トップページ山行リスト(日付)>ミカゲ沢ノ頭・蛭ヶ岳_記録20110605


ミカゲ沢ノ頭・蛭ヶ岳

 山行日
2011年6月5日(日)       晴後曇り      同行者:丹沢写真館さん、AOKさん
 コース
日蔭沢橋(7:45)〜(8:00)孫右衛門ノ滝〜(8:28)檜皮橋〜(8:40)広河原〜(8:53)地蔵新道入口〜(9:12)魚止ノ滝〜(9:50)仏谷・金山谷分岐点(10:12)〜<ミカゲ沢北西尾根>〜(12:37)ミカゲ沢ノ頭(13:00)〜(14:01)蛭ヶ岳(14:06)〜(15:07)地蔵新道入口(15:11)〜(15:58)八方睨(16:05)〜(16:28)剣の刃渡り〜(16:54)馬酔木平〜(17:35)地蔵新道入口〜(17:52)広河原〜檜皮橋〜孫右衛門ノ滝〜日蔭沢橋
 前回の檜洞丸北尾根・源蔵新道に続いて、今回もまた、自己未踏コースとなりました。今回は、日蔭沢橋を出発点とし、蛭ヶ岳を目指した周回コースです。標高差が前回の檜洞丸以上で、体力的にキツイコースでしたが、まだツツジ開花のシーズンは、終了しておらず、途中からシロヤシオ・トウゴクミツバツツジ見物となりました。
 今回は、コースの面白さと、ツツジのおかげで、20年弱の丹沢山行の中でもベスト5に入る内容だったと思います。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 前回の檜洞丸北尾根山行の時よりも早めに出発。(7:45)
 日蔭沢橋の先には、駐車した車が一列に並んでいる。(写真下)
 まずは、犬越路林道を進む。
 今日は、長丁場ゆえ、孫右衛門ノ滝の撮影も、さっさと済ます。前回の時よりも、若干水量が多かった。このため、最上段あたりの水流もよく見えた。
[今回のスタート地点:日蔭沢橋]

 ひたすら林道を歩き、黄色いカンバンに8:32着。
 今日は、歩くことを優先したので、47分で到着。(前回は、撮影しながら、ブラブラ歩いたので1時間11分かかっていた)
 ここで、ガードレール裏の経路をたどり、河原へと降りていく。
[黄色いカンバンのある地点)]

 彦右衛門谷の水流を見下ろす。非常に少なく、簡単に渡れそうだった。
 しかし、河原の斜面は、崩れやすい。足下の石を強引に崩しながら、下っていく。
 その後は、広い河原の左岸を歩いていく。見れば、前方に単独の釣師が竿を振っていた。近づかないようにして、さっさと上流に向かう。
[彦右衛門谷を渡る]

 両岸が狭まってきた。今まで眺めていた幅広い河原の光景がウソのようだ。
 右岸には、薄暗い沢が合流していた。岩水沢だ。
 そのすぐ先に黄色いカンバンのようなものが見える。(写真下)
 そこが、地蔵尾根入口だった。予定では、今日、ここを下ってくることになっている。
[対岸の地蔵尾根取り付き点を確認]

 ここまでずーっと左岸を歩いてきたが、いよいよ右岸に渡る必要が出てきた。
 それほど水量は、多くないので、靴を脱いで渡る必要は、なさそうだったが、だからといってどこでも渡れる訳でもなかった。
 一番幅の狭そうなところで、浅そうな所を狙ってジャンプ。(写真下)
  ....今日は、防水カメラではないので、水には、神経を使うのだ。
[右岸に渡るためにジャンプ(振り返ってAOKさん撮影)]

 前方は、両岸が切り立っており、左手には、滝があった。両岸の岩壁の上段は、新緑の木々が続く。なかなか涼しい光景だ。
 ここで、今回初めての小休止とした。
 休んでいるうちに先ほどの釣師に追いつかれるかと思ったのだが、全く姿が見えなかった。
[両岸が狭まる]

