トップページ>山行リスト(日付)>大野山_記録20110504
谷峨(9:25)〜(9:46)川西橋〜(10:35)湯触分岐点〜(11:02)田代幹線355号鉄塔〜(11:26)十字路〜(12:00)休憩所〜(12:18)大野山(13:21)〜(14:00)まきば館(14:05)〜(14:29)深沢三差路(15:17)〜(16:12)共和小学校〜(16:52)樋口橋〜(17:12)山北 |
今日の天気は、このゴールデンウィークで一番の好天気となりました。 そんな快晴の下、中型カメラ・三脚を担いで、大野山に行ってきました。 今回の目的は、2つあります。一つは、大野山手前の小ピーク479m峰の訪問。もう一つは、大野山頂上の三角点の確認です。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
本当は、朝早くから出発する予定だったが、昨日の疲れがあるのか、起きれず。そんな訳で、予定より1時間遅れでの出発となった。
同じ国府津発の電車から下車したハイカーの人たちも、大野山目当てのようだ。バス停に並ばず、そのまま皆が歩き出した。だが、その人たちは、途中で右折し、吊り橋に向かうので、R246に出たとき、気がついたら、歩いているのは、自分ひとりだけだった。 |
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[今回のスタート地点:谷峨駅] |
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清水橋の信号でR246を横断し、西丹沢への県道76号線に入ろうとしたとき、左手のR246沿いに以前、コンビニがあったのだが、今は、なくなっていた。 このあたり、コンビニ間の熾烈な競争はなさそうだが、下り方向の車しか、入れなかったのが致命的だったのだろうか。
川西橋を渡ったところで、右折する。山と高原地図28丹沢(昭文社2011)で見ると、ちょっと戻ったところで北に続く道がある。これに入って、479m峰に向かうつもりでいた。 この細い道がその北に向かう道だろうか?ちょっと疑問を感じながらも、ひょっとしたら、歩行者用の近道かもしれないと、登っていく。
すぐに道の左端に道祖神を見つけた。意外にこの道にも歴史がありそうだ。 |
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[川西橋を渡り、右折する] |
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9:57、右手に金網に囲まれた送電鉄塔が見えてきた。普通、送電鉄塔では、周囲の視界が広がるものだが、ここの鉄塔は、樹林に囲まれ、地味な存在だ。
酒匂川線とあった。
. ....最近、送電線に関心が高まる。 |
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[送電鉄塔酒匂川線No.30] |
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反対側には、馬頭観音が並ぶ。近づいて文字を追うと、明治34年、大正11年と読める。明治、大正の頃、この坂道を馬が荷車を押して上る光景が目に浮かぶが、相当、馬もきつかっただろう。 |
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[馬頭観音が並ぶ] |
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10:07、丁字路に出た。左右に水平路の車道が走っている。ここは右折する。
すぐに右手に古い道標を発見。(写真下) 右手(西側)は、用沢バス停とある。昔は、用沢バス停から大野山を目指したようだ。
水平道を進むと、右手に茶畑が広がった。 |
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[古い道標あり] |
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さらに集落を歩いていくと、丁字路に出た。歩いてきた道は、谷峨駅、右に都夫良野、山北と記されてある。大野山は、左とある。 「ん?」 地図で確認すると、大野山に行くにのであれば、ここから右折した方が近い。谷峨からの大野山の登山コースに最短で合流でき、その後も直登ルートとなるからだ。
ここで大野山が左とあるのは、谷峨からの直登ルートがまだなかった頃なのだろうか。そんな事を考えたりした。 |
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[ここにも古い道標あり] |
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さて、目的の479m峰に向かうため、左折する。 地図で確認すると、この先で右にUターンするようなカーブがあり、そこから479m峰の頂上方面に向かう道が分岐するように記載されている。 この分岐路を進めば、479m峰山頂は、楽勝だと思ったのだが、現実は、そう甘くなかった。右にUターンして登る道にそのような分岐路は、見つからなかったのだ。
....単純に見落としただけなのか、よくわからず。
それならば、適当な箇所から直接、登るかと、そのまま車道を進み、479m峰ピークに一番近そうな箇所から見上げると、どうもヤブっぽい。(写真下)
ということで、このチャレンジは、また別の機会にすることに。 |
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[479m峰方面] |
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そのまま車道を進むと、目の前に送電鉄塔が現れた。田代幹線No.355鉄塔だ。 その向こうには、大野山の山頂方面の牧場地帯が見える。まだまだ山頂までは距離があるようだ。 車道は、クネクネと曲がり、ちょっと遠回りなコースとなっているが、急ぐこともないので、このまま車道を歩いていく。 |
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[送電鉄塔田代幹線No.355] |
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道が水平路になった所で、11:12、右下に479m峰が見えた。どうもピーク周辺は、植林帯のようで、視界が広がるピークではなさそうだ。 11:16、左の斜面に観音様を見つけた。馬頭観音かどうかは、よく分からず
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[右手には497m峰が] |
[馬頭観音?] |
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11:26、十字路到着。ここで谷峨から大野山への登山道にぶつかった。左手に東屋があり、男性二人が休憩するところだった。(写真下左)
その十字路で、下記のような「緑を大切に」の立札を見かける。(写真下右)
この立札、この水平路で、さっきも見かけたなと思った瞬間、これが、送電鉄塔標識だとわかった。No.XXXというのは、鉄塔No.を意味していたのだ。
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[十字路に到着] |
[緑を大切に] |
