トップページ山行リスト(日付)>塔ノ岳・鍋割山_記録20100101


塔ノ岳・鍋割山

 山行日
2010年1月1日(金)〜3日(日) 晴  単独行
 コース
大倉(8:30)〜(9:49)駒止茶屋〜(10:18)堀山の家〜(11:50)花立(11:55)〜(12:25)塔ノ岳(泊)
塔ノ岳(10:13)〜(10:50)大丸(10:57)〜(12:01)小丸(12:05)〜(12:55)鍋割山(泊)
鍋割山(9:14)〜(10:08)後沢乗越(10:10)〜<後沢>〜(12:07)寄大橋(12:10)〜(12:44)寄(13:04)〜(13:31)寄自然休養村〜(15:02)最明寺史跡公園(15:10)〜(15:43)桜観音前R246交差点〜(16:07)松田
 今年も正月早々、塔ノ岳に登ってきました。
 毎年正月に夕日と富士山、朝日と大山を撮影するために塔ノ岳に登っています。これは、もう自己年中行事になっております。
 また、今回は、もう一つ目的がありました。尊仏岩跡の探索です。今まで何度となく塔ノ岳を訪問していますが、この尊仏岩跡には行ったことがありませんでした。
 ネットで調べますと、いろいろな方々が訪問されています。ですが、今回、あまり尊仏岩跡の位置情報については、予備知識を得ず、探す楽しみを残して出掛けてきました。
 また、今回の山行の後半は、別の意味で楽しめました。 
 詳しくは、以下をご覧下さい。 


<第1日:大倉〜塔ノ岳>

 大倉8:30に出発。
 元旦ということで早朝、実家で雑煮を食べてきたせいか、腹ごしらえは十分。
 だが、背中のザックの中には、中型カメラ&レンズ、ザックの横には中型カメラ用三脚を付けているので、いつもの山行よりは、重い装備となっている。まあ、昼頃に山頂に着けばいいだろう−そんな気持ちで歩き始めた。 
 歩きながら、今年の初日の出のシーンを思い出す。
 確か昨年もそうだったと記憶しているが、今年も初日の出は、小田急線の車中から拝んだ。初日の出の光が車内に入り込んできたとき、突然、車内アナウンスが聞こえてきた。車掌からの丁重な新年の挨拶だった。昨年は、新年のアナウンスなんてあったっけと思いながら、こんな形で初日の出を迎えるのもいいものだと思った。 
[今回のスタート地点:大倉バス停]

 それにしても下山者が多い。大倉から見晴茶屋まで、すれ違った人数は、約75人。この時間帯で下ってくる人たちは、塔ノ岳からの帰りだろうか、それとも花立あたりだろうか。
 10:18、堀山ノ家到着。ここまで途中、休憩した訳ではないのだが、ずいぶん時間がかかってしまった。見晴茶屋からここまですれ違った人は、104人。休憩していた人はカウントしていないので、実際は、もう少し多い。この時間帯なので初日の出は、塔ノ岳で迎えた人たちだろう。
 堀山の家の前ではザックを下ろさず、デジカメ撮影するだけで通過。いつものことながら、この先の登りがツラい。
[富士山が見えてきた]

 ゆっくり歩いて花立山荘下の階段手前まで来た。ここまで来ると、日が照りつけているのに吐く息が白い。気温が一気に下がったようだ。
 振り返ると、大島が良く見えた。この大島の光景を撮影していたら、
 「ここに居たか」
と背後から声が掛かる。
 よく見たら、父だった。
. ....親戚の皆様。お待たせしました。久々に父の登場です。
 今回、息子が大倉尾根を登ってくるのを知っていたので、鍋割山から塔ノ岳を経由して下ってきたとの事。
[父登場]

 父の場合、鍋割山荘で新年を迎えるのが、ここ何年か続いている。私の場合は、1日遅れで、元日に丹沢へ登るのが常となっているのだが、こうやって山中で出会うのは初めてだった。
 父は、「昨夜は、楽しい酒だった。」と、ニコニコしている。今年で82歳となる父であるが、まだ足腰は丈夫で、昨年は、槍ヶ岳、北岳、金峰山と登っている。
 息子から引退勧告を受ける前に山を引退する時は、自ら引退宣言すると言っている父だが、まだその気は、なさそうだ。
  ....まずは、3000m峰からの引退宣言らしい。

