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大野山

 山行日
2009年10月11日(日)       晴   単独行
 コース
大野山登山口(10:22)〜(10:51)共和小学校〜(12:19)イヌクビリ〜(12:28)大野山(13:28)〜(13:32)展望歩道橋(13:46)〜(13:53)まきば館(13:57)〜(14:20)深沢三差路(15:02)〜(15:19)十字路〜(15:36)頼朝桜〜(15:49)嵐〜(16:06)谷峨
 今回の山行は、今年2回目の大野山です。
 前回(2009-7-5)は、曇空の下、周囲の山々は、富士山をはじめ、何も見ることなく、下ってしまいました。それ以来、いつか天気のよい日に、あの牧草地内にある歩道橋の所で、富士山を眺めてみたいと思っておりました。さて、今回は?
 詳細は、以下をご覧下さい。


 結局、出発したのは、8時少し前。完全な寝坊だった。
 今日の天気は、快晴だと、はっきりわかるほど、すでに陽が高い。予定より2時間遅れている。東海道線に飛び乗り、携帯で乗換検索すると、この先、国府津での御殿場線接続がタイムリーであることがわかり、ホッと一息。
 だが、気がついたら、国府津を通り過ぎていた。丹沢に通い始めて幾度となく、国府津で御殿場線に乗り換えているが、乗り過ごしたのは、初めて。
  ....年をとったせいだろうか


 今日は、どうかしているなぁと思いながら、再度、携帯で乗換検索。
 小田原まで行き、小田急で戻って新松田で御殿場線に乗り換えても、東海道線で国府津に引き返しても、到着時刻は、同じだったので、結局、国府津に戻り、目的の山北に到着したのは、10時を過ぎていた。
  .....携帯の乗換検索は、本当に便利だということを痛感


 山北駅で、客待ち状態のタクシーを捕まえて、「大野山登山口バス停へ」と行先を告げる。 
  ....今日は、遅刻したので、奮発してタクシー利用


 バス停に到着後、デジカメで記念撮影。
 10:22、ザックを背負って、いざ出発。大野山山頂には、来た道を少し戻って、左折するのが、近道である。それゆえ、大野山登山口バス停まで、タクシーで乗ってくる必要はなかったのだが、スタート地点を明確化する意味で、敢えて乗ってきた。
 だが、その結果、思わぬ光景に出くわした。
[今回のスタート地点:大野山登山口バス停]

 正面からバスがやってきたのである。
 見れば、大野山登山口行きのバスだった。
 ....せっかくのタクシー利用が。

 大山登山口行きのバスは、確か休日だけの1、2本程度の便数の筈なので、山北駅では、全く当てにしなかったのだが、さっきの御殿場線に接続していたとは。
 ハナからバスの時刻を意識していなかった自分が情けない。
 ....やはり、年をとったせいだろうか。
[バス停を振り返って撮影]

 左折する場所にて、撮影していたら、さっきのバスが折り返して、新松田行きとなっていた。
 複雑な気持ちで、バスの後姿を見送る。(写真下右)
[少し戻り左折する(振り返って撮影)] [バスを見送る]

 気分を新たに大野山を目指す。
 ふと見上げると、空が青い。今日は、本当に素晴らしい天気であることを再認識。
.  ....富士山に期待が高まる

 人家の前を通るようになると、分岐が多くなるが、間違えそうな場所には道標が掲げてあり、迷うことはなかった。
[住宅地を進む]

 人家が途切れたなと思ったら、右手の路傍に馬頭観音を見つけた。
 ....馬頭観音ファンとしては嬉しい限り

 元号が「大正」と読めるので、比較的新しい観音様のようだ。
[馬頭観音を発見]

 住宅街の中の上り坂の後、水平に歩いていくと、小学校の前に出た。校庭の先には大野山の頂上方面がよく見える。
 西側には、富士山が見えるのだが、今日は、あいにく一塊の雲により、姿を見せず。
[共和小学校] [西側の富士山には雲あり]

 車道を進み、やがて地蔵岩と書かれた道標を見つけた。
 ここから登山道に入っていく。
[地蔵岩で登山道へ]

 斜面を登っていくと、地蔵岩観音への分岐路が左にあった。
 ちょっと寄り道して、地蔵岩観音に参拝。
[地蔵岩観音に参拝]

 再び登山道に戻る。樹林の中の道を進んでいくと、中年女性2人組とすれ違う。もう下山するパーティが、と思い、時計を見れば、11:35。確かに朝から登っていれば、下る時間かと納得。
[視界の広がらない山道を行く]

 樹林帯から出たら、眼前には牧草地が広がった。(写真下)
 そして、最後の直線登りが待っている。何度か、ここを登っているが、一気に登った例がない。今回も、途中2、3回、休んでしまった。
[前方が牧場となる]

