トップページ山行リスト(日付)>華厳山_記録20130814


華厳山

 山行日
2013年8月14日(水)       晴れ         単独行
 コース
上荻野(8:59)〜(9:27)大沢登山口(9:36)〜<荻野川右俣>〜(10:48)右岸取付点(10:50)〜 ? 〜(12:17)華厳山(12:33)〜(13:45)大沢登山口〜(14:25)上荻野
 最近、集中的に通っている華厳山に、またしても行ってきました。今回は、荻野川右俣(北沢)を遡行し、最終的には、経ヶ岳と華厳山の鞍部である荻野越を訪問するつもりで出掛けてきました。
 詳細は、以下をご覧ください。


 昨日、松本から帰ってきた身体で、今日は、華厳山を訪問。
 だが、本厚木から朝一番のバスとはいかず、上荻野には、いつもより1時間半遅れて到着。さすがにこの時刻だと、陽が高く、ジリジリと日焼けするような感じを受ける。
 8:59、帽子をかぶり、バス停を出発した。
[上荻野バス停にて下車]

 道を歩いていると、何やら甘い匂いがした。この匂いは、確か....なかなか思い出せなかったが、匂いの元となる木を見つけて、納得。イチジクだ。昔は、どこにでも見かけたような気がしたが、最近は、里山を歩いていても、滅多にお目にかかれない。
 しばし、立ち止まって、思いっきり、懐かしい匂いを味わう。

 9:13、用野橋。
 ここも定点撮影地になってしまった。前方奥に双耳峰の華厳山を望む。左には、荻野高取山が連なる。実際は、80m程度の差なのだが、華厳山と比べると、かなり標高が低く見える。
[用野橋にて]

 舗装路を進み、ゴルフ場コースに入った。
 コース内にゴルフカートが走り、プレーヤーの姿をあちこちに見る。今日は、プレーヤ−が多いようだ。大沢登山口に向かう途中、右手のコースのグリーンを見たら、今日は、手前のグリーンが使用されてあった。前回と逆である。そうであれば、今日は、先に進み(写真下右の赤矢印のように進む)、大沢登山口で、いつものヒル対策準備を行った。
 そう、ガムテープのグルグル巻である。だが、今回は、スパッツも暑苦しいのでズボンの裾と靴を直接ガムテープで貼り付けてみた。ズボンの丈に余裕があるので、膝を曲げてもガムテープに力は、かからないのだ。 
[ゴルフ場横に出た] [大沢登山口にて(振り返って撮影)]

 大沢登山口から華厳山へのルートを進み、沢(荻野川右俣(北沢))を渡り、右岸沿いに進む。
 この辺りは、ヒルがウヨウヨいるゾーンなので、自然と足が速くなる。
[今日も右へ]

 前回、左の斜面に取り付いた地点(斜面にジグザグの経路がついている)を通過し、今日は、沢沿いに進んでいく。
 しかし、沢は倒木で、埋まる箇所が多く、痛々しい限りである。
[堰堤を越えていくが、倒木だらけ]

 いよいよ倒木で簡単に前進できない箇所に出合う。
 最初、右岸から巻いていこうと思ったのだが、急斜面のために途中まで登って、やめてしまった。
結局、沢まで戻り、じっくり正面の倒木帯を見たら、右側から進んでいけることが分かった。その後は、真ん中を倒木の下をくぐりながら進む。
 これだけ崩れてしまうと、元の姿に戻るのは、相当長い年月が必要ではないかと思えた。
[沢は、荒れている]

 堰堤の上に立ったところで、ヒルチェックを実施。ここは、コンクリートと石の上なので、安心して座ることができる。結局、血を吸われることはなかったが、左足:2匹、右足:4匹を駆除。全部、石で圧死させる。
 ...どうもヒルを見ると、憎しみが湧いてくる。

 ちなみにこれら6匹は、単純に靴に付いているのではなかった。ガムテープが緩んで、ズボンの裾との隙間が出来ていたが、そこに6匹とも、入り込んでいたのだ。それゆえ、パッと見では、ヒルが付いているようには見えない。隙を見逃さない、その行動は、敵ながらアッパレである。
[堰堤の上にて小休止]

