トップページ山行リスト(日付)>仏果山_記録20120204


仏果山

 山行日
2012年2月4日(土)       快晴         単独行
 コース
野外センタ−前(7:48)〜(7:57)愛川ふれあいの村〜<宮沢林道>〜(8:09)ゲート(8:16)〜(8:50)388号鉄塔〜(9:24)仏果山(10:21)〜(10:39)宮ヶ瀬越〜(11:28)仏果山登山口
 横浜から眺めても、丹沢には、まだ雪がだいぶ残っているのがわかります。
 今週末は、目一杯、雪歩きを楽しもうと思っていたのですが、仕事の関係上、午後に用事が入ってしまい、結局、半日コースで楽しめる仏果山に行ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 6:50発の半原行きに乗るつもりで、6:22には、本厚木駅に到着したが、バス停で6:50発のバスが、旧道の田代経由、次の7:05発が新道の野外センター経由だとわかった。
 「う〜む...」
 6:50発は、次のバスよりも15分早く着くが、撚糸組合前から歩くことになる。次のバスであれば、もっと仏果山寄りとなる野外センター前から歩くことができる。15分差があれば、撚糸組合前から歩いた方が、先に仏果山に着くだろう。
 だが、撚糸組合前から、日陰となる宮沢沿いの舗装路を歩くのは、寒そうだな〜と思い、ここは、あえて2番バスを選択。
 ということで、ゆっくりとマクドナルドでホットコーヒーを飲み、時間を潰す。
  ....24h営業は、ありがたい。

 本厚木駅7:05の半原行きに乗車し、7:46、愛川ふれあいの村野外センター前にて、下車。乗客ゼロとなったバスを見送る。(写真下)
[今回のスタート地点:愛川ふれあいの村 野外センター前]

 野外センターのグランド手前には、幹の太い桜並木がある。
 これらの桜が咲く頃は、歩いたことがないな〜と思いながら、坂を上っていくと、今度は、落葉松の並木が現れた。(写真下)
 ちょうど朝日が当たり、思わずデジカメ撮影してしまった。
  ....以前も撮ったような気がするけど。

 その後は、朝日が当たり、寒さが凌げるようになる。やはり、宮沢沿いの道よりは、こちらの方が暖かいだろうという目論見は、当たった。
 だが、仏果山に行くため、途中で左折し、宮沢沿いの道に入ると、日陰ゆえに身体が冷えてくる。手が、すぐに冷たくなってきた。「やはり、15分遅らせて正解だった。」と思わず呟く。

 途中、路面が凍っている箇所があり、慎重に進む。
[野外センター横の落葉松並木]

 8:23、ゲート前に到着。
 一日中、日が当たらないせいか、ゲート前だけ凍結した雪が一面に広がる。
 このゲートに来た場合、そのまま林道を直進することが多かったが、今回は、一般登山ルートを選択。
 よって、ゲート手前で左折し、階段を上っていく。その先は、植林帯だ。
 ここは、何だか久々に歩く気がした。
[ゲートに到着]

 シカ柵に囲まれた山道を登っていくと、林道に出た。
 ちょうど林道右奥に高取山のピークが見える。
 すぐ高取山のピークだとわかるのは、冬枯れの木立の中から展望鉄塔がしっかり見えているからだ。
  ....方向からして、仏果山ではない。

 林道から少し上がった所で、振り返り、東京の高層ビル群をしばし眺め入る。
[林道を横断。右前方に高取山ピークが見えた]

 さらに植林帯を登っていくと、あっさり、佐久間東幹線の送電鉄塔下に出た。(写真下)
 気温が低く、汗もそれほどかいていない。
 振り返れば、ここでも視界が広がる。

 送電鉄塔の横を通過する頃になると、もう登山道は、雪だらけとなった。今日は、これが楽しみでやってきただけに、雪上を歩けるかと思うと、ワクワクしてきた。 
[佐久間東幹線388号鉄塔]

 小さなベンチを過ぎ、尾根を登っていくと、目の前に仏果山頂上が見えてきた。(写真下)
 ここから少し下がった後の頂上直下の登りがきつそうだ。
 緩く下った後、頂上への最後の登りとなる。
 アイゼンを付けるかどうか、迷ったが、結局、面倒なので、付けないまま登り続ける。おかげで、余計な力を使ってしまった。
 9:24、頂上に到着。
[正面に仏果山ピーク]

仏果山頂上にて記念撮影。(写真下)
 予想通り、このあたりは、まだ積雪が多い。
 早速、展望鉄塔に上がってみる。

 まずは、正面に広がる東丹沢の連なる山々を撮影する。
 今日は、雲ひとつなく、絶好の撮影タイミングだった。

 南側を見ると、ここからもいつものアレが見えた。
[仏果山頂上]

 今度は、北西側を眺める。
 遥か遠くに単独峰が見える。左側斜面の方が急な三角形の山だ。帰宅後、調べてみたら、雲取山だった。
 そこから左に目を向けていくと、大菩薩嶺の山並みが続いている。
 その手前には、権現山、扇山、高柄山、もっと手前の山は、石老山だろうか。
 最近、中央線沿線の山々を訪問しているおかげで、この沿線の山座同定は、だいぶ分ってきた。
. ....わかれば、ますます眺めるのが楽しくなる。

 展望鉄塔から下りると、いつの間にか休憩している登山者が7、8人集まっていた。
[展望鉄塔上から北西方面を眺める]

 アイゼンを装着し、仏果山から宮ヶ瀬越に向かう。
 こちらの稜線は、日が当たるので雪が少ないのではないかと思ったのだが、意外にも雪が解けていなかった。
 先ほどの北側尾根と対して変わらなかった。
 しかし、コチコチの雪ではないので、足の裏に優しく、歩きやすい。

 10:39、宮ヶ瀬越到着。
 ここまで仏果山から8人とすれ違う。
[宮ヶ瀬越へ向かう]

 宮ヶ瀬越で左折し、仏果山登山口に下っていく。
 このルートは、登ることが多い。今回、下ってみると、非常に下り易かった。
 標高は、だいぶ下がったと思うのだが、まだしぶとく雪が残っている。

 10:32、尾根の先端のベンチ到着。
 宮ヶ瀬越から10人とすれ違った。やはり、今日の仏果山は、人気の山のようだ。
[宮ヶ瀬越から仏果山登山口へ下っていく]

 11:07、定点撮影地にて、いつものように宮ヶ瀬湖と焼山を撮影。
 いつの頃からだろうか、気がつけば、ここが定点撮影地となった。
[定点撮影地(焼山と宮ヶ瀬湖)]

 もうアイゼンは不要だろうと、途中で外したら、植林帯の中で、まだ雪が現れた。それも凍結しており、ちょっと嫌らしい。外したことを大いに後悔。
 ちょっとスピードを落として通過する。
[植林帯の中を下っていく]

 植林帯を抜け、階段を下っていけば、バス停だ。
 11:28、仏果山登山口バス停到着。次の本厚木駅行きは、11:54だった。

 ジャケットを脱いで、裏側を日光消毒。風がなく、太陽が眩しい。2月とは思えない光の強さだった。
 [仏果山登山口バス停に到着]


 今回はショートコースでしたが、絶好の天気で、東丹沢の眺めを堪能できました。
 冬の澄み切った空気の中、この展望鉄塔にて、いつまでも眺めていたい気分でした。
 やはり、仏果山は、いいと申します。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。