トップページ山行リスト(日付)>大山_記録20120701


大山

 山行日
2012年7月1日(日)       曇り一時雨      単独行
 コース
大山ケーブルバス停(8:27)〜<男坂>〜(9:10)下社(10:04)〜(10:36)16丁目分岐点(10:40)〜(11:20)大山(11:55)〜(12:27)16丁目分岐点(12:34)〜(12:56)下社分岐点〜(13:19)蓑毛分岐点〜(14:29)蓑毛
 7月に入り、最初の山は、大山としました。
 天気予報では、それほど悪い予報ではなかったと思ったのですが、実際に行ってみると、いきなり山は、ガスに覆われ、麓から大山山頂が見えるような状況では、ありませんでした。
 そんな中での撮影山行です。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 バスから降りて、上空を見上げる。 
 こんなに曇っているとは思わなかった。
 これでは、山頂は雨かもしれない...と思いながら、大山ケーブルバス停を出発する。
 
 ※ケーブルカーの駅名が、いつの間にか「大山ケーブル」と変更されたので、ちょっと表現がややこしくなった。同じ名称にもかかわらず、バス停とケーブルカ−駅は、だいぶ離れている。
[今回のスタート地点(大山ケーブルバス停)]

 ちょっと嫌らしい時刻(8:39)にケーブルカー駅(大山ケーブル駅)に到着。
 ケーブルカーの始発は、9:00。9時6分には阿夫利神社駅(下社)に到着する。このまま男坂を登っていっても、殆ど同じ時刻に下社に着きそうだ。
 ケーブルカーを利用するか否か...結局、ケーブルカーの誘惑を断ち切って、男坂を歩くことにした。大山寺経由の女坂は、紅葉のシーズンに何度となく登ったり、下ったりしていたが、男坂は、久しぶりだ。さすがに男坂。最初から急な階段が続く。何度か立止まり、息を整えないと苦しい。

 9:05、女坂と合流し、下社の下にある茶店のところで、緑葉のモミジが印象的だったので、ここで中型カメラを取り出す。ガスに覆われた頂上での撮影となると、いつもの御神木が被写体となってしまうのが、予期されたからだ。
 ....ワンパターンは、避けたい。
[男坂を久々に登る]

 モミジを撮影した後、下社に参拝。
 奥の大山の斜面は、ガスで全く見えない。こんな天気のせいか、登山者もまばらだ。

 授与所に行くと、手前に丹沢・大山スタンプラリーのスタンプ台が置かれてあった。スタンプする時は、声を掛けてくれとの貼紙がしてある。
 ウエストバッグからスタンプ台紙を取り出し、巫女さんに声を掛け、下社スタンプを押印する。この声掛けは、一人で一度に台紙を何枚も用意して、スタンプを押すことを阻止するためかなと思う。
 これで手許のスタンプ台紙には、大倉、塔ノ岳、大山の欄が埋まった。まだ、丹沢山、鍋割山といった山頂と、伊勢原駅が残っている。
 全部押せれば、季節別の手ぬぐいがもらえるらしい(今なら夏バージョン)が、果たして夏の手ぬぐいがGETできるだろうか。
[下社にて小休止]

 下社の左奥に進み、右手の方開きの登拝門をくぐり、大山で最急登な階段を登っていく。

 10:18、夫婦杉に到着。
 見上げると、2本の太い幹と1本の細めの幹が別の木のように見えるが、これらは、根元で1本の木になっている。樹齢500〜600年ということで、室町時代の頃から、ここに立っていることになる。落雷などの天災にも遭わず、ここまで巨大化している姿を見ると、なんだか嬉しくなってくる。

 ここで、ポツポツと雨が降ってきた。まだ無視できるだろうと傘を出さないまま、歩き始めた。
[夫婦杉(3本の木のように見えるが根元で繋がっている)]

 16丁目の合流点に到着。(10:36)
 ここは、大山の南側へ続く尾根筋ルートとの合流点だ。
 既にベンチは、休憩するハイカーで満員だった。だが、ザックを下ろし、周囲を撮影していたら、人がどんどん出発して行き、半数以上があっという間に姿を消した。一つの団体という訳ではないのにちょっとしたミステリーだ。
 空いたベンチに腰を下ろし、水分補給。幸いにも、雨は止んでしまった。
[16丁目で小休止]

