トップページ>山行リスト(日付)>大洞山・鉄砲木ノ頭_記録20080322
2008年3月22日(土) 晴 |
同行者:KAHさん |
籠坂峠(8:53)〜(9:41)1308.6m地点(9:56)〜(10:15)畑尾山(10:18)〜(10:30)アザミ平(10:35)〜(11:13)大洞山(11:16)〜(12:15)三国山(12:40)〜(12:55)三国峠(13:05)〜(13:21)鉄砲木ノ頭(13:45)〜(14:00)パノラマ台(14:05)〜(14:20)三国山ハイキングコース入口〜(14:35)平野 |
三国山稜を訪れるのは、昨年8月以来となります。前回は、ヅナ峠から山中湖側に下り、途中で「未知との遭遇」がありましたが、今回は、逆に南東側に下ってみるプランを立案しました。これは、駿河小山側であれば、雪は無いだろうという楽観的な判断によるものです。
ですが、今回は、ちょっとしたハプニングがあり、急遽、ルート変更となりました。
以下は、その報告です。 |
御殿場駅に7:55着。 河口湖行きバスは、8:10発。いつものように富士山側の階段を下ってバス乗り場に向かう。 バス切符売り場で籠坂峠までの乗車券を購入するが、まだ時間があるので、バス乗り場の先で、富士山を撮影しようと、さらに進んでいく。 「あれっ? ○○○」 と、私の名を呼ぶ人が居る。振り返ると、毛帽子を被った中年男性が一人、立っていた。
私 : 「おやっ! KAHさんでは、ないですか。」
KAHさん : 「一人?どこまで?籠坂峠? ・・・・・・・ 」
という会話が続き、30秒後、三国山稜山行パーティが急遽、結成された。
KAHさんとは、いったい何年振りだろう。確か17年前、同じ会社で一緒の仕事をやり遂げた後、KAHさんが別の部署に異動となり、その後、会社も別々になったため、ここ10年ぐらいは、全くお目にかかっていない。 そんな訳で、話題は、尽きない。 いつの間にか、バスは、籠坂峠の坂を上っていた。
8:45、籠坂峠着。ここで6人の登山者が下車。
国道上の電光掲示板の温度表示は、9℃。日が差込んで無風状態ゆえ、暖かく感じる。
記念撮影後、いよいよ出発。(8:53)
国道を渡り、目の前の車道を登っていく。 |
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[いつもの籠坂峠バス停] |
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墓地を過ぎて、山道に入る頃、これからのコースについて考え込む。 今日は、珍しく雲一つない青空が広がっている・・・・・。 であれば、やはり、1308.6m三角点での富士山展望は、外せないな〜と判断。
先ほどの車中話で、三国山稜は、KAHさんにとって初めての山行だということを知ったので、KAHさんに相談し、少し回り道になるけど、富士山のアップを見ましょうと、次の分岐点で、右のコースを選択。(9:09) (写真下) 小さな道標に「立山」と書かれてある方向だ。 |
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[分岐点にて] |
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右のコースは、道標はあるものの、それほど整備されたルートではない。
V字状の涸沢を登っていく。今日は、トレースがあったので、迷うこともないだろう。
上流に進むことで、地形は、複雑になってくるが、トレースは、正しいルートを進んでいた。 |
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[V字状の涸沢を行くと、倒木にぶち当たった] |
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9:32、道標のある合流点に到着。(写真下) こんな道標があったっけ?と思いながら、右折し、「立山」と書かれてある方向に進んでいく。 |
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[畑尾山からのルートと合流] |
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先ほどの合流点から、ものの2、3分で、殆ど平なピークに到着。 ここで、進路は、90度左に曲がる。
合流点にあった道標と同じような道標が、「立山」は、左折方向であることを指していた。(写真下左)
だが、すぐ横の幹には、手製の「立山」の標識が掛かっていた。(写真下右)
手製の「立山」の標識は、この殆ど平らなピークの1330m地点を指しているようだが、道標が示す「立山」は、この先にある1308.6m三角点の場所を指しているのだろうか。
個人的には、手製の標識のように、この殆ど平らなピークが「立山」山頂のような気がするのだが。
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[1330m地点] |
[立山の山頂標識] |
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左折して、緩く下っていく。この辺り、雪がまだ残っているが、歩きやすい。
下った後、少し登り返した所が、1308.6m三角点だ。(写真下) 時計を見ると、9:41だった。
さて、肝心の富士山は、どうだろうと、右側を見る。
その後、記念撮影や水分補給を行い、9:56出発する。 |
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[1308.6m三角点] |
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来た道を引き返す。 富士山の感動もあり、二人でペチャクチャ話していたら、あっという間に1330m地点も通過し、先ほどの合流点に戻った。(10:06)
ここから直進し、畑尾山を目指す。
この先もトレースがバッチリで、迷うことも無い。まあ、ルートは、ほぼ一直線なので、そもそも迷うようなこともないが。 |
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[合流点手前にて] |
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10:15、畑尾山のピーク着。 ここにも新しい標識があるかと思ったが、特に見つからず、相変わらず地味な山頂だった。
振り返ると、冬枯れの木立の間から大きな富士山が。(写真下)
KAHさんは、当初からダブルストック歩行だったが、私もここで、ストック2本を取り出し、久しぶりのダブルストック歩行となる。 |
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[畑尾山山頂にて富士を眺める] |
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畑尾山からの下りは、途中、雪も多く、ストックが役に立つ。
10:30、アザミ平着。ここで、今後の積雪量を考えて、スパッツを取り出す。
KAHさんが、「これだ。これだ。」と、突然、声を高くして騒ぎ出す。何のことかと思いきや、I翁の手製道標だった。 聞けば、事前調査をネットで行っていたら、この手製の道標に触れた記事があった模様。それゆえ、現物を見て、思わず声が出たそうな。
10:35、出発。
この後、ダブルストックが効いているのか、歩行ペースが速く感じた。 |
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[アザミ平に出た] |
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11:13、大洞山に到着。 「おやっ」 標識の標高を見て、ここが三国山稜で一番高い山だったことを初めて知った。 (今まで何で気がつかなかったのだろう)
ここからも木立の間から富士山が見えることは、見えるのだが、手前の木立の密度が濃く、光景としては、今ひとつ。
そんな訳で、3分で山頂を後にする。 |
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[大洞山山頂に到着] |
