トップページ>山行リスト(日付)>677m峰_記録20121209
土山峠(7:48)〜(8:11)419m地点〜(8:47)石祠(9:05)〜(9:32)ハタチガ沢横断〜<アカチガ沢左岸尾根>〜(10:17)677m峰(10:56)〜<ハタチガ沢林道>〜(12:30)丁字路〜(12:43)15号橋〜(12:53)駐車場 |
今回は、鍋嵐北部の677m峰付近で、昨年12月に遭難されたモトさんの慰霊山行です。 モトさんが発見されたのは677m峰下の急斜面、そんな訳で677m峰に今回、14名が集まりました。 以下は、その山行記録です。 |
本厚木駅前にて7:55発宮ヶ瀬行き朝一番のバスに乗車すると、車内は、登山者が目立った。その中で、ardbegさん、YAMさんといった知った顔を見つけ、挨拶した後、シートに座っていると、発車直前にはっぴーさん、ミックスナッツさんが乗り込んできた。
土山峠に到着。(7:34) 日の当たらないこのバス停は、かなり冷え込む。 ここで集まったメンバーは、M-Kさん、AYさん、山猫さん、ardbegさん、レガーさん、はっぴーさん、shiroさん、まーちゃん、ミックスナッツさん、YAMさん、レガーさん、花立小僧の12名。
7:48、出発する。 |
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[今回のスタート地点(土山峠バス停)] |
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途中の宮ヶ瀬尾根の石祠まで幾つかグループに分かれて、気に入ったコースで行きましょうということで、堤川林道との分岐点にて湖畔沿いに進む皆と分かれる。というのも、林道の右手尾根(まだ一度も歩いたことがなかった)が登りたかったのだ。 ....実は、石祠までの最短距離ルートでもある。
このとき、このルートを選択したのは、他にmassyさん、まーちゃんだった。 ....気がつけば、丹沢メ○ボメンバーばかり。
右手の取付き点を探しながら、林道を進む。少し歩いた後、ここから登れるのではと、植林帯の斜面に取り付く。適当に自分で、ジグザグルートを取りながら登っていく。(写真下左)
最初ということもあり、ゆっくり登り、約10分後、尾根の背筋に乗った。 そこからは、単純に尾根筋に進んでいく。 途中、シカ柵が両側から現れた。(写真下右)
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[堤川林道から右手の植林帯斜面に取付く] |
[尾根筋を進む] |
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尾根筋は、シカ柵が続き、途中で、脚立を利用してシカ柵を越える。 「おっ、この木は、太い。」 と見上げた樹木は、モミの木だった。大昔、このあたりは、モミの林だったのかもしれない。(写真下左)
黙々とシカ柵を右手に見ながら急斜面を登っていく。先頭のmassyさんのペースが結構速い。 すると、右手後方から足音が聞こえてきた。 振り向ければ、そこには、ミックスナッツさんの姿が。(写真下右) よく見ると後方には、はっぴーさんの姿も見えた。 お二人も、その後、途中で皆と別れ、尾根を登ってきたとのこと。
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[植林帯の中でモミの大木を見つけた] |
[アレッ!シカ柵の向こうにミックスナッツさん登場] |
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シカ柵を越え、お二人と合流する。その後、正面のピークを目指さず、右手にトラバースしていく。 それほど明確な踏跡は、なかったが、歩きやすいところを選べば、すんなりと石祠のある尾根筋(宮ヶ瀬尾根)に出た。(8:47)
右手の斜面を見下ろすと、何やら人影が見える。結構な人数だ。 先頭は、shiroさん。(写真下左) 山猫さん、AYさんの姿も見えた。 そんな訳で、ほぼ同時に沢から登ってきたグループと合流。 続いて、M-Kさんとレガーさんの2人組は、宮ヶ瀬尾根のさらに北東寄りの尾根を登り、宮ヶ瀬尾根を反対側から下って合流。
石祠で小休止後、ここからは、一つのグループとなって、反対側の斜面を下っていく。 こちらは、自然林の日当り斜面で下っていて気持ちがいい。(写真下右)
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[沢ルートのグループもすぐに石祠へ到着] |
[反対側の自然林斜面を下っていく] |
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日陰と日なたの温度差が激しい。林道に下った後、日の当たる場所で小休止。
林道を越えて、ハタチガ沢へと下っていく。 |
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[林道に出た後、日の当たる場所にて小休止] |
[ハタチガ沢に下り立つ] |
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ハタチガ沢を横断し、正面の677m峰へ続く急登尾根を登っていく。 木がないと、ちょっと登りにくい尾根だ。時々、モミの木、アセビなどの常緑樹があり、単純な冬枯れの林というわけではなく、時々、木を眺めて気分を晴らす。 結構、長い登りだ。
10:17、前方が少し緩くなったと思った場所が、677m峰ピークだった。ちょうどナナちゃんが出迎えてくれた。ここで、別ルートで先に到着されたイガイガさん、シチミさんと合流。
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[急斜面が続くアカチガ沢左岸尾根] |
[677m峰では、ナナちゃんがお出迎え] |
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677m峰の北側斜面の一角にて献花。 皆で手を合わせる。
その後の情報では、モトさんは、予定通り15号橋から滝ノ沢手前の沢を遡行し、続いて、この677m峰から滝ノ沢に下り立つ?つもりで、経路を外れ、遭難されたらしい。
あの日は、天気が午後から崩れるという情報も把握されており、どうして素直に経路沿いに下っていかれなかったのか、今となっては全く謎となってしまった。 |
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[モトさんへ献花](花以外は、その後、持ち帰り等、処分] |
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総勢14名+ワンちゃん1匹で、登ってきた尾根を少し下った後、真北にのびる尾根を下っていく。 この尾根も、登ってきたアカチガ沢左岸尾根と同様、急斜面の連続だ。(写真下左)
再びハタチガ沢に下り立った後、沢沿いに下っていく。 右岸に渡る際、ナナちゃんは、沢の水が余程、冷たかったのか、対岸に渡る時、慌てて石にしがみつく様な動作だった。思わず、レガーさんが助けの手を差し出す。(写真下右)
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[677m峰から北へ下っていく] |
[ハタチガ沢で助けられるナナちゃん] |
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右岸に渡った後、林道へ上がるため、斜面を登っていく。 この辺りは、ジャケツノイバラがあるため、要注意のエリアだ。
林道に上がった後、日当りのいいところでランチタイムとした。(11:52〜12:23) その後は、舗装路の林道を下っていく。(写真下左)
12:30、丁字路に出たところで、皆は、清川トンネル方面へと右折だったが、4人は、左折し、ここで別行動とした。その4人とは、イガイガさん、シチミさん、massyさん、花立小僧。
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[林道を下っていく] |
[丁字路に出たところで、皆さんとお別れ] |
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県道に出て、シチミさんの車が置いてある駐車場へと向かう。
12:53、駐車場到着。 帰る方向は、皆同じなので、一路、いつも飲み会する駅へ。 |
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[県道を歩き、駐車場へ向かう] |
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モトさん遭難以来、1年ぶりに宮ヶ瀬尾根・鍋嵐近辺を歩いてきました。 思い起こせば、急斜面の下りでは、必ずロープを利用されていたモトさんが、何故という疑問は、常にあります。 ロープを取り出すようなレベルでの斜面ではなかった所で、掴んだ立木が枯れていた、枯れ枝を木の根と間違えた、クマが出てきた、そんなアクシデントが発生したのでしょうか。
そんな事を考えていると、あのモトさんの謙虚な口振りを思い出します。 合掌
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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