トップページ>山行リスト(日付)>荻野高取山・華厳山・煤ヶ谷高取山_記録20120114
上荻野(7:24)〜(8:06)大沢登山口(8:14)〜(9:31)荻野高取山(9:48)〜(10:10)華厳山(10:16)〜(11:07)煤ヶ谷高取山(11:12)〜(11:28)石祠(11:34)〜(13:45)銀座コージーコーナー清川工場(13:48)〜(13:57)華厳橋 |
今回は、自己未踏ルートである荻野高取山への直登ルートを登ってきました。 その後、久しぶりに煤ヶ谷高取山へ向かいました。 そこまでは、良かったのですが....
詳細は、下記をご覧下さい。 |
本厚木駅6:50発、半原行きの一番バスで上荻野下車。(写真下) 降りた途端、顔に当たる外気が、刺すように痛い。 これは、冷える...と、ザックから、耳当てなど防寒グッズを着用した後、歩き出す。
バス通りから左折するところにある浅間神社に寄り道し、参拝。ちょうど朝日が境内に差し込んでくるところだった。 |
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[今回のスタート地点:上荻野] |
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まだまだ、路面は冷え切っており、つま先が冷たく感じる。ザックに取り付けている温度計は、0℃を指していた。
用野橋にて左折する。(写真下) 経ヶ岳〜荻野高取山方面の山稜に日が当たっているのが見える。早く、朝日を浴びたいという気持ちが湧いてくる。とにかく日陰は、寒くて堪らないのだ。
用野橋からは、ちょっと道が分岐して分かりにくいが、左の道を進むと、ゴルフ場にぶつかる。 |
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[用野橋にて左折] |
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ゴルフ場の中に続いている市道を進んでいく。 コースを眺めていると、すでにプレーヤーの姿を見かける。日の出と同時にスタートしているような感じだ。しかし、今朝は寒いだろうな〜と、グリーン上のプレイを遠くから眺める。
さらに市道を進むと、車が5、6台駐車していた。 何でこんな場所に車がと、思っていたら、川の近くで、数人の人影を見る。 よく見たらハンターの人達だった。皆、ベテランのような感じだ。 今日の猟は、どのあたりかを尋ねる。 「今日は、華厳山から経ヶ岳側だよ。」
ということで、ひと安心。 |
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[ゴルフ場の背後は、経ヶ岳方面] |
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大沢登山口到着。(写真下) ここで小休止。上着を脱いだり、1/25000地形図を取り出す。振り返れば、グリーン上で、プレイが続いている。
ここは、大沢登山口と言われているが、そのような標識は見当たらない。一番目立つのは、華厳山への道標だ。 荻野高取山への取り付きは、確かこの華厳山登山口よりももっと南(左)だと記憶している。 ということで、左のゴルフ場の舗装路を進み、小さな沢を渡った後、すぐに右折してみる。 |
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[大沢登山口に到着(振り返って撮影)] |
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前方にシカ柵があり、近づいてみると、扉があった。 そこに「高取山登山口」と記載されてあったので、ここを通過する。 このシカ柵は、ゴルフ場への入場防止ということで、上部は、電気が走っている。左側を見ると、この柵が延々と続いているのがわかる。
扉の手前では、その先をルートがよくわからなかったが、扉を通過してみたら、はっきりた踏跡が目に入った。 その踏跡を辿っていく。
沢沿いに進んだ後、分岐点で左手斜面に進む。 |
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[ゲートに扉あり] |
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ヒイヒイ言いながら、ジグザグ路で、斜面を登っていく。だが、尾根の背になかなか乗らず、トラバース気味の道を進む。 ようやく登りになったところで、一気に登れば、尾根の背に乗った。
大沢への道標には、今登ってきたルートへと矢印が記されてあった。
尾根の背筋は、自然林が続いている。(写真下)
これは、眺めていて気分がいい...そう思いながら進むと、ここでなんと、急に天候が一変した。 |
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[尾根に乗る] |
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荻野高取山が近づいてきた。
前方に見覚えのある山道が見える。分岐点だ。(写真下) これで高取山への未踏ルートを一つクリア。
雪は、だいぶ小ぶりになった。下界は、晴れていても稜線には雪雲が纏わりついている。日が差し込んできて、天気雪となった。
左折して、頂上に向かう。 |
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[荻野高取山は、左折] |
