トップページ山行リスト(日付)>白山・順礼峠_記録20080330


白山・順礼峠

 山行日
2008年3月30日(日)   曇後雨 単独行
 コース
尼寺(12:41)〜(13:22)桜山(13:30)〜(14:05)白山(14:19)〜(14:37)物見峠(14:39)〜(15:07)順礼峠(15:12)〜<七沢森林公園>〜(16:34)七沢温泉入口
 花見のシーズンということもあり、桜見物に出かけました。ですが、いざ歩くとなると、桜より、未踏のコースを優先。その結果、どんな山行(散歩?)になったでしょうか...以下をご覧下さい。


 朝は、曇天の空。これは、どう見ても今日は、晴れないな〜と思いつつも、花見の機会は、そう多くはない。インターネットで天気を調べると、本日は、終日曇となっていた。雨が降らないのであれば、出かけようと仕度を始める。
 10時過ぎに自宅を出発。
 本厚木には、11:34着。全くバス時刻を気にしていなかったので、駅のホームからゆっくり歩いていたら、交差点で宮ヶ瀬行きのバスが出て行くところだった....。
 「今日はツイていない。」と、独り言を言いながら、バス停に近づく。
 時刻を確認すると、30分後に上煤ヶ谷行きとある。
 そんな訳でいきなり、本厚木駅前で30分待つハメになった。
 上空は、相変わらず、曇天。携帯で、天気予報を確認すると、いつの間にか、天候マークは、雨に変わっていた。よく見ると、夕方から天気は崩れるという。それゆえ花見は、早めに切り上げましょうというアドバイスまで出ている。
 「今日はツイてない。」、再び呟く。
 バスを待っていると、どんどん花見客と思われる人々がバス停に並び始めた。皆、飯山観音の花見なのだろう。
 定刻通り12:10、上飯山行きのバスは、出発した
 バスは、満席で、立ち客が5、6人程度。だが、飯山観音前バス停で、私以外の乗客が、全員下車。本来であれば、ここで下車するのが花見のコースだが、本厚木でバスを待っているうちに今回は、桜よりも未踏ルートを選択することにした。このため、この先の尼寺で下車することに変更。
 一気に車内の空気が変わる。発車後、バスのスピードもいくらか速くなった気がした。
 尼寺にて下車。(12:39)
 山と高原地図28「丹沢」を取り出して、いざ出発。(12:41)
 未踏ルートに対してワクワクしながら歩き出す。
[尼寺バス停にて]

 バス停から上飯山方面に進み、すぐ左手に分かれる道に入る。
 その後、さらに左に曲がり、花見客のための駐車場に行きそうになった。慌てて戻り、直進して橋を渡る。
 橋を渡った所に道標があり、その指示通り、右折する。前方右手には、桜の木が1本、花を咲かせていた。さらに進んでいくと、道標があり、左折する。(写真下)
 12:51、大きなカンバンに出会う。飯山白山森林公園案内図だ。このカンバンの赤線で示されているルートに従って登ることにした。 
[桜山に向かう]

 12:57、扇の広場に到着。(写真下)
 どこが扇なのか、よくわからないまま、登っていく。
 今日は、いつもと違い、靴は運動靴、ザックは、デイパック。それゆえ、足は、いつも以上に軽く感じる。このため、登りでも、だんだんとスピードが増してくるような歩き方になってしまう。
[扇の広場]

 公園の中の山道を歩いていくと、(写真下左)のような小さな立札があちこちに立っている。
 このクイズ形式の仕組みは、結構、楽しい。でも、木の名前を当てるのは、葉がついていない今のシーズンでは、ちょっと困難。
 (同じ木の名前でも樹皮は、若木、成木、老木で全く様相が異なるのを知って、樹皮から木の名を当てることに挫折)
[小さな立札] [小さな立札(めくってみる)]

 キブシの花が咲いていた。釣り鐘型の花が可愛らしい。里山は、もうすっかり春だ。(写真下)
 道は、整備されており、歩きやすい。
 一旦、下って、沢を渡った後、再び登りとなる。ここからは、大きくジグザグに登っていく。
[キブシの花]

 13:22、尾根の先端のようなピークに到着。ここが、桜山だった。(写真下)
 あいにく天気が悪く、遠景は、はっきりしない。山頂近くには、白い花(ハクモクレンか?)が咲いており、この山頂にアクセントをつけている。
 静かな山頂で、私以外、誰も居なかったが、そのうち、中高年ご夫婦1組が白山方面から到着。
 今にも雨が降りそうなので、先を急ぐ。
[桜山山頂]
 
 緩い下りの後、一直線の登りとなる。だが、今日は、なんたって足が軽い。息が切れる前に登り切ってしまった。そこには、社殿が建っており、白山神社だとわかった。(写真下)
 ここから先は、一度、通ったことのあるルートだ。
[白山神社に到着]

