)・竜ヶ馬場(右)を望む]

 竜ヶ馬場手前の木道を通過。ここもいつの間にか、木道が出来ていたという箇所である。丹沢を歩き始めた頃には、この木道はなく、下の地面を歩いたのを覚えている。
 父のペースは、あまり上がっていない。このあたりは、急な登りもないので、歩きやすいゾーンなのであるが。
[竜ヶ馬場手前の木道にて]

 竜ヶ馬場に到着。ここは、一面ササ原の斜面で、視界が広がる。大山に西日が当たっていた。道標には、丹沢山まであと0.9kmとある。奥の広場にはベンチがいくつかあったが、日が傾いた、この時刻では、人の姿は、見られなかった。
[竜ヶ馬場の道標にて]

 先行する父の足取りもゆっくりとなっている。(写真下)
 竜ヶ馬場を越えて、下りになった箇所は、ブナの大木がまだ元気な場所である。デジカメでそんな大木を撮りながら、下っていく。
[竜ヶ馬場ピークへの登り]

 15:55、ようやく丹沢山に到着。塔ノ岳から1時間25分かかった。ちょっと遅めであったが、大倉尾根の登りの後だっただから、良しとすべきか。
[丹沢山頂上の、みやま山荘に到着]

 小屋に入って、缶ビールを購入し、土間のテーブルで乾杯。
 昨日、出張帰りの仙台駅で購入した米沢牛のすね燻しペッパーをつまみで食べる。このあと、すぐ2本めに入った。
[缶ビールで乾杯]

 ビールで乾杯した後、夕日が気になって、外に出てみる。結局、日の入りまで富士山は、手前の雲に邪魔され、全容を眺めることが出来なかった。(写真下)ちょっと夕日の富士山撮影としては、残念な結果となった。
 土間のところでの乾杯だったが、夕食前の食堂利用がOKということで、場所を移動。食堂に移る。買った缶ビールの他、ザックから芋焼酎を取り出す。また、ここで、先に入られていたMさんと合流し、ここまで無事に来れたことを乾杯する。
 という訳で、夕食前の段階で、かなり出来上がった状態となった。
[夕焼け時、富士山の手前に大きな雲が]

 18:00、夕食(1回目)
 1回目の食事グループに入っていなかったが、蛭ヶ岳から戻ってきていないパーティがいるということで、2回目の食事グループから1回目にシフトしてもらった。夕食は、豪華な肉料理。(写真下右は、楽しみのため、故意にぼかしを入れた)
 やはり、三連休初日ということで、小屋は、混んでおり、1階の談話室を寝床にしてもらう。おかげで、普通に寝ることができた。酒が相当、入っているので、すぐさま眠りに入る。
 
[1階の談話室が寝床となる]

<第2日>
 5:00起床。今回は、木曜の夜が遅かったことと、酒のおかげで、ぐっすり眠れた。
 5:30に朝食。食後にザックの整理等を行い、外に出てみる。東は、雲が薄く連なっているが、その上は、青空が広がっている。その雲の上部が、すでに明るい。
 6:40、小屋のオーナーやスタッフの皆さんに挨拶して、建屋を出るが、もう少しで、日の出ということで、デジカメを持って待機する。
 6:53、朝日が、雲の上に出てきた。眩しい光線を浴びながら、デジカメのシャッターを押す。青空が広がっていたと思っていた上空が、いつのまにか雲に覆われていた。(写真下)
[朝日が顔を出す]

 6:57、丹沢山を出発。
 出発とほぼ同時に、なんと西側から流れてきた雪雲により、雪が降り始めた。本降りである。この先もこの調子だと、ちょっとつらいなと思いつつ、不動ノ峰に向かう。
[雪が突然、降り出した]

 丹沢山を下る。ツルベ落しと呼ばれる急坂である。
 下り始めは、雪で先が全く見えなかったが、出発して20分後、雪が突如止んだ。すると今まで見えなかった不動ノ峰方面が目前に現れた。(写真下)
[雪が止み、不動ノ峰が見えてきた]

