トップページ>山行リスト(日付)>大山・大山桜_記録20110416
ヤビツ峠(9:41)〜(10:50)大山(11:52)〜(12:18)16丁目分岐点〜(12:46)下社〜(12:55)阿夫利神社駅(13:00)=(ケーブルカー)=(13:05)大山ケーブル駅〜(13:21)良弁滝〜(13:42)愛宕滝〜(13:45)社務局(13:52)〜<桜山エリア>〜(14:58)大山小学校〜(13:21)鳥居前 |
今回は、中型カメラを担いで大山に向かいました。大山阿夫利神社には、今年、姪が受験で、1月に合格祈願で参拝しましたところ、幸いにも志望校に合格することが出来ましたので、そのお礼参りを兼ねての山行です。 また、その後、麓の大山桜を見に行ってきました。この桜の存在は、インターネットが普及する前から知っておりましたが、なかなか満開のタイミングに行くことができず、チャンスを逃がしておりました。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
朝1番のヤビツ峠行きバスは、7:35発。その次が、8:13発。3番目は、8:55発。最近、1週間の疲れがドッと出てきて、どうも土曜の朝がツラい。そんな訳で、3番目のバスとなった。この時間帯なら、バスは、空いているだろうと思いつつ、秦野駅の階段を下りていく。案の定、発車20分前でも10人程度の待ち行列だった。だが、それに比例するかのごとく、バスもひと回り小さいサイズだった。
R246を横断し、蓑毛へに向かう道では、満開の桜が目につく。また民家の庭には、様々な花が咲いていた。すっかり春の陽気だ。バスの中で寝ていこうと思っていたが、車窓から春の風景を眺めるのが楽しく、眠れるような状況では、なかった。
ヤビツ峠、9:33着。このバスでは、さすがに殆どの人が大山方面のようだ。 ウィンドブレーカなどを脱ぎ、Tシャツ1枚となって、9:41、出発する。 |
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[今回のスタート地点:ヤビツ峠] |
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歩き始めたとき、かなり気温が低いと感じたが、陽が照ってきて、天気予報通りの「晴」になってきた。だが、体調はそれほどよろしくなく、ペースは、上がらない。ちょっとスローペースになった。
崩壊地の上に出たときは、だいぶヘロヘロになってしまった。睡眠不足かもしれない。
10:45、ようやく鳥居の前まで到達。鳥居をくぐり、姪の受験合格のお礼参りとして阿夫利神社本社を参拝する。 |
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[定点撮影地点の鳥居前] |
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10:50、大山頂上到着。山頂は、それほど賑わっている訳ではなかった。
山頂標識の前で記念撮影後、御神木に戻る。中型カメラの被写体を何にしようかと迷ったが、結局、御神木に決めた。 |
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[大山山頂にて] |
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御神木を下から撮影。
本社前からいつも見ているアングル以外で眺めると、本当に同じ木かと思う。下から見ると根に近い幹は、かなり太く見える。三脚を出して撮影していると、ちょっとした地震があった。最初、立ち眩みがしたのかと思ったのだが、上にいた登山者の「地震だ」の声を聞いて、地震だと気がついた。 |
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[御神木を下から見上げる] |
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一通り、撮影を終え、下社に下っていこうとした時、山ガールのお二人から記念撮影を頼まれた。それがきっかけで、しばし大山について話をする。聞けば、この後、下社経由でバス乗り場に戻られると言う。ということで、一緒に下ることに。
新人の山ガールさんかと思ったら、富士山、鳳凰三山、鍋割山と、いろいろと登山経験のあるお二人だった。
....フルマラソンにも出場したことがあるそうな。ちょっとビックリ。 |
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[下社へと向かう] |
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12:46、下社到着。ここでも姪の受験合格を報告し、参拝。
山ガールのお二人は、ケーブルカーに乗って下山ということで、駅に向かう。(行きは、利用しなかったらしい)こちらも先を急いでいることもあり、利用することに。 |
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[下社を参拝] |
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ケーブルカーに乗車。この時間帯なので、ケーブルカーは、空いていた。
