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渋沢丘陵

 山行日
2008年9月7日(日)         晴      単独行
 コース
渋沢駅(10:38)〜(10:59)蕎麦屋〜(11:13)渋沢秋葉神社〜(11:16)渋沢中学校正門〜(11:25)蕎麦屋(12:30)〜(12:42)渋沢中学校グランド〜(14:09)浅間台(14:22)〜(14:54)震生湖(14:57)〜(15:24)白笹稲荷(15:30)〜(15:59)秦野駅
 今月から脱メタボ!ということで時間が許す限り、晴れた週末は運動すること(=山歩き)を第一優先としました。今回は、脂肪燃焼のための長時間運動という名目の下、渋沢丘陵を訪問。
 目的は、2つです。
   1)蕎麦を食べる
   2)浅間台のピーク(三角点)の確認
です。

 目的1)で、既にメタボに反するような感じですが、ネットで調べますと
 ・蕎麦は、熱量の点では、米や麦とあまり変わらない一方、マグネシウムの含有量が高い。
 ・マグネシウム摂取は、腹囲、血圧、中性脂肪、HDL-コレステロールなど、メタボ指標に対し、効果がある。
 ・蕎麦は、良質な蛋白質を米、麦の2倍含んでいる他、抗酸化作用があるポリフェノールのルチンも含んでいる。
 ※出典http://allabout.co.jp/contents/sp_metabolic_c/familymedicine/CU20060607M/index2/
ということで、メタボ対策の一環です。...コジツケに非ず

 目的2)は、以前、渋沢丘陵を歩いた際、知らないうちに浅間台のピークを過ぎており、どこがピークだったか、確認できませんでした。今回、そのピークを確認することも、目的の一つとしました。
 さて、その結果は、如何に。 


 駅前のロータリーから南下し、交差点で道を渡り、左斜め前方に進む細い路地に入る。
 すると、200mも歩かないうちにバス通りに出る。ここを南側に進んでいく。
 この道は、以前、渋沢丘陵から渋沢駅に向かう時に歩いたことのある道だった。
 道幅がそれほど広い訳ではないのだが、車の往来は、多い。
[小田急渋沢駅にて]

 住宅街の続く道を進むと、正面に渋沢丘陵が近づいてくる。
 正面の丘陵に登っていくはずが、道は下り坂になる。(写真下左)
 丘陵の手前に川があるのだ。

 川を渡る直前の交差点で左折。(写真下右)
 このあたりもまだ住宅街だ。
[下りになる] [左折して川沿いに進む]

 左折して200mぐらい歩いたところで、目当ての蕎麦屋を左手に発見。(写真下)
 こんなに簡単に見つかるとは、予想外。
 おかげで、まだ開店まで30分、時間があった。
[手打そば くりはら]

 他の客もまだ来ていないので、時間潰しに周辺を散歩することに。
 東に向かって歩いていくと、小さな道標があり、この先に秋葉神社とある。ちょっと興味を持って、その右手の細い路地に入る。秋葉神社というからには、火伏せの神様だろうが、どのくらいの社殿だろうか、興味津々。
 林の中の階段を上っていく。すると、左手に社殿を見つけた。(写真下左)
 思っていた以上に大きい社殿だった。参拝した後、この神社の由来が書かれた石碑を読む。
  「渋沢秋葉神社
    鎮座地 秦野市渋沢吉原一九四五ノ一
    祭神   火之迦具土大神
    例祭日 毎年体育の日の前日 日曜日
    境内   二三三平方米
    社殿   本殿 切妻十平方米 拝殿 入母屋十平方米
   由緒沿革
    渋沢秋葉神社は火の神様として地域の人々から二百有余年に亘って崇敬されている
    古昔宝暦十二年般若院権大僧都が秋葉山本宮秋葉神社に秋葉山大権現本地秘法
    日夜守護処を勧請し 相州大住郡渋沢村吉原 源八の地に祠を建立
    爾来幾多の変遷を経て昭和五十六年渋沢中学校の新設に伴い隣接の土地所有者
    諸星好昭氏のご厚意により新境内を造成し氏子並びに崇敬者各位のご寄進により
    新社殿を建立し現在に至る
                    平成十八年十二月吉日         秋葉神社 氏子中 」

 まだ時間があるな〜と思い、神社からさらに上ると、学校にぶつかる。右折して進んでいくと正門で出た。(写真下右)
  「秦野市立渋沢中学校」
 とある。
 大きくて立派な校舎だな〜と思い、時計を見ると、11:18。そろそろ戻るかと、引き返す。
[渋沢秋葉神社] [渋沢中学校]

