トップページ>山行リスト(日付)>世附権現山・ミツバ岳_記録20060401
浅瀬入口(8:21)〜(9:13)661mピーク〜(9:46)756mピーク〜(10:37)世附権現山(10:49)〜(13:10)ミツバ岳〜(14:08)滝壺橋(14:10)〜(14:41)浅瀬入口 |
今回は、突然の父の誘いから、ミツマタの咲く世附権現山、ミツバ岳を歩いてきました。天候がよかったこともあり、訪れる登山者の多さにビックリ。5月下旬での西丹沢のツツジ花見に並ぶような人出です。ミツマタも昨年同様、満開でした。初めて見るミツマタの光景に父は、声が出ない様子。丹沢の美景を堪能しました。
また、山中、珍しい人と出会いました。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
前日の夜22:30、仕事帰りに閉店間際のス−パ−マ−ケットに立ち寄る。明日の山行の食料を買うためだ。そんな時、携帯電話の呼び出しがかかる。出ると、父だった。 父:「明日、山に行かんか?天気よさそうだし。」 まるで、こちらが、明日行くことを知っているかのような絶妙なタイミングでの誘いである。 私:「明日は、ちょうど山に行く所だった。」 父:「どこに行く?越前岳(愛鷹山連峰)もいいぞ。」
風景画を描く趣味があるせいか、父は、富士山を望む山が好きなのである。最近は、越前岳が気に入っている。 私:「やはり、丹沢がいい。」 父:「丹沢のどこだ?」 ここで、ちょっと考える。せっかくの父の誘いなので、予定していたルートを変更し、去年の今頃、訪れたミツバ岳でミツマタを観賞するのもいいなと思い、 私:「西丹沢にしよう。時間は、6時。」 父:「わかった。」
ということで、前日の夜、目的地が決まった。
7:37、谷峨駅に到着し、7:46発のバスを待つ。バスは、5分遅れて到着。満員を覚悟していたが、それほどでもなく、ホッと一息。
8:20、浅瀬入口で下車。今回は、バスの乗客半分程度が、ここで下車。(昨年は、殆ど降りてしまい、この先、バスは、ガラガラになった) |
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[浅瀬入口バス停にて下車] |
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バス停から戻るようにして歩くと、権現山2.8kmの道標がある。(写真下左)
今回は、この直登ルートで権現山を目指す。
道標の近くには、下記のような初心者の通行を禁止する立札が立っていた。(写真下右)
「こういう標識を見ると登りたくなる。」という父。だから、父一人では、山に行かせられない。最も遭難しやすいタイプだ。
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[トンネル手前が登山口] |
[注意のカンバン] |
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いきなり、急登の階段を登る。この時季は、まだ木々に葉がついていないため、視界が良い。振り向くと丹沢湖が、見える。登りきると、送電鉄塔が立っていた。 |
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[いきなり急登が始まる] |
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道標[権現山2.7km]の地点では、展望台の案内板も立っていた。このルートは、道がはっきりしていないと予想していたが、このあたりの道は、明確である。
そのうち、植林帯に入った。ここからは、ジグザグに登っていく。途中4回、シカ柵を通った。(まともなシカ柵は、1箇所だけだった。それ以外は、柵の網部分が壊れて、柵の意味がなかった)
8:41、急斜面に設置された導水管設備を見ながら、上着を脱ぐ。 |
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[展望台の道標もあり] |
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8:47、展望台分岐の道標に到着。ここで、寄り道し、展望台に行ってみる。導水管設備の最上段にある小屋の、さらにちょっと上にある小広場?が、展望台だった。
しかし、展望台といっても、湖方面の手前には、木立があって、視界は悪い。(写真下)
丹沢湖が出来た頃は、視界が広がる展望台だったのだろうか。
再び、展望台分岐まで戻る。展望台への分岐道標をよく見たら、「展望所」道標に対し、手書きで「元」が落書きされていて、「元展望所」となっていた。 |
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[展望台] |
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8:52、尾根の先端から少し行った所に出た。地形図で見ると560m地点の所だとわかる。 ここで、先頭を歩いていた父が待っていた。こちらは、写真を撮ったり、メモを書いたりするため、どうしても遅れてしまう。
8:54、出発。 |
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[ちょっと登りがフラットになる地点(560m地点)] |
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560m地点から、急登になる。一歩一歩進んでいく。 登り始めて10分ぐらい経った頃、「ストックを取ってくれ」と父に言われ、父のザックからストックを取り出す。 |
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[急な登りになる] |