 登りきると、ベンチが並んでいた。その向こうには、大野山の頂上方面が見える。今日は、緑が眩しい。
 さらに進み、尾根の背筋沿いに続く舗道に出た。ここからは北側の風景が広がった。  
[登りきると大野山頂上が見えた]

 イヌクビリを通過し、大野山に頂上に到着。(12:28)
 ちょうどランチタイムと重なったこともあり、頂上には大勢の人々が休憩中だった。
  ....数えたら、70人ぐらいだった。こんな人数は初めて。でも、大野山の山開きの時は、もっと多数の人々が訪れるらしい。

 富士山が見えるかどうか確認するため、西側に少し下ってみる。
 今日の富士山
 今日は、中型カメラも背負っており、三脚を立てて、同じように富士山を撮影する。
[大野山頂上]

 昼食を終え、展望歩道橋に向かう。前回は、全くと言っていいほど視界不良だったが、今日は、相模湾まで見渡せる。酒匂川沿いに広がる平野部は、市街地が続いていた。
 ちょっとドキドキしながら緩やかな斜面を下っていく。
  ....歩道橋の富士山に期待
[展望歩道橋に向かう]

 ほどなく展望歩道橋に到着。
 あれっ、牛がいない....前回は、牛が何頭も休憩していたのだが、今日は1頭もいなかった。
 だが、晴れた日の光景は、やはり格別だった。
 手摺に両腕を置きながら、牧草地の中の一本道や、相模湾をいつまでも眺めていた。
 さて、富士山は?と、富士山方面に目を向ける。
[歩道橋にて]

 この先、牧草地の中の一本道を進み、まきば館へと下っていく。
 まきば館に立ち寄ってみたら、ろくろを使って陶器を作っている人たちを見かけた。何やら陶芸教室のようなイベントが開催されているようだ。
 13:57、まきば館を出る。
 さて、どっちに向かうか....ちょっと考えた末、前回と同じように深沢三差路にある休憩所に行くことにした。
[まきば館にて]

 14:20、休憩所に到着。
 前回(2009-7-5)は、ちょっとした被写体に出会ったので、時間がかかったが、今日は、スタスタと下ってきてしまった。
 前回同様、ここで休憩することにした。
[休憩所にて]

 おにぎりセットを注文。(注1)
 出てきたのが、写真下左。(但し、ゆで卵は、オプションで別料金)
 金額も超リーズナブルでビックリ。
 おにぎり1個に対し、ちょっとオカズが多いのでは、という理由をつけ、缶ビールを追加注文。

(注1)おにぎりセットは、常に用意されているメニューではありません。
  ....でも、品書きにあれば、是非、ご賞味を
[おにぎりセットを注文] [缶ビール]

 休憩所からは、車道をそのまま下っていけば、R246に出られるのだが、今日は、谷峨に下ってみることとし、水平に西へ進んでいく。(写真下)
 地図上では、水平だと思ったのだが、実際は、上り坂だった。
. ....これは、大きな誤算だった。

 まあ初めての道だし、と自分を納得させ、黙々と進む。
[休憩所を出発(振り返って撮影)]

 15:19、十字路に着いた。
 ここは、大野山頂上から直接、谷峨方面に下っていく時の通り道である。この先谷峨へのルートは、既に知れた道である。十字路を左折し、谷峨へと下っていく。
[十字路に到着]

 途中、頼朝桜(注2)を通過。
 そういえば、この桜が満開の時に訪れたことはないな〜と思いつつ、デジカメ撮影。

(注2)頼朝桜
 昔、源頼朝がここを通った際、杖をついて休んだところ、その杖が根付いてこの桜になったと伝わっています。・・・・ 近くの案内板(かながわの古道50選「奥山家(おくやまが)古道の都夫良野付近」)より
[頼朝桜(振り返って撮影)]

 住宅地に出たところで、掲げてある大野山ハイキングコース入口の看板。
 この看板を撮影するのが、何故か定例化している。
[大野山ハイキングコース入口の看板]

 谷峨駅近くになると、大勢のハイカーに追いついた。どうやら、この時間帯が、帰路のピークのようだ。
 16:06、谷峨駅に到着。
 駅のホームの垂幕で、今年の世界陸上ベルリン大会の女子マラソンで銀メダルを勝ち取った尾崎好美選手が、この山北中学校出身であることを知った。
 [谷峨駅にて]


 今日は、寝坊し、さらに乗過ごすなどで、登山口出発は、かなり遅れ、オマケにバスがやってくるはと、前半は、散々でしたが、後半、富士山の眺めと、おにぎりセットで復活しました。
 天気が良く、富士山を望むことができたので、気分もスッキリしました。そんな意味で、とても満足な1日でした。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。