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大洞山からの緩い下り道が終わる頃、山道の雪は、消えかかっていた。 |
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[このあたりは雪が少なかった] |
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再び、緩い登りになると、雪が出てきた。
ちょっと滑りやすくなり、登りにくくなる。両手のストックに力がかかってしまう。 |
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[緩やかな登り] |
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12:03、ヅナ峠到着。
このあたり、雪が多かった。左手に見える、枝振りに特徴ある木を撮影しただけで、すぐに出発進行。 |
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[ヅナ峠を通過] |
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12:15、三国山頂上に到着。 ここで、昼食とした。
聞けば、KAHさんは、2003年夏からダイエット目的で山に登り始め、それから月に一回は、山歩きされるようになったのだとか。 今まで関東近辺の山々をメインに登ってこられたということで、それならば、いつか尾瀬あたり一緒に行きましょうという話になった。
気がつけば、山頂には他に3名の登山者が休憩していた。 12:40、三国峠に向けて出発する。 |
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[三国山頂上に到着] |
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半分解けかかった雪のため、滑りやすい。今回、一番緊張した下りだった。
樹林の間から西側半分がカヤトである鉄砲木ノ頭が見える。 |
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[三国峠への下り] |
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12:55、三国峠に飛び出す。 ここで丹沢の山々を眺めるため、ちょっと神奈川県側に寄り道。
手前の小枝が邪魔だったが、遠く檜洞丸、蛭ヶ岳方面を望むと、以前より白い峰のように感じた。今週の雨が、どうやら雪だったようだ。
13:05、鉄砲木ノ頭(道標では、「明神山」となっている)に向かう。 |
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[三国峠(神奈川県側)] |
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無駄がないというべきか、直登で山頂を目指す。 ダブルストックの威力がここでも発揮。何故かスタスタと登っていける。
ふと左を見ると、富士山の姿があった。思わず、デジカメを取り出す。 |
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[鉄砲木ノ頭への登り] |
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途中、富士山を撮影していたため、先を行くKAHさんと距離が開いてしまった。
13:21、鉄砲木ノ頭頂上に着いた時、KAHさんは、既にザックを下ろして休憩中だった。
こちらもザックを下ろし、富士山側の斜面を下っていき、ここでも富士山、山中湖を撮影するためにデジカメを取り出す。
ふと振り返って山頂を見る。(写真下)
今日は、青空が一面に広がり、風もなく、気分は、最高。 |
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[鉄砲木ノ頭山頂] |
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いつまでもここに留まっていたい衝動を抑え、13:45、富士山に向かってカヤトの斜面を下っていく。雄大な風景を見ながら、緩やかな下り、全身で開放感を味わう。 |
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[富士山に向かって下っていく] |
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だいぶ山中湖が近づいてきた。
この光景が終わってしまうのが、非常に残念。 |
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[山中湖に近づく] |
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14:00、パノラマ台に到着。ベンチに腰掛け、水分補給。
目の前の富士山を眺めていると、今日は、このまま、雲が全く発生しないまま、日が沈むような気がした。
14:05、目の前のカヤト斜面にルートを見つけたので、車道に出ず、斜面を下っていく。 |
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[パノラマ台で小休止] |
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14:08、車道に出た。
右折して車道を進むが、すぐに山中湖への近道が左手にあり、左折する。 |
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[山中湖への近道] |
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舗装路に出て、湖畔の国道に向かう。 国道と合流した地点が、バス停「三国山ハイキングコース入口」だった。 ここは、以前、「東電寮入口」というバス停だったのだが、いつの間にか、名称変更されていた。 バス時刻には、まだ時間があるので、平野まで歩くことにした。
テニス合宿、サッカー試合等を見ながら、国道を歩いていく。 今日は、紫外線が強いような気がする。3月なのに、だいぶ日焼けしそうだ。 |
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[舗装路に出る] |
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14:35、平野バス停に到着。
早速、近くの店に行って、缶ビールを買いに行く。 |
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[平野まで歩いた] |
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バス停に戻り、「お疲れ様でした!」と、缶ビールで乾杯。 15:05、富士吉田行きのバスに乗車。
こうして、今回の山行も無事終了。 |
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[平野バス停で乾杯] |
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今回は、今までの山行の中でも、一番よく話しながら歩いたのではないかと思います。 (やはり、約10年ぶりの再会は、強烈なインパクトでした)
「昨年、YSさんと北アルプスに行きましたよ。」と、私。 (KAHさんは、YSさんとも仕事上で知り合いだったことを思い出しました)
「では、今度、3人で山に行きましょう」と、KAHさん。 どうやら今後、いろいろと山歩きが増えそうな雰囲気です。
御殿場は、かつてのs-okさんといい、今回のKAHさんといい、出会いハプニングが発生する場所のようです。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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