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956m峰 〜2009春ニカニカ集会〜

 山行日
2009年4月12日(日)       曇後晴    同行者:行き8名、帰り4名
 コース
箒沢(8:37)〜<押出沢左岸尾根>〜(10:19)950m圏峰(11:12)〜(11:20)956m峰(14:37)〜(15:50)深田堰堤〜(16:10)四ノ沢黒棚手前(16:13)〜(16:32)深田堰堤〜(17:02)中川温泉
 今日は、第3回ニカニカ集会ということで、急遽、参画してきました。
 ニカニカ集会では、珍しくて美味しい料理を戴き、初めてお会いした方々とも楽しいひとときを過ごしました。
 956m峰までの行きのルートは、比較的、楽しく歩けましたが、下りのルートは、とにかく地形が複雑で、危険箇所は、それほどある訳ではないのですが、初めて単独で歩いたら、間違いなく道迷いになると思いました。
 詳しくは、下記をご参照下さい。 


 御殿場線谷峨駅に7:37に到着。いつものパターンで西丹沢行きのバスを待つ。
 7:46発のバスだったが、50分過ぎに到着。登山者を乗せると、バスは、満員状態となった。
 何でこんなに人気があるのかと思っていたら、後部座席に座っていた団体さんが、浅瀬入口でドッと下車。ミツマタ目当ての山行なのかな?と思いながら、団体さんの後姿を眺めていた。
[谷峨駅前にバスが到着]

 滅多に停車しない中川橋で、登山姿の人が9人下車。すると、今度は、大滝橋でも停車。今日に限って、よく停車する。
 定刻だと、箒沢バス停には、8:26着で、M-Kさんの出発時刻(8:30)に間に合うはずなのだが、時計を見ると、もうその時刻は過ぎていた。アレレ、こりゃ遅刻だと思いながら、箒沢のバス停に降り立つと、ちょうど皆さんが出発されるところだった。(写真下左)
  ....ギリギリセーフ

 先頭を歩かれていたM-Kさんと握手し、初対面のミックスナッツさんをはじめ、皆さんに挨拶。
 8:37、出発。

 今日の登りのコースは、押出沢の左岸から登っていくことを聞いて、ルートを確認。
 中川川(河内川)に出たら、左折し、上流に進んでいく。川の水量は、思ったより少なく、対岸に濡れずに渡れた。さらに上流へと向かう。(写真下右)
[箒沢:皆と合流して出発] [中川川を上流に進む]

 植林帯を登っていく。(写真下左)
 今日は、ニカニカ集会だというのに、背中のザックには中型カメラを入れてきた。この956m峰あたりのブナ林を是非、撮影しておきたいと思ったからだ。ということで、普段より、重いザックとなっていたので、早くも息が切れる。

 やがて、植林帯が終了し、自然林に変わる。
 この頃になると、日が差してきた。あれほど朝は、曇っていたのに、どうやら天気予報通り、晴れになっていくようだ。
 ここも、それほど明確な踏跡がある訳ではないが、手を使って登るほどの急傾斜ではなく、歩きやすいルートを選んで、大きくジグザグに登っていく。(写真下右)
  ....超健脚派のA○さん、○ーちゃん達は、直登。
[植林帯の登り] [自然林の斜面]

 9:26、小ピークに到着。地図上の706m地点だ。
 左側斜面にミツバツツジが1本、咲いていた。M-Kさんがデジカメを取り出し、撮影されている。
 ここで小休止とした。
[706m地点]

 9:29、706m地点を出発。
 この先から、地形がガラリと変わり、ヤセ尾根となった。すれ違いが出来ないぐらいの細い尾根となる。(写真下左)
 そのヤセ尾根が終わったかと思ったら、今度は、急登となった。この急登は、ほんの3、4分で終了したが、ちょっと下りの場合だと、滑りやすく、危険だなと思えた。

 その後、傾斜は、キツイが、斜面が巾広くなり、歩きやすい状況になった。
 ほぼ直登に近い形で登っていくと、前方がスパッと切れていた。(写真下右)
 近づいてみて、崩壊地の端だとわかった。ガスが発生していたら、ちょっと危険な箇所だ。
 だが、ここは、木立がないため、視界が広がった。
[前方は、ヤセ尾根] [右手に大きな崩壊地]

 崩壊地は、見事なくらい白い、砂地のような斜面だ。
 見上げると、崩壊地の上が、すぐ稜線のようだ。
 もう少しで稜線に出るということが分かったので、この後、足にパワーが入った。
 崩壊地の上部を通過していき、ようやく稜線に上がった。(10:19)
[崩壊地の上へ(振り返って撮影)]