 会話の後、父の後姿を見送ったが、その下っていく姿を見ると、まだまだ大丈夫のように思えた。
  ....ゴルフは、飛距離が出なくなっているので、そろそろ引退か?
[後姿を見送る]

 花立山荘に11:36着。西側に聳える富士山は、山頂に雲がかかっていた。
 金冷シを過ぎると、頬に当たる風が非常に冷たく、手も一気に冷えてきた。これは、相当、外気温が下がったなと感じられた。
[花立山荘前からの富士山]

 12:15、塔ノ岳頂上にようやく到着。
 山頂にはそれほど人影は見られなかった。立ち止まると寒く感じるので、サッサと尊仏山荘に入る。
 ホットコーヒーを注文し、一区切りついたところで、宿泊の手続きを行なう。
 その後、サブザック(軽アイゼン(4本爪)、補助ロープ、水、ライトetc.)を背負って、山荘を出発。(13:06)
 いよいよ尊仏岩跡の探索がスタート。まず玄倉に通じる山道を下っていく。
[塔ノ岳頂上に到着]

 水場に到着。ここは、尊仏山荘も利用している水場である。水の湧いている2箇所には、山荘の赤タンクが置いてあった。
 尊仏岩は、関東大震災で大金沢に崩れ落ちてしまい、今は、首のない石仏と板碑だけとなっている。その岩跡を初めて知った頃、この水場から水平に丹沢山方面に斜面をトラバースしていけば、尊仏岩跡に辿り着けるような文献を読んだ記憶があった。
 そんな訳で、水場から北側(丹沢山)へと斜面をトラバースしていくことにした。 
[玄倉側へのルートで水場に着いた]

 辺りは、広葉樹林。葉を落としているので、西側の山々を見ることができる。
 歩き始めたら、水場からのトラバースは、事実上、無理なのがわかった。ガレ場がコースを遮断しているのである。結局、山頂に登り返して、ガレ場を巻いていく
[トラバース方面]

 再び下って水平に進んでいくが、今度は、もっと大きなガレ場にぶち当たった。これも、トラバースできないので、これまた上へと向かう。結局、山小屋のすぐ下の小広場まで登ってきてしまった。
 ガレ場を巻いたところで、再び西に下っていく。
 だが、下っていけるのは、途中までで、その先は急な崖になっていた。これは、この先はちょっと無理ということで、引き返し、北側へ進み、草っ原の斜面を下っていく。
 草がなくなると、土の斜面となる。この土の斜面が曲者で、コチコチに凍っているので、フリクションが利くかと思えば、ポロッと崩れる場合もあり、体重のかけ方に細心の注意を払う。
[ガレ場に当たる]

 だが、肝心の尊仏岩跡が見つからない。
 左右、ならびに下方を注意して見渡すが、岩跡のような場所は見当たらない。周辺は、冬枯れ状態の広葉樹林なので比較的、山の岩肌は見えている。
 さらに丹沢山寄りだろうかと北側を眺めるが、その先は、丹沢山へ通じる山道の尾根筋で、こちら側だとすると、あまりにも丹沢山寄りだと思われる。
 いったいどこだろう...やはり、もう少し下っていかないと、わからないのか。
 しかし、むやみに下っても、下は、どこもヤセ尾根の急斜面である。どこまで下ってみればいいのかわからないと、何度も登り返さないといけなくなる。

 しばし、急斜面に立ち尽くす。ふと時計を見たら、15:20。すでに2時間以上、歩き回っていた。
 日は、だいぶ傾いている。今日のところは、諦め、山小屋に戻ることにした。 
[歩き回った西側の斜面を振り返る]