 鞍部を通過し、再び登りに転じる。ここは、左が箒杉沢、右が大滝沢の源頭である。
 また、ここからの登りは、ササ原となり、視界はすこぶる良い。このため、少し歩いては、デジカメで撮影という行為を繰り返す。
[不動ノ峰への登りにて]

 7:30、登りの途中で、塔ノ岳方面を眺める。(写真下)
 さすがに北側斜面だけのことはあり、残雪が目立つ。
[塔ノ岳方面を眺める]

 ササ原の登りを行く。丹沢の中でもこれほど広大なササ原は、ここぐらいしかない。
 ここは、風の通り道だが、今日は、風もそれほど強くなく、快適に登っていく。
[不動ノ峰を目指す]

 7:52、休憩所に到着。建屋は、新しく建替えられていた。(後で調べたら、ほぼ5年ぶりの訪問だった)建屋を撮影しただけで、すぐに出発する。

 8:04、不動ノ峰到着。が、すぐに出発。棚沢ノ頭に向かって歩き、富士山を期待したが、あいにく富士山は、未だ姿を見せなかった。雪が凍っているため、不動ノ峰の下りにも注意が必要だった。
[不動ノ峰山頂手前にて]

 8:17、棚沢ノ頭到着。
 青空の下、冬木立が美しい。
[棚沢ノ頭にて]

 8:38、鬼ヶ岩到着。ここで、父には先に行ってもらい、ここでカメラを取り出す。
 富士山は、もう一歩というところまで、姿を現した。手前にちょうど邪魔な雲が浮かんでいる。という訳で、もっぱら被写体は、蛭ヶ岳や檜洞丸となった。
 9:06、カメラをザックに収納し、眼下のクサリ場を下っていく。素手でクサリを掴むと、その冷たさが痛さに変わる。
 やっとクサリ場が終わったかと思ったら、クサリの無い箇所の方が、スリルがあった。足場が完全にアイスバーン状態になっていて、三点確保が難しかった。さすがに主脈縦走の難所である。
[蛭ヶ岳を望む]

 9:18、鞍部に到着。ここから、直登するようにルートが続いている。息が切れて立ち止まるたびに振り返り、デジカメを取り出しては、ササ原や、不動ノ峰方面を撮影する。

 9:40、蛭ヶ岳頂上に到着。既に父は、ザックを下ろして、先行して小屋を出発されたMさんと話をしていた。(今日もMさんのルートは、我々と同じだった)
 富士山もどうにか一部、頭を見せるところまでの姿となった。(写真下)
 9:53、頂上を出発する。
[蛭ヶ岳山頂から富士山を望む]

 やはり、蛭ヶ岳の下り北側斜面は、残雪が多く、注意が必要だ。慎重に下っていく。
 木立の向こうに見える姫次の方は、雪が無いようだ。
[蛭ヶ岳の下り]

 山頂下の急な下りを終え、ちょっと緩やかになった。しかし、北側ということもあり、登山道には、まだ雪が残っている。(写真下)
[山道には、雪が残っている]

 木道を下る。ここも日陰なため、木道の上には、雪が残っている。(写真下) 木道の視線を上に向けると、大室山がどっしりと居座っていた。ちょうど、大室山のところだけ、雲の影があった。
 先を行くMさんと父は、どんどん下っていく。こちらは、デジカメ撮影や、メモを取っているので、距離が離されていく。
[雪のついた木道]

 10:43、ガレ場を通過。このとき、檜洞丸が双耳峰に見えた。熊笹ノ峰も結構、高く見えたからだった。このように檜洞丸も見る角度を変えると山容が変わる。
[ここから見ると檜洞丸が双耳峰に見える]

 樹林帯の中、多少のアップダウンをしながら、進んでいく。雪の深さも手頃で、歩きやすい。
 ここで、デジカメのメモリカードを交換。それとともに、デジカメのバッテリが気になりだした。今回、予備のバッテリを持っていなかったからだ。また、外温が低いのも気になるので、デジカメをシャツの中に入れる。
 日が照り出し、樹林の長い影が印象的。
[樹林帯を行く]

 11:04、地蔵平を通過。
[地蔵平の道標]