 稜線に出たところが、956m峰手前の950m圏峰だ。ここで小休止し、コーヒータイムとなった。
 だが、AYさんからビールの差し入れが。 .....ご馳走様です。
 ということで、コーヒーを戴く前にAYさん、まーちゃんとともに缶ビールで乾杯。(写真下左)
. ....喉が渇いていたので、一気に飲んでしまった。

 その後、周囲のブナ林を観賞しながら、丹沢写真館さんからコーヒーを戴く。(写真下右)
. ....これまたご馳走様です。

 皆さんが出発されるとき、我儘を言わせてもらい。ここで一人残り、中型カメラで周囲のブナ林を撮影することにした。
 すると、単独男性が北側から登って来られた。
 ....ZAPさんと分かった。
 ここの木は、枝振りがよく、何となく元気のある木が多いように見受けられた。
 そんなことを感じながら、カメラのシャッターを押し続ける。
 ブナ林の中で一人、撮影に集中していた。
  ....至福の時
[950m圏峰にて] [小休止のコーヒータイム]

 撮り終った後、956m峰に向かう。
[950m圏峰から956m峰へ]

 声が聞こえる方向に進むと、すでに皆さんがシートに座って、ニカニカ集会が始まっていた。
 そこにkazさんとKATさんが登場。Kazさんとは、massyさん主催の寒中キャンプ以来だ。KATさんとは、初対面だった。
 そして、続いて単独の男性が登場。どなたなのか自己紹介されるまで、誰もわからなかったが、「ゼフィルスです。」と名乗られた時、「ウォー」との歓声が。
 「丹沢の滝ホームページ」を開設されている方で、このサイトには、私もチョコチョコ、お邪魔していた。
 その後、ykさんが合流。ykさんとは、2月の大栂のコラボ山行以来だ。
 そんな中、T・Sさんの料理で、ボタン鍋が皆さんに配られた。アツアツで、見事な味だ。こりゃウマイ!ということで、おかわりしてしまった。
 その後、AOKさんからポップコーンの差し入れが。たった今、作られたポップコーンに味付けパウダーを振りかけ、熱いうちに戴く。
  ....そういえば、AOKさんは、第2回ニカニカ集会の時、石焼き芋を作って戴いたのを思い出した。

[956m峰にて] [イノシシのボタン鍋]

 話題は、尽きない。
 M-Kさんから風人社の「KAZESAYAGE」の話について
 ZAPさんのバリルート談話
 KazさんのGPS話
 ゼフィルスさんから、丹沢の滝について
 AOKさんからは、ご自身の膝痛療法について
  :
  :
 皆さん、話し上手で、時間は、アッという間に過ぎていく。
[話は尽きない]

 ちょっと、周辺のブナ林を撮影。
 ここは、標高が1000mに満たないのに見事な広葉樹林だ。ひょっとしたら、丹沢の中で一番、人手の入り込んでいない地域かもしれない。
 14:00を過ぎたところで、先発陣が出発された。Kazさん、KATさん、ZAPさん、ゼフィルスさん、ykさん。
 その後、ブルーシートをしまい込み、残りのメンバーも出発することに。
 ここで、2グループに分かれた。M-Kさん、T・Sさん、aibouさん、ミックスナッツさんは、北東に向かう。残りの丹沢写真館さん、AYさん、まーちゃん、AOKさん、私は、南西に向かう。
 14:37、それぞれ出発した。
[長閑なひととき] [おのおの出発]

 我々5人組は、山頂から南西斜面を下っていく。
 木がなければ、スキーのゲレンデになるような斜面で、尾根という感じではない。
 「もう少し右だったような」
 「いや、ここで左」
 などというルート選定の声が飛交う。私は、このルート、初めてだったが、よく見たら、他の人は、この斜面を以前、下ったことのある方ばかりということに気がついた。
[956m峰からの下り]

 AYさんを先頭に下っていくと、炭焼き窯跡にぶつかった。
 「ここが1番目の窯です。」
と、AYさんからの説明。
 その後もトラバースしたりしながら、斜面をどんどん下っていく。(写真下左)
 次々と炭焼き窯跡と出合う。(結局、4箇所の窯跡があった)
 ヤセ尾根を通過し、尾根の先端のような箇所を通過していく。とても初心者の行ける所ではなかった。複雑な地形なのに1/25000地形図では、単純な表示になっている。もっと細かい縮尺の地図が欲しいところだ。
  ....1/10000地図とか

