トップページ>山行リスト(日付)>風巻ノ頭・袖平山_記録20110918
西丹沢自然教室(8:46)〜(9:07)用木沢出合〜(9:59)犬越路(10:05)〜(10:57)神ノ川ヒュッテ〜(11:05)林道ゲート(11:12)〜(12:21)風巻ノ頭(12:42)〜(14:03)袖平山(14:23)〜(14:35)姫次〜(八丁坂ノ頭)〜<釜立沢左岸尾根>〜(17:06)東野 |
丹沢自己未踏の山の一つに袖平山の西側に位置する標高1077mの山、風巻ノ頭があります。ここは、公共交通機関利用派にとっては、アプローチが長く、また、登山道は、急登の連続なのが地図上からも見受けられ、どうしても敬遠しがちでした。 ですが、今回、ザック軽量化を図り、チャレンジしてきました。
詳しくは、以下をご覧下さい。 |
谷峨から西丹沢行き1番バスに乗車。 丹沢湖の水位がとても低い。玄倉付近で湖底が露わになっているのは、何度か見たことがあるが、湖北部の中川橋あたりが、湖でなく、川の姿になっているのを見たのは、初めてだった。 西丹沢8:31到着。
西丹沢自然教室の掲示板内容を確認した後、出発する。(8:46) |
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[今回のスタート地点:西丹沢自然教室] |
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背中のザックが軽いので、背負っているという感じがしない。 おっ、今日は、調子が良さそうだ。−−−そう思ったら、犬越路沢を登っていく時、足を前に出すペースが落ちなかった。 結局、犬越路まで、すんなりと登れてしまった。
....こんなに犬越路って近かったっけという感じ。
ベンチには、単独の男性が休憩中だった。
檜洞丸方面を撮影しただけで、すぐに出発することにした。今日は、まだこの先が長いのだ。 |
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[無事、犬越路に到着] |
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犬越路からの下りは、山道が荒れており、歩きにくいゾーンが多い。道がいいと思ったら、いきなり急な階段状の下りになったりする。 太腿に力が入る分、こりゃ、筋肉痛になりそうと思いながら、下っていく。 「あれっ、道が消えた?」と思い、ちょと、ウロウロ。 右岸にルートを発見。トラロープが張られてあり、その前後に通行注意の紙がぶら下がっていた。
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[途中、登山道が崩壊している箇所あり] |
[通行注意の貼紙] |
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結局、通行注意箇所は、2箇所あり、それを過ぎると、日蔭沢右岸に出た。(10:50) 建機が見え、なんだと思ったら大規模な河川工事が行われていた。
日蔭沢にもだいぶ人工物が出来てしまったようだ。 |
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[日蔭沢を振り返る] |
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神ノ川ヒュッテに近づいたころ、目の前に工事注意のカンバンを見つけた。(写真下) このカンバンは、ここから犬越路に向かう登山者のために設置されていた。
丹沢マイナールート探検隊キリヤマ隊長のサイトでも日蔭沢工事中のカンバンが紹介されていたが、このカンバンとは、別のタイプのようだ。 |
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[工事注意のカンバン(キリヤマ隊長が撮影されたのとは、ちょっと違う)] |
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神ノ川ヒュッテのところで右折し、犬越路林道を進む。
ゲートのところで小休止とした。意外にも風が強い。暑い分、この風はありがたかった。ここで、これからの急登に備え、パンを一つ腹に入れる。
振り返ると、ここからは、大室山の巨体が望める。山腹にある黒岩もよく見えた。 |
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[林道ゲートにて小休止] |
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ゲートから再び、歩き出す。
11:21、分岐点に到着。風巻ノ頭ヘ向かう左折ルートは、東海自然歩道のせいか、立派な道標が立っている。目の前には、風巻ノ頭手前の小ピークが見えていた。(写真下)
左折して下っていくと、橋(神ノ川公園橋)が現れた。ここから眺める大室山に思わず目を奪われる。 |
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[風巻ノ頭への入口] |
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橋を渡ると、山道は左にトラバースしていく。
ジグザグ登りの後、直登ルートになり、いよいよここから本格的な登りが始まった。(写真下)
檜植林帯の中、木陰はあるものの、気温が上がり、汗が出てくる。
額からの汗を拭きながら、一歩一歩、歩行リズムを崩さないように進む。 |
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[風巻ノ頭への登り] |
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11:44、尾根の先端のような箇所に出た。この先、水平に道が続いている。1/25000地形図で確認すると、731m地点のようだ。橋の所から、190mぐらい高度を稼いだことになる。風巻ノ頭までは、あと高度差346mだ。 |
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[フラットになる] |
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恐ろしいほど、直線路の登りが続いている。普通、こういった登山道って、ジグザグについているケースが多いと思うのだが、ここは、殆ど一直線の登りだ。左右は、樹林のため、遠景を楽しむということもない。そして、この暑さ。なんだか修行しているような気分になってくる。
また、登るに連れて、傾斜が、ますます急になっていくような感じがした。傷口にさらに塩を塗るような登山道も珍しい。
ふと右手を見ると、樹林帯の間から大室山が見えた。 |
