トップページ>山行リスト(日付)>778m峰・弁天見晴_記録20090222
日向薬師バス停(7:00)〜(7:33)335m峰(7:38)〜(8:23)537m峰〜(8:59)浄発願寺奥の院(9:08)〜(9:30)ふれあいの森日向キャンプ場〜<鍵掛尾根>〜(10:32)778m峰(10:46)〜(10:54)大沢分岐(10:58)〜(11:20)すりばち広場〜(12:30)ひょうたん広場分岐〜(12:42)ひょうたん広場(12:57)〜(13:13)弁天見晴(13:16)〜(13:33)上弁天(13:35)〜(13:41)中弁天(13:48)〜(13:56?)515m地点〜(14:25)七沢弁天の森キャンプ場入口〜(14:39)大釜弁財天(14:41)〜(15:02)広沢寺温泉〜(15:07)河鹿の沢 |
今回は、梅ノ木尾根や弁天御髪(オグシ)尾根を歩いてきました。
このあたりは、何度か歩いているのですが、もっぱら尾根の主要背筋ルートだけで、尾根筋から派生するルートは、殆ど自己未踏ルートでした。 そんな訳で、今回は、 ・梅ノ木尾根から派生している天神尾根 ・梅ノ木尾根から大沢分岐に行かず、浄発願寺奥の院へのルート ・急登で知られる鍵掛尾根 ・すりばち広場から弁天の森キャンプ場への沢沿いルート ・弁天御髪尾根(弁天見晴〜上弁天〜中弁天〜下弁天?) などを踏破してきました。 天気はよかったのですが、後半、強風が出てきて、ちょっと難儀しました。
また、山行中、それなりの出来事もあり、面白い一日でした。 |
今回は、梅ノ木尾根・弁天御髪(オグシ)尾根あたりでの自己未踏ルート踏破ということを目的にし、出掛けることにした。
伊勢原駅に6:29着。
事前確認しなかったのでバスの発車時刻に自信がなく、小走りでバス乗り場に向かう。階段を下りると、日向薬師行きバスは、まだ到着していなかった。
これで、まず一安心。余裕で、バス停の時刻表を見ると、6:35。やはり、電車に合わせた時刻にバス時刻があるのかなと思いながら、バスを待つ。
ほどなく、バスが到着。やがて定刻になり、バスが動き出す。結局、乗客は、自分ひとり。この季節・時間帯では、まだハイカーには早過ぎるようだ。
6:56、日向薬師バス停到着。
バス停で、記念撮影した後、熱いコーヒーを飲んで出発しようと、自販機で缶コーヒーを購入。 だが、出てきた缶コーヒーを掴んだ瞬間、ガッカリ。期待外れのぬるいコーヒーだった。 「ん〜。初っ端からツイていない。」 ぬるいコーヒーを一気に飲んで出発することにした。今朝は、意外と寒いのだ。前回の西丹沢の箒沢や、その前の浅瀬の時よりも、今日の方が寒く感じられる。そんな訳で即、歩かずにはいられなかった。 7:00、スタート。 |
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[日向薬師バス停] |
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西に向かって歩いていくと、右から道が合流する丁字路に出合う。 ここで、右折し、日向薬師の裏手に向かうように薬師林道(舗装路)を歩く。 右手前方から朝日が当たり、眩しい。
やがて、道は、左に緩くカーブしていく。その時、左手に階段を発見。(写真下)
もう少し先で左折するつもりだったが、ここでもいいかなと思い、この階段を上っていくことにした。 |
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[左手に階段あり] |
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階段を上がっていくと、正面に何やら人工物が。 よく見たら、檻だとわかった。
以前、大山南尾根(高取山付近)でもこのような檻を見かけたことがるが、これは、それよりも一回り大きい檻だ。扉が開いており、動物が入ったら、扉が閉まるようだ。だが、近づくのを躊躇したため、扉が閉まる仕掛けは、よくわからなかった。
ここで、右手の斜面を登っていく。 |
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[檻を発見(振り返って撮影)] |
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この先にも踏跡があると思ったのだが、斜面を登っていく方向には、見つからなかった。
だが、進路方向は、間違えることはない。とにかく上へと進んでいけばよい。前方は、自然林だが、そのすぐ後ろは、植林帯となっていた。 朝日を浴びながら、自然林の中を進む。 |
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[自然林に向かう] |
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植林帯では、踏跡らしきものを見つけたが、単に直登していくだけだった。
7:24、小ピーク着。周囲は、植林帯。
地形図で確認する。今まで西側に向かって登っていたことから、335m峰の南側の小ピークだとわかる。ここで、北に進路を変え、進んでいく。 |
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[植林帯の小ピーク] |
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目の前に335m峰が見える。
直登していこうと植林帯の中を黙々と進むと、いきなり、登山道のような立派な道が現れた。 「おやっ!この道は?」
道は、右から左に登っていくようにつけられていた。どうやら、これが登山道で、この右先が、本来の登山口だったかと推察。 |