 10:35、沢が二分する。左は、小滝となっていた。ここは、本流と思われる右を進む。左右の水量にそれほど差は、無かった。
 10:40、左にシカ柵が現れ、その先は、植林帯となっていた。(写真下)
 ここの植林帯の上が、荻野越かなと地形図と睨めっこ。ちょっと手前のような気がしたので、沢沿いに進んでみた。すぐ先に堰堤があり、その上の右岸は、急斜面のようで、登れるようには見えなかった。
 結局、堰堤下まで行ってみたが、そこで引き返し、先ほどのシカ柵から植林帯に入った。
[左に植林帯]

 だが、植林帯の上部は、超急斜面。
 木があるので、どうにか登っていけたが、呼吸が乱れる。だが、途中で、風の通り道に遭遇し、涼しさをたっぷりと味わうことができた。
[急登となる]

 11:13、左からの尾根と合流。
 ここで地形図で確認すると、どうやら荻野越手前の尾根(華厳山寄り)にぶつかったようだ。そうだとしたら、今登ってきた斜面が急斜面なのも地形図から納得できる。
 11:15、シカ柵の一部で下側の金網が広がっていた。人間でも通り抜けできる大きさだったので、ここで、シカ柵内に入ってみた。
[左からの植林帯と合流する]

 やがて、一直線状の登りとなった。
 だが、傾斜がだいぶ緩やかになってきたので、それほど苦にせず、登っていける。
[一直線の登り]

 11:39、登り切り、稜線に出た。(写真下)
 そこは、華厳山と経ヶ岳の鞍部である荻野越ではなく、華厳山寄りの稜線上の尾根の先端だった。やはり、沢から左折する地点が、少し早かったようだ。
 暑いこともあり、しばし休憩。
 だが、そのうち、目の前でハチが飛び回り始め、刺されてからでは遅いので、さっさと出発することにした。(12:02)
[稜線に出た]

 華厳山に向かう。
 植林帯の急登を約10分続けると、華厳山の北峰であるヒオウギ広場に到着。
 だが、今日は、雲に覆われ、丹沢方面は、全く見えない。大山は、靄がかかっており、これまた肉眼でどうにか見える程度。そんな訳で、ヒオウギ広場を後にし、華厳山頂上に向かう。

 12:17、華厳山頂上到着。
 先月も訪れた山頂である。地味な山頂だが、何故か、ここに惹きつけられてしまう。
 食事をした後、頂上の南東斜面側で、中型カメラをセットし、樹高のある木を被写体として撮影する。
[華厳山頂上に到着]

 撮影終了後、今日は、まっすぐ帰宅しようと、華厳山の北東尾根で、下山することにした。今まで、この北東尾根は、登ることがあっても、下りに使用したことがなかった。
 そんな訳で、最初の下りが、結構急だということが、初めてわかった。
[華厳山北東尾根を下っていく]

 途中で、経路が分からなくなったが、とにかく尾根筋に下っていけばいいので、下っていくと、右手から経路が現れた。どうやら、経路は、尾根筋から少し外れた所につけられていたようだ。
[とにかく尾根筋を下っていく]

 13:45、大沢登山口に到着。
 ここからは、朝、通ってきたルートをそのまま戻っていく。
[再び、大沢登山口に出てきた] [ゴルフ場から華厳山を眺望]

 バス通りに出たところで、目の前に本厚木駅行きのバスが通り過ぎて行った。
 ツイテいないなぁ〜、30分待ちだろうかと、上荻野バス停に向かう。
 14:25、上荻野バス停に到着。
 バス時刻を確認すると、次のバスは、14:26(厚木バスセンター行)。もう1分しかない。えっ、それでは、さっきのバスは、と時刻を見ると、14:21(本厚木駅行)。
 つまり、14:21の次のバスが、14:26だったのだ。
 これは、ツイテいる。
 ....どういう訳か、14時台は、本数が多く、平日(8本)、土曜(7本)、休日(8本)とあるのだ。

 バスは、定刻1分遅れで、やってきた。
 このバスは、本厚木駅までバス停に停車することなく、自分一人だけが乗客だった。
[上荻野バス停に到着] [バスは、最後まで一人]

  

 結局、当初の目的だった荻野越に行くことができませんでした。
 これで、また宿題が出来てしまいました。華厳山には、まだ当分、通うことになりそうです。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。