久々に乗って、こんなに座席に段差があったのかと、ケーブルカー内の傾斜が結構、急なことに気がつく。ケーブルカーの構造上、この傾斜は、固定なのかなと考える。だとすると、レールの勾配も最初から最後まで一定でないといけないことに気がつく。 結構、レールを敷設する時、精度が要求されるのではないか....いや逆か、勾配が決定された後、ケーブルカーを設計し、車体の傾斜が決まるのか等と、座席に座りながら考えてしまった。
定刻13:00に発車。
乗車時間は、ほんの5、6分程度。あっという間に着いてしまった。 |
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[ケーブルカーで下山] |
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こま参道を下っていき、大山ケーブルバス停手前で、山ガールのお二人さんとは、お別れ。お二人の乗ったバスを見送った後、自販機で、冷えたコーラを飲む。
さて、本日の前半は、阿夫利神社へのお礼参りだったが、思わぬ山ガールさんの登場で、下りは、楽しく過ごせた。ここからは、本日後半のイベント、桜見物に突入である。 |
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[山ガールさんとは、この先でお別れ] |
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桜見物の前に、一度は、見ておこうと、良弁滝に向かう。
滝は、簡単に見つかった。滝の落口が竜の口となっており、いかにも人工的な滝という感じである。だが、肝心の水が竜の口から落ちておらず、チョロチョロと岩壁を伝わって落ちている程度だった。
近くに良弁滝を説明する立札が立っている。それによれば、大山寺開山(755年)に良辯僧正が入山、最初に水行を行った所で、高さ一丈三尺(3メートル94センチ)と言う。 |
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[良弁の滝] |
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続いて愛宕滝に向かう。この滝もすぐに見つけることが出来た。滝の規模は、先程の良弁滝と似たり寄ったりである。まあ、いくらか、こちらの方が、高さは、あるようだ。
驚いたことにこちらは、全く水が流れていなかった。岩壁もカラカラに乾いている。この滝は、上流で流れを勝手に止められるのだろうか。
....単に水不足なのか。
この滝も良弁滝と同様、江戸時代の頃は、滝に打たれ、多数の人々が、禊をしていたらしい。 |
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[愛宕の滝] |
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2つ続いて似たような情景にガックリしながら、左岸の道を下っていく。細い舗装路だが、宿や豆腐屋があったり、なかなか風情のある道だ。
やがて大山阿夫利神社社務局らしき建屋が左手に見えてきたので、そちらに足を向ける。不意に視界が広がり、能舞台のような建屋が目に入る。こんな場所に能舞台があるなんてと思いつつ、そう言えば、有名な阿夫利神社の火祭薪能(まだ見たことがない)は、ここで実施されるのかと納得する。今まで、てっきり下社で上演されるものとばかり思っていた。
....薪能を一度は、見物してみたいと思っているのだが、上演日が平日なのだ。
その能楽堂(後日、こう呼ばれていることを知った)には、稽古されているような人影があり、コソコソと、その横を通り、裏手にまわる。 |
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[社務局にて] |
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ネットで調べた事前情報によれば、大山桜のコースの入口は、ここ社務局の裏手と大山小学校となっている。今回は、下社の方から下ってきたので社務局の方が近い。それゆえ、こちらから入ることにした。だが、その入口がどこなのか、さっぱりわからない。ウロウロしていると、奥に「大山桜」の立看板を見つけた。どうやら、あそこが入口のようで、細い登山道が続いていた。
つづら折の細い山道をたどり、社務局の裏山斜面を登っていく。神社の裏手だからか、この斜面は、一面、照葉樹林でこの時季でも、濃緑に包まれた世界が続く。
ネット情報を思い出す。それによると、大山桜というのは、1箇所ではなく、何本かの桜を総称しているらしい。そして、今日あたりが、満開であることがわかっている。まあ、何本もあるのだから、1本ぐらいは、見頃の桜があってもおかしくないだろう。 歩いている最中、期待感が高まっていく。 |
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[大山桜の立看板を発見] |
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前方に背丈の高い桜の木を見つけた。根元を見たら、大山桜という標柱を発見。どうやら、ここが大山桜の一本目のようだ。だが、ここに来て先程の滝2つに続いて、この桜にもいささか拍子抜け。
