トップページ山行リスト(日付)>半原高取山_記録20100905


半原高取山

 山行日
2010年9月5日(日)          晴     単独行
 コース
仏果山登山口(7:50)〜(9:03)宮ヶ瀬越(9:08)〜(9:31)半原高取山(10:50)〜(11:23)林道横断〜(11:32)宮沢大橋分岐〜<ふれあいの村の西側>〜(12:09)愛川ふれあいの村野外センター前
 今回は、中型カメラを担いで高取山に行ってきました。この季節、ヤマビルが気になるところですが、この酷暑のせいで、ヒルも深く潜っているのではないかと、敢えて計画しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 本厚木駅前のバス停から宮ヶ瀬行き朝一番のバスに乗り込んだら、その光景に目がテンに。
 「あれっ」
 誰も乗っていなかった。発車3分前である。
  ....思わず、降りて、行き先を再確認したほど。

 今まで何度となく、この宮ヶ瀬行きバスは、使用しているが、一般のお客さんすら、一人も乗っていなかったのは、初めてだ。(写真下左)
 「誰か乗ってくるか。」と思っていると、ついにバスが動き始めた。「こんな日もあるんだな〜」と、妙に感心してしまった。
 その後、途中で乗客は乗ってくるが、最大でも5人程度だった。

 7:33、仏果山登山口にて下車。(写真下右)
 すでに日が高く、強烈な日光だ。この暑さでは、ヤマビルも引っ込んでいるのではないかと思えたが、一応、ネオプレーンスパッツとガムテープで備える。
[本厚木から宮ヶ瀬行きに乗車] [仏果山登山口バス停にて]

 登山道は、日陰となっており、若干涼しい。
 この先、ヒルが出てきそうな雰囲気ありありだ。ちょうど登山届の所にヤマビルファイターのボトル(何と空でなかった!)が用意されてあったので、有難く使用させていただく。(写真下)
[ヤマビルファイターを使用させてもらう]

 植林帯のジグザグ路を登る。この辺りは日陰で、ヒル危険地帯だ。目を皿のようにして地面を見渡す。だが、幸いにもヒルを見つけることはできなかった。
 その後、石祠の所からの樹林帯では、日が差し込んでくるので、ひと安心。足元の土は、カラカラ状態だ。
 いつものように宮ヶ瀬湖と、焼山を木の間から望む。(写真下左) 宮ヶ瀬湖は、手前の木の葉が邪魔して、湖面がはっきりしなかった。水位が下がっているせいもあるようだ。

 尾根の先端に登った後、正面に植林帯の急登コースが現れる。ひと頑張りして、この急登を終えれば、尾根の先端に出て、ベンチが見えてくる。ここで小休止。(写真下右)
 こんな季節だからなのか、登山者の姿を見ない。静寂な山だ。そんな状況で、目の前のモミの木を眺めていると気分が落ち着いてくる。
[焼山と宮ヶ瀬湖] [尾根の先端にあるベンチ]

 宮ヶ瀬越まで、一気に登り、左折して、高取山に向かう。ここで、男性3人組のパーティに追い抜かれた。登山者は、やはり来ているようだ。
 稜線を歩くことで、ようやく風に当たるようになった。
 だが、ここで何故か右足の脹脛に痛みが走るようになった。山を歩いていて、脹脛が痛くなるなんて初めてだ。
  ....足の裏なら、すぐ痛くなるけど


 そんな訳で、ちょっとスローペースで進む。
 9:31、ようやく高取山頂上到着。
[高取山頂上の展望鉄塔]

 早めの食事を取った後、ベンチでひと寝入り。どうも今日は、眠かったり、脹脛の痛みといい、体調がイマイチ。
 展望鉄塔に上がると、中年男性が2人、カメラの三脚を立てて、休憩中だった。カメラは、2台とも大きな望遠レンズがついている。
  「鳥ですか。」
と尋ねると
  「鷹です。何種類か、いますよ。」
  「鷹が、そんなにいるのですか。」
  「いますよ。何たって、ここは、タカトリ山というぐらいですから。」
  「あっ、なるほど。」
 お二人は、仏果山へ移動するとのことで、展望鉄塔では、一人となり、中型カメラを三脚にセットする。今日は、霞んであまりパッとしない被写体ではあるが、しばし撮影を楽しむ。
[本間ノ頭方面] [半原方面]

