トップページ山行リスト(日付)>半原高取山_記録20080810


半原高取山

 山行日
2008年8月10日(日)        曇       単独行
 コース
野外センタ−前(7:56)〜(8:11)愛川ふれあいの村〜<宮沢林道>〜(8:22)ゲート〜<宮沢林道>〜(8:38)丁字路(8:45)〜<半原大沢林道>〜(9:15)高取山登山道十字路(9:20)〜(10:16)高取山(11:38)〜(11:50)宮ヶ瀬越(11:52)〜(12:38)仏果山登山口
 高取山と呼ばれる山は、丹沢にいくつか存在しますが、今回は、仏果山の北西側にある半原高取山です。2年半振りの訪問となりました。
 今回は、中型カメラを担ぎ、撮影目的を第一として山に向かいました。 


 本厚木駅前でバスを待っている間、バス停近くの花壇を撮影。開花は、今がピークのようだ。(写真下)
 7:20発の半原行き(センター経由)に乗車。登山者姿は、自分一人だった。
[本厚木駅前の花壇]

 愛川ふれあいの村 野外センタ−前バス停にて下車。(7:55)(写真下左)
 愛川ふれあいの村に向かって、すぐに歩き始める。(7:56)

 バス通りからすぐ左側に曲がり、坂を上っていくと、正面に仏果山を中心とした濃緑の山々が目に入る。
 その山々を眺めながら進むと、正面が壁になり、道は丁字路になる。壁の上は、ふれあいの村のグランドだ。ここを左折し、道なりに進んでいく。右手にグランドが見えてきた。
 グランドの奥にコンクリートの建造物のようなものが見えた。よく見たら宮ヶ瀬ダムだった。(写真下右)
[愛川ふれあいの村野外センター前バス停] [遠くにコンクリートの建屋?]

 8:11、愛川ふれあいの村の門にて。(写真下)
 バス停は、「愛川ふれあいの村 野外センター前」となっているが、今の正式名は、「愛川ふれあいの村」であり、「野外センター」という名は、ついていない。
 帰宅後、よく調べてみたら、この施設は、当初、「県立野外教育センター」として開所され、その後、「県立愛川ふれあいの村」と名称が変更されている。だが、バス停には、どうやら従来の「野外センター」という名称が残っているようだ。
[ふれあいの村の門の前にて]

 8:15、ふれあいの村を過ぎて、丁字路に到着。道標が、あり、ここで、左折する。(写真下左)
 下っていくと宮沢林道にぶつかる。
 右折して、宮沢(松葉沢)に沿って進む。(写真下右)
 ここに来ると何故か毎回、この林道標識を撮影してしまう。
[道標あり] [宮沢林道を上っていく]

 8:22、ゲート前に到着。(写真下)
 上には、宮沢大橋が架かっている。
 宮沢林道の途中、このゲートがある。左には、仏果山登山道入口が見える。今日は、そちらに行かず、ゲートを直進していく。
[ゲート前にて]

 緑一色の中を進みながら、今日のルートを考える。(写真下)
 どう見ても、この繁みの中に入れば、ヤマビルの攻撃を受けるのは必至だなぁ〜との思いがあり、なかなかこの先、どう行こうか、迷ってしまう。
[舗装された宮沢林道を進む]

 丁字路に出たところで小休止。(8:38〜8:45)
 以前、このまま沢沿いに進み、宮ヶ瀬越へ直登することを繰り返したが、今回もそのルートで行こうかと思い、沢沿いに続く(丁字路を右折し、ほんの少し先で左折する)宮沢林道に向かう。
 だが、その入口に入った時、林道にかぶさるような草木を見て、後退り。
 「ウ〜ム。ちょっと草が繁りすぎて、この先が不安だな〜」と、このルートを断念。ヤマビル以前の問題だった。
 ならば、右側の半原大沢林道を歩いて高取山に向かうことにした。
[丁字路にて]

 ここからは、未舗装になる。(写真下)
 路傍の草は、伸び状態。
 左手の切り崩された岩壁は、単に岩を削っただけという感じで、いつ崩れてもおかしくない状況。 
 実際、一部、岩が崩れている箇所があった。

 この林道を歩いている最中、ふと足下を見ると.....
 出ました一匹!
 一匹だったので、ライターで火刑後、石で潰し、成敗。
  ....どうもヒルを見るとエキサイトする


 この仏果山エリアでは、以前から「ヤマビル注意」の立札を見ていたが、今回、初めての遭遇だった。ヤマビル棲息範囲は、だいぶ広がっていることを実感。
[林道 半原大沢線]

 9:15、登山道にぶつかる。(写真下)
 さて、ここからどうしようと、ちょっと立止まる。この先、林道は、行き止まりと、道標には記されていた。行き止まりの文字を見て、以前、その林道終点に尾根を下って出てきたことを思い出す。
 このまま、林道終点まで進もうかと思いつつも、山頂には近づく訳でもないため、結局、今日は、ここから高取山頂上に向かうことにした。
[高取山登山道とクロスする]