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9:31、荻野高取山に到着。 南西側を眺めると、大山が、頂上付近だけ雲に覆われていた。おそらく、あの雲の中は、雪でないかと思う。
視点を南側に移す。
ここからは、来た道を引き返し、華厳山に向かうことにする。 |
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[荻野高取山にて] |
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10:10、華厳山頂上到着。 前回訪問した時は、倒れていた山頂標識がキチンと立っていた。
雪は、いつの間にか止んでいる。 日が高くなり、気温が上昇したのか、雪雲が消えてしまったようだ。
この後、煤ヶ谷高取山への分岐点まで、再び引き返す。 |
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[華厳山にて] |
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10:21、分岐点到着。
ここは、先ほど華厳山に登るとき、探しておいた。1本のヤマザクラが目印になる所だ。 アブラチャンのような木が続く斜面を下っていく。歩く人が少ないのか、踏跡らしきものは、はっきりしない。 |
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[分岐点の目印] |
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前方に見下ろせる稜線の一番高いのが煤ヶ谷高取山だろう。その方向へと下っていく。(一応、コンパスも見ているが) 自然林なので下っていて気分がいい。
リズムよく下っていくと、この尾根筋の唯一の難所、急斜面が出てくる。ここは、2年前、AYさん、ミックスナッツさんとともに登りで通過している。難所と言っても、短いので、それほど汗をかくことはない。適当に下りやすそうなルートを選び、両手両足を使って下っていく。細い木が多く、この点、要注意だ。途中、紐が用意されてあったが、細くて貧弱な感じがしたので、信用できず、結局、使わずに下っていく。 |
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[急な下りが続く] |
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難所を過ぎ、さらに下っていくと、右手前方の大山三峰山の方から銃声が2発聞こえた。どうやら、今日は、あちこちでハンターが山に入っているようだ。 下りきった後、登り返す。 ピークに到着。 ここが、煤ヶ谷高取山だ。周囲と比べて若干高いので、頂上だとは、わかるのだが、あまりパッとしない。 そんな訳で、デジカメ撮影しただけで、出発する。 |
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[煤ヶ谷高取山] |
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一度下って、再度の登りとなる。煤ヶ谷高取山の隣にあるピークだ。ピークといっても、一箇所のピークではなく、長いフラットなピークだ。植林帯の中なので、遠くの景色は味わえない。 その先端まで来ると、前方にシカ柵が現れ、石祠と出会う。初めて歩いた時も、参拝している石祠だ。 秋葉山と書かれてあり、火防(ひぶせ)の神を祀った祠のようだ。 ....以前の記録でも、そんな風に書いた書いた記憶あり。
ここで、今後の進路を検討。
前方のシカ柵の右を下っていけば、以前登ってきたルートなので、最後は御門橋に続くことがわかっている。そんな訳で、今回は、自己未踏ルートのシカ柵の左側を尾根を下っていくことにした。 |
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[石祠(尾根の分岐点)] |
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右手に続いていたシカ柵は、ものの4、5分で終了し、その後は、 自然林になる。左手には、大規模な採石場が木の間から見えてきた。
少し登り返し、小ピークに到着。(11:49)(写真下) ここで、ちょうど昼になったので、ランチタイムとした。
下ってきた斜面を振り返る。
ここまで自然林だったが、小ピークの反対側は、一面、植林帯が広がっていた。下るルートの候補は、南南東と東南東に派生する尾根の2つがあった。尾根が長いのは、南南東の方だったので、こちらを選択。 地図とコンパスで確認しながら、南南東に下っていく。左が植林、右が自然林という斜面だった。 |
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[小ピークにて小休止] |
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クマ鈴を鳴らしながら下っていくと、前方に動くものが。
目を凝らすと、なんと人の姿。単独の中年男性が登ってきた。 ....ここで人と出会うとは、ビックリ仰天。
だが、人が登ってくるということは、登り口があるということだ。これで、少なくとも、下りられないことはないだろうと推察。
斜度が緩くなったあたりは、もう自然林の世界。癒しの尾根だ。 |
