トップページ>山行リスト(日付)>念仏山_記録20081122
栗原(9:57)〜(10:05)保国寺(10:08)〜(12:06)340m峰(12:16)〜(12:46)454m峰(12:52)〜(13:17)念仏山(13:46)〜(14:24)御嶽神社入口バス停〜(14:34)秦野曽屋高校〜(14:50)ジャスコ(15:28)〜(15:47)秦野 |
先日、第2回ニカニカ集会で、ブログ「イガイガの丹沢放浪記」を開設されているイガイガさんにお会いし、次は、コラボ山行しましょうということで、その日を11月23日(日)としました。
その前に足慣らししておこうと、天気もいいので、以前から気になっていました大山南尾根の454m峰の東側小ピーク(340m峰)を訪れてみました。
この一週間は、イガイガさんからルートの資料を受取り、エリアの事前調査をするとともにイガイガさん自身のブログレポートを徹底的に読み漁りました。おかげで、ちょっと頭の中がイガイガワールドに転じた状況で、今回のレポートを作成します。悪しからず、ご了承下さい。 |
この5月に454m峰に東北東の尾根経由で登ったのだが、今回は、454m峰の東側に位置する340m峰を経由して登るつもりだ。
朝、ゆっくりと出発したので、伊勢原には、9:28到着。
いつものように階段を下りてバス停に向かうと、階段まで連なる行列が出来ていることにビックリする。どうも紅葉狩りハイカーが、大山ケーブル行きのバスを待つ列のようだ。
その列を通り過ぎ、一番遠いバス停にて栗原行き、もしくは、鶴巻温泉方面行きのバスを待つ。今回は、事前にバス時刻を調べてなかったが、待ち時間ゼロで、栗原行きのバスが到着した。9:30発の栗原行きのバスである。後で調べてみたら、1時間に1本の便数だった。今日は、運がよさそうである。
バスは、比々多神社から最短ルートで栗原バス停に向かうのではなく、この辺りの集落を一周するようにして終点、栗原バス停に到着した。(9:50)
9:57、上着などを脱いだ後、まずは、保国寺を目指すことにした。 |
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[栗原バス停] |
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この地域の道もだいぶ頭に入ってきたので、もう迷うことはない。最短コースで保国寺に着いたのは、10:05。(写真下左)
このまま通り過ぎるのも何なので、参拝していくことにした。
車道に戻り、聖峰方面に向かう。
道なりに進むと、Y字路となる。右に上っていく道は、聖峰に続くルートである。今日は、ここを左に進む。(写真下右)
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[曹洞宗 保国寺] |
[Y字路(右は聖峰方面)] |
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ミカン畑を通過し終わると、山林に入る。
ひと気のない林道を進んでいくと、シカ柵(正確には、有害鳥獣の被害対策用の柵で有刺鉄線ではない)用扉を通過した後、左から同じ巾ぐらいの林道が合流した。(10:34)
(写真下左) この合流してきた道は、前回の5月、歩いてきた林道である。 やはり、思った通りだった。今日歩いてきた道が保国寺からの道から続いているのではないかと推理していたのだが、その結果を実証できた。これで、ここまで歩いてきた甲斐があったというもの。 ここで合流した林道にUターンするように左折するつもりだが、もう少し前進してみる。 この先に動物捕獲用の檻があったことを思い出したからだ。
合流点からほんの少し進むと、右手にその檻が、ポツンと置かれてあった。檻の大きさからいって、クマやイノシシ捕獲の檻である。だが、扉を開けて仕掛けがされている訳でもなかった。(写真下右) さて、これを見たので、引き返すことにする。 再び、合流点に戻り、今度は、右手の林道に進む。このルートは、前回歩いたルートの逆方向になる。 |
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[林道合流点(振り返って撮影)] |
[動物捕獲用の檻] |
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10:45、右から作業道のような道が合流する。(写真下)
前回、これが340m峰の頂上に通じるルートではないかと思っていたので、この道を上っていく。 だが、この山道は、すぐに終了となっていた。左が植林帯となっていたが、山頂側は、自然林のようである。今回は、別のルートで登りたかったので、引き返すことにする。 合流点まで戻る。(10:55) |
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[右手の作業道(合流点にて)] |
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もとの林道を進んでいく。ふと右手を見ると、檻の仕掛けを発見。(写真下) ちょっと寄り道。 こちらの方は、前面と背面の扉が開いており、仕掛けがしてるように見えた。どうやら、檻の中央に張ってある糸に動物が触れると、両側の扉が落ちて閉じ込められる仕掛けのようである。このメカニズムは、興味深かった。 寄り道を終え、再び林道を歩く。 |
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[もう一つの檻] |
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すると、視界が開けた。(11:05)
振り返ると、高取山のピークが見える。(写真下左) 白い電波塔は、遠くからでも目立つものだ。
このビューポイントは、実は、分岐点となっており、左(振り返って見て)に道がある。(写真下右) この左の道を教えてくれたのが、HP「悠歩悠遊」を開設されている毘古麿呂さんだ。 |
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[高取山を遠望] |
左の道があった(振り返って撮影)] |
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その左の道を入っていく。今日は、ここから340m峰を目指すつもりだ。
ここも最初は、ミカン畑である。だが、進んでいくとシカ柵(有刺鉄線でない)が現れ、その先は、山林と変わる。(写真下) シカ柵沿いに登る。 |
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[正面に柵あり] |
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左にシカ柵の扉を見るが、無視して登り続ける。
