トップページ山行リスト(日付)>敷地山/ニカニカ集会_記録20140427


敷地山 〜第13回ニカニカ集会〜 

 山行日
2014年4月27日(日)      晴れ         行き:3名の方々、帰り:7名の方々
 コース
立間大橋(8:22)〜(8:33)敷地山取付点〜<敷地山南西尾根>〜(10:00)敷地山(10:07)〜(10:25)ニカニカ集会地(13:27)〜<御料林経路>〜(14:17)境隧道(14:25)〜(14:46)ゲート前駐車場(14:49)〜(15:29)玄倉
今回は、第13回ニカニカ集会が敷地山の先で開催されるということで、参加してきました。
当初の予定だった4月20日から順延された結果、素晴らしい天気に恵まれ、楽しい新緑イベントとなりました。

詳細は、以下をご覧ください。 


 最近、仕事での遠距離出張が多くなったが、27日の日曜は、幸い、移動日とはならず、無事、ニカニカ集会に参加することができた。
 ルートは、まず行きの時間のあるうちに敷地山のピークを踏んでおこうと、南西尾根から登ることを計画した。帰りは、行きとは違う道で、そこそこ距離のあるルートという予定だ。

 谷峨駅にて御殿場線から降りると、MASAHIKOさんと出会う。すると、後方からAYさんの姿が。
 お二人とは、前回のニカニカ集会以来だ。AYさんによると、ミックスナッツさんが、はっぴーさんを連れて車で、こちらに合流予定との事。
 「ちょっと確認してみましょう。」と、AYさんから携帯でミックスナッツさんに連絡して戴くと、3人乗車可能ということだったので、混んでいたバスを見送った。やがて、車が到着し、お二人と一緒に乗せて戴く。
 途中、MASAHIKOさんが玄倉で下車され、その後、立間大橋の先で、車を駐車。ここから、ミックスナッツさん、AYさん、はっぴーさんとともに、ちょうど予定していた敷地山南西尾根を登っていくこととなった。

 立間大橋の先で、河原に下っていく立派な道があり、それを進んでいく。
 小川谷から流れてくる水量は、結構あり、簡単には渡れなかった。下流の方に足を向けると、玄倉川に合流する直前で、石から石へとジャンプ出来る箇所を発見。おかげで無事、濡れずに渡れた。
 対岸に渡ると、ドーカク尾根のカンバンのある箇所から斜面に取り付く。結構、急だ。
[立間大橋から河原に降り、渡渉点を探す] [ドーカク尾根のカンバン]

 スローペースで急斜面を登り終えると、尾根の背に乗った。この先は、歩き易い尾根筋となった。

 はっぴーさんが、AYさんに落葉について質問されていた。
 この辺り、アラカシ、アカガシ、ウラジロガシ等の樫の落葉があるようだ。パッと見ただけでは、どれも似たような形をした葉なのだが、AYさんから、アラカシは、葉の中央から先にギザギザ(鋸歯)がある。アカガシには、そのような鋸歯は、無し。ウラジロガシは、.....と、葉の見分け方を説明して戴く。
 ....AYさん、毎度ありがとうございます。
[気分のいい尾根の登りとなる]

 9:00、正面に植生保護柵が現れ、左側に回って保護柵沿いに登っていく。その時、背後から人の声が聞こえた。
 振り向くと、yamajinnさんご夫妻だと分かった。ニカニカ集会に出席されるということだったが、我々は、ゆっくりなので、先に行って戴く。後ろ姿を見送っていると、凄いスピードだ。ご夫妻の姿は、あっという間に樹林の影に隠れてしまった。

 
右奥の方に木立の間から玄倉林道のゲート前駐車場が見えてきた。(写真下)
 数えてみると、車が20台強、駐車している。
 これだけの人が玄倉林道に入り、皆、どこに行くのだろうか。
 小川谷?、玄倉林道散策?
 ちょっと、行先があまり思い浮かばない。山ではなく、釣り人が多いのかもしれない。
 ....ネットで調べたら、玄倉川は、イワナ・ヤマメが釣れるようだ。