花は、はっきりせず(逆光だった)、多少、樹高があるものの、この程度であれば、丹沢の中に多数、存在する。これでは、この先、期待できないな〜と、尾根の背筋に向かって登っていく。
....足取りが重い。 |
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[最初の大山桜] |
[大山桜を見上げる] |
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尾根の背筋に登りきったところで、道標を発見。反対側に下っていくように登山道がついていたので、それをたどっていく。(なお、後で分かったことだが、この尾根筋を逆に登っていくと、別の大山桜があったらしい。今回は、知らずに大山桜1本をパスしてしまった。)
尾根の反対側斜面は、植林帯となった。植林帯なのに桜の木なんてあるのだろうかと思いつつ、下っていくと前方に白っぽい木が見えた。これも大山桜のようだと近づいていく。 「これは...」と、思わず呟く。
上大桜その1
上大桜その2 |
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[尾根の背筋を乗り越える] |
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上大桜見物を終え、経路を歩いていくと、道標を見つけた。(写真下)
上大桜の根元の標柱には、「上大桜」と記されているのに、ここの道標では、「上大山桜」、「下大山桜」と記されている。
....どちらの呼び名が正しいのか?
(ここでは、「上大桜」、「下大桜」という名の方を採用する)
この後、下大桜に向かう。すぐに下大桜の横に到着。
下大桜 |
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[道標には、大山桜とある] |
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「大山桜」というのは、桜の種類の中で存在する「オオヤマザクラ(ヤマザクラの変種)」を指すのだろうか。それとも、「大山にある桜」を指す言葉なのだろうか。それすらも、よく分からない。(注)
そんな事を考えていたら、前方に校舎のような建屋が見えてきた。あれが、大山小学校だろう。
(注)その後、伊勢原市の公式HPを見たら、桜の種類が「大山桜」となっていた。 |
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[大山小学校が見えてきた] |
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大山小学校の傍を通り、バス通りに出たが、どうもルートを間違えたようだ。少し車道を社務局の方に歩いて、大山小学校に向かう。小学校の正門の所で、大山桜の立看板と、桜山ハイキングコースの案内板を見つけた。そこには、大山桜の開花情報が「満開」と表示されていた。(写真下)
....この案内板を見て、今回、1本見落としたことに気がついたのだ。
これならば、社務局から登らずに大山小学校からスタートし、この案内板を見た後で、歩いていった方がよかったな〜と、ちょっと後悔。 |
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[大山小学校の前に案内板があった] |
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引き返す際、小学校の校庭を眺める。この学校の校庭には、立派な桜の木が何本も植えてあった。(写真下)
ちょっと開花ピークを過ぎたタイミングだったが、この桜並木も見応えがある。 |
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[大山小学校校庭を望む] |
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バス通りに出ると、バス時刻には、まだ時間があったので、次の鳥居前バス停まで歩く。
鳥居は、住宅街の中に建っていた。鳥居の柱には、説明板が取り付けられてあり、以下のように記されていた。
『大山参道三の鳥居
天保十五年武州所沢の阿波屋善兵衛が創建し、
大正十年江戸消防せ組が再建したが老朽化のた
め、日本鋼管(株)の開発した耐候性鋼板で建立
昭和六十一年十二月吉日
宮司 目黒修一 』
この鳥居は、三代目となるようだ。
鳥居の下にあるバス停にてバスを待つ。バスが、到着したのは、6分後だった。 |
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[鳥居前バス停が本日のゴール] |
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今回は、最後に見物した満開の上大桜に痛く感動し、思い出深い山行となりました。
ですが、今回、お礼参りという意味では、大山寺にも、参拝する必要があったことを帰宅した後、気がつきました。また、大山桜の方も、1本見落としておりますので、これまた来年、訪れる必要性が出てきました。
まだまだ、大山には、宿題が盛りだくさんです。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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