やがて柵は、登りから水平になる。(写真下左) 地図を見ると、このまま柵沿いに進むと、清掃工場の方に進んでしまうので、柵が水平になった地点で尾根筋を登ることにする。
最初は、歩きやすい、ササもチラホラ程度である。(写真下右) |
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[踏跡がフラットになる] |
[柵から離れ、尾根筋に入る] |
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だが、登っていくにつれ、段々とササの丈が高くなり、密集度も大きくなってきた。(写真下左) とうとう直登できない状態となった。仕方がないので、ササを掻き分けながら、進める方向を探しながらルートをとる。 ササヤブは、覚悟の上だが、埃が気になり始めた。バンダナで顔下半分隠す。
結局、30分強、ヤブと格闘し、ようやくヤブが終わったと思ったのは、山頂とほぼ同じ高さの肩に出た時だった。(写真下右)
この後は、信じられないぐらい歩きやすい道となっていた。
ふと、左を見る。 ちょうど風の通り道のようで、汗が冷えて心地よい。 |
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[ヤブの中で奮闘] |
[ヤブを脱出] |
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さらに進むと、ちょっとした小広場となり、中央に石の祠が置かれてあった。(写真下) ここが340m峰の頂上だと気がつく。周囲は、樹林に覆われ、視界は広がらない。 ザックを下ろして、祠に手を合わせる。 腰掛けるような箇所もないので、地図で進路方向を確認した後、454m峰に向かうことにする。 |
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[340m峰頂上にて] |
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この先は、もうヤブではなかった。歩きやすい踏跡がある。(写真下左)
所々にピンクのテープや青テープがつけてある。鞍部を通過し、454m峰の斜面に取り付く。
登りの途中、赤頭白杭が立っていた。珍しく番号が記載されていなかった。その代わり、手書きで←P454M、→万松寺と記載されてある。
この先は、植林帯とアオキの共存地帯となり、踏跡が直登から右にトラバースするようになると、以前歩いたことのある北東尾根からの踏跡との合流点に出た。この辺りは、青色のテープが何箇所か、付けられてある。 |
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[340m峰からの下り] |
[赤頭白杭] |
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ここまで来ると、傾斜も緩くなり、見覚えのある赤い看板の立札が前方に見えた。
12:46、454m峰頂上に立つ。(写真下)
看板の柱には、黒マジックの「P454M」、「念仏山←」だけが、記されてあり、以前、赤マジックで書かれてあった「六角山」という文字は、消えていた。赤マジックだったためなのか、故意に消されたのかは、謎である。 ここも、340m峰と同様、周囲は樹林に覆われ、腰掛けるような箇所は、なかった。 デジカメ撮影とメモをとっただけで、後にする。 |
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[454m峰頂上にて] |
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念仏山方面に下り、12:56、一般登山道に出た後、念仏山に進む。
ピークを一つ巻いた後、13:17、念仏山に到着。(写真下) ここは、ベンチもあり、南側の視界が広がる。遠方に見えるのは、箱根の山々のようだ。 ベンチに腰掛け、遅めの昼食をとることにした。食事の最中、何人かの登山者(単独行が多い)が通過していく。 |
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[念仏山頂上にて] |
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食後は、ちょっと山頂の西側に行って、お地蔵さんに手を合わせる。(写真下左) お地蔵さんのさらに西側には、シカ柵が続いていた。見れば、扉がある。 静かな山行には、ちょうどいいと思い、この西側を下ることにした。(写真下右) |
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[お地蔵さん] |
[西側に下る] |
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踏跡は、明瞭である。どんどん下っていける。 アッと言う間に車道に出てしまった。 道なりに歩いていくと、里山の風景が広がる。 振り返れば、表尾根の山並が見える。 ん? なんだあの山は?と思ったのが、表尾根の一角にあった。まるで、バリカンで刈られたように植林が部分的に伐採されているのが、ここからでもわかった。どうやら二ノ塔のようである。 昨今の円高経済環境の下、植林伐採で採算が合うのだろうかと思ってしまう。
R246に出た。 だが、この国道に出ると、車の騒音と西日のせいで、どうも歩き難い。途中で、左折する。 秦野曽屋高校の横を通り、この後、道に迷いながら、ジャスコに寄り道。 蕎麦を食べた後、ゆっくりと秦野駅へと向かう。 |
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[高取山方面(振り返って撮影)] |
[R246を歩く] |
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15:47、秦野駅到着。
今日は、短い山行だったが、念願の340m峰の登頂も無事達成し、満足のいく一日だった。 |
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[秦野駅から高取山を望む] |
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文中にも出てきましたが、今回は、毘古麿呂さんのHP「悠歩悠遊」念仏山を参考にさせていただきました。 毘古麿呂さん、どうもありがとうございました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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