 このまま直進していくと、魚止滝の下に行ってしまうため、ここで、左手の急斜面から、魚止滝の巻道を行く。
 すると、トラロープが、用意されていて、それを使って登っていく。すぐ、右へのトラバース路になり、そこにも、トラロープがついていた。慎重に通過すると、幅広の斜面となった。
 途中で、魚止滝を撮影する。
  ....木の幹を左腕1本で抱え込み、決死の撮影。
[左手のトラロープで斜面を上がる]

 巻道を進み、魚止滝の上流にて沢に降り立った。
 この先には、金山谷F2という6m程度の滝があったらしいのだが、今は、右岸の崩壊地からの落石群が沢を埋め、とても6m滝があったとは思えない状況だった。右岸の岩壁は、まだハング状になっている箇所があり、まだまだ崩壊は進みそうだ。

 帰宅後、インターネットで調べると、確かに以前は、逆「く」の字のナメ滝となっていた。また、イガイガさんの2010年7月17日(仏谷から蛭ヶ岳)のブログを拝見すると、その時点で、すでに崩壊しており、水流が変わっていた。その後も、流れは変化し、現在の姿になったようだ。

 この後、左岸から右岸、右岸から左岸へと、何度となく、沢を渡る。途中、単独の沢歩き姿の単独男性に追いつかれ、先に行って戴く。水流の中をバシャバシャしながら歩いて行かれる姿が羨ましかった。こんな日は、とても気持ちよさそうだ。
[魚止滝の上流]

 目の前に小滝が現れ、両岸が岩壁となり、左岸をへつっていく。
 一見すると、通過できないように見えるのだが、これが、実にうまい具合に足場が出来ていた。
[右岸をへつる(AOKさん撮影)]

 前方に小滝が見えた。(写真下)
 よく見ると、右手から沢が合流している。丹沢写真館さんから、ここが仏谷(直進)と金山谷(右折)の合流点と教えていただく。予想していた雰囲気とだいぶ違っていた。もっと暗いイメージだと思っていたのだが、日が照り、コントラストの強い光景が広がっていた。
 ここでコーヒータイムとした。(9:50〜10:12)
[仏谷と金山谷との分岐点にて小休止]

 合流点から金山谷を進み、5、6分後、左手の斜面に取り付く。(写真下左)
 いきなり急斜面だ。
 尾根の背筋に乗る直前に短いトラロープが用意されてあった。(写真下右)
[ミカゲ沢北西尾根に取り付く] [トラロープ有り]

 それにしても、急登である。時々、短いトラロープが現れた。
 木があるので、両手両足を駆使して登れることは登れるが、浮石がやたらと多い。それだけに神経を使う。ここは、登りには、使えても、下りには、使えないな〜と思ったが、いや、きっと○□○□さんや、△▽さんのお二方は、こういう所でも下りルートとして選択されているだろうなと思いつつ、ヨイショヨイショと登っていく。
  ....帰宅後、インターネットで調べてみたら、案の定、このお二方は、下られていた。それよりも、お二方以外に知っているお方の名前がゾロゾロ出てきて、思わずビックリ。

 幸い?にも、この急登は、15分程度で終了。それ以降は、尾根が太くなり、歩きやすくなった。
  ....だが、枝を伸ばしたアセビが出てきた。これが厄介。
[急登が続く]

 11:00、右手、崩壊地の上を通過。(写真下)
 崩壊地の上に立つと、涼しい風が下から吹きつけてくる。なんとも言えない爽快な気分。だが、下を覗きこむと、なかなか恐ろしい崩壊地で、一気に金山谷まで落ちていきそうな場所である。
  .....高度差150mといったところ

 尾根筋を進む。
 標高は、すでに1150mを越えている。だが、ツツジの類の木は、まだ一本も見かけなかった。
 「この尾根には、シロヤシオがありませんね。」
などと、丹沢写真館さんと話をしている、まさにその時、尾根にシロヤシオの花弁が散乱しているのを発見。完全に散ってしまっていたが、この尾根にもシロヤシオが現れたことで、ひと安心。今後の期待が高まった。
[崩壊地の上に出た]

