トップページ>山行リスト(日付)>経ヶ岳_記録20110709
土山峠(7:40)〜(8:50)稜線合流点(8:55)〜(9:07)リッチランド分岐点〜(9:17)半原越(9:27)〜(10:22)経ヶ岳(10:30)〜(10:31)華厳山分岐点〜(10:34)大沢分岐点〜(11:23)大沢登山口〜(12:09)上荻野〜(12:27)新道橋 |
7月に入って最初の山行は、中型カメラを背負って、いつものように仏果山方面へ。ですが、このエリアは、今年に入り、AOKさんとのシモバシラ見物、単独での高取山から馬場へ、AYさんと佐久間東幹線の送電鉄塔巡りと、何度か訪れておりました。 そんな訳で、今回は、少しエリアを変え、経ヶ岳へ。 詳細は、以下をご覧下さい。 |
今日は、仕事の関係上、12:30までには、下山し、携帯電話の通話エリアに戻らなければならないという制約があった。休日であれば、仕事から100%解放されたいと思うのだが、なかなかそうは行かないのが、昨今の仕事。(携帯電話の存在が大きい)。
今日は、そんな制約がある中でも、気合は十分。何せ3週間ぶりの山行だ。半日の山行でも、リフレッシュできるかと思うと、ワクワクしてくる。おかげで、かなり早く目が覚めてしまった。
本厚木駅前からの宮ヶ瀬行き1番バスは、登山者風の乗客は、7人ぐらい。途中で下車したのは煤ヶ谷の一人だけで、その次が、土山峠で下車した自分一人だけだった。
バス停には、「ニホンジカの管理捕獲を実施中」の貼紙があった。期間は、今年6月8日〜来年3月21日(主に水・土・日曜)で、猟区内では実施しないとある。添付された地図を見ると、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、鍋割山あたりが中心で、バリルートを歩く場合は、要注意だ。
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[今回のスタート地点:土山峠] |
[ニホンジカの管理捕獲を実施中] |
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土山峠を7:40に出発。 すぐにヒル対策の装備をしようかと思ったが、ヒルが出てくるとも限らないと思い、まずは、このままの姿で歩き出すことにした。
車道を渡り、厚木方面に戻るように少し下っていけば、左手に登山道が現れる。見れば、すぐ先に「清川宝の山」(第四十号)の石柱が立っていた。
山道に入って、ものの数分後、ドキドキしながら、足下を見てみる。ヒルが付いているかどうか...
やはりというか、右足の登山靴、ズボンの裾にヒルを発見。すぐに指で取って、石がなかったので木の棒で潰す。次に恐る恐る左足の方を見ると、これまた同じようにヒルが....
これも潰しにかかるが、こうしているうちに新たなヒルが食いついてきそうだ。これは、イカンと早足で、ヒル対策装備ができるような所を探す。 |
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[登山道入口にて発見] |
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なんとラッキーなことか。目の前にベンチが現れた。(写真下左)
装備をするのに、これ以上有り難い場所は、ない。ということで、急いでザックを下ろし、ガムテープとネオプレーンスパッツを取り出す。今のところ、これらを使うのがヒル対策の完全装備だと、自分では思っている。 靴を脱ぐ。ややっ、左足のソックスに2匹のヒル発見。吸われる直前だった。ここでザックから取り出した食塩水を掛ける。ポロッと落ちたところで、さらに食塩水攻撃。ちょっと濃い目のせいか、効果は覿面だ。
数分後、足下は、完全防備となった。(写真下右)
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[ベンチでヒル対策] |
[ヒル対策装備] |
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ベンチを後にし、林道に出て、ほんの少し林道を歩くが、もう既にヒルが両足に取り付いていた。ヒルを運ぶのも問題なので、これまた木の枝を使って渾身の力で潰す。
....この潰し作業、何だかストレス解消にいいかも。
ようやく植林帯を抜け、自然林となる。このあたりは、林相が美しいところで、以前、新緑のシーズンに歩いた時、その明るい緑が広がる光景に痛く感動したことがあった。 だが、この時季では、これはと思える光景に出合えず。結局、中型カメラを取り出したいという欲望が湧かなかった。
8:50、稜線に上がった。ここで登山道と合流する。ベンチにて小休止。(写真左) ベンチに腰掛け、足下をじっくり見ても、ヒルは見つからなかった。どうやら自然林に入ったあたりから、ヒルは、いなくなったようだ。
. ....ちょっと物足りない気分。 |
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[稜線に上がった] |
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9:17、半原越到着。(写真下左) ツール・ド・フランス風の自転車ロードレーサが一人、休憩中だった。左の写真を撮影中には、2台の自転車が峠を越していった。この峠道も土山峠と同様、自転車には人気があるようだ。 法論堂側から涼しい風が時々吹いてくる。本日、初めての快感。