 尊仏山荘に戻り、土間でくつろいでいた時、思い切って小屋のご主人、花立さんに尋ねてみた。
  ....イ○イ○さんと、結局、同じ行動パターンとなってしまった。
 「あそこを曲がって、....その下ですよ。」
と教えてもらうと、先ほどまで歩き回っていただけに光景が脳裏に焼きついている。
 このため、完璧に理解できたのだが、逆にそうであれば、上から見下ろしていた時、なんで気がつかなかったのだろうという疑問が湧いた。
 まあ、明日の朝の楽しみにしておこうと、2階の寝室に上がり、中型カメラ、三脚を取り出すとともに防寒の装備をして、夕日の撮影準備に入る。 

 富士山は、雲に隠れていなかった。
 毎年撮影しているので、この時の寒さは、結構、シビアなのを知っているのだが、今日は、それほど寒く感じなかった。珍しく風が吹いていなかったせいかもしれない。
 日が暮れた後の17:30に夕食が始まる。
 夕食後、小屋のスタッフの方から、「外は、満月の夜ですよ」と聞かされ、小屋の外に出てみた。
 その後、山小屋に戻り、土間のストーブの近くで焼酎を飲みながら、消灯時間まで小屋のご主人と話をさせてもらった。
  ....ほろ酔い気分。

<第2日:塔ノ岳〜鍋割山>

 翌朝、大山と朝日の撮影を開始。薄暗い中、山小屋を出る。
 山頂の日時計の所に何故か温度計が置いてあった。
 マイナス7.9度と表示。
  ....デジタルタイプは、どうも好きになれないのだが。

 中型カメラを三脚にセットする。やはり、待っている間は、寒い。特に右手は、素手で操作するため、どうしても冷たくなる。昨日の夕方は、ICレコーダが機能したのだが、今朝は、気温が低いせいか、動作しなかった。このため、中型カメラの撮影データは、手書きメモで代用。 
 ....今回、シャーペンを忘れ、ボールペンしかなく、低温でインクが固まり、擦れてしまい、アセる。
 徐々に明るくなっていく。
[山頂の気温]

 朝日の撮影終了後、山小屋を出発し、昨日の続きで尊仏岩跡を探索する。ザックを途中の斜面に置き、補助ロープを肩に掛け、さらに下っていく。
 もう下る場所は、わかっているので、焦る必要は無い。だが、足早になってしまう。
 下っていく時に一箇所、1mほど、急な下りになったので、せっかくだから持参したロープを使用する。さて、このあたりから岩跡が見えないと、昨日の話からして、おかしいのだが...と思い、斜面を見下ろすが、やはりわからない。
[昨日の続きで西側斜面を下る]

 このあたりでわからないとすれば、上から見ても絶対わからないなと思って下っていくと、おやっと思えた場所に出た。思わず、ニヤリとしてしまった。
 ようやく尊仏岩跡に到着である。なんと、5mぐらいまで近寄らないと、わからない様な大きさと形状だった。初めて対面できたという感動よりも、ようやく見つけることができたという安堵感の方が明らかに大きかった。
[前方に発見]

 近寄って参拝した後、デジカメで何枚も撮影する。背景には冬木立の向こうに不動ノ峰が聳え立つ。昔は、ここまで来て尊仏岩を参拝していたのだろうか。そんなことを思いながら、ここまでのルートを振り返る。
 さて、引き返そう。そう思い、来た道をたどっていく。登りの場合は、かなり楽に行けた。先ほどロープをつけた箇所もロープは不要だった。
 登っている途中、ふと振り返ると富士山が目に入った。
 ザックを回収し、再び尊仏山荘にお邪魔する。(9:10)
[尊仏岩跡]

 山小屋のご主人、花立さんに無事辿り着けたことのお礼を伝えた後、コーヒーを注文。
 冷え切った日陰の斜面を歩いた後だけに熱いコーヒ−が嬉しい。山小屋の中は、すでに到着した登山者が休憩中で、賑やかだった。
 10:13、山小屋を出発する。この後は、直接、鍋割山へ向かうことにした。 
[塔ノ岳を出発]

 大丸の登り返しから、ブナの木が目立ってくる。この先の鍋割山稜は、丹沢の中でも特に気に入っている場所のひとつだ。
 大丸を過ぎて、変形ブナに到着。
 勝手に「変形ブナ」と呼んでいるブナの木だが、ここを通る時は、必ず撮影してしまう。
[毎度の変形ブナ]