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[感じのいい尾根が続く] |
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左手前方に白っぽい建屋が見えてきた。 これが、ケーキ工場のようだ。
....帰宅後、この工場は、シュークリームやチーズケーキを作っていることを知った。
尾根がいよいよ終わりというところで、シカ柵が現れ、扉を発見。 これで、今回の山行は、おしまいと思いながら、扉を通過し、それのチェーンを固定した。 「....」 ちょっと違和感が。 扉があったので、てっきりその先に踏跡があると思ったのだが、見当たらないのだ。そこで、強行して下ると、見事な竹ヤブが前進を妨げる。 結局、3m程度下った所で、直進できず、右へ右へと進むと、金網があり、その向こうは、コンクリートの壁のようで、その下は、車道だ。 金網を越えて、金網沿いに下っていけば問題なさそうだが、そのあたりがよく見えない。また、トレッキングシューズなので、金網につま先が入らず、越えようにも簡単に越えられなかった。 |
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[ゲートがあった] |
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再び扉に戻ってきてしまった。 もう一度、下ってみる。
左は、すぐ下が工場の駐車場で、3mぐらいの落差があるように見えた。
気になったのは、この駐車場が工場の構内なのか否かで、構内だったりすると、正門を通って出ることになり、ちょっと怪しい人物にされてしまう。特にここは、食品工場だけに警備は、厳しいはずだ。だが、セキュリティの面から見て、普通、駐車場というのは、工場構内に設けず、正門の外にある。そのことを確認しようと工場側を眺めるが、ここからだと工場内の車道がはっきり見えない。
最悪のことを考え、左の工場側に下るのは、やめて、反対側の金網のある車道に下ることにする。だが、金網を越えなくても、どこかで登ってこれる箇所があるはずだ。先ほど、すれ違った男性を思い出した。結局、再び扉の中に入り、戻ることにした。
. ....教訓:扉があるからと言って、その先に道があるとは限らない。 下ってきた斜面を登り返しながら、左下に見える金網を目で追っていく。 どこかで、下りれるはずと思いながら、今度は、左前方に下っていく。 すると、目の前に植林帯が広がった。
植林帯ならば、経路があるかもしれないと思い、植林帯に入っていく。 相変わらず、左には、金網が続き、その向こうは、車道なのだが、コンクリート壁は、見た目、5mぐらいありそうだ。
そんなことで、結局、山奥に戻るように進む。 |
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[植林帯へと下っていく] |
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やがて左手の金網が終了しているのが、わかった。 近づけば、植林帯が見事に車道に接している。ということで、無事ソフトランディングできた。あのシカ柵の扉に到着してからもう40分ぐらい経っていた。
その後、車道を下っていくと、左のコンクリート壁に立派な階段が。(写真下) ほんの10分ぐらい前、すぐ近くを通っていたのだが、上からは、発見できず。 |
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[無事、車道に出た] |
[コンクリートの階段] |
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先ほど、下りれなかった尾根の終点までやってきた。 扉の先を検証するために周辺をウロウロ。やはり、駐車場は、工場の構内ではなかった。だが、ヤブの中から出てきたのを駐車場から見られるのは、ちょっとバツが悪い。 また、金網を下った先には、何やら施設があり、車道には簡単に出てこれるような場所ではなかった。やはり引返して正解だった。
ケーキ工場の正面には、トラックが駐車中。土曜日でも出荷作業中だった。(写真下右) |
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[駐車場を確認] |
[ケーキ工場の前にて] |
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工場の前から延びていた新しい道路を進む。 やがて、一戸建ての続く住宅街となった。
バス通りに出たら、すぐ右手がバス停だった。 バスが来るまで、15分。待ち時間としては、ちょうどいい。Tシャツなどを着替え、バスを待った。 |
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[華厳橋に到着] |
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なかなか考えさせられる、あのシカ柵の扉でした。 扉の向こうには経路があるというのは、単なる先入観に過ぎないことを知り、いい経験になりました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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