トップページ山行リスト(日付)>大山・高取山_記録20130407


大山・高取山

 山行日
2006年3月12日(日)  曇時々晴→曇      単独行
 コース
ヤビツ峠(9:10)〜(10:30)大山(11:15)〜(12:23)蓑毛越〜(12:26頃)(浅間山)〜(13:54)高取山(14:15)〜(15:03)東中学校前
 昨年秋から仕事の都合で出張が続き、週末だけ横浜に戻ってくるようなサイクルで1週間が過ぎていきます。さらに、この1ヶ月間は、週末にもいろいろ予定が入ってしまい、ようやくこの日曜日、山行のできる日となりました。
 ですが、この日は、雨こそ降りませんでしたが、強風が吹き荒れる一日となり、今まで経験した丹沢山行で一番、風が強かったのではないかと思えるほど、強烈でした。また、下山途中から花粉症がひどくなり、まさに泣きっ面にハチ。ということで、今日は、本当にシンドイ一日となりました。(下山途中にゴルフ場の中を下って行きましたが、今日は、ゴルファーにとっても、この風では、ゴルフにならなかったのではと同情する次第です)


 自宅を5:57に出発。電車を乗り換え、相模大野にて小田急箱根湯本行に乗る。座席が空いていたので、腰掛けたら、すぐウトウト状態に。気がついたら、秦野駅だった。(7:40)
 その後、トイレで顔を洗ったりして、バス乗り場に着いたのは、7:50。それでもヤビツ峠行きのバスを待つ登山者は、6、7人しか居なかった。これならば、座れる事を確信し、内心ラッキーと、ザックを下ろす。発車時刻8:18の少し前にヤビツ峠行きバスが到着。後部座席に座った後、またまた眠りにつく。

 9:01、ヤビツ峠に到着。バス車内は、立客も居て、ほぼ満員の状態だったが、殆どの登山者は、表尾根に行くようだ。
 バス停横のトイレは、凍結のため使用禁止となっていた。ヤビツ山荘のトイレのみ使用可となっていたため、この山荘手前の小さなトイレには、人の列が出来ていた。
 9:10、大山に向けて出発。
[ヤビツ峠にて]

 歩き出して、すぐ今日は、風が強いことに気がつく。秦野駅でバスを待っている時は、そんなに風が強いという気がしなかったが、今では、頭上から風の音が大きく聞こえる。
 振り返って見ると、三ノ塔の上空は、雲が切れており、晴れていた。
[山道を行く]

 9:41、道標到着。(写真下)
 この道標の裏手は、春岳山に下っていく入口である。以前は、入口と言えども、スズタケが繁っており、分からないような状況だったが、今は、裏手のスズタケがしっかり刈られており、立派な入口となっていた。
 この道標でメモを書いていると、後方から、2人組に追い抜かれた。
[春岳山への分岐点にて]

 その後、途中で、太陽が顔を出し、日が照り始めた。また、追い越された2人組をペースメーカとしていたが、途中で追い越してしまった。
 歩き始めて50分ぐらい経っている。いつもであれば、このあたりで、ハアハア言いながら、登っていくのが、常だったが、今回は、息も切れることなく、調子が良さそうだ。スズタケの中の山道ということで、撮影した(写真下)が、ここを通り抜けたら、そこは、いつものガレ場の上だった。
[スズタケの中の山道を行く]

 スズタケの中の山道を抜けたところが、このガレ場の上だった。
 あいにく、今日は、富士山の姿を見ることは出来なかった。風がとにかく強いため、、あまり長居もできず、早々に立ち去る。
[ガレ場の上にて塔ノ岳方面を眺める]

 10:14、下社からの合流点に到着。下社からの登山者と合流。
 10:30、大山山頂に到着。
 まだ時間が早いせいか、人影が少ない。さっきの合流地点で出会った登山者の他、それほど、見当たらなかった。
[人の少ない大山山頂]

