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大山

 山行日
2011年8月12日(金)       曇り         単独行
 コース
ヤビツ峠(15:26)〜(17:03)大山(18:25)〜(19:27)下社(20:00)〜<女坂>〜(20:14)大山寺〜<女坂>〜(20:34)大山ケーブルバス停
 最近は、猛暑が続き、昼間の炎天下を歩くのかと思うと、どうも朝から登る気がしません。今回は、そんな訳で日が落ちても歩くことを覚悟し、午後から出発し、夕日を撮影しようと、出掛けてきました。さて撮影は、如何に。
 詳細は、下記をご覧下さい。 


 14:45秦野発ヤビツ峠行きのバスなんて、誰も乗らないのではないかと思っていたら、意外にも中年ご夫婦登山者1組が乗車。結局、乗客は、計3人だった。
 同乗のご夫婦は、どこか山小屋泊まりだろうか。盆休みだから、平日でも山小屋は開いているのかな。だとしたら、表尾根の烏尾山荘あたりかなと思っていたら、ご夫婦は、バスを降りると、すぐに大山方面に出発していった。
 あれっ!どうも同じような考えの人たちがいるらしい。炎天下の山歩きを避けた計画のようだ。

 下界は晴れていたのだが、ここでは、ガスが山肌にかかり、あたりの景色もはっきりしなかった。
 まだ夕日までには時間がタップリある。自販機で冷えた缶コーラを飲み、少し準備運動をした後、歩き出す。(15:26)
 だが、すぐに今日の体力がイマイチだと分った。どうもエネルギーが体内から湧いてこないのだ。これでは、スタスタと歩くことが出来ない。仕方がないので、無理をせず、ゆっくり息を乱さないようなテンポで歩いていく。
[今回のスタート地点:ヤビツ峠]

 暑い。日が照っていないとはいえ、無風状態で、汗が噴き出す。
 途中、ベンチのある所で小休止。
 ベンチでは、ちょうど右手の斜面から風が吹きつけ、汗だらけの背中が心地良い。
 16:40、ようやくガレ場の上に出た。
 ここからは、晴れていれば、富士山、表尾根、丹沢山、三峰などが一望できる絶好の展望地なのだが、今日は、手前の三ノ塔だけが、どうにか見える程度。(写真下)
 これでは、今日の主目的である夕日撮影は、無理かと、いささかガッカリ。
[途中のガレ場の上にて]

 17:03、大山山頂に到着。
 本社は、建屋のシャッターが下ろされ、売店も閉鎖していた。奥の院まで進むが、ここもシャッターが下ろされ、誰もいない。同じバスで来たご夫婦の姿も見えない。既に下山してしまったようだ。

 時間が経っても、相変わらず、登山者の姿は見えない。見渡すと、木の枝に脱いだ半袖シャツが掛けてあった。忘れ物のようだ。だが、その白っぽいシャツに何だか見つめられているような気分で、やたらと気になってしまった。

 17:30近くになったところで、山頂裏の富士山・丹沢の見える方に向かう。
 ここで、中型カメラを三脚にセットして、夕日を待つことにした。 
 最後にもう一枚、撮影する。
 あたりが薄暗くなったところで、山頂を後にした。(18:25)
[大山山頂にて]

 帰りは、下社を目指す。
 大山ケーブルから伊勢原駅に向かうバスであれば、遅くまでバス運行があるだろうという見込みである。
 石段を下っていくと、やたらと、その上を動き回る虫がいる。ケラとかコオロギのような虫のようだ。とてもすばしっこい。
  ....だが、踏み潰してしまった。合掌。

 18:51、ライト点灯。
 暗くなると、かなりペースが落ちた。急な階段が続くので、どうしても慎重になる。
 試しにライトを消してみると完全な暗闇状態。
  ....気味悪し。

 そろそろ、夫婦杉ではないかと思っていたら、見事、目の前が夫婦杉だった。(写真左)
 ライトが当たらなければ、知らずに通り過ぎたかもしれなかった
[夫婦杉にて]

 下社手前の石段に到着。(写真下)
 夜は、一層急に見える。さすがに手摺から手を離す気にはなれなかった。

 下社に到着。(19:27)
 殆ど照明がない中、参拝。その後、石段を下っていくところで、伊勢原市街の夜景を撮影する。
 この夜景を撮影中、携帯にメールが入った。見れば、massyさんからだ。
 内容は、M-Kさんが入院されたので、お見舞いに行きませんかという内容だった。
 「えっ、入院。そんなに重傷?!」と、急いで返信メールを打った。どうも足を怪我されたらしい。
[下社への急な石段]

 誰にも会わず、下社を通過し、男坂・女坂の分岐点に到着。
 男坂は、明かりがないし、急なので、ここは、安全第一を考え、女坂を選択。
  ....自分の怪我というよりも、ザック内の中型カメラを壊してしまうのが心配。

 女坂には、明かりがあるとはいえ、試しに持参のライトを消して歩こうとすると、明かりの間隔が広く、自分の身体が影になり、足下が見えないような状況だった。これでは、明かりがあるからと安心できない。
 ライトを点けて、石段を下っていく。
. ....途中、大山寺では、元気のいい犬にやたらと吠えられた。
[女坂・男坂の分岐点]

 20:25、ケーブルカーの大山ケーブル駅前を通過。
 いつの間にか、駅名が、「追分」から「大山ケーブル」に改名され、バス停の「大山ケーブル」と同じ名前になってややこしい。この間は、こま参道があり、距離は、だいぶ離れているのだ。

 いつもより、だいぶ長く感じたこま参道を下っていき、20:34、大山ケーブルバス停に到着。バス時刻を確認すると、次は、21:02で、最終バス21:32の1つ前だった。(今日は、土曜ダイヤ運行)
 まだ時間があるので、大きな公衆トイレまで戻り、着替えを済ませ、バスを待つ。
 定刻に発車したバスは、伊勢原駅近くまで、乗客は、私一人だった。
 [大山ケーブルバス停に到着]


 夕日撮影という目的は、どうにか達成できました。ですが、富士山が見えなかったのは残念でした。まあ、あの雲がある状態で、夕日が撮影できたことは、ラッキーだったと思っております。
 また、そのうちチャレンジしたいと思いますが、あの真っ暗な中、足場の悪い下社への道は、避けたい心境です。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。