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[登山道にぶつかる(左手方向)] |
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登山道を登っていくと、ピークに到着。(7:33)
地形図とも照合し、ここが335m峰だとわかった。
ベンチにザックを置く。木立の向こうに梅ノ木尾根が見える。ここで道は、分岐しており、左は日向林道、右は、梅ノ木尾根へ続く道となっている。
7:38、右手を進む。 |
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[335m峰にて] |
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335m峰からの植林帯を下り終わると、一転して、自然林の尾根に変わった。
その先には、立派な東屋を発見。こんな場所にあるとは。ちょっと唖然とする。(写真下) ...年間利用客は、どの程度だろう?
さらに進んでいくと、丁字路に出合う。 来た方向を示す道標には、「天神尾根」と書かれてあった。 [右:薬師林道、左:三ノ沢・鍵掛]と示している道標は、支柱が折れて倒れていた。 左に曲がり、登っていく。 本格的な登りで息が切れ、ちょっと苦しい。....ここから高度差約100mの登り |
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[東屋を発見] |
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7:54、小ピークにて日向山方面から続く尾根伝いの山道と合流する。ここから先は、梅ノ木尾根で、よく歩いているコースだ。(写真下)
いつも思うのだが、この道標の「三ノ沢・鍵掛 2k」と書かれてある、この三ノ沢・鍵掛とは、いったいどこだろう。...以前もそんなことを書いたような
カシミールで、ここから2km地点を調べてみると、大沢分岐あたりとなる。
7:55、大山方面へと、尾根の背筋を進む。 |
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[梅ノ木尾根に乗る] |
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山道の登りを終えると、小ピークに辿り着く。(8:16) (写真下)
最初、ここが537m峰だと思っていた。だが、地形図上では、537m峰には南側に尾根が派生しているのに、ここでは、南側に尾根がなかった。....モミの木が2本あり
このピークを下って、次の小ピーク(小さなベンチが一つあり)には、南側から尾根が出ていた。ということで、こっちの小ピークが537mだと判断する。 |
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[537m峰の手前の小ピーク] |
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もう一つ、小ピーク(小さなベンチが一つあり)を過ぎると、散歩道のような尾根歩きとなる。
8:29、山道が、尾根伝いではなく、左にカーブしている。(写真下)
大山へ向かう場合は、この山道から離れて、尾根の背筋通りに直進して登っていく。いつも直進していたのだが、今日は、道標に従って左のトラバース路(浄発願寺奥の院方面)を進む。この先は、自己未踏ルートだ。 |
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[山道は、左にカーブする] |
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低山といえども、未踏ルートは、ワクワク・ドキドキで楽しい。 左手の樹林が切れた箇所があり、ふと振り返って、江ノ島が見えた時は、ちょっとした感動モノだった。
だが、ウカウカもしていられない。トラバース路は、崩壊しやすい。ここも例外ではなかった。道が明瞭でない箇所が出てきた。 |
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[トラバース路が続く] |
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左手に尾根が伸びていた箇所に出る。(8:34)
道標が立っており、左の尾根を下るように指示している。ということで、この尾根を下ることに。
登山道は、殆ど一直線に下っていくような感じだ。
この尾根は、南側斜面の自然林で雰囲気がいい。本来ならば、ゆっくり周囲の木々を撮影しながら下っていきたい所だった。 |
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[尾根の下りとなる] |
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山と高原地図28「丹沢」(2009年)の地図上では、尾根の途中で東側に折れ曲がるようにルートが破線で記載されているが、その屈曲点に到着。(8:45)
ここには、道標が立っていた。(写真下) この道標に気がつかないと、そのまま真っ直ぐ尾根を下っていく可能性大。 |
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[ポイントとなる道標] |
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山道は、トラバース路となり、少しずつ下っていく。