 蕎麦屋(手打そば くりはら)の前に戻ってきたのは、11:25。
 駐車場には、車が1台駐車していた。どうやら先行のお客さんのようだ。
 結局、11:30の開店で、5人の客が入っていった。
 テーブルについてメニューを見ると、思わず「ビール」という文字が目に入る。まだ山に登っていないな〜と思いつつも、今さっき秋葉神社の階段を登ったではないかと、もう一人の自分が囁く。
 ということで、ビール(小)を注文。....やはり誘惑に負けた。
 それに「手碾きざる」の大盛り、刺身こんにゃくをオーダーした。

 
結論。「いや〜、大満足。また訪れたい店だ。」
 隣のテーブルで見た天ぷらがこれまた美味しそうだった。天ぷらは、メタボの敵と思い、今回遠慮したのだが、かえってストレスが溜まってしまった。
 渋沢丘陵を歩く時は、早朝、震生湖へ上る坂で三脚を立て、表丹沢を撮影し、震生湖を回り、11:30前にここに着いて、食後、頭高山の方へ登っていくというコースも悪くないな〜と思いながら、最後に出てきた「茹で落花生」を蕎麦湯とともに戴く。

 12時前になると、客が訪れるようになってきた。でも車での訪問のせいか、殆どの客がアルコールを注文せず、蕎麦中心のオーダなので、結構、客の回転が速い。だが、本格的に混み始める前に退出することにした。
[店の玄関入口]

 さっきの秋葉神社への右折路を通過し、そのまま川沿いに東へと進む。(12:30)
 蕎麦屋から200mぐらい歩くと、右手に吉原橋という橋がある。これを渡り、坂を上っていく。
 丘の上に出ると、さっきの中学校のグランド側に出た。ここで、左折し、グランド沿いを歩く。(写真下左)
 舗装路を進んでいくと、右手に小さな鳥居に気がつく。(写真下右)
 栃窪稲荷神社という神社だった。ここで参拝。
  ....どうも神社は、参拝しないと落ち着かない。
[渋沢中学校のグランド] [栃窪稲荷神社]

 神社から2、3分も歩いたら、丁字路に出た。右手の先には、見覚えのある道が見える。
 右折し進んでいくと、栃窪の道標を見つけた。(写真下)
 ここは、西に真っ直ぐ向かえば、頭高山へ、東に進めば、震生湖へという渋沢丘陵のメインルートだ。目の前には栃窪会館という建物があり、公衆トイレもある。
 この先は、未踏ルートでなくなったので、手にしていたポケット地図をザックにしまう。
[栃窪の道標]

 この辺りは、表丹沢の好展望場所が、いくつか点在している。
 だが、今日は、一番手前の尾根ぐらいが見えるぐらい。眺望は、残念ながら、全く期待外れ。(写真下)
[表尾根方面を眺める]

 13:13、車道からようやく離れ、農道のような道に入る。
 やっと未舗装路になったと喜んでいたら、すぐに舗装路となり、ガッカリ。
 だが、その舗装路も長くは続かず、ホッとする。
[緑の散歩道] [右手の視界が広がる]

 両側が木立に囲まれたり、右手の方の視界が広がったりと、この辺りは、景色も変わり、なかなか歩いて楽しめるエリアだ。
[林の中を歩く]

 右手に畑が広がると、緩やかな登りとなる。
 ベンチが左手に現れる。ここで、小休止。(13:36〜13:52)
 ここまでハイカーには、全く会わない。会ったのは、ランニング姿の男性2人だけ。
 丹沢のガイドブックでは、ここ渋沢丘陵は、丹沢の眺めがいいので、必ずと言っていいほどハイキング対象となっているが、未舗装路が少なくなっていくと、そのうち、消えてしまうのかなとも思う。
[右手に畑] [ベンチで小休止(振り返って撮影)]

 さらに進んでいくと、舗装路となり、電波塔に出会う。地図で確認すると、この先が浅間台だ。
 電波塔の隣に配水場があり、その横を通過していくと、上り坂となる。この先が、いよいよ浅間台だなと推察。
[電波塔]

 緩やかなピークの右側を巻くように舗装路がついていた。
 ここが浅間台か?と地図と照らし合わせ、確信を持つ。
 前回通った時は、ピークとして全く意識していなかった箇所だった。