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[再び急登] |
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尾根の先端に出たかと思ったら、その先に休憩所が見えたので、ようやく風巻ノ頭に着いたとわかった。(12:21)
奥のベンチに腰掛けて小休止。ここでもパンを一つ食べる。 初登頂なので、「東海自然歩道 風巻ノ頭」と表記されてある道標を入れてセルフ撮影を実施。何枚も撮影してしまった。 あたりは樹林帯で、景色を楽しむといった山頂ではなかった。ここで360度の視界が広がれば、大室山〜檜洞丸から蛭ヶ岳、そして袖平山に続く稜線が見渡せ、かなりの眺望が期待できるのだが残念だ。 ....カシミールのカシバードで実感
地図で確認すると、この先、袖平山までは、標高差約360mある。まだまだ登りが続く。 |
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[風巻ノ頭頂上] |
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風巻ノ頭ピークから少し下りとなる。 このとき、反対側から単独の女性登山者と、すれ違ったのでビックリ。この時間帯ですれ違うといいうことは、今日はどこから登ったのだろう、蛭ヶ岳山荘泊まりかなと、ちょっと考えるだけ、新鮮な気分になる。
鞍部から登り返すが、これが結構急だ。ここでダブルストックの単独男性とすれ違う。 ....これまたビックリ。
その急登を終えると、直線的な登りが続く。ちょっとでも勾配が変化し、急になったりすると、すぐに歩行リズムが崩れてくる。
道標が立っている箇所で、小休止をとった。 |
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[袖平山へ向かう] |
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13:43、崩壊地横に出た。エビラ沢の源頭部だ。左後方には、大室山の姿も見える。久々の視界の広がりにデジカメを取り出す。
この後、登っていくほど、光景が良くなり、デジカメで何度も撮影してしまった。 このために時間をだいぶ費やしてしまった |
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[崩壊地横に出た] |
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袖平山頂上手前のベンチを通過し、一気に山頂へ向かう。 頂上に到着。(14:03) 5年前、北尾根から登ってきた時以来の訪問だった。
三角点を探すと、道標の真下、草に隠れていた。(写真下)
山頂下のベンチに戻り、ゆっくり休憩。ここは、南側の視界が素晴らしい。
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[袖平山頂上にて] |
[三角点] |
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袖平山でゆっくりし過ぎ、どう見ても今からでは、東野16:20発の三ヶ木行きには乗れないと判断。 鳥屋まで歩くか、三ヶ木まで歩くかと、いろいろ考えたが、手元の水が少なくなっていたこともあり、東野に下りることにした。三ヶ木行きのバスは終わっても、やまなみ温泉乗換えで、藤野に出られる東野17:30発のバスの存在を知っていたからだ。
14:35、姫次を通過。ベンチに登山者の姿は、なかった。 |
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[姫次を通過] |
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整備された東海自然歩道を下っていく。
途中、右手に丹沢三峰が見えた。今回は、遠景が見える箇所が限られているので、思わず撮影。 最初の青根分岐を左に曲がる。 どういう訳か、下りなのに小走りになることもなく、殆ど歩いている。すでに太腿のパワーが落ちているようだ。
途中で、モノレールの下をくぐる。モノレールを支えている柱の構造が興味深い。(写真下)
16:00、植林帯を通過後、林道に合流した |
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[モノレールをくぐる] |
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舗装路をテクテクと歩き、分岐路の所で自販機を発見。(16:28) 思わず、ザックを下ろして炭酸系飲料を購入。冷えた炭酸水が喉に刺激を与えてくれる。
振り返れば、今日登ってきた袖平山方面の山々が見えた。(写真下) (帰宅後、カシミールで確認したところ、袖平山の山頂は見えず、山頂手前の北尾根の先端がピークのように見えていたことがわかった)
バス時刻までは、まだたっぷりあるので、ゆっくり過ごす。 |
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[袖平山方面を振り返る] |
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東野バス停手前にある諏訪神社の大スギを撮影。 その横にあるトイレで着替えし、東野バス停に向かう。 バス時刻は、事前調査通り、17:30。
缶ビールを飲みながら、バスを待つ。 |
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[東野バス停に到着] |
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最高の天気でした。そのため、気温は、高く、今回は、暑さに負けた感じでした。ハイドレーションの水が途中でなくなってしまい、ペットボトル1本だけとなり、水不足に陥りました。ですが、当初目的の風巻ノ頭、袖平山までのコースを初踏破できて、満足しています。
なお、帰りは、 17:30やまなみ温泉行きに乗車。(小さなバスです) やまなみ温泉17:50着。(ここまでのバス代200円は、安い!) 18:00発の藤野行きバスに乗換え 18:14、JR中央線藤野駅着。(バス代220円) その後、中央線、横浜線と乗り継いで帰って来ました。 そんな訳で、東野16:20発(土休日の午後は、この1本だけ)の三ヶ木行きバスに拘らなくても、バス・電車で帰れるのは、ありがたいことです。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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