 前方が、アセビの樹林帯となった。
 だが、ヘンに遠回りしたくなかったので、アセビの中を突入する。枝を掻き分け、前進していくと、目の前がパッと明るくなった。
 赤土の裸地となった広場に出たのだった。(標高1230m地点)
 不思議なことに土のままで草木が生えていない。なんでだろうと思いながら、振り返って、珍しい方向からの檜洞丸を眺める。
 ここで、小休止。(11:35〜11:41)
 ザックを下ろすと、黄緑色の毛虫が一匹、上蓋のところに付いていた。先ほどのアセビ突入時のものらしい。ヒルよりは、まだマシだが、身体についていたら、やはり気持ち悪い。ということで急遽、全身、毛虫チェック。この結果、Tシャツにも1匹、付着しているのを見つけた。
  ....潰してしまう前に除去でき、ラッキー
[裸地に到着]

 さて、先ほどのシロヤシオの花弁を見てから、花は、どこだと期待しながら登っていくと、期待通りのシロヤシオを発見。
 さらに進むと、今度は、トウゴクミツバツツジもシロヤシオの隣で花をつけていた。
 これは、これは、とカメラを取り出す。
[急斜面と緩斜面が繰り返される]

 シロヤシオの撮影会が終わると、今度は、目の前に急登が始まった。その先は、ミカゲ沢ノ頭だ。頂上直下の尾根筋をやや左側から直登していく。
 このあたりも、登り始めた取り付き点と同様、浮石が多い。岩を掴んでみると、グラグラする岩だらけである。そんな訳で、慎重にルートを選んで登っていく。
  ....両手両足フル稼働。
[ミカゲ沢ノ頭直下の急登]

 頼れるのは、木であり、草である。だが、草も、よく見ないと、刺のあるノイバラが混じっている可能性もある。
  ....今回、左手の親指付け根にノイバラの棘2箇所、被弾。

 振り返ると、登ってきた北西尾根が緑一色に見える。まだ新緑と言える緑だ。また、左右にシロヤシオやトウゴクミツバツツジが目立ってきた。だが、そんな写真を撮る余裕はなく、とにかく上を目指す。
[浮石多く、要注意(振り返ってAOKさん撮影)]

 12:37、ミカゲ沢ノ頭頂上に到着。
 周囲をよく見渡せば、ここでもトウゴクミツバツツジやシロヤシオが咲いている。
 倒木に腰掛け、ランチタイムとした。食事中、単独女性登山者が蛭ヶ岳へと通過していった。その後も単独女性だ。
 やがて、臼ヶ岳に向かう単独登山者の姿が見えた。この方も女性登山者だった。やはり、ツツジのシーズンは、女性登山者が多いのだろうか。
 どうも天気が下り坂のようだ。午前中の晴れがウソのように曇ってしまった。
[ミカゲ沢ノ頭にてランチタイム)]

 13:00、ミカゲ沢ノ頭を出発。
 高度差約300mの登りが始まるかと思うと、食後ながら憂鬱だ。だが、そんな気分は、いっぺんに吹っ飛んでしまった。
 ミカゲ沢ノ頭〜蛭ヶ岳間の鞍部にて振り返って撮影。
 鞍部から、この先、「ツツジ新道」化していたのである。
  ....いやツツジ新道以上か
 このあたりは、全くカメラを手放せなくなってしまった。
[蛭ヶ岳への登りにて]

 この辺りは、シロヤシオもトウゴクミツバツツジも開花ピークを迎えていた。
 こんなに満開のシロヤシオと出会ったのは、丹沢を20年間歩き続けたものの、初めての経験だ。
 もう思う存分、撮影する。
[満開のシロヤシオがあちこちに]

 13:31、道標[檜洞丸:4.1km、蛭ヶ岳:0.5km]に到着。
 振り返って臼ヶ岳方面を眺めるが、先ほど以上にガスが濃くなっており、眺望は全く期待できなくなっていた。
 蛭ヶ岳の頂上に近づくにつれ、ガスがますます濃くなった。
 そんな中、シロヤシオを見つけ、思わず撮影。
[トウゴクミツバツツジも目立つ]

