トップページ>山行リスト(日付)>栗ノ木洞・鍋割山_記録20121102
寄(7:18)〜(7:58)三廻部林道合流点(8:01)〜(9:46)栗ノ木洞(9:50)〜(10:15)後沢乗越(10:18)〜(11:15)鍋割山(12:40)〜(13:15)後沢乗越(13:18)〜(13:33)ミズヒ沢〜(13:48)二俣(13:50)〜(14:44)大倉 |
今回は、たまたま金曜日が会社休日となりましたので、鍋割山を登ることにしました。 目的は、 1)丹沢・大山やまなみ登頂スタンプラリーで残ったスタンプを押印する 2)自己未踏ルートの栗ノ木洞の南西尾根を登る 3)平日の空いているときに鍋焼きうどんをゆっくりと賞味する 4)紅葉を観賞 などです。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
今回は、東海道線国府津から御殿場線を利用せず、小田原から小田急でバックするようにして新松田に到着。 同じ東海道線に乗っても、御殿場線経由だと、6:50のバスに乗れないのだが、小田原経由だと十分、間に合う。
. ....ちょっと割高となってしまうのだが。
新松田駅前のバス停に普通に立っていると、朝日がモロに目に入り、思わず逆を向いてしまう。 そんな折、バスがやってきた。
6:50、寄行きバスは、乗客5人を乗せて定刻通りに出発。
バスは途中、殆ど停車することなく、7:16、終点寄に到着。 バスから降りると、松田の時より、気温がさらに下がっているのがすぐに分かった。立止まっていると、寒くなるので、すぐに歩き始める。 ここでも朝日が眩しい。
上空は、雲ひとつない青空が広がっている。すっかり秋だなぁと、つくづく思う。
....でも、暦の上では、もう晩秋 |
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[今回のスタート地点(寄バス停)] |
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稲郷に続く県道710号線を進む。 日が当たっているのだが、手の甲が冷えてくるので手袋を着用する。今季初使用だ。
正面に檜岳山稜のはっきりしたピークが見える。 位置からして、雨山のようだ。そういえば、小田急線からは、冠雪した富士山がクッキリと見えたのを思い出す。 |
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[北へ進む(正面奥は、雨山)] |
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7:58、右手から三廻部林道が合流する。 この裏手の尾根が栗ノ木洞の南西尾根の先端部分になる。
どこか登り口はないかと、寄大橋への道を進んでいくと、右手に尾根に入る踏跡を見つけた。早速、辿っていく。 |
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[三廻部林道が右手から合流] |
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車道から5m程度、上がると、一面、植林帯の斜面となった。 ここで、ストック(クモの巣対策)、クマ鈴を取り出す。 踏跡は、不明となり、適当に歩きやすい箇所を選んで、上へ上へと進んでいく。
このあたりは、間伐されており、植林帯としても明るい方である。 時々、足下を見てヤマビルチェックをするが、見当たらない。さすがにこの気温では、もう出てこないだろう。 |
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[予想通りの植林帯] |
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8:37、尾根の先端に到着。 ここで、尾根筋は、水平に東へ曲がっていた。視線をその東に向けると、80mぐらい先で別の尾根にぶつかっている。
この独特の地形であれば、現在位置がわかりそうだ。ということで、1/25000地形図を取り出す。その結果、ここは、標高590m地点での尾根の先端だと分かった。 |
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[尾根の先端に出た(植林帯が続く)] |
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とにかく上へ上へと登っていく。 経路のような溝に間伐された丸太が埋まっており、歩きやすい時もあるが、間伐材の小枝が邪魔をし、ルートを外れることもあった。 しかし、迷うことはない。とにかく上へと進めばOKだ。 相変わらず、植林帯である。だが、右手から斜光が入り、植林帯としては明るい。それゆえ、気味が悪いというイメージは、なかった。 |
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[歩きにくい経路?] |
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9:13、ようやく前方が平坦となった。標高830mまで登ってきたようだ。 ここからが栗ノ木洞南西尾根の特徴ある部分で、この先、平坦な尾根が続く。 右手から太陽光が差し込んでくる。(写真下左)
植林帯の光景に変わりは、ないのだが、少し歩いていくと、足下には、マツカゼソウが現れ、緑が目立つ光景となった。(写真下右)
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[標高830mあたりの平坦尾根部分に出た] |
[平坦尾根が続く] |
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平坦な尾根歩きを楽しんだ後、急登に変わった。 地形図で確認すると、頂上まで高度差50m程度だ。そんなに長くはない。 まあ、ゆっくり歩いていこうとシカ柵を右に見ながら登っていく。
途中、左手を見る。
再び、左手を見る。 |
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[最後の登り] |
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9:43、前方に開きっ放しのシカ柵の扉が現れた。 よく見ると、右手のシカ柵は、倒れてしまっており、あえて扉を通る必要はなかった。倒れたシカ柵を越えて進むと、登山道に出た。 「あれっ、ここは?」 周囲を見渡し、ここは、栗ノ木洞頂上のちょっと後沢乗越寄りの地点だとわかった。 ということで、登山道を右に進む。 |
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[シカ柵に扉あり] |
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9:46、栗ノ木洞頂上に到着。 植林帯の中の平坦なピークである。