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登っている途中で、1本のミツマタに遭遇。見事に咲いていた。これが、ミツマタだと父に説明する。 さらに登っていくと、小さなミツマタ群落に出会う。ここも咲いており、今後のミツマタ群落に期待が持てるようになった。 |
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[1年振りのミツマタの花に出会う] |
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9:13、道標[権現山1.7km]に到着。地図上での661m地点だ。 右手は、植林のシカ柵がある。 ここから、進路は、北寄りに曲がり、植林の中を下っていく。
植林帯を出たら、今度は、右手にある金網(シカ柵)沿いに進んでいく。左側は、急斜面で、滑落したら、ちょっと危険なゾーンだった。
右側は、相変わらず、シカ柵が続くが、そのうち急登になる。 |
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[661m地点に着いた] |
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キツイ登りを進んでいくと、左手にミツマタと椿が咲いていた。赤と黄のコンビネーションが印象的だ。(写真下)
ミツマタを撮影している間、父は、どんどん先を歩いていく。今日は、父の体調がいいのかペースが、全く落ちない。
どちらかというと、こちらの体調が悪いのかなと思ってしまうが、自覚はない。今日は、気温もそんなに高くないし、また低過ぎることもない。単に体力不足か。 |
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[ミツマタと椿が咲く] |
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9:29、ミツマタが咲いている地点で、先行の父が自分のデジカメを取り出し、花を撮影していた。ここで、父に追いつき、記念撮影を実施。南側には、不老山に続く山並みが見える。 残念ながら、富士山は、薄い雲のせいでうっすらとしか見えない。特に頭の部分が、よく見えない。今日は、朝からこんな感じで、富士山の雄姿は、どうやら期待できないようだ。 北西側の権現山のピークを見上げる。(実際は、ピーク手前の肩だが)ここから見ると、まだまだ頂上は、遠く感じる。
9:34、出発。どこからか鶯の鳴声が聞こえた。 |
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[番ヶ平方面をバックにミツマタが咲いていた] |
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再び、登りとなる。このコース、登りは、殆ど直線的ルートであることに気がつく。 父のペースは、相変わらず、調子がいい。どんどん進んでいく。 |
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[また登りとなる] |
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道標[権現山1.1km]地点に到着。(9:39)
地形図上での標高730mあたりのようだ。 先を行く父が休憩しているかと思ったら、休むことなく、先に進んでいた。 |
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[フラットな尾根の端に着く] |
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丸っこい尾根を登っていくようなルートとなる。 ミツマタも目立ってきた。大きな群落ではないが、やたらと目に入るようになった。 |
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[尾根を直線的に登っていく] |
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9:46、小ピークに立つ。地図上での756m地点だ。道標では、[権現山0.9km]と示されている。
ここでも父の姿は、無かった。休憩もせず、どんどん進んでいる。こちらもデジカメで撮影(写真下)しただけで、通過する。
この後、進路は、ほぼ真北に変更され、目の前に急斜面が迫る。 |
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[756mピークにて] |
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地形図を見ると、等高線間隔が、一番狭くなっているのが、このあたりである。本日、最大の急登となる。登山路は、ほぼ一直線。上から、父の声が聞こえる。どうやら、下山者と話をしているようだ。9:53、その単独中年男性とすれ違う。
9:55、岩がゴロゴロしたゾーンに入る。(写真下)
9:59、ゴロゴロした岩帯が終わり、再び、土の急斜面になる。登っている途中で、ルートが曖昧な部分があった。注意して歩くと、再び、人の踏跡を発見。
10:04、ようやく斜面が緩くなってきた。ここで、父に追いつく。 |
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[急登が続く(岩が現れた)] |