すると、正面に何やら石仏群のようなものが出現する。ここが、奥の院なのだろうか、ちょっと寄り道することにした。 |
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[奥の院の岩屋] |
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なんだろうと、山道を外れて進んでみると、左手に岩窟を見つけた。岩窟の中にも石碑のようなものが見える。そばに説明板が立っており、そこには、ここが「奥の院の岩屋」と書かれてあった。 説明板には、
「慶長13年(1608)、尾張国生まれの弾誓上人によって開かれた岩屋で、この世の浄土と考えられていた。・・・・・(以下略)」
と書かれてあった。
岩屋の上を見ると、この辺り全体が一枚岩のように見える。そこに枝をつけていない、細くて高い木が1本、立っていたのが印象的だった。 |
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[岩屋を撮影] |
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さらに下っていくと、右下にいかにも御堂が昔、建っていたような広場が見えた。 ここにも説明板が立っている。 説明板には、昭和13年の山津波で、ここにあった浄発願寺の本堂・庫裡が倒壊したと書かれてあった。
今では、本堂跡、庫裡跡には、植林が植えられ、そこそこの樹高を有していた。
一人で、ポツンと立っていると、静寂過ぎて、ちょっと不気味な感じがしないでもないが、もう少し、ここに留まり、周辺をもっとじっくり歩き回ってみたい気分だ。 名残惜しいが、出発することにした。(9:08) |
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[奥の院] |
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正面の階段を下っていくと、広場に出た。広場の先には、日向川が流れており、車道が見える。車道に出たら右折し、大山に向かって歩き出す。
車道を歩いていくと、正面に大山が見えた。大山の上は、青空が広がっている。「今日の天気は、最高!〜」と実感。
日向林道を進まず、道が左にカーブしていく所で、直進し、キャンプ場に入る。(写真下) |
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[ふれあいの森 日向キャンプ場] |
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キャンプ場の中の林道を進んでいく。
やがて、林道が二手に分かれるが、直進する方を選択。すると、前方に道が分かれ、左右の沢それぞれに堰堤が見えた。(写真下) 「おやっ! ここにも東屋が」 沢の間にある尾根の先端に東屋が立っていた。....年間利用者数はどのくらいだろうか
右手の沢の堰堤に向かって歩いていく。(9:39) |
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[左右の沢に堰堤あり] |
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堰堤にぶつかるように進むと、左の斜面を登っていくような石段を見つけた。
石段が終わると、何と立派な山道が続いていた。「これならば、ルートを見失うこともないな」と呟き、尾根を登っていく。
先ほど見えた東屋の後方の尾根に乗った。これが、778m峰に続く鍵掛尾根と呼ばれる尾根だ。(写真下) 進路方向は、単純である。より高い方向へ進めばよい。道も明瞭だ。 左手にシカ柵が続いている。だが、穴が開いていたりして、このシカ柵、役に立っているようには思えない。まあ植林が育ってしまっているので、既に不要なシカ柵なのかもしれない。
この斜面、本当に急である。アキレス腱が痛くなるような状況だった。 |
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[尾根から進路方向を見上げる] |
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10:01、前方に大岩が現れる。(写真下)
この岩の左側を回り込み、登っていく。まだまだ登りが続いているが、山道は、相変わらず明瞭だった。 |
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[大岩現れる] |
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10:19、ようやく傾斜が緩み、尾根の先端のようなところに到着。(写真下)
地形図で、下の堰堤から高度差約250mの急登が終了したことを確認。ここは、檜の植林帯で360度、囲まれているため視界が広がらない。
尾根の背筋を進む。すると、途中で右手の木立が途切れる箇所あり。 |
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[前方が緩やかになった] |
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10:32、778m峰に到着。(写真下) 先ほど、鐘ヶ岳などを撮影中、追い抜かれた単独中年女性に追いつく。 聞けば、キャンプ場から大山に向かい、帰路も同じルートとの事。このルート、そんなにいいのですかと尋ねると、人に会わず、静かな雰囲気がいいですねとの返答。
あの急斜面を下ることが全く気にならないというのが、スゴいな〜と、変なところで感心してしまった。