 中型カメラを取り出し、今日は、ご神木まわりで撮影する。
 しかし、時折、突風が吹き抜け、撮影には、難儀する。背中を風で押されて、思わず、手を地面についてしまった。ここまで風が強いと、枝ではなく、幹がポキッと折れるのではないかと不安になる。
 空を見上げれるとちぎれ雲が、西から東へ急スピードで流れていく。
 カメラをしまったのは、11:15。この後、再び山頂の本社を訪れると、もう人だらけの状態になっていた。 トイレ(ここも凍結のため使用禁止となっていた)の裏手を回って、丹沢方面を眺めるが、風が強く、休んでいられない。(誰も居なかった)
[ご神木の下から撮影]

 再び、来た道を戻っていく。山頂を下っていくと、多くの登ってくる登山者とすれ違う。小さな子供連れの家族が目立つ。ここが大山と塔ノ岳の違いだろうか。
 ヤビツ峠との分岐点で、今回は、下社方面に直進する。

 11:37、富士見台到着。ここも風をモロに受ける場所となっていた。左右に激しく揺れるササが印象的だった。デジカメで撮影するのも一苦労。
[山道を下る]

 11:47、16丁目に到着。ここは、下社方面と蓑毛越方面との分岐点だ。
 相変わらず、風は強く、音も大きい。
 ここで、蓑毛越方面に向かう。こちらのルートであれば、登山者も少なくなるのではと思っていたが、意外にも登ってくるパーティが多かった。蓑毛から登ってきたのだろうか。
[16丁目の分岐点にて]

 一本道をどんどん下っていき、12:05、下社との分岐点に到着。
 ここを左折すると、かごや道経由で下社に行ける。
[下社との分岐点]

 12:08、女人禁制の立札の前を通過。「江戸時代には、これより山上への女性の登山は禁止されていた」との新しい案内板が立っていた。
[女人禁制の碑と案内板]

 12:23、蓑毛越。(写真下)
 ここは、左:下社、右:蓑毛、直進:高取山の交差点となっている。
 風の通り道のせいか、誰も休憩していなかった。とにかく西側をまともに見れない。ここのベンチで昼食をとろうと 思ったが、この状況下では、ムリと悟る。撮影して、さっさと通過する。
[蓑毛越にて]

 蓑毛越から、そのまま尾根沿いに進んでいく。
 12:25、左上に電波塔を見る。
 12:28、道が広くなったと思ったら、目前に別の電波塔が2基現れた。左奥の方の電波塔に近づいてみると、秦野無線中継所と書かれてあった。どうも携帯電話用のようだ。
[無線中継所の前に出た]

 奥の無線中継所で、山道がなくなっており、車道を西側に少し下る。すると「弘法山」と書かれてある道標を発見。ここで、車道から分かれて、再び山道に入る。
 山道に入っていくと、別の電波塔が2基、立っていた。このあたりは、本当に電波塔だらけである。
[電波塔の横から山道に入る]

 12:45、電波塔を過ぎると、山道というより防火帯のような広々とした道となった。(写真下)
 誰も居ない、直線の道を行く。
[防火帯?の道を歩く]

 12:54、幾分、風が気にならなくなった。どうも、ここは、ちょうど西側から見ると窪地になっており、そのため、直接、風が当たらないようであった。「ここしかない」と思い、ザックを下ろす。
 杉の植林の下で、地べたに座って、オニギリを食べる。考えてみたら、2度目の下社分岐点(かごや道分岐点)から、人に会っていなかった。オニギリの4個目を食べていたら、頭上から目の前に杉の枝が落ちてきた。やはり、今日の風は、半端ではない。
 13:12、出発する。
[風下にて昼食タイム]

 出発してすぐ、小さな登りを過ぎると、再び防火帯となる。
 すると、道が下りとなる。なんとなく雪のないスキー場のゲレンデのようだ。
 前方に、今度は、送電鉄塔が見えてきた。
[再び防火帯]