平日ということもあり、登山者の姿は、なかった。視界が広がらないので、水分補給しただけで出発することにした。 |
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[栗ノ木洞頂上にて] |
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後沢乗越に向かって下っていく。 やがて、赤ペンキで塗られた石柱と、木の幹に塗られた赤ペンキが目に入る。 最初は、気にならなかったのだが、そのうち、くどいほど連続して出現し、気分が悪くなった。 木の幹のペンキは、ご丁寧に太い赤テープのようにマーキングされてある。 ここまで目立たせる意味があるのか、ちょっと疑問に感じてしまう。
太い赤テープのように描かれた赤ペンキが同時に3箇所見えたのでデジカメ撮影。(写真下) |
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[後沢乗越へ進む(円内は、幹の赤ペンキ)] |
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10:15、後沢乗越に到着。
赤ペンキは、後沢乗越まで続いていた。(写真下)
ここで登ってくる登山者を何人か見かけたので、クマ鈴をザックにしまい込む。 平日でも登山者が多いのがわかった。
10:18、出発。 |
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[後沢乗越でも赤ペンキが目立つ] |
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ちょうど若いパーティ(男性2人+女性1人)が前方を登っていたので、ペースメーカ代わりに20mぐらいの距離をあけてついていく。 だが、予想以上にペースが速い。 ....ザックが結構大きめなので安心していたのに
しかしながら、気温が低く、汗が出にくいせいか、こちらもそれなりについていけた。標高1100mを越えると、やがて左手に富士山が見えてくる。 「おやっ!」 せっかくの富士山だったが、頂稜だけが見えて、それ以外は、雲に隠れていた。鍋割山頂上での富士山を楽しみにしていたのだが、至極ガッカリ。 ということで、一気にペースダウン。若いパーティとの差は、どんどん広がってしまった。 |
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[鍋割山への登り] |
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11:15、鍋割山頂上に到着。 平日だと言うのに30人ぐらいの登山者が休憩中だった。そのうちの半分ぐらいが、鍋焼きうどんを味わっていた。
さっそく、頂上にある山荘に入り、ご主人の草野さんに挨拶し、うどんを1つ注文。 草野さんの話によると、今週は、平日でも登山者が多かったとの事。確かに今日も山頂周りは、人が目立つ。それも20代ぐらいの若い人が多い。
鍋焼きうどんを外で食べる。(写真下右)
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[鍋割山荘に到着] |
[鍋焼きうどん] |
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残念ながら、富士山は、頭の部分が完全に雲に隠れてしまった。裾野の一部だけが見えているだけだ。せっかく中型カメラを担いできたので、他の被写体を探す。そんな中、登ってきた後沢乗越からの尾根を眺める。
このとき、デジカメでも撮影していたのだが、アクシデントが発生。 デジカメのレンズが本体に収納せず、「レンズエラーを検知しました」というメッセージが表示され、ピーピーとカメラが鳴く。 「あらら...」 使い続けて4年弱。とうとう故障が発生してしまった。 電源を落としたり、レンズを押してみたりと、いろいろトライしてみたが、元に戻らない。結局、レンズが出たままのカメラをフリースに包んでザックに入れた。
このゴタゴタのとき、スタンプラりーのことを思い出した。
あと5分、気づくのが遅れていたら、スタンプを押さずに下山してしまうところだった。山荘に戻り、スタンプを押印。これで、残りは、伊勢原駅だけとなった。
当初は、紅葉を観賞しながら、鍋割山稜を歩いて帰ろうかと思っていたのだが、デジカメ故障のためにモチベーションが上がらず、ここから最短時間で下山することにした。 12:40、鍋割山を後にする。
頂上を出発してすぐ、8人の登山者とすれ違う。 すれ違い時に「今日こそは、鍋焼きうどんを食べるぞ。」というような会話が聞こえた。今まで何度か土休日に来たものの、その長い待ち行列にウンザリして注文を諦めてしまった...思わずそんな想像をしてしまった。
再び後沢乗越に到着。(13:15) ここまで合計23人とすれ違った。やはり、昼食を目当てに登ってくる人が多いようだ。 だが、この先、ミズヒ沢までは、もう誰にも会わなかった。
13:33、ミズヒ沢を通過。(写真下)
そのまま休むことなく、歩き続ける。 |
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[ミズヒ沢のペットボトル置場(携帯カメラで撮影)] |
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14:44、大倉バス停に到着。 次のバスの時刻は、14:52。グッドタイミングだ。トイレ入口まで戻り、靴を洗った後、発車直前のバスに向かう。
バスステップを登ると、座席が、ちょうど埋まるぐらい、既に登山者が乗車していた。 最後まで、今日は、本当に平日?と思えるような日だった。 |
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[大倉に到着(携帯カメラにて撮影)] |
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[手拭い(秋バージョン)をGET] |
帰りの際、伊勢原の観光案内所に寄り道して、手拭いを入手しました。 秋バージョンということで、オレンジ色の葉が描かれてありました。 最初の大山に登りましたのが、7月1日でしたので、夏バージョンの手拭いをGETできるはずでしたが、えらく長い時間がかかってしまいました。
次の冬バージョンもGETしようかと、秘かに思っております。
次の日、カメラを修理に出すと同時に新しいカメラを買ってしまいました。
....ということで、11/4のニカニカ集会には、新しいカメラを使用。
先日、修理されたカメラを受取りました。延長保証に入っていましたので、レンズユニットを交換したにも関らず、無料でした。
....生まれて初めて保険が役に立った。 |
※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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