トップページ山行リスト(日付)>丸渕・物見峠_記録20110505


丸渕・物見峠

 山行日
2011年5月5日(木)       曇り      同行者:M-Kさん、AYさん、(帰り:イガイガさん)
 コース
煤ヶ谷(8:29)〜(8:42)水の尻沢橋〜(8:49)煤ヶ谷平成の森駐車場〜(8:52)水ノ尻沢2号ダム〜<八丁径路>〜(10:43)760m圏峰〜(10:57)700m峰〜(11:02)690m圏峰(11:06)〜<唐沢林道>〜(11:33)丸渕(14:08)〜<唐沢林道>〜(14:58)物見峠(15:04)〜(15:25)三峰山分岐点(15:27)〜(16:10)煤ヶ谷平成の森駐車場〜(16:31)権現橋の先の駐車地点
 明日は、天気がよくないようだなぁと思っていたら、M-Kさんのサイトで、「明日、丸渕にて水遊びしますよ」という案内情報を前夜(大野山から帰宅後の風呂上りにて)にて見つけました。
 今年になって初めての丸渕訪問です。冬の間に、土砂が溜まってしまったのか、興味がありました。
 ということで、急遽、丸渕水遊びに参加してきました。


 本当は、もう一本、早めのバスで出発するはずだったが、もう少し睡眠が欲しくて朝が遅くなってしまった。そんな訳で、本厚木は、7:50発のバスに乗車。
 煤ヶ谷には、8:22到着。M-Kさん達も、出発されている頃だろう。ここでスパッツにガムテープを巻きつけ、ヒル対策して出発。
 八丁径路の途中で、追いつけるかなと、思いながら煤ヶ谷平成の森を目指す。
[今回のスタート地点:煤ヶ谷バス停]

 水ノ尻沢を渡り、すぐ右折。住宅地を抜ければ、平成の森は、すぐだ。
 煤ヶ谷平成の森の標柱を見る。(写真下)
 以前、八丁径路を通り、ここの階段を下ってきたことを思い出した。
 8:48、駐車場にM-Kさんの車を見つけた。これで前方にM-Kさん達が居られることの確信を得る。予定通りのコースで登られているのかなと思いながら、林道を進む。このあたり、なんだかヒルで出てきてもおかしくないような雰囲気だった。
[煤ヶ谷平成の森の標柱]

 堰堤を越えて、道幅が狭くなったら、前方に人影が見えた。よく見れば、M-KさんとAYさんだ。
 ということで、意外にもだいぶ手前で、M-Kさんをキャッチすることが出来た。どうも、お二人で、野草観察に熱中されていた模様。
 ここから同行させていただく。
[お二人に追いついた]

 経路は、途中で左に分岐している道もあったが、今回は、直進していく。最後は、左の斜面に続いていた。
 経路が段々踏跡レベルになっていくと、今では珍しくなったシカ柵越えの木道があった。(こういった設備には、名前があったと思うが、どうも思い出せない)
 この木道だと、鹿は歩けず、人間は歩けるということで作られたのだが、もうかなり老朽化しており、人間も歩けないのでは、と思える。
 だが、AYさんは、慎重に進んで見事、通過となった。でも私の場合、踏み抜きそうなので、とてもAYさんと同じように歩く自信がなく、最初の三歩程度で、シカ柵を跨いでしまった。
  ....メタボは、いろんなところでデメリットあり。
[古いシカ柵越えを通過]

植林帯の中に入る。
 直登するのであれば、とても辛い登りだが、経路は、大きくジグザグに続いており、登りやすい斜面だ。
[植林帯の中の急斜面]

 9:54、尾根の背筋に乗り、八丁径路に合流した。
 すぐ先は、両側にシカ柵が走っている箇所だった。
[八丁経路を進む]

 3、4分で植林帯を抜け、自然林の登りとなった。季節柄、黄緑色の新緑が広がる。
 10:28、新緑を見ながら、小休止。(写真下)
 その後、振り返って新緑を撮影する。
[新緑の中で小休止]

 急斜面を直登し、ようやく稜線に出た。(写真下)
 左右に大山三峰山の登山道が走っている。
 ここで右に少し進んだ後、西側斜面の植林帯を下っていく。ここからは、自己未踏ルートとなる。予定では、尾根伝いで一気に丸渕近くまで向かうとのこと。この先が楽しみだ。
 すぐに立派な作業経路に飛び出た。ここで左折し、この経路を辿っていく。
[ピークに着いた]

 経路は、西へ続く尾根沿いについており、鞍部から700m峰への登り返しとなった。この700m峰は、ちょっと尖がった山容で、個人的には好きなタイプの山だ。
 10:57、700m峰ピークを通過。山頂と言えども、自然林の中で視界は広がらなかった。
[700m峰への登り]

 ちょっとした鞍部を通過し、登り詰めれば、690m圏峰のピークだ。
 ここで小休止することに。前方にはシカ柵があるが、その先で倒れてしまっている。アセビがちょうど開花していた。お二人は、ここでも何やら野草観察。
[690m圏峰ピークにて小休止]

 ここからは、南西の方に緩やかに下っていく植林帯を通過。
 植林帯の中ではあるが、手入れが行き届いており、明るくて、気分がいい。
 手入れのされていない植林帯は、どうも片付いていない部屋のようで、落ち着かない。
[植林帯を下っていく]

 尾根の先端までくると、モミの大木が3本、並ぶように立っていた。経路は、このモミ3本の右側に続いていた。
[モミの大木が3本]