 落葉を蹴散らして、斜面を一気に下降するが、これだけの落葉に対し、ヒルがいないのが嬉しい限り。(写真下右)
 しかし、今、自分がどこにいるのか、サッパリ分からなくなった。植林帯の中を緩く登り、その後、小さな稜線(ここも植林帯)にようやく登り終えた。
 1/25000地形図を取り出し、AYさんに現場所をについて質問すると、
 「560m峰の南東部です。すぐこの先が560mピークですよ。」
 「なるほど」
 ようやく自分の場所が判明した。
[途中のトラバース路] [自然林の斜面を一気に下る]

 ついでに、AYさんと560m峰に寄り道することにした。(写真下)
 15:36、560m峰に到着。周囲を見渡すと、雑木林の向こうに山々が見える。
 日は、やや西日になっていた。
 来た道を引き返し、南方向にのびる細い尾根を下っていく。
[560m峰にて]

 殆ど一直線に下っていく。左手は、急な斜面(というか殆ど崖)だ。
 最後は、河原に下り立った。すぐ下が、深田堰堤だ。
 ここで、先行隊のKazさん、KATさんに再会。お二人は、そのまま堰堤の横を通り、下流に向かわれるとのことだった。(写真下左) こちらは、滝巡りをしようということで、反対側の上流に進む。(写真下右)
[深田堰堤の上流側にて] [さらに上流へ]

 右手に沢が出合う。八ノ沢だ。ちょっと寄り道する。正面には大滝が見えていた。大滝といっても残念ながら、水量が少ないのでちょっと迫力は、今ひとつだった。(写真下)
[八ノ沢の大滝]

 本流に戻って、さらに奥の四ノ沢を目指す。(写真下左)
 沢が急に狭くなってきた。沢の水辺を滑らないように注意して進んでいく。
 16:10、目の前に黒棚が見えてきた。
 撮影後、引き返す。(16:13)

 再び深田堰堤の上に戻ってきた。ここで、右岸から下流側への作業路を進む。(写真下右)
 その後、右岸を歩いていく。
[さらに奥へ] [再び深田堰堤]

 堰堤が目の前に現れたところで、左岸沿いに続くトラバース路を歩くようになった。
[トラバース路を進む]

 左手には、ミツマタの花が満開となっていて、ちょっと和む光景だった。(写真下左)

 16:52、広い河原に出た。先頭を歩かれるAYさんのシルエットが印象的だ。(写真下右)
 この先、1/25000地形図上では、堰止め湖のように記載されていたが、実際は、単なる広い河原だった。
[左手斜面にミツマタの花] [沢沿いに歩く]

 やがて、堰堤の右側に立派な道が続いていることに気がつく。その道を下っていくと、人家が見えてきた。
[人家が現れた]

 中川温泉に入り、中川川を渡ったところで、迎えに来て頂いたM-Kさん、ミックスナッツさんと合流した。(写真下左)
 箒沢の駐車場に一旦戻った後、皆で、喫茶「一茶」に集合する。
 ここは、喫茶と書かれてあったが、ビール系のアルコール飲料も置いてある。ということで、AYさんと一茶の駐車場前で乾杯。(写真下右) 
 しばし、一茶の中で談話した後、帰路についた。
[中川温泉にて本日は、終了] [一茶にて乾杯]

 だが、この前と同様、途中で車から降ろしてもらい、AYさん、まーちゃんと新松田で駅前反省会。
  ....またまたビール。
 [新松田でも乾杯]


 今回は、ニカニカ集会に突如参画させていただき、ありがとうございました。
 皆さんとお会いできまして、非常に楽しいひとときを過すことができました。....天気も最高。
 集合場所となった956m峰のロケーションも文句無しでした。
 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。 ....駅前反省会でも宜しくお願い致します。

<本日の参加メンバー>
 M-Kさん、丹沢写真館さん、まーちゃん、AYさん、T-Sさん、Aiboさん、ミックスナッツさん、AOKさん、Kazさん、KATさん、ZAPさん、ykさん、ゼフィルスさん、花立小僧の14名

<同行メンバー>
 行き:M-Kさん、丹沢写真館さん、まーちゃん、AYさん、T-Sさん、Aiboさん、ミックスナッツさん、AOKさんの8名
 帰り:丹沢写真館さん、まーちゃん、AYさん、AOKさんの4名。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。