ここでAYさんの真似をし、今回、フルーツとして持参した皮を剥いた一口サイズのリンゴを食べる。山の中で食べると、果物がクセになりそう。 |
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[778m峰に到着] |
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10:46、778m峰を出発。右手の大沢分岐に向かう。
いきなりの急斜面は、霜柱が出来ていた。滑らないよう注意して下っていく。この辺り、標高が高くなったせいか、風が冷たい。
10:54、大沢分岐着。昔からある道標が健在なのが嬉しい。(写真下) 大山三峰方面などを撮影した後、出発。(10:58)
ここから、梅ノ木尾根ではなく、弁天御髪尾根方面に進む。 |
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[大沢分岐にて] |
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急斜面の嫌らしい下りが始まる。だが、ここは、何度も通過しているので、あまり気にならなくなった。ロープに掴まり、下っていく。その後は、ヤセ尾根が続くものの、さっさと通過。
11:09、東屋に到着。(写真下) ....年間利用客は、どの程度だろう?
ここで、ICレコーダ用に使用していたイヤホンが、ついに断線してしまった。 ....やはり、100円shopのイヤホンは長持ちしなかった。
ということで、ICレコーダに同包されたイヤホンを取り出す。 ランチにしようかと思ったが、それほど空腹感がなかったのでパン1個だけ食べて出発する。(11:17) |
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[東屋で小休止] |
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11:20、すりばち広場到着。
ここで、尾根筋の見晴広場ではなく、キャンプ場の方向へ進むことにする。この先も自己未踏ルートだ。
斜面のトラバースを進んでいくと、何やら落石の音がする。どこだと見回すと、正面奥の沢の右岸側尾根上からのようだ。対岸の落石なので、ホッとするが、沢沿いを歩いていたらと思うとゾッとする。 |
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[すりばち広場にて] |
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半ば消えかかったような山道だったが、なんとかルートを見出し、進んでいく。シカ柵の扉を通過すると、明瞭な沢沿いの道となった。(右手に沢あり)
堰堤を見た後も、沢の左岸沿いのトラバース路をひたすら進んでいく。(写真下)
さすがにこのルートだと誰にも会わない。 |
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[沢の左岸を進む] |
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それほど急とも思えない斜面だったが、左手にロープが用意されてあった。(写真下) 沢に下り立つと、立札が立っており、 「経路が荒廃しています。歩行注意 弁天の森キャンプ場管理者」
と書かれてある。キャンプ場から登ってきた人のために掲げてある立札だ。確かにトラバース路は、少々荒れていたな〜と思いながら通過していく。
この先、殆どフラットな沢となった。 |
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[沢に下っていく(ロープあり)] |
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平地のような沢を進むと、再び、堰堤に出会う。ここも先ほどと同様、左岸のトラバース路を進む。
ちょっと道が細いが、踏跡は、あった。 |
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[前方は、フラットな沢] |
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だが、踏跡を進んでいくと、急斜面となった。この先、左から沢が出合っており、沢の合流点に落ち込むような尾根の先端にいるようだ。おかしいと思って、360度、見渡すと、対岸に立派な道が続いているのが見えた。
「やはり、ルートが違っていたか...」、先程の「歩行注意」の立札とロープのおかげで、「ここが、ルートならば、なんでロープが用意されていないのだろう。どうもおかしい。」という疑問が湧いていたのだ。
今、考えると、あの立札は、とても貴重だった。もし、あのロープ、立札がなかったら、「道が荒れているな〜」とブツブツいいながら、そのまま先の急斜面に進んで行ったかもしれない。 |
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[前方は急斜面] |
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再び、堰堤まで引き返した。右岸を見たら、整備された山道が続いていたのを発見。先程は、なんで気がつかなかったのだろう。
教訓:堰堤に出会った時は、両岸のルートを確認すべし。
いつもそう思って歩いていたつもりだったが、一つ前の堰堤を左岸から通過していったことで、ここも左岸という先入観があったのが、そもそもの間違い。 ....時間的に20分ぐらいロスした。(休憩含む) |
