トップページ山行リスト(日付)>半原高取山・仏果山_記録20110122


半原高取山・仏果山

 山行日
2011年1月22日(土)       晴         同行者:AOKさん
 コース
?〜(11:03)高取山(11:47)〜(12:19)仏果山(13:23)〜(14:25)宮沢林道終点〜(14:41)宮沢大橋下〜(15:01)大沢橋〜(15:12)石小屋トンネル〜(15:20)宮ヶ瀬ダム分岐点(15:44)〜?
 昨年12月にAOKさんから高取山(半原)でのシモバシラの写真を戴き、是非、今シーズン、シモバシラ撮影に同行させてもらうようお願いしておりました。今回、それを実行してきました。
 詳しくは、以下をご覧下さい。 
 ※本日は、地図ルート無しです。

 朝、海老名駅で、まーちゃんとバッタリ。
 今日は、AYさんと西丹沢とのこと。まーちゃんと別れて、本厚木で下車する。
. ....AYさんとすれ違うかなと思ったが、そうはならなかった。
 本厚木駅改札口からバス停に向かう。
 6:55、宮ヶ瀬行きに乗車。今日は、乗客が多い。数えてみたら18人。殆どが登山姿だった。
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 7:36、仏果山登山口下車。
 他に2名が下車した。今日は、絶好の天気。少し宮ヶ瀬方向に歩いて、AOKさんとの待合せ場所の駐車場に向かう。
 駐車場に向かった時点で、AOKさんの姿をキャッチ。AOKさんに挨拶後、湖畔にて撮影。
 その後、AOKさんの車に同乗して、出発。
[仏果山登山口バス停にて下車]

 某所にて駐車し、歩き始める。急斜面を登り、植林帯の中に入っていく。
 AOKさん曰く、「以前、このあたりでシモバシラを見かけたのですよ。」
 「この植林帯ですか?」
 という会話をしていた矢先、足下にシモバシラを発見。(写真下)
 「おお〜、これが、シモバシラか。」と、私。
 シモバシラというのは、植林帯の下ではなく、雑木林の林床にあるのだと思っていたが、そうではなかった。
 「このぐらいの大きさが普通ですか。」と、AOKさんに尋ねる。
 「いいえ、もっと大きくなります。」
 目の前のシモバシラは、幅4〜5cmといったところだろうか。
 いろいろアングルを変えて撮影。 
[シモバシラを発見]

 「シモバシラは、ひとつ見つけると、たいてい近くにもあります。」とAOKさん。
 なるほど、よ〜く見ると、近くに幾つかシモバシラを見つけた。こうなると、撮影タイム続行である。
 シモバシラによる氷柱というのは、Wikipediaによると、
 『シモバシラの茎は、冬になると枯れてしまうが、根は、その後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続ける。そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができる。この現象は、地中の根が凍るまで続く。』
[シモバシラを撮影中のAOKさん]

 このシモバシラというのは、一日で解けてしまうと思っていたのだが、実際は、そうではなく、日々成長していくものだというのを初めて知った。
 「おっ、これまた、大きなシモバシラだ。幅は10cm以上ある!」
と近寄る。(写真下)
. ....でも、よく見たら、ポリ袋が落葉に埋まっているだけだった。
[これは?]

 植林帯を登りながら、シモバシラを探す。
 シモバシラは、登りながら前方を見ると、見つけやすい。
 「お〜、これは、芸術的!なんだか和服を着た人形のようだ。」(写真下)
 なんて言いながら、カメラを近づける。
 その後も、二人であちこちのシモバシラ撮影を楽しむ。
[シモバシラを観賞]

 撮影が一段落した後、再び登り始める。このとき、足下をキョロキョロしながら、視線を動かす。
 シカのフンが目につく。このあたりでもシカがいるんだと妙に感心。というのも高取山・仏果山領域では、シカを見かけた記憶がなかったからだ。
[植林帯を登り、別の場所へ移動]

 カメラをしまって場所を変更。登山行動に移る。
 木立の間から、左手に青々とした宮ヶ瀬湖が見えた。
[宮ヶ瀬湖が見えた]

 「このあたりもシモバシラがあったのですが」と、AOKさん。
 あたりは、ちょっとした草っ原のようなところである。
 「それでは探してみますか」と、ザックを下ろし、腰を屈めて地面を見渡す。
 すると、あっけなく見つかった。
 ちょっと手で周辺の草をとってみると、案外大きいことがわかった。(写真下)
. ....こんなときも、ドライバーが役に立つ。
[新たな場所にてシモバシラ発見]

 「さっきのは、大きかったですね〜」
と、二人して会話しながら、目を皿にして次のシモバシラを探す。
 なんだか、キノコ狩りのようだ。
. ....と言ってもキノコ狩りなんてしたことがないのだが。
[いろいろな形あり]

 「ちょっと離れた所も見てみますか」と、植林帯の中に入っていく。
 シカのフンがここでも目に入る。
 「お〜、あった。あった。」と、この植林帯でもシモバシラを発見。
 「これもいいですね〜」
 シモバシラは、同じものがないだけに驚きの連続だ。
. ....でも、シカのフンに注意
[氷の芸術にややコーフン気味]

 「さて、そろそろ行きますか。」と、AOKさんに声をかける。
 気がつけば、この場所に来て、1時間弱、費やしていた。
 とりあえず高取山に向かうことに。
[形は、様々]