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10:07、斜面の途中にポツンと立っていた道標[権現山:0.5km、丹沢湖:2.3km]に到着。 木立の向こうは、富士山が見えるのだが、肝心の頭の部分が、霞んでおり、絵にならない。 ここで、好調すぎる父のペースを心配(循環器系の抑制力が弱まっているのではないかと疑った)し、少し休憩する。 10:09、出発。
10:16、ブナの木が、目立ってきた。再び、キツイ登りになる。 |
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[ブナが目立ってきた] |
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10:19、中年ご夫婦とすれ違う。
10:28、尾根の先端にたどり着く。(地図上での標高970mあたりのようだ)
道標が立っていた。[権現山:0.3km、丹沢湖:2.5km] ここで、ザックを道標の横に下ろして、デジカメで記念撮影。そんなことをしている間でも、父は、先を歩き続けていた。
緩い登りを進んでいき、目の前が山頂かと思ったら、まだ頂上の手前だった。進路方向が変わっただけで、同じような緩い登りが続く。 |
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[急登が終わり、緩い登りとなった] |
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10:37、権現山頂上にようやく到着。
山頂の道標近くで、父が、休憩されていた中年ご夫婦と会話をしていた。その会話に加わる。奥さんの話だと、先日、この権現山で遭難事件が発生したらしい。注)
山頂にて記念撮影をした後、出発。(10:49)
少し下った窪地にベンチがあるが、そこは、休憩する人(10人ぐらい)で賑やかだった。
注) 権現山の山頂でお会いした奥さんから聞いた遭難事件を帰宅後、調べたら、下記のような内容だった。
「25日15時頃、世附権現山からの下りで、2人の女性が、道に迷い、山頂から約900m下った後、さらに約100mm先の山中で翌日10時に発見された。」
山頂から900m下った地点と言えば、756mピ−クだと推察(二本杉峠方面とは、考えにくい)されるが、道標通りに下れなかったのだろうか。 |
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[権現山頂上に到着] |
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権現山からミツバ岳方面に進路をとる。ここからは、昨年の逆コースとなる。
菰釣山方面の西丹沢風景を木立の間から眺める。手前の椿丸方面は、伐採した跡のカヤト?のような山肌が目立つ。(写真下)
さて、この先、無事、ミツバ岳方面への下り分岐が、わかるだろうか。昨年、逆ルートを歩いて、ここの分岐判断は、難しいと思った箇所だ。 |
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[権現山頂上の下りから 菰釣山方面を眺める] |
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そろそろ、左に折れて、下っていく場所かなと思ったら、11:00、前方に幹に朱色のペンキで、「←ミツバ岳」と書かれた文字を発見。ペンキの指示に従って、左折する。 |
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[ミツバ岳への左折地点にてペンキを見つけた] |
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急斜面を下っていくと、そのうち、フラットな道となる。すると、すれ違う登山者の多いこと、多いこと。10人以上のパーティと何度もすれ違う。これもミツマタ目当てなのだろう。
11:11、ちょっとしたミツマタの群落を右手に見る。父が自分のデジカメを取り出す。 |
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[ミツバ岳方面に下っていく] |
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その後、38人という大団体さんのパーティとすれ違う。こりゃ、バス1台分の団体さんだと思いつつ、挨拶しながら、通過を待つ。やはり、今日は、訪問者のピークかなと思いながら、歩いていると、前方に見覚えのある方とすれ違う。 「しんごさん。こんにちは。」
思わず、声をかける。そこには、昨年のゴールデンウィークに鍋嵐でお会いし、一緒に下山した「しんごさん」の姿があった。ほぼ1年ぶりの再会に懐かしさが込上げる。
※しんごさんのHP:「お山の散歩行きませんか 静かな山が良いですね」
挨拶後、ミツマタの群落を目指す。今日は、そこで、ランチタイムだ。
11:31、昨年、遭遇したミツマタの群落に到着。すでに多くの登山者が、昼食中だった。あたりを見回し、ミツマタに囲まれた小さなエリアに腰を下ろす。 |
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[ミツマタ群落にて大休止] |
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ここで、いつものように缶ビールとチューハイで乾杯。今日は、風も無く、本当に花見日和だ。ミツマタの花に囲まれ、ほのかな香りが漂う。
今回は、焼きソバを作った。焼きソバを食べながら、目の前のミツマタを観賞する。よく見ると、枝は、3つに分かれている。これがミツマタの由来かと納得。しかし、中には、2つしか枝分かれしていない箇所もあった。何事も例外ありということだろうか。