 頂上では、ゆっくり過ごし、10:50、出発。
 ふれあいの村方面に下っていく。本当は、宮ヶ瀬ダム方面に向かうつもりだったが、右足の脹脛が気になり、最短で下ることにした。
 植林帯手前の斜面は、以前よりも自然が戻ったような樹林帯になっていた。ヤマビルに対しても注意していたが、このあたりでも見かけなかった。
[ふれあいの村方面に下っていく]

 植林帯を下り、シカ柵を通過していくと、小さなベンチが並び、丁字路に当たる。道標が立っていた。(11:07)(写真下)
 [左:馬場・大平、右:ふれあいの村・宮沢大橋]と記載されている。本来は、左でも、ふれあいの村に行けるのだが、ここの標識では、そう記載されていなかった。ここを右折する。
 ちなみに馬場、大平ってどこだろうと、地形図で調べてみると、馬場は、愛川大橋の東側あたりの地名が「馬場」だった。だが、大平という地名が見つからない。半原バス停手前あたりには、「和平」という地名があるが、この誤りだろうか。ちょっと気になった。
[道標分岐点その1]

 11:23、林道に出た。道標が立っている。(写真下)
 道標には、「宮沢大橋」と書かれてあるが、これがどこにあるか分かっている人は、少ないのではないだろうか。山と高原地図28「丹沢」や、1/25000地形図でも、残念ながら、この橋の名前の記載がない。 
 林道を横断し、道標の「ふれあいの村.宮沢大橋」へと向かうため、再び、登山道に突入する。
[道標分岐点その2(振り返って撮影)]

 11:32、丁字路に到着。(写真下)
 いつも直進して、宮沢大橋方面に向かうので、今日は、左折し、ふれあいの村という方向に進んでみた。  
[道標分岐点その3]

 シカ柵を通過し、丁字路に出る。ここは、左折する。右からの道は、ふれあいの村の自然観察路らしい。
 11:41、再び丁字路。右は、ふれあいの村の構内に続く道で関係者以外立入禁止ということで、左に進む。
 その後、先程、道標に「馬場・大平」と書かれてあったルートが左から合流する地点に到着。
 だが、左から合流するルートには、通行禁止の札が掛かっていた。この先で土砂崩れのためらしい。であれば、最初の分岐点、「馬場・大平」への道標にも、土砂崩れの案内があってもいいのではないかと思った。
 ....まあ、道標には、「馬場・大平」しか書いていないのだから、問題ないか。
     「馬場・大平・ふれあいの村」と記載されていたら、大問題だが。
[ふれあいの村を右手に見る]

 ふれあいの村の構内を右手に見ながら、進む。構内にある大型ロッジの宿泊施設は、私が高校生のとき、利用したことがある。1泊2日のキャンプイベントだったが、この建屋群を見る度に、遠き良き時代を思い出す。
 ふれあいの村沿いに歩いている途中、反対の左手には、宮ヶ瀬ダムが。(写真下)
[宮ヶ瀬ダムを遠望]

 12:09、バス停到着。(写真下)
 何度も通っているうちに、ここのバス時刻(1時間に1本)が毎20分頃というのを覚えてしまった。それゆえ、途中から、時間調整しながら歩いていた。
 バスは、定刻の12:22に3分遅れて到着。まだ陽は高いが、帰路につく。
 [愛川ふれあいの村野外センター前バス停にて(神奈中で一番長い停留所名では?)]


 猛暑の中、カメラ担いで向かったのが、恒例の半原高取山。
 ここも、いつの間にかヤマビルが増えてしまいました。ですが、今回、幸いにもヤマビルに遭遇することはありませんでした。晴天の続く、この猛暑のせいで、ヤマビルも活動が鈍っているのかもしれません。あわよくば、絶滅しないかと秘かに思っております。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。