 11:03、高取山頂上に到着。
 いきなり、10人ぐらいの休憩中の登山者を見かける。だが、すぐに元気のいい5〜6人の団体さんが仏果山方面に出発していった。そんな訳で、あたりは、急に静かになった。
 関東平野方面は、ちょっと霞がかかっており、今日は、橋本の市街地ぐらいしか見えない。
 そんな状況の下、AOKさんと、一つのベンチにて小休止とした。
[高取山頂上]

 「ここでコーヒーにしましょう。」と、AOKさんが火器を取り出す。
 AOKさんのストーブの燃料は、ガスカートリッジではなく、ガソリンだ。こだわりがあるのだ。確かに火力は強い。ゴーといった音も出る。だが、「この音がいいのです。」とAOKさん。
 あっという間に沸騰する。
 「やはり、冬では、必需品ですね〜」
 「このアツアツ感を出すためには、やはり、沸かすしかありませんね。」
 そんな会話をしながら、熱々のコーヒーを戴く。
 ゆっくり休憩した後、「とりあえず仏果山に行きましょう」と、11:47出発。
  ....今回は、シモバシラを目的とした行程だったので、山歩きコースは、あまり考えていなかったのだ。
[AOKさんの火器利用でコーヒーを戴く]

 宮ヶ瀬越を通過し、アップダウンを繰り返す。
 二人で歩いていると、なんだか速く感じる。というか単独だと、どうしてもカメラを出したり、メモをとったりするので、遅くなってしまう。今回、そのことを痛感。
 仏果山には、12:19到着。
 展望塔下には、多くの登山者が休憩中。(写真下) 
 展望鉄塔に上り、丹沢方面を眺める。だが、今回は、ちょっと靄っていて撮影には、不向きだった。そんな訳で、すぐさま降りてしまった。
[続いて仏果山へ]

 ベンチにてランチタイムとした。
 ここで、AOKさんの火器が再び登場。今度は、スープを戴く。やはり沸騰した湯で作るスープは、格別だ。
 最近の丹沢山行では、全く火器を持ち歩かなくなってしまった。撮影が主体となり、湯を沸かす時間が惜しいという気持ちになっている。だが、こうしてホットな飲料を頂いてしまうと、真冬の山行では、やはり欲しくなってしまう。
[仏果山では、熱いスープを戴く]

 13:23、頂上を出発。
 「ここからは、直接下りましょう。」と、頂上から林道を見ながら下っていく。このバりルートは、作業経路に出てしまえば、林道まで最短で下れるので、よく利用しているが、最初の急斜面を下る際、ノイバラ攻撃を受けてしまうのが玉に瑕である。
 AOKさんは、初めてのルートということで、興味津々。
[仏果山頂上から直に下っていく]

 13:46、下から続いている経路の終点に出た。ここからしばし、撮影タイム。高取山を被写体にして撮影を楽しむ。
 この先の経路は、登山道並ではあるが、以前に比べて歩きにくくなった。メンテされないので、小石や土砂が積り、自然に戻っていくような箇所も見受けられた。
 下っている途中、木の枝にぶら下がっていたスズメバチの巣?を発見。
 とてつもなくBIGだ。
[高取山とAOKさん] [ハチの巣を発見]

 経路歩きを終え、宮沢林道終点に出た。ここから、変則林道十字路を経て、宮沢(松葉沢)沿いに下っていく。
 14:41、ゲートを通過し、宮沢大橋の下に到着。(写真下)
 通常、バス利用であれば、このまま直進して下っていくのだが、今日は、この橋の上の車道を歩いていく。
[宮沢大橋の下にて]

 この車道は、車で通ることがあっても、歩いたことはなかった。
 両向トンネル、小平トンネル、高取トンネルと進んだところで、右側を眺める
 その後も、大沢トンネル、石小屋トンネルと、トンネルが続く。トンネル間は、それぞれ橋が架かっている。しかし、よくもまあ、こんな所に道を作ったものだと思う。
. ....橋の上から真下を見ると、思わず震えてしまう橋多し。
[高取トンネルをくぐる]

 15:20、宮ヶ瀬ダム方面の分岐点を通過。
 今日の湖は、波もなく静かな表情をしていた。
 AOKさんの車に再び乗車。こうして、今回も無事、帰路についた
 [宮ヶ瀬ダムへの分岐点通過]


 今回は、自然による氷の芸術を堪能することができました。
 シモバシラは、探す楽しみ、形を観賞する楽しみ、撮影する楽しみと、楽しみだらけです。
 この楽しみを教えて戴いたAOKさんに感謝です。誠にありがとうございました。

<その後>
 この日、AOKさんの車で小田急の駅まで乗せてもらった後、携帯を見ましたら、着信歴がありました。掛けてみますと、朝、バッタリ出会ったまーちゃんからでした。
 「本厚木で、AYさんと反省会してます。」とのこと。
 一方、もう一つ、着信歴があり、こちらは、イガイガさんから、「今日、飲まない?」の誘いのTELでした。これらの状況から、電話を何度か掛けなおし、最終的には、本厚木からまーちゃん、AYさんも担ぎ出し、7人で飲むことに。
. ...えらく飲んだ〜
 この飲み会で、明日、まーちゃんと三浦半島の山行計画が決定しました。 
. ...山行計画は、飲んだ後に生まれる事が多い。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。