 小丸の樹林帯など、冬枯れの木立を観賞しながら、デジカメを取り出しては撮影するという、至極、自分にとって贅沢な時間を過ごす。
 小丸のピークを過ぎた所で、右に少し入る。
[小丸の樹林帯(振り返って撮影)]

 鍋割山頂上には、12:55着。
 塔ノ岳から約2時間40分ぐらいかかっている。随分ゆっくりした山歩きに見えるが、一度も腰を下ろして休憩などはしていない。あちこち撮影していただけで、こんなに時間を食ってしまった。

 本日の宿泊先である鍋割山荘に入り、草野さんご夫妻に新年の挨拶を交わす。その後、鍋焼きうどんを注文。
[小屋の中で鍋焼うどんを食べる]

 食後は、ゆっくりと小屋の中の書棚から山岳書を読み漁ることにした。そうしているうちに本日の泊り客が小屋に到着してきた。よく見れば、小屋のイベントの時にお目にかかった方々だった。そんな訳で、夕食前から皆さんと酒が入り始めた。
 ちょっと富士山の様子を見ようと外に出てみたら、別の被写体を発見。

 そろそろ日が落ちますよとのアナウンスがあり、外に出てみる。今日も、昨日と同様、雄大な裾野を広げた富士を眺めることができた。
 日没後は、楽しい飲み会となった。
[落日のシーン]

 <第3日:鍋割山〜松田>

 3日目の朝、さっそく朝日を撮影。
 朝食を終えると、昨夜一緒に飲んだ人たちも、出発していく。草野さんご夫妻に挨拶し、ボチボチ出発することに。(9:14)
[鍋割山荘を出発(振り返って撮影)]

 単独男性とすれ違う。一番バスにしては、時間が早いなと思い、尋ねてみると、ゲート手前の県民の森駐車場からマイカーで来られた方だった。
 その後は、団体さんなど、どんどん登ってくる。正月の初登りというところだろうか。
[登山者とすれ違う]

 後沢乗越にて、小休止。(10:08)
 さて、今日は、どうやって下ろうかとここで思案。栗ノ木洞の登りに対し、今日のカメラ荷物&昨夜の酒では、ちょっと辛いとの理由から、ここから寄方面に下ることにした。
[後沢乗越にて(振り返って撮影)]

 このルートは、バリルートだが、経路が明瞭だ。植林のおかげで作業道がある。
 スタスタと前半は、尾根を下り、後半は、沢沿いに下っていく。(写真下左) 但し、後半の沢沿いルートは、木橋や桟道が老朽化しており、ちょっと危険。その沢沿いのルートの途中に立派な案内板(かながわの水源の森林づくり)が立っていた。(写真下右)
 こんな場所で、いったい誰が見るのだろうか???
  ....バリルート仲間では有名らしい。
[後沢沿いのルート] [立派な説明板]

 11:41、車道に出たところで、寄に向かう。正月ということもあり、誰にも会わない。
 寄大橋に出て、道幅が広くなっても、人や車とすれ違うこともなく、ひたすら寄バス停へと歩いていく。
 ....あの直線道路は、長く感じる。
[寄大橋手前のゲートにて]

 12:44、寄バス停着。
 バス停には、13:35のダイヤが記載されている。ゆっくりできるなと、バス停の記念撮影をしていたら、通常のバスダイヤの裏側に「年末年始ダイヤ」なるものが貼ってあり、よく見ると、12:25の次は、14:35となっていた。
 ガーン!!と、ハンマーで頭を叩かれたようなショック。最悪でも1時間と思っていたのだが、1時間50分もある。よりによって、バス停隣の店は、正月のせいか開いていなかった。
 さて、どうするか?ここで2時間近く待つのは、面白くない。昼食をとりながら、丹沢の地図を広げる。寄周辺の古刹でも訪ねるかと思ったが、この間の最明寺史跡公園への道を歩いていないことに気がつき、それにしようと即決。
[寄バス停にて]