 14:01、蛭ヶ岳頂上到着。
 相変わらずガスの中だ。最近、ここで富士山を眺めていないことに気がついた。どうも蛭ヶ岳とは、相性が悪いようだ。我々以外、人影は見当たらない。風が強くなってきて、とてもベンチでゆっくり休む気になれない。水分補給して、すぐに下ることにした。
[蛭ヶ岳頂上にて]

 北側斜面を下れば、風は、一気に弱まった。
 恐ろしいことに、この北側斜面もシロヤシオの花園だったのだ。
 最初は、登山道から離れたところでシロヤシオが咲いているな〜ぐらいしか思っていなかったのだが、そのうち、登山道の傍で、満開のシロヤシオが続く。
  登山道付近のシロヤシオ
  階段を下っていく途中にて
[もう恐ろしいくらい咲いている]

 今日のような日にフィルムカメラで撮影していたら、間違いなく後悔しているだろう。絶対、途中でフィルム切れになること必至である。その点、デジカメの場合、気にせず撮影できるのは、とてもありがたいことだ。
 14:34、濃桃色のトウゴクミツバツツジを観賞。(写真下)
 色の濃さがとても印象的な木だった。
[久々のツツジ観賞となった]

 15:07、地蔵新道分岐点に到着。(写真下)
 ここまで来ると、シロヤシオゾーンは、終了してしまったようだ。
 山と高原地図28丹沢(昭文社:2011)では、蛭ヶ岳からここまでのコースタイム45分と記載されていたが、ここまで約1時間かかっていた。相当、撮影タイムで時間を費やしたように思えたが、15分オーバー程度であれば、OKだろう。
 15:11、ペットボトルを一口飲んで、出発する。
 この先の地蔵新道も、自己未踏ルートである。そういった意味で、前回に続き、最後までワクワク気分だ。
[地蔵新道に入る]

 15:19、1376m地点を通過。ここが地蔵岳だと思っていたのだが、帰宅後、「かながわ山紀行」植木知司(かもめ文庫:1991年)で地蔵岳の欄を見ると、標高1403mとあった。この標高が誤植なのか、今、自分としては秘かな謎となっている。
  ....地蔵岳とは、いったいどこ?
 15:22、地蔵尾根への左折地点に到着。ここには、道標が立っていた。(写真下右)
[地蔵尾根分岐点] [道標有り]

 薄暗くなっていることもあり、いきなり、下る尾根に迷う。ようやく正しい尾根を見つけて、下っていく。
 鹿落しという急斜面を通過し、「八方睨(第5峰)」に到着。(写真下)
 木の根元には、木札のようなものが立てかけられてあったが、もう文字は読めなくなっていた。
 ここで、デザートタイム休憩。冷たいゼリーで全身が冷えた気分となった。標高が下がり、ちょうど暑くなってきた時だったので、グッドタイミングだった。
[八方睨(はっぽうにらみ)にて小休止]

 続いてロープの張られたトラバース路を通過。このあたりが、「吹上屏風」と言うらしい。
 左は、急斜面が続いている。暗くて先がよく分からないが、転落したら小谷まで転げ落ちてしまうのではないかと思えるほどだ。
[吹上屏風あたりを通過]

 トラバース路を終え、今度は、垂直に下っていくようになる。ここもトラロープが用意されているが、なるべくトラロープに頼らずに下っていく。というのもトラロープが結んである木が、どうも心許ない。
  ここで、以前、AOKさんが単独でこの地蔵尾根を登られたとき、単独男性とすれ違った体験談の話を聞かせてもらう。
 その男性は、前回、地蔵尾根の下りでルートを誤り、なんと山中で、ビバークされたそうな。翌朝、登り返して帰られたらしい。その後、ネットで事前調査し、今回、リベンジということで、チャレンジしているのだとの事。
 「確かに下りだと、尾根の分岐で知らずに違う方向に下って行きやすいですね。」と、この尾根ルートの難しさを認識。
[垂直に下っていく(振り返ってAOKさん撮影)]

 鞍部に下り立ったら、前方に岩壁が現れる。ここが、「カニの横這い」と呼ばれる場所とのこと。なるほど、岩壁を横に進んでいく。
 ちなみに自分のカメラでは、プログラムモードで撮影しようとすると手振れレベルのシャッタースピードとなり、シャッタースピード優先で撮影しようとするとISO1600でも、もう撮影できないような暗さだった。
[カニの横這いを通過(丹沢写真館さん撮影)]

