トップページ>山行リスト(日付)>仏果山_記録20100313
仏果山登山口(7:44)〜(8:46)宮ヶ瀬越(8:49)〜(9:13)仏果山(10:29)〜<深沢左岸尾根.>〜(11:25)389号鉄塔(11:34)〜(11:38)林道手前〜(11:48)389号鉄塔〜(12:12)深沢橋〜(12:17)細野橋 |
久々に晴れ上がった週末。ということで、まずは撮影山行と、中型カメラ担いで仏果山へ。 今回の目的は、仏果山の北東側の尾根で、未踏だった深沢左岸尾根を下ることです。
(このところ、仏果山の半原側の尾根歩きを楽しんでいます) 詳細は、以下をご覧下さい。 |
発車12分前に本厚木6:55発の宮ヶ瀬行きのバスに乗車。空いている席を見つけ、どうにか座ることができた。2週間ぶりの週末晴れのせいだろう。車内は、登山者だらけ。
発車5分前に何と、ミックスナッツさん登場。そしてAYさんも。 「あれっ!」 「今日は、どちらへ」 聞けば、鍋嵐の通称:ゴジラの背尾根を回られる予定との事。ここで、同行のお誘いを受けるも、今回は、背中のザックがカメラで重いことと、夕方から用事があるため、早めに帰宅する必要があるので、パスさせてもらった。
土山峠で団体さんや、ミックスナッツさん、AYさんが下車され、車内は、登山者だけの9人となった。だが、仏果山登山口で下車したのは、自分一人だった。(写真下)
....残りの人たちは、皆、三峰か?
7:44、バス停を出発。道路を渡り、登山道に入る。山道に殆ど雪は、見当たらなかった。
先ほど、車内でAYさんからの 「暖かくなったので、もうニョロニョロと出てきたようですよ。」 という話を思い出す。
登山届の所にヒル対策の薬液スプレーが設置されてあったので、使用させてもらう。 |
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[今回のスタート地点:仏果山登山口バス停] |
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ここ3週間、運動不足状態だったのに途中休憩することなく、歩けたのは、心地よい気温のせいだろう。汗もそれほど掻いていなかった。
スイスイと歩いている途中、モミの木が目立つことに気がつく。ベンチのある箇所に立派なモミの木があったのは知っていたが、その先にも、モミの木が続いているとは知らなかった。
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[尾根の先端部でベンチのある箇所] |
[モミが目立つ尾根を登っていく] |
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8:46、宮ヶ瀬越に到着。
驚いたことに半原側には、まだ雪がだいぶ残っていた。そんな訳で、仏果山までの稜線歩きは、やわらかい雪の上を結構、歩く。 |
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[宮ヶ瀬越に到着] |
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9:13、仏果山頂上に到着。
既に先客の登山者が3人。すぐに展望塔に上がってみた。丹沢方面の光景を眺める。
続いて、関東平野側。
展望塔から下りて、早めのランチとした。展望塔から北東側(半原側)にあるベンチに腰掛けたのだが、雪面を見ると、まだ今日の踏跡がない。どうやら、この方面から登ってきた登山者は、まだいないようだ。これは、歩くのが楽しみと思いながら、パンをかじる。
....だが、花粉症で、鼻水が止まらない。 |
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[仏果山頂上に到着] |
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10:29、仏果山を出発。 ここで、1/25000地形図を取り出す。今日は、半原方面への尾根を下っていき、途中で一般登山道から離れ、深沢左岸尾根を下っていく予定だ。
その前に一般登山道を下るが、階段が雪の下に埋もれ、歩きにくい。今日の踏跡で、雪が蹴散らされていないのは、気分がいいものの、無ければないで、歩きにくいと考える矛盾で、独り苦笑い。 |
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[北東側尾根を下っていく] |
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しかし、このカチカチに凍っていない雪は、扱いが難しい。滑りやすく、ドロドロの土と、あまり変わらない。
慎重に下っていく途中、ふと左を見ると、高取山(半原高取山)が見渡せた。緑のまま残っている植林帯のエリアが、異様な程、目立つ。(写真下) |
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[左手に高取山を見る] |
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やがて下りきると、緩やかな登りになる。その先を進んでいくと、小ピークのような場所に出た。 ここが、尾根の分岐点だ。滑落防止のためか、前方にロープが張られてあった。一般登山道は、ここから左側を下っていくように続いている。
今回の目的は、この右手の尾根である。1/25000地形図で確認した後、登山道を離れ、右手の尾根に入る。 |
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[尾根沿いに進む] |
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この尾根、実は、今年1月9日にkazさん(ブログ:丹沢の山歩き)が下の送電鉄塔まで下っておられる。その記録を以前読んで、送電鉄塔までは下っていけることは確信していた。
細い木を掴みながら、なるべく雪の無い箇所を選んで、下っていく。 |
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[尾根の途中で、右手の尾根筋に下る] |
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雪がべったりと付いている箇所に出た。(写真下左) 踏跡は、全く無かった。歩くのが惜しいような気分だ。
だが、現実は、嫌らしく、この雪の上を歩くと、滑ってしかたがない。雪を踏みつけると、簡単に雪は、つぶれ、雪の下の落葉に靴が届く。だが、この落葉も滑る要素だ。そんな訳で、ストックを突きながら下っていく。
....結局、何度か、コケた。
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[踏跡のない斜面] |
[まだまだ雪がある ] |
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この尾根、林としては、雰囲気のいいエリアだ。植林もなく、所々、山桜の木が目立つ。 |
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[山桜が目立つ斜面] |
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炭焼窯跡のような箇所(この場所は、kazさんのブログに掲載されてあった)を通過すると、雪は、だいぶ減ってきた。 それと同時に何となく木々の密度が濃くなった感じで、前方の視界が悪くなる。