 神社からは、ほぼフラットな歩きとなる。途中、スダジイの大木に遭遇。(写真下)
 なぜか、幹が傾いている。
[スダジイの大木]

 14:05、白山の展望台に到着。
 展望台から飯山観音方面を眺める。桜が密集して咲いている箇所が飯山観音の花見の場所だろう。展望台から桜を眺めている(写真下左)と、女坂から登ってくるハイカーが続々と到着。展望台周辺は、ちょっと騒がしくなった。ここには、三角点もあった。(写真下右)
[展望台から桜を眺める] [三角点あり]

 白山の展望台の後、女坂を下ってしまおうかと思ったが、それではまだ時間が早い。そんな訳で、順礼峠に向かうことにした。
 14:32、貉坂峠着。ベンチと立派な標識がある。(写真下)
[貉坂峠]

 14:37、物見峠着。
 このあたり、誰も歩いていない。静かな山道だ。貉坂峠といい、この物見峠といい、小ピークに峠の標識がある。
[物見峠]

 さあ、物見峠を出発しようと前方を見ると、これまた急な階段。(写真下)
 これは、ちょっと飛ばせない。慎重に下っていく。(ちょっと登りには、使いたくないルートだ)
[物見峠からの下り]

 小さなアップダウンが何度かあるが、比較的歩きやすい。
 時々、左手の視界が広がる箇所がある。そのうち、竹林が現れた。(写真下)
 このあたりは、雰囲気がいい。
[竹林が現れる]

 15:07、順礼峠に到着。(写真下)
 この辺は、多くの桜の木があったと記憶しているが、今日は、まだ早かったようだ。三分咲きぐらいだろうか。ここからまっすぐバス通りに下るのでは、以前歩いたルートと同じになってしまう。そこで、今回は、このまま七沢森林公園を通って南下していくことにした。
[順礼峠(七沢森林公園内)]

 緩やかな坂を上り、左手の広場に出る。
 すると、薄いピンク色の花が目に入る。シャクナゲだった。思わず、デジカメで撮影。
[シャクナゲが咲いていた]

 この広場には、名前がついており、ながめの丘という。
 だが、今日は、今にも雨が降りそうで、遠景は、霞んで見えず。近くにあった説明板によれば、ここからランドマークタワーや、新宿、新横浜等のビル群も見えるようだ。
 ここでついに雨が降り始めた。ザックから傘を取り出す。
[ながめの丘(七沢森林公園内)]

 傘を差しながら、尾根伝いに進んでいく。公園内には、(写真下)のような道標(案内板)が立っており、迷うことはない。親子連れが犬を連れて散歩していた。
 15:34、展望台に到着。左手の風景が広がる。標高190mという割には、眺めがよい。
 15:43、突然、右手に送電線鉄塔が現れる。(七沢線No.12鉄塔)
[公園内の道標]

 右手に下っていったところが、ピクニック広場。(写真下) 緑の絨毯が続いている。だが、ここでも下っていかず、直進していく。
 15:56、展望台に到着。ここでも左手の風景が広がる。展望台を過ぎると、いよいよこの尾根も標高を下げていく。目の前が階段となった。
[ピクニック広場方面を見下ろす]
 16:00、十字路に出た。ここで右にUターンするように進み、公園の中央口に向かうことにした。
 左に下ってもバス停(森の里小学校前)はあるのだが、バスの便数がわからなかったので、ここは、乗りなれたバス停に向かう。 
[舗装路を下っていく]

 さっきのピクニック広場を下から見上げる。1本の桜が満開だった。
 しかし、こんな天気のせいか、日曜の午後だというのに人影は、あまり見られない。このあたりは、花がよく咲いており、キブシやコブシ、ハクモクレン?などが和ませてくれる。
[ピクニック広場にて1本の桜の木が満開]

 16:18、「森のかけはし」に到着。
 今回の散歩も、これでフィナーレを迎える。雨は、相変わらず小雨状態。
[橋に出た]

 橋の上から、大山から派生した尾根などを眺める。上空は、雨雲になっていた。
[大山から続く尾根を眺める]

 ゆっくり歩いて、16:34、七沢温泉入口バス停に到着。バス時刻は、16:43だった。
 これは、ラッキーと、ほくそ笑む。
 また、バス停に着いてから雨が本格的に降り始めた。
 どうやら最後にツキは、やってきたようだ。
 [七沢温泉入口バス停にて]


 今回は、桜を見るつもりでしたが、意外なことに
   ・ハクモクレン?
   ・キブシ
   ・コブシ
   ・シャクナゲ
 などの花が見られ、桜以外で、春の訪れを感じました。
 七沢森林公園は、人工的ではありますが、散歩するには、なかなか良い雰囲気です。
 また、飯山白山森林公園の方も、木の傍に立っている、あの小さな立札にチャレンジしてみたく、こちらも葉が繁る頃に歩いて、木の名前を当ててみたいと思いました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。