 そう言えば、イガイガさんの車らしき車体が見つからなかった。
 「今日は、イガイガさん欠席ですかね〜。」
など話す。
[木立の間から玄倉林道ゲート前駐車場を望遠で撮影]

 やがて、敷地山のピークを左から巻くように経路が続いていた。(写真下)
 集合時刻には、まだ余裕があるので、適当な箇所で経路を外れ、予定通り、右上の敷地山ピークに向かうことにした。
[敷地山ピークを左から巻いていく]

 敷地山頂上に到着。
 至って地味な山頂だ。ピークが平ら過ぎて、どこが最高地点かよく分からない。また、敷地山の山頂標識を探してみたものの、見つけることはできなかった。
 周囲は、360度、植林帯のため、視界は、よろしくない。
 そんな訳で、あまり長居をする気にもなれず、撮影した後、北側の尾根筋を歩いていく。
[敷地山頂上]

 敷地山の北側、687mピーク手前で、ミツマタの群落に出会う。(写真下)
 ミツマタ開花ピークの時は、さぞかし黄色が鮮やかだっただろうなと思えるほど、斜面の一面がミツマタで覆われていた。

 687mピークを下る際、視界が広がった。
 目の前に現れた稜線は、どこの山かと思えば、石棚山稜のようだ。
 ミックスナッツさん、はっぴーさんとともにしばし、この光景を眺めていた。
[右手にミツマタ群落]

 687mピークを下ったところが、M-Kさん指定の集会地点だ。
 まだ我々の他、誰も姿が見えなかった。yamajinnさんご夫婦は、どうやら、この先まで行かれたようだ。ということで、ザックを下ろし、身軽になって、北側の尾根筋を進んでみる。
 見上げると、この辺りは、どういう訳か、モミジ系の樹木だらけで、それが今、瑞々しい新緑を見せていた。このエリアは、紅葉シーズンの時も見応えがありそうだ。

 すると、yamajinnさんご夫婦とすれ違った。芋ノ沢ノ頭まで行き、引き返されたらしい。いやはや恐るべきスピードだ。

 北側の小ピークを越えると、白ザレが混じるようになった。このあたりが、地質の変更点のようだ。そんなことを考えていると、前方から人の声が聞こえてきた。
 ....聞いたことのある声(口調)であった。

 黒っぽい服で、背丈の大きい人は、どう見てもイガイガさんのように見えるし、聞こえてくる声がそっくりだ。そして、他の2人は、shiroさん、masahikoさんのようだ。
 近づくと、イガイガさんに間違いなかった。
 「あれっ、イガイガさん。今日、車で来られました?」
と尋ねると、
 「今日は、M-Kさんの車で来ました。」
との事。道理で、先ほどの駐車場に車が見えなかった訳だ。
 その後、ゼフィルスさんの姿も見えた。

 こうして、集会場所に戻り、shiroさん持参のブルーシートを皆で敷く。
 「M-Kさん達は、もっと遠回りなルートで来るので、この集会場所には、まだ時間がかかるでしょう。」という話を聞いていたら、突然、YAMさんの忠犬フクちゃんが走ってきた。
 後ろから、M-Kさんグループが到着。
 こうして予定通り、11:00にニカニカ集会がスタートした。
[フクちゃん登場] [ニカニカ集会がスタート]

 その後、キリヤマ隊長、アンヌさん、レガーさん、堰堤博士が合流し、総勢18人となった。だが、M-Kさんの車に同乗され、単独で仲の沢林道で降り、小川谷方面から来るはずのardbegさんの姿が見えない。
 このままだと、帰りは、メンバー全員が捜索隊になってしまうかと思われた頃、ようやく、ardbegさんが到着。
[最後にardbegさん登場]

 出発前に全員で、記念撮影。
 横断幕は、ミックスナッツさん提供。
 ....いつもありがとうございます。

 本日の出席者(順不同)
 M-Kさん、AYさん、Kazさん、YAMさん、EAさん、ゼフィルスさん、yamajinnさんご夫妻、キリヤマ隊長ご夫妻、イガイガさん、はっぴーさん、ミックスナッツさん、masahikoさん、ardbegさん、堰堤博士、レガーさん、フクちゃん、花立小僧の19名+1わんこ。
[記念撮影(上記画像もミックスナッツさんから)]