 山頂付近は、殆ど平で、雑木林となっていた。
 だが、ここで立札に気がつく。
 「山林内の通行禁止」
と書かれてある。どうやら浅間台のピークは、私有地で、所有者の方が立入を禁止しているようだ。
 念のため、道路周辺に三角点がないかどうかを確認したが、見つからなかった。やはり三角点は、立入禁止内にあるようだ。
 残念だが、このまま立ち去ることにした。
[浅間台?(左側の林)]

 舗装路を緩やかに下っていく。(写真下左)
 すると車道に出た。(写真下右)
 さて、ここからどうしようかと悩むが、まだそんなに歩いていない。直進して、関東大震災で誕生したという震生湖に向かうことにした。
[前方に車道が見えた] [車道に出た]

 車道が大きく左にUターンして下っていく所を横断し、直進していく。すぐに震生湖への道標が立っており、車道から外れ、右手の斜面を下っていく。
 雑木林の中にベンチが見えてくる。14:38〜14:41、ベンチで小休止。
 静寂な林の中で、散策する人も疎ら。それほど疲れている訳ではないので、すぐ歩き出す
[震生湖に下っていく]

 湖には、釣人の船が目立つ。
 左側の湖岸を歩くことにした。(右側は、前回歩いたので)
 釣人を見下ろすように進む。釣人は皆、へら鮒狙いのようだ。(ウキから判断)

 突然、真っ赤な建屋が目に入る。福寿弁財天だ。例によって、参拝。
[震生湖 湖畔] [福寿弁財天]

 その先を湖畔沿いに歩くと、震生湖入口の駐車場に出た。(14:54〜14:57) (写真下)
 説明板が立っている場所から、震生湖を見渡す。今は、釣人が目立つ。考えてみれば、神奈川県では、貴重なへら釣の場所なのかもしれない
[震生湖のカンバン]

 震生湖を後にし、この後のコースを考える。
 秦野駅に向かうかと地図で確認すると、途中、白笹稲荷があることに気がついた。ここまで来て、関東三大稲荷を無視する訳にはいかないな〜と、白笹稲荷を目指す。

 震生湖から坂を上り、丘の上に出て右折する。
 本来ならば、このあたりで表丹沢や富士山も見ることが出来る。だが、今日は、全く雲が取れない。(写真下左)
 U字カーブを緩やかに下っていく。(写真下右)
[相変わらずの表尾根方面の眺望] [緩い下り坂]

 交差点を直進することで、白笹稲荷の大鳥居の前に出た。(15:18)
 鳥居をくぐって、社殿に向かう。日曜の夕方だが、境内には誰も居なかった。
 
参拝後、再び車道に戻る。この後、南小学校のグランドを右手に見ながら、北側に向かう。
[白笹稲荷の大鳥居] [関東三大稲荷のひとつ:白笹稲荷]

 15:40、道標を見つけた。(写真下)
 震生湖への方向を示している、この道標の設置方向から判断し、右折することにした。

 いよいよ、本日の核心部に突入。(この先は、迷路のような道が多く、前回は、駅から白笹稲荷に向かったが、随分、道に迷った記憶あり)
 今回は、細い道でも方向が正しければ進むようにして歩いていく。
  ....行止まりを恐れず。

 道標は、全くなかったが、なんとなくすれ違う人が多くなったなと思ったら、左手に秦野駅の駅舎が見えた。どうやら勘は、当たったようだ。
[街中の道標]

 実質12:30から歩き始め、16:00前に到着という、3時間半の行程だった。
 たった3時間半かと思いながら、駅舎手前の自販機で、缶コーヒーを買って小休止。
 ....もちろん無糖。


 飲み終えた後、ゆっくりと駅の階段を登っていった。
 [秦野駅前に出た]


 今回、目的1)の蕎麦は、美味しく戴きました。....シチミさん、どうでした?
 ですが、やはり、下山後に寄っていれば、もっと落ち着いて食べれたな〜と後悔しています。
....その方がビールは、もっとうまかった筈。


 目的2)の浅間台の三角点は、上記の通り、未達に終わりました。まあ場所は特定できましたので、これで良しと考えています。

 渋沢丘陵には、花(菜の花、八重桜etc.)があり、表丹沢・富士山の眺望があり、白笹神社では、例大際(初午)が盛大に行われているようです。また白笹うどんというのもあります。
 まだまだ未知のことも多く、これからも訪れてみたいと思っています。

今回、見かけた花(いずれも道端で撮影)
[芙蓉] [ムクゲ] [黄花コスモス?]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。