 尾根が終わり、植林帯の下り斜面となる。経路は、相変わらず歩きやすい。
 11:24、シカ柵の扉を通り、唐沢林道に出た。(写真下)
 690m圏峰からの歩きは、とても気分のいい道だった。
[シカ柵の扉を通過して唐沢林道に出る]

 唐沢林道を少し歩いて、丸渕到着。(11:33) (写真下左)
 滝下は、少し深く、碧色の水面となっていたが、手前は、堆積した土砂で深さは、20cmもないような状況だった。だが、AYさんから、
 「何やら淵の出側は、掘ったような跡がありますね。それにこの岩も濡れているし、今日、誰かが来られたようですね。」
 との発言。
 「我々以外で、午前中に?」
 「....」
 その時、まさか〜と、皆で同じことを思ったのだ。
. ....この推理は正しく、○○ラさんが、今朝来られたことを帰宅後、ネットで知った。
 靴を脱いで、ビーチサンダルで沢に入る。(写真下右)
[今年初めての丸渕] [ビーチサンダル装着]

 曇っているせいだろうか、水は、この間の西沢よりも、かなり冷たく感じた。ザックに取付けていた温度計で測ってみたら、なんと11度だった。(気温は、13度)

 3人で大ミミズ3号をセッティングする。M-Kさんの大ミミズ3号の吸引力は、凄まじい。ちょっとした小石は、どんどん吸い込まれていく。弱点は、木の枝だ。これは、どうしても吸引口に引っ掛かってしまう。じーと見ていると、何故か、時々大ミミズの中に空気が入り、「ズズッ」と音をたてる。なんで水中の大ミミズに空気が入るのか、とても不思議だったが、よ〜く見ると、大ミミズが自分自身の吸引力で、水面に渦を発生させていた。その渦が激しく回転し、その結果、渦の中心にて、水面から大ミミズの口まで空気の溝を作っているのだった。恐るべきパワーだ。
 やがて、昨年は、見ることの出来なかった淵の黒い一枚岩が、見えてきた。(写真下左)

 ひと段落したところで、イガイガさん登場。
 今日は、鳥屋待沢とのこと。
 「今日は、このくらいにしておきましょう。」
と、M-Kさんの一声で、作業終了。
 最後にヒルチェックをするが、この気温では、まだヒルの出番ではないようだ。幸い、一匹も見当たらなかった。この丸渕でヒルに遭遇しなかったのは、何だか得した気分だ。
[作業後の丸渕] [イガイガさんが到着]

 帰りは、素直に唐沢林道を歩く。
 イガイガさんは、途中で拾った木の枝を杖代わりに利用されている。
  ....アレッ!、イガイガ規則では、ストック使用禁止ではなかったか。
 ヤマブキなど春の野草が咲き乱れ、林道歩きも飽きが来ない。
[唐沢林道を歩く]

 トンネル手前で左折し、物見峠に上がる。
 14:58、物見峠に到着。
 ここまで、ペチャクチャ会話をしながらの山歩きなので、時間の経過を感じさせない。いつの間にか着いてしまったという感じだ。
  .....丹沢ネタは、際限なし。
[物見峠にて小休止]

 一般登山道のトラバース路を行く。
 左は、急な谷となっており、転落したら命の保証はない。ここは、かつて、恐ろしいほど、山道が崩壊しており、一般登山道でも、こんなに危険な箇所があるのだと思い知らされた場所だった。
 今回、通過してみて、だいぶ整備され、道幅が広がっていたことに気がつく。だが、まだ崩壊が続きそうな部分も残っており、ここは、ロープが欲しいなと思う箇所もあった。
[[トラバース路を行く]

 大山三峰山に通じる合流点に到着。(10:25)
 ここで左折し、煤ヶ谷方面に下っていく。このあたりは、自然林の新緑が素晴らしい。(写真下)
 目に優しい新緑の中、尾根を左に回りこむところで、登山道を離れ、右手の尾根を下っていく。
[一般登山道を下る]

 この水ノ尻沢に下っていく尾根の新緑が、これまた素晴らしかった。(写真下)
 曇天の下で、このレベルだったので、太陽光が当たれば、もっと鮮明な新緑になったのではないかと思えた。
[バリルートの新緑尾根を下る]

 15:51、水ノ尻沢に下り立つ。このあたりは、ヒルの巣窟だ。丸渕までの行程は、スパッツやガムテープで完全防御装備だったのだが、帰りは、そこまでしていなかった。ということで、ちょっと足早に通り過ぎる。
 16:00、堰堤の横に出て、コンクリートの上で皆でヒルチェック。
 「お〜、いたいた。」
 今年初めてのヒルを発見。左右のズボンに一匹ずつ、左右の靴にも一匹ずつ取り付かれていた。全部、石で圧死させる。
 ....チャッカマンを忘れてしまい、火刑ができなかった。
[ヒルの巣窟を通過中]

 ヒルチェックの後は、ゆっくりとゴールへ。
 平成の森駐車場で、M-Kさん、AYさんと別れ、帰りは、イガイガさんの車に乗せていただいた。
 [平成の森駐車場に戻ってきた]


 M-Kさん、AYさん
 同行させていただき、ありがとうございました。特に700m峰あたりの経路は、初めての訪問で、楽しく歩けました。今後の水遊び企画も宜しくお願い致します。

 イガイガさん
 最後は、同乗させていただき、ありがとうございました。それにしても丹沢ネタは、尽きませんね。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。