トップページ>山行リスト(日付)>ミツバ岳・世附権現山_記録20070401
浅瀬入口(8:18)〜(8:45)滝壺橋〜(10:12)ミツバ岳(10:26)〜(12:08)権現山(世附)(12:30)〜(13:00)849m峰(13:02)〜(13:13)二本杉峠〜(14:00)細川橋 |
今年もミツバ岳を訪問してきました。これで3年連続となります。過去2回は、いずれもミツバ岳から富士山を望むことが出来ませんでした。このため、今年こそは、「ミツマタと富士山」の光景が見たいと思い、チャレンジしました。
今年は、暖冬ということもあり、ミツマタの開花も早めのようです。このため、富士山だけでなく、花の方も不安でした。その結果は、如何に。 |
5:43、自宅を出発。高台で振り返ってみたら、朝日が昇るところだった。(写真下左) 今日は、いい天気になりそうだ。 谷峨駅到着は、7:36。バスの発車は、7:46。バス停にて準備運動を始める。駅の前に桜の木があったが、まだ花は、数えるほどしかついていない。途中の山北で見た線路の両側の桜並木は、満開だったことを思うと、この差は、何だろうか。 バスは、予定通り、到着。それほど混んではいなかった。ほぼ座席が埋る。
8:12、浅瀬入口にて下車。やはり8、9人ぐらいの団体さんも下車。(写真下右)
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[自宅付近にて] |
[浅瀬入口バス停にて] |
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トンネルを抜けて、途中の駐車場(ここには、トイレ有り)で、先に歩いていた団体さんを追い越す。 次の駐車場でも、出発準備の団体さんを見かける。こりゃ、後からかなり人が登ってきそうだ。
8:45、滝壺橋を通過。(写真下) いよいよここから山道に入る。 |
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[滝壺橋] |
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最初の急な斜面をペースよく登り、植林帯が前方に見えてくると、その手前で右に曲がり、斜面をゆっくり登っていく。
ラジオのイヤホンをつけて、聞きながら登る。ラジオから今日の天気予報が流れる。東京都心の最高温度は、24度の見込み。5月下旬並の気温とのこと。昨日と10度違うと聞いて、ビックリ。今日は、相当、気温が上がりそうだ。
9:10、左手には、不老山に続く稜線が見える。(写真下) さっきの天気予報が心理的に暑さを感じさせる。 |
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[不老山方面を眺める] |
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赤頭白杭(No.B2)のあるところで、小休止。(9:20〜9:26)
見上げるとほぼ一直線にルートが見える。左手が、自然林、右手は、植林帯だ。ちょうどその間を登っていくようになる。(写真下)
ペットボトルで水分補給。休んでいる間、後ろから団体さんが登ってくるかと思ったが、人声も聞こえない。前も後ろも人影なしの状態だ。 |
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[急な直登でバテバテ] |
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とても小さなジグザグを繰り返し、急斜面を登っていく。誰もいないので、ペースが乱れやすい。 今回は、背中に中型カメラを背負っているためか、やはり、ザックが重く感じてきた。いや、冷静に考えると、背中の重さよりも気温が高いことの方が、影響を受けているようだ。
9:44、右手の植林帯が終わる。前方は、一面、自然林が広がる。(写真下) |
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[前方は、自然林となった] |
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9:55、ようやく斜面が緩くなってきた。もうすぐ尾根に乗るようだ。
1分後、前方に金網が見えてきた。ここで、進路を変えて右側に進んでいく。(写真下)
このあたり、テープ類もそれほど目立っていない。逆コースの場合、注意して歩かないと、おそらく金網沿いに下ってしまうのではないだろうか。
9:57〜10:04、倒木に腰掛け、ここでも水分補給。 |
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[ようやく急登を終え、右に曲がる] |
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ミツバ岳頂上に向かう。そろそろミツマタが出てくる場所だ。開花タイミングに当たったかなと思いつつ、進むと、案の定、ミツマタの群落にぶつかる。(写真下) それほど、遅いというわけでもなさそうだ。但し、全体的に見ると、白っぽい花が多く、開花ピークを過ぎているようだ。
デジカメ撮影を終え、この先の西側の広場に進む。 ミツマタのそばを通過すると、何ともいえないいい香りがした。 |
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[ミツマタ出現] |
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広場には、中年ご夫婦がちょうど出発されるところだった。挨拶して、話をすると先週も来られたらしい。その時の方が、黄色かったそうだ。やはり、今年は、開花が少し早かったようだ。
さて、念願の風景は、こちら。
振り向くとミツマタ群落が。(写真下) このあたりは、まだ黄色かった。 |
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[ミツバ岳頂上付近のミツマタ群落] |
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西側の広場から山道に戻ったところにミツバ岳の標識がある。
ザックを入れて記念撮影。(写真下)
10:26、出発。 このあたり、シカのフンが目立つ。そういえば、ここは、今年、神奈川県がメスジカ狩猟としたエリアだったことを思い出した。そのせいだろうか、今回、まだ1頭も見ていない。
さて、次の楽しみは、この先のミツマタ群落だ。 |
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[ミツバ岳の標識にて] |
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少し下ったところの西側斜面にミツマタ群落がある。10:35到着。 まだ、誰も居なかった。団体さんが来る前に撮影してしまおうと、中型カメラ、三脚を取り出す。
今年は、手前のミツマタは、ちょうどよいタイミングだったが、植林下のミツマタは、既にピークを過ぎてしまったのか、花のボリューム感がそれほど無かった。(写真下) |
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[恒例のミツマタ群落] |
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カメラ&三脚を持ってあちこち動き、最後に再び元の場所で撮影していると、上の方から人の声が。どうやら団体さんが到着したようだ。
こちらもフィルムを使い切ったところで、撮影を切り上げる。(〜11:20)
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[ミツマタ群落の光景(1)] |
[ミツマタ群落の光景(2)] |