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[再び堰堤に戻って右岸側を見る] |
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右岸の植林帯の中の山道を下っていく。
だが、ここで、突然、クシャミを連発。よく見ると、植林は、杉だった。鼻水も止まらなくなった。よほど、この辺り、花粉が相当、舞っているのだろう。
マスクを取り出す。だが、マスクをすると、眼鏡が曇り、歩けなくなる。結局、マスクなしで歩くハメに。 ....せっかくマスクを持ってきたのに |
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[沢を渡る] |
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12:30、ひょうたん広場分岐に到着。
沢沿いにそのまま直進すれば、弁天の森キャンプ場だが、今日は、ここで左折する。
というのも、この後、弁天見晴に登り、弁天御髪尾根を縦走するつもりなのだ。 |
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[弁天の森キャンプ場手前で左折] |
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弁天見晴に登る途中、ひょうたん広場と名付けれた尾根の先端部がある。 ここにも東屋が建っていた。....今日は、これで、何軒めだろう?
この東屋の下で、冬枯れの木立を観賞しながら、遅めのランチタイムとした。(12:42)
左手には、大山が木立の向こうに聳え立つ。山頂の電波塔が肉眼でも見える。
食事終了後、すぐに出発する。(12:57) |
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[ひょうたん広場で小休止] |
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急登が続く。ここは、以前、下りに使用したことがあり、初めてのルートではなかったが、この尾根に対する印象は、以前とだいぶ異なる。今日は、すごく明るい尾根という印象を持った。
だが、キツイ登りだ。肩で息をしながら、時々立止まってしまう。 ....まあそんなに高度差がないのが救い。ひょうたん広場から約150mの登りだ。
13:13、弁天見晴に到着。(写真下)
道標が立っている。今日は、ここから見晴広場への方向へ進む。この先も自己未踏ルートだ。 |
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[弁天見晴に到着] |
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弁天見晴からは、いきなりの超急斜面。道標が示すようなルートとは思えないような道だ。また、倒木のせいでルートが遮断されており、難儀な下りとなった。
ようやく下り終えたところで、振り返る。(写真下) 極端に白い幹と白い根っこが、ちょっと不気味。 |
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[急な下り(振り返って撮影)] |
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鞍部から登りに転じる。登り切ったところが、上弁天。(13:33)
正面にシカ柵があり、その向こうはカヤトの原で、視界が広がる。だが、ここに来て、風が強くなってきた。立止まって風景を眺め続けるには、辛い風だ。
ピーク上の赤頭白杭には、「左:二の足林道ゲート、右:P515 弁天の森キャンプ場」と手書きで書かれてあった。....なんでここに道標がないのだろうと疑問が残る。
ここは右を行く。 |
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[上弁天にて] |
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正面に中弁天のピークが見える。
強風の中、下っていく。この風が弱ければ、ルンルンで下っていけるのだが、そんな甘い状況ではなかった。 |
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[中弁天方面を望む] |
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中弁天のピークに到着。(13:41)
赤松?の根元には、中弁天と書かれたカンバンが掲げてあった。(写真下)
ここで、右側の尾根に向かって下っていく。 |
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[中弁天にて] |
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ここからの尾根は、予想外の美尾根だった。
尾根が左に曲がり、緩い登りとなる。その先には、小高いピークにシカ柵が見えた。
前方の小高い箇所が、515m地点(下弁天?)かなと判断した。 |
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[正面の盛り上がったところが515m地点?(下弁天?)] |
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尾根の最先端に到着。(13:56) この先は、急斜面となっている。南東の方向に下っていくことにした。
