トップページ山行リスト(日付)>高松山_記録20140815


高松山

 山行日
2014年8月15日(日)       曇り         単独行
 コース
尺里峠(9:33)〜(9:36)展望地(9:45)〜(9:48)尺里峠(9:50)〜(10:43)高松山(11:00)〜(11:22)ビリ堂(12:07)〜(12:57)農道終点(13:03)〜(13:32)東名高速下〜(14:02)山北
 今日は、新しく購入しました防水デジカメ(WG-4)の試し撮りがしたく、高松山へ出掛けてきました。
 さて、結果は、如何に。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 普段より、1時間以上、自宅の出発が遅れてしまった。だが、上空は、青空が広がっている。
そんな訳で、天気は、大丈夫だろうと思っていたのだが、御殿場線に乗った頃には、入道雲が湧いて、ちょっとこの先、不安になってきた。
 なんたって今日は、WG-4での試し撮りとして、富士山撮影を目的としている。
 これは、急ぐ必要がありそうだと、山北駅から尺里峠までタクシーで向かうことにした。
 道は、クネクネ曲り、細くなるが、舗装路であるので、乗っている分には、問題ない。途中、富士山の頭がまだ見えてホッとするが、周囲には、雲が迫っていた。

 9:28、尺里峠に到着。
 峠の撮影(写真下)を終えるとすぐに、高松山とは反対方向の展望地に向かう。
[タクシーで一気に尺里峠へ]

 富士山の展望地に到着。
 すぐさま、西側の景色を見たら、もう雲だらけ。
 慌ててカメラを取り出し、富士山を撮影するが、雲の動きは速い。
 結局、富士山が撮れた画像は、最初の1枚だけ(写真下:CANON G15にて撮影)だった。

 今日は、先日購入した防水デジカメ(WG−4)の試し撮りと思い、持ってきたのだが、結局、富士山は、撮れずじまい。
 う〜ん。せっかくタクシー代を奮発したのに。
 残念な結果になってしまった。
[一瞬の富士山]

 再び尺里峠に戻った。(9:48)
 高松山へのルートは、すぐ正面に尾根の背に上がるように道標(虫沢古道を守る会の手製道標)が付けられている。いつのまにか山北町の道標(尾根の背に上がらず、高松山方面の林道を真っ直ぐ進むルートを指していた)は、見当たらなくなっていた。

 尾根の背に上がると、馬頭観音があるのだが、その馬頭観音の隣に見慣れぬ石碑が建っていた。正面には、「他化自在天」と彫られてある。
 以前から、あったっけ?
と思い、背面を見ると、
 平成二十四年八月吉日 虫沢古道を守る会一同
と記されてあった。(帰宅後、調べてみたら、前回訪問時は、まだ建っていないかったので、やはり今回が初対面だった)
 ここでも、「虫沢古道を守る会」の名が出てきている。相当、この地に注力しているようだ。
[尺里峠での馬頭観音]
・・・ マウスポインタを画像の上に持っていけば

 尾根筋の緩やかな登山道を登っていき、クサリのついた階段状の急な登りにかかれば、高松山頂上は、近い。
 10:43、高松山頂上到着。
 箱根方面から吹いてくる風がちょっと強い。
 山頂に人影は、なかった。ザックを置いて、山頂の草原広場を散歩する。西側の富士山は、相変わらず雲が厚く、全く見えなかった。
 ここで、防水デジカメ(WG−4)を使って撮影してみた。
[高松山頂上] [頂上にも手書き道標あり]

 20分近く頂上にとどまっていたが、他の登山者の姿は、見られなかった。まだ時間的に早いのかもしれないと思った。高松山を目指す登山者であれば、昼食時に到着するような計画を練るだろう。
 11:00、山頂を出発し、ビリ堂方面に下ることにした。

 11:09、透明アクリル板?が、何故か取り付けられていた道標を撮影。(写真下)
 実は、この道標がなければ、登山道から外れてしまうところだった。道がちょっと不明瞭になり、あれっ、このまま下っていいのかなと思い、ふと周囲を見渡すと、左上にこの道標が目に入ったのだ。
[透明アクリル板?が付いた珍しい道標]

 11:22、ビリ堂到着。
 今日は、高松山頂上からの光景が、イマイチだったので、この馬頭観音を中型カメラで撮影しようと、ザックから機材を取り出す。
 この馬頭観音は、文化10年(1813年)に尺里の人々が近村の人と協力して、村内安全、五穀豊穣を祈って、建立した12体の8番目に位置しているという。(近くの案内板の説明から)
 アップで撮影しようと、中型カメラの三脚の足を短くし、屈みこむようにして、ファインダーを覗く。
 しかし、アングルがなかなか決まらない。バックに道標が入ったり、案内板が入ったりするので、三脚をああでもない、こうでもないと動かす。
[ビリ堂に到着] [馬頭観音]