 山道に入り、ヒルがいないか、注意して歩いていくが、幸いにも一匹も見ていない。
 9:49、分岐点に到着。(写真下)
 以前には、なかった道標が立っていた。しかし、[仏果山・高取山]と山名が記された方向は、理解できても、直進方向が[馬場・大平]というのは、どの方面なのか、わからないのでは?と思ってしまう。
 ここを左折する。

※実際は、直進方向に進んでもふれあいの村の西側に出てこれる筈だが、ここでは、そう記されていない。「山と高原地図28 丹沢(昭文社:2008年)」では、直進の道が、記載されていないため、敢えて道標には、そのように書かれていないのかもしれない。
[分岐点に到着]

 分岐点から山道は、山腹をトラバースし、植林帯に入っていく。分岐点から、直接、尾根筋に登っていけば、送電線鉄塔(No.387)がある筈なのだが、山道は、敢えて送電線鉄塔へのルートをとっていない。

 そういえば、宮沢大橋から仏果山に直接向かうルートの途中にある送電線鉄塔(No.388)も、鉄塔下には道がなかったな〜と、このあたりの山道は、鉄塔を避けて道があるのかと思っていたら、...まてよ、高取山から宮ヶ瀬ダムに下る途中にある送電線鉄塔(No.386)は、確か鉄塔下に道があったような...。
 結局、一貫性は、無いということかと、マニアックな思考は、停止。
 ...ひょっとしたら、○○電力と△△開発とで思想が異なるとか思った
[植林帯を登る]

 10:16、ようやく高取山頂上に到着。
 ここにも新しい標識が立っていた。(写真下)
 山頂では、ちょうどすれ違うように中年ご夫婦が下り始め、他には、アマチュア無線で交信されている男性一人だけだった。
 早速、展望鉄塔に登る。
[高取山山頂]

 ここで、三脚を取り出し、カメラをセット。
 だが、今日は、どの方角も雲が厚い。大山方面は、三峰山まで、なんとか見える程度。それでもシャッターを押す。近くの仏果山が見えるのが、せめての救い。

 三脚で撮影しているときに若い男性が一人が登ってきた。聞けば、宮ヶ瀬湖側の仏果山登山口から登られたとの事。ヒルについて尋ねると、全然気にしてませんでしたと、ヒルと遭遇されていない様子。
 その後、若い女性2人組が登ってきた。野外センターから登られたということで、同様にヒルについて尋ねると、3匹ズボンに付きましたとの事。やはり、ヒルは、そこそこいるようだ。

 手摺に手を掛け、丹沢側だけでなく、平野側も見渡す。ゆっくり時間が過ぎていく。時々、涼しい風が吹くので、なかなか去り難い。
 誰も来ないので、昼食もここで食べる。
 気がつけば、1時間以上、展望鉄塔の上にいた。
 仏果山側から厚い雲がこちらに向かっているようだ。雨が降りそうに思えるので、出発することにした。
[大山方面の眺望(展望塔から)] [焼山方面の眺望(展望塔から)]

 暑いなあ〜と思いつつ、稜線を宮ヶ瀬越に向かう。
 時々、突風が発生するのは有り難いが、やはり天気が崩れるのではないかと気にかかる。
 そんな訳で、宮ヶ瀬越からあっさり下山することに
[宮ヶ瀬越で、下山開始]

 途中のベンチで小休止。(12:03〜12:08) (写真下)
 下山途中、「森林整備作業中」の看板を見かけたが、どうやら作業道を新たに整備しているようだ。
[途中のベンチにて]

 作業道用の杭が置かれてある。(写真下)
 下山途中、このように作業道が登山道から派生していた箇所がいくつかあった。
 これらの作業道は、どんな目的で作られているのだろうか。
[作業道が作られている]

 12:38、仏果山登山口バス停到着。
 1時間に1本のダイヤで、いつの間にか、宮ヶ瀬発が毎時50分発というのを覚えてしまった。そんな訳で、計画的に到着。
 バスは、定刻通り、12:54にやってきた。
[仏果山登山口バス停にて]

 帰りのバスは、別所温泉入口で、途中下車。
 丹沢に通って何年と経つが、今回初めて、日帰り施設「別所の湯」に入ってみた。脱衣所のロッカーには、35リットルのザックも入るので、山帰りでも安心して入れる。ここは、温泉ではないのだが、施設はキレイだし、値段も手頃なので、思わず飲んでしまった
[風呂上りに一杯] [もう一杯]

 風呂上りのアルコールを堪能し、ほろ酔い気分で、バス停に向かう。
[なかなかよかった「別所の湯」]


 カメラを担いだのですが、残念ながら、印象深いアングルは得られませんでした。
 秋以降、再度、訪れたいと思っています。
  ....ヒルのいない時に


 今回、下山途中で見かけた「森林整備作業」というのが、気になります。どんな風に整備されるのでしょうか。

 また、寄り道した「別所の湯」は、空いていて、ゆったりとくつろげました。今後も出来るだけ利用していきたいと思いました。
 ...マッサージ機も計3回、活用。クセになりそう。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。