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十字路を左折し、登山道を登っていく。この道は、以前、草ボウボウで、今にもヘビが出そうで気味が悪いという印象があったが、今、歩いている道は、すっかり整備され、道幅も広くなり、歩きやすい道と化していた。
ハアハア言いながら登り詰めていくと、視界がいきなり広がる。 下ってくるハイカーとも度々、すれ違う。もうそんな時間かと時計を見れば、昼前だった。
12:18、大野山頂上到着。
ちょうど時間も時間なのでランチタイムとした。 |
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[大野山頂上にて] |
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天気は最高にいいのだが、富士山は雲の中、西丹沢の山々は、ちょっと霞がかかって、風景の楽しみは今ひとつ。
....せっかく中型カメラを担いできたのだが。
周りには、大勢のハイカーが休憩中だった。 だが、風が意外にも強くて冷たい。ウィンドブレーカを着用する。
桜が咲いている中、西丹沢方面を撮影。
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[桜が咲いていた] |
[あいにく富士山は、雲で見えず] |
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さて、今回の目的その2の大野山三角点を見つけるために出発する。
1/25000地形図をよく見たら、大野山の三角点は、実際の頂上よりも南側にあるように記されてあった。あの道が曲がっているところだなと確信を持って訪れた。
だが、三角点が見つからない。ちょっと北側のヤブに入り込んで、奥の植林帯も歩いてみたりして結局、20分間、ウロウロしたが、それでも発見できなかった。ということで、今回の目的その2も達成できず。
帰宅後、ひょっとしたら三角点は亡失となっていないか国土地理院のサイトで確認するが、そんなことはなかった。ということで、これまた再チャレンジの課題となってしまった。
牧草地の中を下っていく。 |
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[三角点を探す] |
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そのまま車道に出て、下っていき、深沢三差路に到着。ここの無料休憩所にて、いつものように注文。 |
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[無料休憩所] |
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オーダしたのは、おにぎりセットと缶ビール。(写真下)
店のおかみさんは、注文を受けた後、ホワイトボードに書かれてあったメニューから、おにぎりセットの文字を消してしまった。どうやらラスト1個だったようだ。品切れにならず、これはラッキーだったと、缶ビールを飲む。
店のおかみさんと話をしながら、おにぎりセットを戴く。
.....とにかく安くてボリュームあり。 |
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[おにぎりセットを注文] |
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さて、このまま下っていくのは、以前通った道を行くだけで、面白みに欠ける。そこで、まだ一度も通ったことない、共和小学校へと続く水平路を歩くことにした。
深沢には、整備された橋が架かっていたが、その先の洞の沢、井戸の沢には、上流側に堰堤があり、水の流れもなく、興ざめな風景が続く。
16:12、共和小学校に到着。ここで、西側に富士山のシルエットを見る。どうやらこの時間になって、ようやく富士山の雲がとれたようだ。 |
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[水平路を歩いて共和小学校へ] |
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共和小学校からは、いつも歩くルートとなる。この先に確か馬頭観音があったな〜ということを思い出しながら下っていくと、案の定、見つけることが出来た。
年月は、大正六年九月と読めた。 |
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[馬頭観音その1] |
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その先、R246に向かって下っていく車道にて、馬頭観音を見る。左が、宝暦四年、右が明和三年と読めた。(「宝」の字の実際は、旧字体) 宝暦四年は、1754年、明和三年は1766年ということで、江戸時代中期の頃だ。意外に古いのだが、見た目は、そんな風には見えない。 |
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[馬頭観音その2] |
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R246に下っていく最後の下り坂にて、馬頭観音が11像並ぶ。どうも左端のが一番古いようで、文政四(1821年)と読めた。読めない像もあったが、読めたものは、大正、昭和の元号だった。 |
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[馬頭観音その3] |
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R246に出た後、山北駅には、R246の旧道に入る。そしてすぐ、御殿場線沿いの桜並木を歩く。 ここの桜は、新緑でもない緑一色となっていたが、その緑を眺めては、陸橋の上でボケーとしていた。
.....すると、御殿場線上り列車が突如やってきて、シャッターチャンスを逃し、いささかショックを受ける。 |
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[山北駅に向かう] |
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17:12、山北駅に到着。
次の列車は、17:33で、山北駅が始発だった。その上り列車がすでにホームに入っていたので、発車する前から、ガラガラの列車の中に座り込んだ。 |
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[山北駅に到着] |
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今回は、2つの目的をどちらも達成できず、ちょっとショックでした。
ラッキーだったのは、無料休憩所で、最後の1つだったおにぎりセットが食べられたことでしょうか。今日、売り切れでしたら、ショックが大きかったかもしれません。
また、これらの目的で大野山にチャレンジしたいと思っております。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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