9:27、出発すると、すぐにここにも「宝の山」の石柱あり。右側面には、「昭和六十一年度 第一号」と記されてあった。(写真下右)
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[半原越に到着] |
[宝の山を発見] |
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経ヶ岳に登る途中で、中型カメラを取り出し、撮影。ちょっと気になる林相だった。
その後、若い男女のグループとすれ違う。ヒルについて尋ねると、半僧坊から出発してすぐヒル被害に遭ってしまったらしい。やはり、どこの登山口もヒルがウヨウヨという感じだ。
10:22、経ヶ岳頂上到着。 残念ながら、大山・丹沢方面は、ガスで全く見えず。ザックに取り付けた温度計を見ると、26度だった。だが、風がないので、蒸し暑くて仕方がない。 パンを1個食べて、早々に立ち去る。 |
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[経ヶ岳頂上にて] |
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半僧坊方面に下っていくと、すぐに華厳山分岐点に出合う。 直進してしまうと、通常ルートの半僧坊へ下りてしまう。一般登山道なので、間違いなく、この時刻であれば、12:30までには下山できる。だが、去年の12月に登ってきたルートだったので、ここは、右折して、華厳山方面に向かうことにした。 |
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[華厳山分岐点にて] |
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華厳山への分岐点から、ものの数分で、再び分岐点。(10:34) 西山を守る会による比較的新しい案内板が、シカ柵に取り付けられてあった。 左は、上荻野、右は、華厳山。
今日は、時間的制約があること、かつ、左の経ヶ岳の尾根経路は、自己未踏だったので、今回は、華厳山をやめて左の尾根を選択することにした。 |
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[上荻野分岐点にて] |
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右手にシカ柵を見ながら、尾根の背筋を下っていく。
これは、歩きやすい尾根だ。だが、植林帯ということで、視界は広がらない。
下っていくと、尾根が左右に分かれるが、右に進む。 すると、再び右手にシカ柵が現れた。 |
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[尾根筋に下っていく] |
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10:43、「←大沢」という案内板を見つけた。(写真左) ここは、右手のシカ柵に脚立が設置されており、この案内板がなければ、脚立でシカ柵を越えるのでは、と迷ってしまうところだ。 |
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[木の幹に案内板を発見] |
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時々、尾根幅が広がったり、尾根が分岐する。 ちょっとでも進む方向が分からなくなったら、すぐに1/25000地形図を取り出す。
ほぼ東方向を目指して進んでいく。 |
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[尾根筋をとにかく下っていく] |
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10:49、ここでも案内板を見つけた。(写真下左)
左に続く尾根を進むように指示されている。踏跡は、曖昧だが、歩きやすいので気分的には問題なし。その方向には、尾根が続いていた。(写真下右)
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[道標(案内板)あり] |
[尾根筋は、歩きやすい] |
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10:54、緩やかな登り斜面となる。
この尾根を下り始めた時は、この先は植林帯だけかと覚悟したが、そんなことはなく、自然林となり、歩いていて気分がいい。 |
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[感じのいい自然林の尾根を進む] |
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尾根の幅が広がり、どちらの方向に進むべきかわからなくなる。 ここでも地図とコンパスを取り出す。 このあたりにも案内板が欲しいところだが、地図読み訓練には、ない方がいいのかもしれない。 進路方向を決めて、いざ出発。 |
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[[幅広の尾根となり、進路方向が曖昧になる] |
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11:07、極小ピークを通過。尾根の背筋上のコブのような場所だった。 |