自然林の下りなので、明るく、気分は、最高。...風が弱ければもっといいのだが。 |
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[尾根の先端から急な下りとなる] |
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下り終わった後、緩い登りとなる。
前方のちょっと高い位置に植林帯が見える。その植林帯手前に道標が立っているのを発見。 |
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[自然林の中を歩く] |
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道標に近づく。支柱には、見晴広場と書かれてあった。 「ここが、見晴広場?」 と、ちょっと意外。 考えてみれば、稜線上には、見晴広場A、見晴広場Bという名称があり、弁天見晴という名称もある。そして、ここが、見晴広場。
紛らわしい地名より、いっそのこと、見晴広場A、B、C、Dと名付けた方がいいのではないだろうか。 |
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[見晴広場の道標] |
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見晴広場から植林帯にぶつかると、左に進む。
シカ柵沿いに歩いていくと、扉のない箇所があった。(写真下)
ここで右折し、シカ柵を通過、植林帯に入る。 |
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[シカ柵に扉がなかった] |
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植林帯を下っていけば、ゴールは近いと思ったのだが、いささか甘かった。 植林帯を抜けてシカ柵にぶつかり、扉を開けて通過する。
シカ柵の扉の向こうは、自然林。(写真下) ここで、ちょっとルートを見失い、ウロウロする。 少し斜面を下ったら、再びシカ柵の扉を見つけた。 ということで、何のことはない。再び植林帯に突入だ。 |
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[シカ柵の扉を通過し、自然林に入る] |
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植林帯をどんどん下っていく。(写真下)
もう少しで下の広場に出るというところで、シカ柵に扉があった。扉を通過し、ようやく広場に下り立った。 |
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[再び植林帯の下り] |
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広場には、ポツンと下り終えた場所に道標が立っている。右手にゲートがあり、その先は、弁天の森キャンプ場だ。昨年秋にニカニカ集会を実施したところで、もうあれから4ヶ月が経つ。
弁天の森キャンプ場の入口前を通過し、林道(舗装路)に出る。ここから林道を下っていく。 |
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[右手には、林道のゲートあり] |
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尾根の稜線を歩いていた時の強風は、もう感じられなかったが、この辺りは、花粉が飛び回っているようだ。目が痒くて仕方がない。また、鼻水が止まらず、ティッシュが手放せない。マスクを再度、つける。
14:44、左手の弁天岩では、20人ぐらいの人がクライミングを楽しんでいるようだった。(写真下) 岩の下部から人の声が響き渡る。 |
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[広沢寺の岩場(弁天岩)] |
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15:07、河鹿の沢バス停に到着。
ここは、広沢寺温泉始発のバスルート上の停留所で、極めて便数が少ない路線だ。(平日は、1日2本、土休日で4本)
だが、バス時刻表を見ると、15:11厚木バスセンター行きがあった。あと4分という、なんとラッキーなタイミング。ということで、バスの幹線路(広沢寺温泉入口)まで歩くのをやめ、ここでバスを待つことにした。
定刻通りにバスが到着。こうして、今回も無事、帰路についた |
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[河鹿の沢バス停にて] |
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今回は、予定通りのコースを歩き、自己未踏部分を踏破してきました。途中、道に迷ったり、急斜面を下ったりと、いろいろ楽しめました。
また、いつかは、浄発願寺奥の院あたりを目的とした散策をしてみたいと思っています。
ですが、今回も花粉が舞っておりました。鼻水は全く止まらず、ティッシュが手放せない状況が何度もありました。また、クシャミが突如、出たら、目の前が杉林だったということもありました。この症状が出なければ、今が最高の山歩きなのですが。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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