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権現山に向かう。 この先も周囲は樹林帯のため、視界が広がるということはない。 楽しみのミツマタもミツバ岳から離れるに従って見なくなった。 |
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[植林帯の道端にミツマタが] |
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11:26、右手前方に権現山が姿を現す。 あのピークまで登るかと思うと、ちょっと足取りが重くなる。
途中、団体さんに追いつく。ちょうどよいので、ペースメーカとさせてもらう。 権現山の尾根への登りになった。息が切れる。 立止まって、丹沢湖方面からの風を受ける。冷たい風ではないが、心地よい。 今日は、本当に暑い。今まで寒い山行ばかりだったため、ちょっと体が馴染んでいないようだ。
道は、斜面を右上に進んでいくようだ。 |
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[右手前方に権現山] |
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11:48、尾根に合流。(写真下) 振り返ると、権現山の西側尾根には、直角にぶつからず、途中手前で右へ右へと進み、尾根と接するように合流した。
写真下で、黄色線が歩いてきたルートである。 逆方向に歩いてきたら、ちょっとわかりにくい場所だ。要注意地点である。 |
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[権現山の尾根に乗る。(振り返って撮影)] |
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尾根に乗ったところで、 菰釣山方面を木立の間から眺める。富士見峠方面の山の斜面は、カヤト部分が多い。バリカンで刈ったようなイメージだ。
周囲にブナの木が目立ち始めた。 山頂まで、もう少し。ここもほぼ一直線の登りだ。 |
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[菰釣山方面を望む] |
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頂上付近には、人が多く集まっているのが見えた。 こちらに向かってくるパーティも多い。 すれ違い時に「去年は、だいぶまっすぐ行っちゃったんだよな〜」との会話が聞こえてきた。どうやら、この先の左折箇所を見落として直進してしまったらしい。
団体さんが休憩しているベンチを通過し、12:08、世附権現山の頂上に到着。
山頂の標識部分には誰もいなかった。(写真下)
ここで倒木に腰掛け、昼食をとる。 |
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[権現山(世附)山頂にて] |
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山頂を12:30に発つ。今日は、ここから二本杉峠に下っていく。
12:35、道標を発見。(写真下) 急な下りとなる。一般登山道とは、思えない程の下りである。 |
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[急な下りとなる] |
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12:50、前方にガレ場あり。そのおかげで、視界が広がる。
檜洞丸方面を立止まって眺める。(写真下) 左から小笄、大笄、檜洞丸、同角ノ頭のピークを目で追う。
ガレ場を渡って今度は、東側を眺め、塔ノ岳、檜岳山稜、日影山とピークを確認する。檜岳山稜の手前には、遠見山、大杉山の山並も見える。 時間の経つのも忘れて、立ったまま、しばらくボーっと見渡していた。 |
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[ガレ場の上にて] |
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ガレ場の後、鞍部に到着。 この後、ちょっとした登りとなる。5分ほど、登り続ければ、小ピークに到着。
地図上の849m峰だ。
デジカメ撮影して、通過。(写真下) |
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[849m峰にて] |
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急な下りが再び始まる。(写真下)
植林の幹には、シカ対策だろうか。ネットが巻いてあった。 |
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[植林帯の急な下り] |
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13:13、二本杉峠に到着。(写真下)
今回は、休むことなく、通過。ベンチには、団体さんが休憩中だった。 |
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[二本杉峠にて] |
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斜面をトラバースする山道が続く。
あれっ、崩壊地は、過ぎたっけ?と思った頃に崩壊地に出た。ここも整備されているが、それでも、短いが一部崩れている。 |
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[相変わらずの崩壊地] |
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13:30、炭焼きの窯跡のような場所を通過。ミツマタがポツポツと存在。 植林帯をピッチを上げて下っていく。
13:50、前方に林道を見る。(写真左) |
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[林道に合流(正面は、遠見山)] |
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神社の前を通過し、舗装路を下っていく。茶畑の向こうに遠見山が見えた。 |
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[遠見山を眺めながら下っていく] |
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14:00、細川橋バス停に到着。
いつものようにバス停の写真を撮ろうとしたら、標識が破損していた。(写真下左)
ということで、反対側のバス停を撮影する。(写真下右)
バス停には、ミツバ岳で挨拶した中年ご夫婦が先に到着されていた。 14:16、バスが到着。
今年は、時間がまだ早かったせいか、車内は空いていた。 |
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[細川橋バス停(標識の部分が破損)] |
[反対側のバス停標識] |
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今回、幸いにも「富士山とミツマタ」の光景を見ることが出来ました。ミツマタは、比較的、開花期間が長いため、週末しか訪れる機会のない私でも、大きく外れることがない、有り難い花です。今回の富士山と黄色い花の群落を思い出す度に、また行ってみようという気になります。そんな訳で、今後も毎年通ってしまいそうな感じです。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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