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[極小ピークを通過] |
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標高から見て、そろそろゴルフ場に出てもいい頃だと思うのだが、葉が茂っており、前方の確認ができない。斜面が一面に広がり、尾根の背筋がどこだか、よく分からなくなる。 地形図から見ると、右手には沢があるはずなので、なるべく右寄りに進んでみると、案の定、沢が下に見えた。 その沢を右下に見ながら下っていくと、シカ柵が前方に現れた。 |
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[幅広い斜面となる] |
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なんとシカ柵にぶつかったところには、扉があり、「大沢」という文字が書かれた案内板が取り付けられてあった。 どうやらルートを間違えることなく、大沢に着いたようだ。(11:21) |
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[大沢に到着] |
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シカ柵を通過し、ほんの少し下れば、そこは、ゴルフ場。
ちょうどゴルファーが乗用カートで移動していくところだった。彼らが視界から消えると、人影が見えなくなった。(写真下左)
振り返ると、歩いてきた方向には、「経ヶ岳」という標識が、また左手には、「華厳山」の案内板が貼り付けてあった。(写真下右)
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[ゴルフ場に出た] |
[道標(案内板)を見つけた] |
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さて、どちらに行けば、このゴルフ場から出られるのか、ここでも1/25000地形図を取り出し、地形を確認するが、よく分からない。ここは、右手に沢を見ながら歩いて行く。
進む道は、舗装路とは限らない。むしろ舗装路は、ゴルフ場が使用している道のような感じだ。そんな訳で未舗装であっても、とにかく右手に沢が並行している道を進む。(写真下) |
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[沢沿いに進んでいく] |
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11:40、ゴルフ場の端に到着。
振り返ると、ここに案内板が掲げてあった。(写真下右) これを見ると、今歩いてきたルートは、正しく市道を歩いていたことがわかった。
だが、この道が市道だといっても、ゴルフ場の中ゆえ、なかなか入りづらいところだ。 |
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[ゴルフ場から脱出(振り返って撮影)] |
[道標(案内板)] |
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民家の中の舗装路を進むと、用野橋の案内板を発見。(11:46)
本厚木方面のバス停は、まだ1.1km先との表記。(写真下左)
表側を見ると、これまた丁寧に西山のコースが記載されてあった。次回の山行に備えようと、デジカメ撮影。(写真下右)
しかし、暑い。日が上から照りつけるだけでなく、舗装路からの照り返しも強い。 ポツンと自販機が立っているのを発見。硬貨を入れると、自販機からの反応があり、ホッとする。 思わず、安価な500cc炭酸飲料を購入。
十分冷えていて大満足。生き返る気分だ。 |
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[案内板の裏側] |
[用野橋に到着(振り返って撮影)] |
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途中でガムテープとネオプレーンスパッツを取り外す。 幸い、ヒルには一匹も取り付かれてなかった。まあ、経ヶ岳からの下りは、日が照りつけていた明るい尾根だったので、ヒルはいないだろうという確信は、あった。
12:09、上荻野バス停到着。これで、今回の制約条件であった12:30までの下山には、十分間に合った。バス時刻は、12:33。まだ時間があるので、このまま次のバス停まで歩くことにした。 途中、木陰の下にベンチがあったので、そこで小休止。ザックに取付けた温度計は、33度を示していた。
12:27、新道橋バス停到着。 ここで、バスを待ち、帰路につく。 |
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[新道橋バス停にて] |
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今回は、午前中だけのショートコースでしたが、ヒルあり、経ヶ岳の未踏尾根ありと、結構、楽しめました。これからは、西山を守る会での道標(案内板)を頼りにこの周辺を歩き回ってみたいと思っております。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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