 16:21、第4峰(1180m)に到着。
 ここにも木の根元に木札が立てかけられてあったが、全く判読不能の状態。
 ※(写真下)では、明るく写っているが、実際は、もっと暗い。
[第4峰にて(丹沢写真館さん撮影)]

 16:28、ロープが張ってあるヤセ尾根を通過。(写真下左)
 ここが、「剣の刃渡り」とのこと。それほど、ナイフリッジにはなっていなかった。
 すぐ先に錆びた剣が立っていた。(写真下右)
[剣の刃渡りを通過(丹沢写真館さん撮影)] [錆びた剣]

 まだ日が暮れたわけではないのだが、この後は、本当に暗くて、まったくカメラを取り出す気には、なれなかった。
 尾根筋から離れて、右手の斜面をロープで下っていくようになる。そして、尾根筋を左上に見ながら、トラバース気味に下っていく。

 アセビの木が続く。左手から小谷の沢音が聞こえてくる。心地よい風も左手から吹いてくる。
 暗過ぎて、カメラが使えないのが残念。
 
 16:46、足下にワイヤーが現れた。ここまで来ると、尾根は、だいぶ幅広となっていた。すぐに右手に滑車のような設備の残骸のようなものを殆どシルエット状態で見る。どうやら、このあたりが造林小屋跡のようだ。

 さらに進むと、フラットになり、16:54、馬酔木平(アセビたいら)にようやく到着。ここでは、直進する方向にケーブルが張ってあり、直進を妨げるようになっていた。何で尾根筋を直進していくルートを阻止するのかといろいろ考えたが、おそらく下山時、直進した場合、魚止滝を下ることになる。
 巻道を知っていれば、問題ないだろうが、知らなければ、間違いなく魚止滝で転落だろう。それを阻止するために、ここで右折させ、魚止滝の下流側に下り立たせるルートにしたのかなと思われた。
 
右折した後、浮石の多い経路を下っていく。
 だいぶ暗くなり、足下がはっきりしなくなった。途中で、経路がはっきりしなくなり、ルートを確認。ちょっと左寄りに下ってしまったようなので、右に軌道修正すると、すぐに経路を無事発見。いやはや、ちょっとしたドキドキ感を味わう。
 17:14、トラロープが現れたと思ったら、その後、延々とトラロープが続く。(写真下)
[浮石が多い急斜面にトラロープが続いている(振り返ってAOKさん撮影)]

 17:35、沢に無事、下り立った。
 沢に出たら、だいぶ明るい。いかに樹林帯が暗かったか、改めて認識。
 ここまで来れば、ひと安心だ。
[金山谷に下り立つ(振り返って丹沢写真館さん撮影)]

 来たときと同じルートで犬越路林道に向かう。
 お二人を撮影しながら、広河原の光景を一人楽しむ。
[広河原に向かう]

 林道に出たところで小休止。(17:57〜18:08)
 その後は、ゆっくりしたペースで日蔭沢橋に向かう。

 だが、途中、小洞トンネルを抜けたところで、背後に落石の音が。
 振り返ってみれば、トンネルから沢寄りにカン、カン、カーンと落石の音が続いた。小石レベルの落石でなかったことは、確かだ。もう少しトンネル寄りに落ちていたら、直撃を受けていたかもしれなかった。いやはや、林道歩きも要注意である。

 18:58、日蔭沢橋に到着。
 あたりは、すでに薄暗くなっていた。
 [檜皮橋を渡る]


 丹沢写真館さん、AOKさん

 今回も同行させていただき、ありがとうございました。
 それにしても、今回、蛭ヶ岳にあれだけのシロヤシオが咲いていたとは、全くの予想外でした。檜洞丸だけでなく、蛭ヶ岳も立派なシロヤシオの山だったということを認識しました。
 コースも前半のミカゲ沢北西尾根、後半の地蔵尾根と、非常に楽しめました。
 今後とも宜しくお願い致します。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。