 11:16、いつもの山頂手前の鳥居で定点撮影。
 ガスが濃いが、雨は降っていなかった。
[定点撮影地:頂上手前の鳥居]

 本社に参拝後、奥の院にも参拝し、山頂到着。
 ざっとハイカーの数を数えたら、100人強といったところだ。だが、まだスペースがあるので、それほど混みあっているという気はしない。
 先日の高尾山を経験してから、混み具合の尺度がだいぶ変わってしまった。

 早めの食事を終え、さて、どこに下ろうかと思案しているうちに雨が降り始めた。どうも本格的な降りである。この雨に背中を押されてしまい、今日は、ここで帰ることに決めた。
 傘を差しながら下っていく。
[御神木]

 来た道を引き返す。
 ヤビツ峠に下ろうかと考えたが、いつもの道なのでパスし、16丁目から南に下っていくことにした。
 下社ルートから外れると、極端にすれ違うハイカーが減り、静かな山歩きとなる。すると、中年男性のトレイルランナーと立て続けにすれ違う。
 この尾根を登ってきたとすると、弘法山あたりから走ってきているのだろうか。
そんなことを考えていたら、今度は単独の女性が走ってきた。
 この3人は、グループだったのかなと思いつつ、階段を下っていく。

 12:56、下社分岐を通過。
 雨は、相変わらず降り続いている。
[下社分岐にて]

 首なし地蔵群に到着。
 3分ぐらい前に雨が止んだのだが、ここで再び降り始めた。
 このあたりからヒルが出てくるかな〜と緊張する。
 今日は、ヒル対策のスパッツ・ガムテープ等を持ち歩いていなかった。それだけにヒルの地雷を踏んだら、パニックになりそうだ。
[首なし石仏群(振り返って撮影)]

 13:19、前方に蓑毛分岐点が見えてきた。
 ここで右折した記憶がないので、今日は、右折することにした。
 直進して蓑毛越の十字路まで行かなくても、ここで右折すれば、三角形の一辺を通るような近道となる。
 分岐点からすぐに蓑毛越からの道と合流すると思ったのだが、なかなか合流しない。道を間違えたのかなと思った頃、ようやく合流点が見えてきた。
[蓑毛分岐点(ここで右折)]

 13:32、蓑毛越からの山道合流点に出た。これで、三角形の一辺を通ったという実感が湧いた。
 振り返って眺めると、右手に石碑が立っている。何の石碑かと見たら、百回登山記念碑のようだ。いつ頃のものだろうか、年号を探したが、よくわからない。だが比較的新しいような感じである。
[蓑毛越との分岐点(振り返って撮影)]

 13:45、林道がカーブするところに出た。
 その後、林道を下っていくと、正面にゲートが現れた。(写真下)

 すると、ちょうど正面からトラックがやってきた。
 森林組合のトラックだ。日曜なのに仕事だろうか。ゲートを開けて、坂道を上っていく。その強烈なエンジン音が聞きながら、トラックを見送る。
[林道を下る]

 鼻歌交じりに下っていくと、背後から靴の音が。
 振り返ると、トレラン姿の単独男性だった。
 「すみません。これを進むと、どこに出ますか。」
 「このまま下っていくと、蓑毛ですよ。」
 「みのげ?」
 「ここですよ。」と、丹沢の地図を広げる。
 「なるほど。このバス通りを下ると、秦野ですね。わかりました。ありがとうございました。」
 そう言って、トレラン男性は、駆け下っていった。どうやら本当は、弘法山方面に下るはずが、右折してしまい、蓑毛に向かってしまったようだ。
[ヤビツ峠からの柏木林道と合流]

 14:29、蓑毛に到着。(写真左)
 トイレで着替えて、バスを待つ。
 ますます雨足が強くなってきた。いいタイミングで降りてきたようだ。

 15:00、秦野駅行きのバスに乗車。エアコンの入った車内が心地よかった。
 [蓑毛バス停に到着]


 今回は、せっかくの山行でしたが、途中から雨中の歩きとなり、予定のコースを変更して、あっさり下ってしまいました。
 ちょっと中途半端な感じで、精神的にスカッとしておりません。
 次回は、もう少し全身汗だくになって、山を歩きたいと思っています。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。