食事を終え、中型カメラを取り出し、群落の撮影に入る。この頃になると、皆、周囲の人たちは、出発しており、いつの間にか、我々しか居なかった。 |
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[ランチタイム] |
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「すごいね〜。初めて見た」と、ミツマタの群落に父の口元が綻ぶ。
撮影を終了し、12:55出発。 |
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[ミツマタ群落にて(1)] |
[ミツマタ群落にて(2)] |
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20人ぐらいの団体さんとすれ違った後、13:10、ミツバ岳に到着。
山頂標識のある所で、記念撮影。「ミツバ岳」の標識は、ミツマタに囲まれていた。 |
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[ミツバ岳頂上] |
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山頂の西側にある広場に行ってみる。三国山や、鉄砲木ノ頭方面の山々は、見えるのだが、その奥の富士山は、裾野の部分しか見えなかった。
「ん〜、富士山が見えたら」と残念がる父。ミツマタと富士山との組合せが是非、見てみたかった様子。(写真下)
名残惜しいが、13:13、出発する。 |
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[富士山が見えてないのが残念] |
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ミツマタの群落を通過し、ほぼ平な尾根を歩いていく。ここも滝壺橋に下るポイントが見つけにくい。初めて下るのであれば、1/25000地形図は、必携である。
注意して左側を見ていると、幹に黄、赤のビニールテープが巻かれている箇所があった。このあたりだなと思い、尾根筋を外れて左の急斜面を下っていく。(権現山の時のように赤ペンキのようなマークは、なかった。それより、紛らわしい赤のナイロン紐が、幹に付いている箇所があり、人を迷わせる)
下っていくと、昨年の記憶が蘇り、この下りが正しいルートであることを確信。 |
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[土の斜面を下っていく] |
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滝の音が、聞こえ始めると、車道は、近い。右手にシカ柵が現れた。
車道に出る直前の山道が、急で慎重に通過する。左側の滝壺沢に転落したらアウトだ。 14:08、滝壺橋に出た。たいした休憩もせず、すぐに歩き始める。
車道を歩き、前方右手に見えた今日の登りルート(560m、661m峰などの稜線)を眺める。この車道から見上げると、権現山の頂上は、結構高く感じる。 |
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[滝壺橋に下り立つ] |
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14:41、浅瀬入口バス停に到着。 バス時刻を見ると、14:59。これは、ちょうど良いということで、バスを待つ。
バス停から丹沢湖を眺めていると、湖畔に桜が咲いているのを発見。視線をずらすと、湖畔への斜面が花壇になっているのことに気がつく。まだ時間があるので、デジカメを持って撮影しに行く。 |
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[浅瀬入口に戻ってきた] |
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湖畔の桜を撮影。(写真下)
ここから、丹沢湖や永歳橋をしばし眺める。
湖畔の桜を撮影した後、バス停に戻ると、2名の登山者と父が話していた。よく見ると、先ほど、お会いした「しんご」さんの2人組だった。偶然にも、再びお目にかかることができた。
バスを待つ間、山の話や、GPSの話、ホームページの話などで時を過ごす。そのうち、定刻が過ぎてもバスが来ないことに気がつく。ようやくバスが来たのは、15分遅れ。しかし、そのバスの光景が異常だった。今まで見たことない程の「スシ詰め」状態だった。これでは、乗ることが出来ないということで、タクシーを呼ぶ。 数分後、タクシーがやって来て、「しんご」さん達と谷峨まで乗っていく。
谷峨に15:41、到着。今回は、最後まで非常に楽しい山行となった。
なお、今回、下山後の乾杯は、無し(山頂に向かって登っている時間より、下山後の飲んでいる時間の方が長いこともしばしば)という、珍しいパターンになった。 |
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[バス停下の湖畔で桜が咲いていた] |
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【謝辞】
今回は、「HP ようこそ山へ」のs-okさんの記録(滝壺橋−ミツバ岳−世附権現山−浅瀬入口 2003年8月30日(土))を事前に参考にさせていただきました。ありがとうございました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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