 13:27、解散となり、各自出発となった。
 北側に進むグループ、南側に進むグループと分かれる。
[集会終了時]

 帰りは、御料林経路と呼ばれる経路を使用し、尾根の東側斜面を下ることにした。
 同行者は、M-Kさん、Kazさん、EAさん、YAMさん、yamajinnさんご夫妻、堰堤博士、フクちゃん。

 下り始めると、すぐに白ザレが混じる斜面となった。こんな土壌で植林が、よく倒れないなと思う。
[御料林経路を下っていく]

 ジグザグに下っていくと、下に涸沢が見えてきた。芋ノ沢のようだ。
 見下ろすと、涸沢に石積の壊れた堰堤が見えた。集会の時、イガイガさんが話されていたものだろう。隣の堰堤博士がデジカメで撮影中だった。
 芋ノ沢を渡るところまで下ってきた時、前を歩いていた堰堤博士が「ちょっと、寄り道してきます。」と、上流側の壊れた堰堤に向かって、脱兎の如く、猛ダッシュ。

 後日、堰堤博士のブログ「丹沢の堰堤」にて、博士は、この壊れた堰堤について
 『作風から帝室林野局の築ではなく、林務課と思われながらも、今こうしてパソコンの画面を見ながら頬づえをついたその手は存分に土くさく、結論を再び申せば、丹沢はよい、と申します。』
という、いつもの言い回しで報告されている。
 ....この「丹沢はよい、と申します。」は、枕草子の「をかし」みたいだ。

 その後、玄倉川を渡り、堰堤博士を待つ。
[玄倉川を横断]

 玄倉川の河原から再び、登り返し、尾根の背に乗ったところで、小休止。(写真下)
 地形図で確認したら、約230m下って、約70m登り返した訳で、結構、疲れるコースだ。
[登り返したところで小休止]

 その後、境隧道前にて玄倉林道に合流する。ここで、先頭を走っていたフクちゃんが行方不明となり、ちょっと焦る。だが、その後、YAMさんが無事発見。どうやら、たまたま玄倉林道を歩いていた他の人を同じグループの人間だと思い、ついて行ってしまったらしい。

 新緑が鮮やかな山肌を眺めながら、玄倉林道を下っていき、14:46、ゲートを通過し、駐車場に到着。すでに別ルートで下って来られたイガイガさん、ardbegさんが休憩中だった。
 ここで、皆さんと別れて、さらに林道を歩いていく。
[玄倉林道を下っていく]

 15:29、玄倉バス停到着。
 バスの発車時刻には、まだ時間があるのが分かっていたので、まだ一度も行ったことのなかった丹沢湖ビジターセンタ−を訪問する。
 丹沢に関する自然の資料が結構、揃っているな〜と書棚を眺めた後、「あしがらの里 滝めぐりガイドマップ」 編集・発行:神奈川県県西地域県政総合センター商工観光課(発行:2013年10月) A4:6ページ相当というパンフレットを見つけた。(写真下)
 その中で紹介されている滝は、
   洒水の滝
   下棚・本棚
   夕日の滝
    (このあたりまでは、誰しも納得できるもの)
 続いて、
   滝郷の滝(なるほど、ここも入るか。まあアプローチがいいので納得。)
 さらに
   神山滝(えっ!)
   山ゆりの滝(よくわからない。高松山の麓にある小さな滝との事)
となっていた。
 うむ〜。神山(こうやま)滝が入るのか。これは、予想外だった。
 というのも、県道から頭高山へのハイキングコースの登山道に入り、滝へ下る分岐点に道標がない神山滝を載せても、皆、迷うだけではないかと思ってしまったからだ。(一応、パンフレットには、「右手に降りる急な道がある」と書かれてあるが)
 [あしがらの里 滝めぐりガイドマップ]


 M−Kさん
 今回もニカニカ集会の企画をありがとうございました。今回は、延期して大正解の天気でした。
 次回も楽しみにしております。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。