本能的にクマ鈴を取り出す。 |
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[徐々に雪が消えていく] |
[雪が完全に消えた] |
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尾根がフラットになったなと思ったら、突然、送電鉄塔が見えた。 |
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[前方に送電鉄塔]] |
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小さなヤブを通過し、送電鉄塔に出た。(11:25)
送電鉄塔に出合ったら、すぐに銘板を探すのが、クセになってしまった。だが、この鉄塔には、銘板は付いていなかった。帰宅後、佐久間東幹線No.389鉄塔だと知る。
佐久間東幹線は、宮ヶ瀬湖から道志に抜け、西に向かい、丹沢西部の大棚ノ頭付近から南下し、須走の方へと続いている幹線で、道志・丹沢では、よく知られた送電線である。
....知っているのは、送電線マニアだけかも |
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[送電鉄塔] |
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ここからは、kazさんのルートから外れ、尾根をそのまま直進していく。(11:34)
ヤブっぽいゾーンを強引に抜けると、樹林帯となった。踏跡らしきものは、見つからない。木の枝を潜り抜けるために、時には背を屈めたりしながら、尾根の背筋沿いに下っていく。 |
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[樹林帯の中を進む] |
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すると、正面が崖となり、前方下に林道が見えた。(11:38) 1/25000地形図では、林道が、この尾根の下をトンネルで突き抜けているように記されているが、実際は、そうではなく、尾根をグルリと回っていたのだ。
どうも手前は、擁壁工事がされてあるようだ。林道までの高さが、そこそこあったので、引き返すことにした。 |
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[西林道の上に出た] |
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引き返しながら、左手の林道に下り立つルートを模索しようと斜面を下る。だが、林道の山側は、コンクリートの擁壁が続いているように見えた。結局、諦めて、尾根の背筋に戻る。
また、林道は、驚いたことに全通しておらず、行き止まりだった。(1/25000地形図上では、トンネルがあり、秋葉山の尾根を通る林道と繋がっているように記されてある) |
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[左手は、林道終点だった] |
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結局、送電鉄塔まで戻ってきてしまった。(11:48) (写真下左)
ここで、kazさんが歩かれたように送電鉄塔巡視路と思われる道を下ることにした。東側(深沢側)につけられた道を進む。(写真下右)
よく整備されており、歩きやすい。日当りもよく、雪がないので、今までとは全く違ったスピードで下っていけた。
11:53、沢に出た。(山と高原地図:丹沢で確認し、深沢だとわかった) 巡視路は、沢を渡り、その先は、対岸の斜面を登るように続いていた。このまま、巡視路を行けば、隣の尾根、つまり秋葉山から続いている尾根上の送電鉄塔(No.390)に辿り着くことは、容易に想像できた。
Kazさんの報告も確かそうなっていたことを思い出す。 |
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[再び送電鉄塔に戻る] |
[巡視路?を下っていく] |
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隣の尾根を下るのは、以前歩いたルートと同じになってしまうので、今回は、このまま深沢沿いに下っていくことにした。 |
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[深沢にぶつかった] |
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植林帯の中を適当に歩いていく。そのうち、踏跡がはっきりしてきて、道を歩いているという確信を得る。(写真下左)
U字型に掘られたような道を下っていく。(写真下右) |
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[深沢左岸を進む] |
[道らしくなってきた] |
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丁字路に出た。(12:04)
左右に走っている道は、1/25000地形図上に載っている道だった。自分の位置を把握し、右折する。 |
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[車道に出た] |
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すぐに深沢にぶつかる。ここで、深沢を渡らずに下流方向への道を進む。(写真下左) ここまできたら、細野橋は近い。
民家が現れてきて、深沢橋を右に見て直進していく。後は、常に深沢沿いに下っていくだけだ。 |
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[深沢沿いに下っていく] |
[深沢橋を横に見る] |
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12:16、細野橋横に出た。
見覚えのある光景である。
信号のある交差点を渡り、左折すれば、細野橋バス停だった。 |
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[細野橋バス停に到着] |
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今回も、深沢左岸尾根という未踏尾根を下ることができました。まあ、林道のおかげで、完全踏破は、できませんでしたが、結果オーライです。
それにしても、今日は、花粉症が酷かったです。上記尾根を下る時、クマ鈴を取り出していましたが、あまり意味がありませんでした。というのも適当な間隔で、クシャミを連発しておりました。 今は、ハンターがいない(例外の年もありますが)、ヒルは、まだ出てこないという丹沢にとって絶好の時期なのですが、花粉症の季節で四苦八苦しております。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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