トップページ山行リスト(日付)>三ノ塔・ヨモギ平_記録20100221


三ノ塔・ヨモギ平

 山行日
2010年2月21日(日)      曇       単独行
 コース
ヤビツ峠(8:15)〜(8:36)富士見橋〜(9:34)二ノ塔(9:46)〜(9:58)三ノ塔(10:05)〜(10:58)ヨモギ平(11:20)〜(12:24)タライゴヤ沢・藤熊川合流点(12:44)〜(13:22)諸戸〜(13:34)門戸口(14:03)〜(14:13)富士見橋〜(14:32)ヤビツ峠
 過去3回、ヨモギ平を訪れていますが、雪のあるシーズンには、行ったことがありませんでした。そこで、今回、雪が消える前に訪問したいと思い、今回、計画しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。  


 前回は、ヤビツ峠行きは、蓑毛までの運行だったが、今回は、無事、ヤビツ峠までバスで行くことができた。さすがに今日は、天気がいいだけ、バスの乗客も多い。ひと回り小さいバスは、満員の状態で、7:35、秦野駅を出発。
 8:13、ヤビツ峠に着くと、すぐに歩き始めた。(写真下左)
 富士見橋に向かう。周囲は、予想以上に雪が解けている。先週の光景がまだ期待できるかと思ったのだが、だいぶイメージが違ってしまった。
 富士見橋の先で左折すると、日が射してきた。(写真下右)
[ヤビツ峠にて] [富士見橋の先で左折]

 二ノ塔を登っている途中、日が翳る。振り返ると、大山が見えた。もう雪が目立つような山肌ではなかった。(写真下)
 デジカメで撮影していると、後から続々と人が登ってきて、あっという間に追い抜かれた。
[振り返ると大山]

 9:34、二ノ塔到着。
 すでに表尾根上空には、厚い雲に覆われていた。どうにか三ノ塔頂上が見える程度。そんな訳で、近景の雪ダルマにレンズを向ける。三ノ塔側の道標の上と、葛葉の泉に下っていく山道側に雪ダルマがあった。ここで、6本爪アイゼンを装着し、二ノ塔を下る。(9:46)
 やはり、アイゼンのおかげで、だいぶ歩きやすい。三ノ塔の登りになってもスイスイと歩ける。こんなに違うのであれば、さっさと使えばよかったと後悔。
[二ノ塔の雪ダルマ1号] [二ノ塔の雪ダルマ2号]

 9:58、三ノ塔頂上到着。ここでも雪ダルマを撮影。
[三ノ塔の雪ダルマ]

 表尾根の雪景色を楽しみにしていたのだが、塔ノ岳方面は、南側から湧いたガスのため、全く見えない。反対側の大山も同様だった。そんな訳で、いつもならば30分以上、カメラ片手にブラブラする頂上だったが、今日は、10分も居なかった。
 南北に長い頂上を北側に進んでいるとき、ふと左を見る。
 烏尾山へ下るクサリのある箇所で、お地蔵さんに挨拶。(写真下)
[三ノ塔頂上北側のお地蔵さん]

 そのまま北側斜面を下り、ヨモギ平に向かう。既にトレースがついていたが、それほど大人数が歩いたような形跡ではなかった。雪のおかげで、急斜面は、逆にクッションが効いて歩きやすい。大胆に踏み込んで下っていく。
 一瞬、日が射してきた。ふと、左を見ると、期待していたような光景が。
[ヨモギ平へ下っていく]

 10:42、鞍部を通過。
 左手にヨモギ平が見えてきた。(写真下)
 積雪量がもう少し欲しかったな〜と思いながら、デジカメを取り出し、何枚も取り始めた。撮りながら、ヨモギ平のベンチへと足を進める。
[ヨモギ平付近]

 ベンチには、既に中年男性が独り休憩中だった。
 挨拶して話をすると、男性は、BOSCOのキャンプ場から登り、ここヨモギ平に到着されたとの事。三ノ塔で昼食にしたいということで、先に出発された。
 その後姿を見ながら、周辺の撮影を行う。
 11:20、ザックを背負って出発する。
[ヨモギ平にて小休止]

 ヨモギ平の小ピーク近くのシカ柵扉を通り抜け、緩い下り斜面になる。
 前方を撮影。
 シカ柵の扉を通過し、11:32、植林帯に入る。視界が遮られると、急に恐ろしくなり、クマ鈴を取出す。
[札掛に下っていく]

 尾根は、細くなっていき、かつ下り斜面も急な箇所が出てくる。だが、今日は、トレースもあるし、逆方向は、一度歩いているので、それほどの緊張感はなかった。
[尾根が細くなる] [左にカーブしていく]

 高度が下がっていくとともに雪の量が減っていき、左手の木立の間から丹沢ホームの建屋が見えてくると、尾根の終点は近い。
[雪が消える]

 最後まで尾根を突き進むと、急斜面になった。確か逆方向で登ってきたときは、右手の藤熊川寄りから尾根筋に登ってきた記憶があるが、今回は、反対のタライゴヤ沢寄りに下ってみた。
 12:22、あっけなく、ほぼ沢の合流点付近に下り立った。タライゴヤ沢を渡ったところで、ランチタイムとした。ヒルが活動する時期であれば、この河原あたりは、ウジャウジャと現れる場所だが、今の時期では、問題ない。石に腰を下ろし、地図を見ながら、次のコースを考える。
 東に向かうことも考えたのだが、やはり、最短距離で帰路につくことにした。
[沢の合流点に下り立つ]

 12:44、出発し、吊橋を渡って県道に出る。後は、延々と舗装路を歩いていく。
 左手の植林帯を眺めては、地図と照らしながら歩く。次なる山行時の取り付き点を確認する意味もあるので、まんざらこの県道歩きも、無駄ではない。
 13:34、門戸口の「きまぐれ喫茶」にて小休止。今日は、開店日だった。コーヒーをオーダー。(写真下)
[門戸口にて「きまぐれ喫茶」に入る] [コーヒーを注文]

 14:03、きまぐれ喫茶を出発。
 このまま県道を歩いてヤビツ峠を越え、菜の花台から再び山道に入り、下っていこうかと思っていたのだが、ヤビツ峠でのバス時刻を見て約20分後にバスがあることがわかると、即計画変更。
 14:51、ヤビツ峠からバスに乗って帰路につく自分がいた。
  ....いつもこのバスの誘惑に負けてしまうのだった。
 [ヤビツ峠に戻ってきた]


 今日は、雪景色のヨモギ平訪問を目的としておりましたが、それが達成できたことに満足しております。ですが、どうも意志が弱く、今回もヤビツ峠からの下りでバスを利用してしまいました。菜の花台あたりを歩いてみたいのですが、なかなか実現しない状況にあります。
  ....ヒルが出てくるシーズン前にと思っておりますが。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。