 すぐさま、歩き始めた。(13:04)
 中津川沿いを歩き、田代橋を渡り、寄休養村の管理棟の前を通過する。その先の駐車場の所で、案内板を見つけた。(写真下)
 案内板によると、これから歩く予定のコースは、「松田山みどりの風自然遊歩道」と呼ぶらしい。
 ここから最明寺史跡公園までは、2時間5分の行程で表示されてあった。まあ、明るいうちには松田に下れるだろうとの思いでスタート。(13:35)
[松田山みどりの風自然遊歩道の案内板]

 13:45、分岐点到着。ここまでは以前歩いたルートだ。
 この先の左折ルート(最明寺史跡公園方面)は、自己未踏ルートとなる。
 ここを左折していく。
 分岐路から、そう遠くない地点で、この先の山道が、それほど整備されていないように思えた。
 あまり人が歩いていないようだ。
[分岐点に到着]

 左手には、中津川を挟んで対岸のバス通りが見える。
 その登りを終えると、送電鉄塔の下に出た。
 こんな場所に送電鉄塔があったのかと、全くのノーマークの鉄塔だった。(酒匂川線No.63)
[鉄塔下の道標]

 だが、この先が全くの予想外だった。尾根沿いに歩いていくと思ったら、道は斜面をジグザグに下り始め、ついに沢まで下ってしまった。
[鞍部は、小沢だった]

 その後、恐れていた通り、対岸の斜面の登り返しとなる。見上げれば顎が突出るくらい、急登だった。こんな急斜面でもハイキングコース?と、疑問を呈しながら、背中の中型カメラ、レンズ、三脚が重く感じ、前に足を出すパワーが出なかった。
  ....アルコールは抜けた筈なのだが。
 もっとお気楽コースかと思っていたのだが、やはり低山コースといえども、山は侮れない。
[急登が始まる]

 振り返ると、先ほどの送電鉄塔が見える。最初は、同じくらいの高度だったのだが、だんだん見下ろすようになった。
 鉄塔の右奥には、安定感のある二等辺三角形の大山が見えていた。
[振り返ると、先ほどの送電鉄塔が]

 傾斜が緩やかになり、ホッとしたのだが、それでも登りがまだまだ続き、ジワジワと体力が消耗していく。
 14:31、東屋に到着。
 右手に立派な山が見える。デジカメ撮影している最中にその山が高松山だと気がついた。ちょっと見慣れない方向からだったので、山容が新鮮だった。
[東屋に到着]

 さらに進むと、ようやくフラットな歩きとなった。
 この後、道幅も広くなり、道標にしたがって歩いていく。(写真下)
 すぐ左折する道があるのだが、このまま真っ直ぐの道でもOKだった。
 その後、左手に酒匂川が見えてきた。
 合流する箇所がいくつかあったが、そこには道標があり、その指示通りに歩いていく。
[整備された道幅の広い山道]

 もうここは、最明寺史跡公園内のようだ。サクラ林の斜面を横切っていく。花見のシーズンは、結構、華やかだろうなと想像できるくらいの林だった。
 15:05、最明寺史跡公園の池の前に到着。
 ここにも寄休養村と同じようなハイキングコースの案内板が立っていた。
[最明寺史跡公園に出た]

 最明寺史跡公園内の護摩堂跡に参拝。正月のせいか、誰も居ない。全くひと気のない公園だった。
  ....今日は、ホントに平地で人に会っていない
[護摩堂跡]

 史跡公園を出たところで、道は、二分する。先ほどの自然遊歩道のコースだと、左側なのだが、今日は、歩いたことのない右手の坂道を下ることにした。
 やがてミカン畑が現れ、ミカンを入れた風景撮影を楽しむ。
[ミカンが目立つ斜面(写真上では、目立たないが)]

 この後、東名高速を潜り、R246を左折する。途中から旧道に入る。
   ....この旧道歩きが長く感じた。
 松田警察署の前を通り、松田駅には、16:07着。
 ちょっと帰りが遅くなったが、充実した山歩きだった。
 [松田駅に到着]


 今回は、3日目が予想外の山行となりましたが、この3日間、丹沢歩きを十分堪能しました。
 ....今年は、正月三が日にイベントがなかったおかげ。

 今年は、昨年以上に丹沢に通えるか、楽しみです。
 まだまだ自己未踏ルートは、たくさんあり、飽きることがありません。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。