 11:14、原小屋平到着。(写真下) 
 ここで、Mさんと再び合流し、Mさん、父、私の順で、歩いていく。
 
 姫次の登りになると、雪は、殆ど消えていた。
 風の音がものすごく大きく聞こえるのだが、実際に当たってくる風自体は、そんなに強くない。
[原小屋平にて]

 11:36、姫次着。ここのベンチで昼食をと思ったが、風が冷たく、休憩には、ちょっと躊躇してしまう。このため、この先の登山道まで移動し、風の当たらない道脇で腰を下ろす。そこで、ランチタイムとした。ロールパンとスライスチーズを食べる。昨日と同じであるが、全く飽きない。
 Mさんも一緒である。Mさんからは、みかんを戴く。
 12:03、出発する。この時間であれば、東野15:20のバスには、余裕で間に合うだろうと想定。
[姫次にて]

 12:17、最初の青根分岐。尾根コースの分岐点である。ここの分岐は、青根(東野)に行くポピュラーなコースであるが、個人的には、長々と尾根歩きが続き、ちょっと飽きてしまう。そのため、今回は、この先の二つ目の青根への分岐(沢コース)を選択する。沢コースは、急斜面を下るが、その後、林道に出るのが早い。また、分岐までは、東海自然歩道を歩くので、道が良い。

 12:31、青根分岐(沢コース)到着。(写真下)
 ここで、焼山への主ルートから外れ、道志側への下りに入る。
[東野への分岐点(沢コース)]

 釜立沢に向かって、急斜面を下っていく。道は、それほど荒れていないし、雪も無かったので、歩きやすい。適当に掴める木立も多い。しかし、急斜面ゆえ、加速がつくと危険ではある。
 雪が無いので、下る途中、父がアイゼンを外す。その際、時間を結構食うので、Mさんには、先に行って戴く。
[急斜面を下っていく]

 13:06、沢の右岸沿いに下っていく。途中、大量の落ち葉で、道が埋まっていた。(写真下)
 13:12、道標(東野バス停4.2km、八丁坂ノ頭1.8km)に出会う。ここで、沢を左岸に渡る。沢に水は、流れていなかった。
 13:16、父が、上着(フリース)を脱ぐ。だいぶ、気温が上がってきた。振り返ると、黍殻山側の尾根が高く延びているのが目に映る。
 その後、杉の植林帯の中に突入する。
[沢沿いに下っていく]

 13:28、小さな尾根を越え、小沢に出る。驚いたことに堰堤の水が凍っていた。標高がそんなにあるとは思えないのだが、結構、気温が下がるようだ。
 この堰堤の下流を見ると、林道が見えた。
[沢の水が凍っていた]

 沢の水にも氷があった。思わず、デジカメで撮影する。
[沢には、氷が]

 13:33、ようやく林道に出る。以前、来た時と異なり、林道が延びて、左手の尾根の先まで道が出来ていた。
[林道に出た]

 13:42、杉の植林地帯を歩く。このあたりの植林は、樹高も高く、かつ手入れが行き届いており、隠れた美林ではないかと思った。
 13:46、尾根コースとの合流地点を通過。4人ぐらいの登山者が休憩していた。
[手入れの行き届いた杉林の中を歩く]

 14:25、東野バス停到着。バスの発車時刻は、15:20。まだ時間は、あるということで、バス停前の食堂&旅館に入る。
 幸いなことにデジカメのバッテリは、無事、持ちこたえてくれた。
[無事、東野バス停に到着]

 バスに乗る前に無事下山を祝して、乾杯。
 ビールを飲んでいると、日帰り入浴後のMさんと再び合流。また、昨晩と同様3人で、無事下山を祝って乾杯となった。
 バスの発車5分前に店を出る。バスは、定刻通りにやってきた。 
 [バス停前の食堂で乾杯]


 今回もどうにか無事に下山できました。父も丹沢主脈を縦走できたことで、ご満悦。77歳の年齢を考えたら、十分だと思います。
 また、今回もよく飲みました。二日酔気味での山行は、意外にダイエット効果があるのではないかと勝手に解釈しています。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。