 13:20、送電線の下に到着。
 本日、最強の風と遭遇。とにかく、強い。こんな強い風は、初めての経験である。
 とにかく、西側に顔をまともに向けることが出来ない。
 ウェストバッグのファスナーを開けるのも緊張する。ちょっと開いただけで、中身が飛んでいきそうだ。結局、送電鉄塔のNo(秦浜線No.9)をメモし、写真下を撮っただけで、立ち去る。
[送電線の下(超強風下で撮影)]

 鉄塔から5分も歩くと、下り坂となり、前方に車道が見え、その奥には、高取山手前の小ピークが見える。(写真下)
 車道に出るところに道標があった。
 道標[大山山頂:2時間・下社:1時間、高取山:30分・聖峰:1時間]
[車道を横切る]

 車道を横断し、山道を歩き続ける。すると、分岐点に到着。(写真下)
 小蓑毛への分岐点だった。近くの立木の幹に「不動越」という札がついていた。
 ここは、直進していく。
[小蓑毛への分岐点(振り返って撮影)]

 高取山への登りとなる。なかなかの急斜面であるため、ゆっくり登っていく。周囲は、アオキ?が茂っており、赤い実が目立っていた。(写真下)
 
 13:47、左への分岐路あり。しかし、道標は、なかった。東側の尾根沿いに下っていく道と思われる。ここは、直進し、高取山に向かう。
[高取山への登り]

 13:54、高取山頂上到着。
 誰も居ない、静かな山頂だった。いつの間にか、日は、陰っていた。ここは、西側に尾根が延びているせいか、風の強さは、それほどでもなかった。
 ベンチがあったので、地図を見るために座る。そのうち、横になって地図を見ていたら、いつの間にか一瞬寝てしまったようだ。ハッと気がつくと5分ぐらい、時間が過ぎていた。
 14:15、ここから善波峠方面ではなく、西側に向かって出発する。
[高取山山頂にて]

 NHK無線中継所の電波塔の横を通り過ぎ、道は、下り坂になる。この山道横には、電柱が続いている。どうやら、先程のNHK無線中継所用のものらしい。
 14:24、急な階段になる。(写真下)
 14:32、ゲートに出る。ゲートの左右には、ゴルフ場が用意した電気が流れている猪用の電線あり。
[西側のゴルフ場に下っていく]

 14:36、ゴルフ場内に出てしまった。どうみてもコース内の舗装路である。こんな道を歩いていいのかなと思っていたら、下記のようなカンバンがあったので、ハイカーが通行禁止となっている訳ではなさそうだった。
 しかし、道路を歩いていると、後ろから乗用カートが追い抜いていった。こんなにゴルファーと至近距離になったのは、初めて。
[ゴルフ場から大山を望む] [注意のカンバン]

 ゴルフ場のコース内道路から、その後、ゴルフ場クラブハウスから続く車道を歩く。
 このあたりで、鼻水が出始め、止まらなくなる。花粉症だと思いつつ、ティッシュを取り出す。
 ゴルフ帰りの車に何台も追い抜かれながら、車道を下っていき、バス通りに出た。バス停は、どこだろうと左右を見渡すと、左側にバス停を見つけた。
 ということで、左折し、バス停に到着。

 バス停の名は、東中学校前だった。時刻を見ると、あと1分で、バスの発時刻となっていた。こりゃイカンと、慌てて、デジカメ撮影したり、ペットボトルを片付けたりと、準備する。
 バスは、定刻通り、15:04にやってきた。
 こうして、今回も無事帰路につくことができた。
 [東中学校前バス停に到着]


 秦野駅にてバスから降りますと、駅前でアンケートをしていました。秦野駅訪問(渋沢は含まない)の頻度、駅前の店に入ることがあるか等、秦野駅に関する登山者へのアンケートでした。そのうち、秦野駅前に徒歩1分以内で、日帰り温泉ができないかと期待。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。