 ようやく中型カメラでの撮影が終わり、腰を伸ばした後、水道の蛇口に近づく。
 近くの案内板には、「丹沢の高松太田沢水系より地中深く流れる水が湧出する岩清水を引いたもので、...(中略)...マナーを守って、大切に使用し、ハイカーののどを潤すために役立てていきたいと思います。」と書かれてあった。(写真下左)
 そこで、蛇口をひねってみると、しっかり水が出た。(写真下右)
 おお、濁ってはいないと思い、手を洗う。だが、その後、バンダナで拭くと、手にものすごい異臭が残った。何だ。これっ!なんか油臭いと思ったが、後の祭り。
 
 確か以前は、こんな臭いは無く、案内板通り、飲めるような水だったと思ったが、今回は、どうしたのだろうか。とにかく飲まないで済んだのが、幸いだった。
[蛇口の水に対する説明板] [ビリ堂に蛇口あり]

 ビリ堂でゆっくり休憩した後、出発。(12:07)
 登山道を下っていくと、12:22、Y字路に出る。(写真下)
 以前は、道標もなく、どちらに下っていくのが正規の登山ルートか、わからない状況だったが、今では、右手の道は、かなり荒れてしまっており、道標が無くても左の方に進むのが登山ルートだと、すぐにわかるようになっていた。
 考えてみたら、今まで右手に曲がるルート(一般登山道を外れる)を選択する方が多かったような気がして、今日は、極めてノーマルなルート(左の方)を進むことにした。
[右に経路あり]

 12:34、未舗装の林道を横断する箇所に出た。(写真下)
 こんな林道って、昔からあったっけ?
と、記憶が曖昧だった。西丹沢詳細地図で確認してみると、この林道は、記載されていない。これは、どこまで続いているのだろうか。(帰宅後、電子国土Webでも調べてみたが、この林道は載っていなかった)いつか、歩いてみたい衝動を覚える。
[林道を横断する]

 12:57、舗装路の農道に出たので、小休止し、ヒルがいないかと、靴まわりをチェックしたが、特に問題なかった。水分補給後、再び歩き始めると、日が射し込んできた。どうやら天気は回復していくようだ。だが、風の状況は、以前と変わらず、上空の雲は、箱根方面からこちらの方へ流れていた。

 13:07、左前方の視界が広がり、東名高速と小田原方面の平野が見渡せた。(写真下)
[小田原方面の眺望]

 東名高速にぶつかると、道は、左折し、下っていく。
 坂を下り終えると、変形十字路となり、右手に新しいトイレが見える。左には、倒れた道標が目に入った。(写真下) この状態では、なんとなく道標の信憑性が薄れ、この道標が示すように、山北駅方面から左折してビリ堂・高松山に登るハイカーは、いないのではないだろうか。
 まあ、ここを直進し、少し先で左に折れるミカン農道を登っていけば、結局、このビリ堂・高松山ルートと合流するので、問題はないのだが、ちょっと残念だ。

 トイレに立ち寄って、手を洗うが、水だけで洗っても先ほどの異臭は、簡単には落ちず、これは、石鹸で落とさないとダメだということが分かった。
[ちょっと頼りない道標]

 今回は、東名高速下を通過して山北駅までの区間が核心部だった。
 とにかく暑い。
 今まで、それほど暑さを感じなかったのだが、ここにきて、一気に気温が上昇したような感じだった。ザックと背中の間が汗でビッショリで、心地悪い。
 また、住宅地であるにもかかわらず、人影が全くと言っていいほどなかった。
 この光景が精神的に暑さを助長させる。

 そんな中、自販機に出合う。思わず、缶コーラ(350ml)を購入。冷えた炭酸飲料は、喉越しがいい。
 一旦、足を止めると、なかなか歩き出せなかった。
[自販機前にて小休止]

 暑さに参って、フラフラになりながら、山北駅に到着したのは、14:02。自販機を歩き始めたのが、13:42だったから、わずか20分間だったのだが、とにかく山北駅までが長く感じた。
 このまま、帰路につくのは、ちょっと体が汗だらけで気持ち悪い。まして、手には、未だ臭いが残っている。そんな訳で、駅の反対側にある「さくらの湯」に寄り道することにした。
 [風呂でサッパリした後、山北駅ホームにて]


 今日は、新しく購入したWG−4の試し撮りを兼ねて、山を歩いたのですが、残念ながら、WG−4で撮影するチャンスは、殆どありませんでした。次回、再チャレンジしたいと思います。
 とにかく今回は、山を下り、山北駅に向かうまで、この上ない暑さで参りました。こんな暑い日は、久々の体験でした。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。