トップページ>山行リスト(日付)>高畑山_記録20141026
2014年10月26日(日) 曇り後晴れ 同行者:AYさん |
宮ヶ瀬(7:49)〜(8:34)金沢橋手前〜(11:11)高畑山(11:41)〜(12:21)御殿森ノ頭(12:25)〜(13:40)15号橋手前〜(14:20)宮の平 |
久々にAYさんから連絡を戴き、一緒に山歩きをしてきました。
目指すは、高畑山山域です。紅葉には、まだ早かったのですが、AYさんと話しながら、自己未踏尾根を登ったりと、楽しんできました。
詳細は、以下をご覧下さい。
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前日にAYさんからお誘いの連絡があり、喜んで快諾した。
宮ヶ瀬行6:55発バス乗車ということで、本厚木駅バス乗り場でAYさんと合流。AYさんとの山行は、2012年12月以来となり、だいぶ間が空いてしまった。バスの中では、いろいろな山行話に花が咲く。
7:44、宮ヶ瀬到着。今日は、最初、宮ケ瀬湖畔を歩くことにした。
顔に当たる外気の冷たさが一段と厳しくなったことに気がつく。既に秋を通り越し、真冬のような気分になってしまった。 |
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[終点宮ケ瀬にて下車] |
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宮ヶ瀬湖の駐車場入口横から、湖畔の早戸川林道(といっても完全舗装路)を歩いていくが、驚いたことに我々よりも早く、この林道を訪れている人達を見かけた。それも一人、二人と言ったレベルではなく、延べ7人(2人組×2、3人組×1)である。皆、バードウォッチャーだ。大型の超望遠レンズを付けた一眼レフカメラが目につく。この林道界隈は、ちょっとしたバードウォッチャーの撮影ポイントらしい。
バードウォッチャーと言っても、それぞれ目的の鳥が違うようで、あるウォッチャーは、三脚にセットしたカメラ&超望遠レンズを湖面の方に向けていた。そうかと思うと、他のウォッチャーは、湖面とは反対の、山の斜面を見上げるようにしてカメラを向けていた。どうやら水辺の鳥派と野山の鳥派などがあるみたいだ。
....ちなみに私は、バードウォッチャーのウォッチャー(カメラとレンズをウォッチしております)
汁垂橋を渡り、トンネルをくぐった先でも、バードウォッチャー2人組と出会う。バードウォッチングは、早朝がベストということから、我々が乗ってきた一番バスでは遅く、皆、自家用車で来ているようだ。
8:34、丁字路に到着。直進は、金沢林道となり、右が早戸川林道だ。今日は、この金沢林道を進んでいく。(写真下) ちなみに自己未踏の林道である。右手には、すぐ先に金沢橋が見えた。 |
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[金沢橋手前にて金沢林道に入る] |
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金沢林道を進んでいくと、
「春ノ木丸から、この植林帯のシカ柵の扉に出てこれるのですよ。」
と、AYさんに言われ、左手の斜面を見る。
AYさんによると、春ノ木丸から南西に進み、登り返した尾根を横断するように進み、枝尾根を下ってくると、ここに出てくるそうだ。AYさんから、そんな話を聞かされると、今度、ちょっと登ってみようかという気になってしまう。但し、ヒルのいないシーズンに限るが。
そんな話をしていたら、前方に目的の尾根が見えてきた。(写真下)
今日は、高畑山の手前の尾根2本のうち、どちらかを登ろうとしていたのだ。送電線と鉄塔が見える(※下の画像は、残念ながら送電線と鉄塔が白く飛んでしまっている)が、その手前のピークが高畑山だろう。 |
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[目的の尾根方面を眺める(真ん中奥のピークが高畑山)] |
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結局、奥の尾根を選択した。
「このあたりから取り付きますか。」
と、色褪せた「かながわ水源の森林づくり」の説明板の横から斜面に登り始める。(9:07) |
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[尾根に取り付く] |
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いきなり急斜面となる。このため、思わず木の幹を掴もうとしたら、AYさんから、
「それ、山椒の木ですから、トゲトゲがありますよ。」
と言われ、運よく難を逃れた。もう少しで、思いっきり握るところだった。
....以前、タラの木を思いっきり握ってしまった痛い経験あり。 |
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[急斜面の登り(振り返って撮影)] |
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9:24、尾根筋を登っていくと、突如、経路に飛び出た。
AYさんと、何?これと、顔を見合わす。
経路に使用されている丸太などを見る限り、まだ新しい経路だ。1年も経っていないのではないだろうか。よく見ると、この経路は、下の方から続いていた。我々が取り付いた地点より、もう少し先まで林道を歩いたら、この経路の入り口を発見したかもしれない。反対側の登り方面は、これから登る尾根筋に続いていた。ということで、ここからは、経路を利用して進んでいく。(写真下左)
経路には、大きな落ち葉が目立つ。ホウノキがこのあたり、結構、あるようだ。(写真下右)
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[経路に出た] |
[ホウノキの葉が目立つ] |
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9:30、左右の視界が広がった。右手には保護柵が現れた。(写真下)
この尾根筋の樹木は、山椒、ホウノキ、モミノ木、シキミなど。植林帯ではないのだが、モミノ木などの常緑樹があるため、全体的には、緑っぽい林となっている。 |
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[経路をたどっていく] |
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9:45、再び左右の視界が広がった。ここも右手に保護柵が設置されてあった。
左前方の木々が目に入った。
続いて右手に目を向ける。
周囲の景色が良かったので、ここで小休止とした。すると、AYさんのザックから、大きなタッパーが出てきた。その中身は、柿やブドウが盛り沢山。
....いつもありがとうございます。
十分休憩した後、出発する。(9:59)
「これは、ヤブツバキですね。」
と、AYさん。右手斜面を見ると、ヤブツバキの林が広がっていた。花が一面に咲いたら、見応えがありそうだ。
「これは、ヤマボウシ、あれは、リョウブですね。」
AYさんから、木の名前を教えてもらう。リョウブは、比較的わかりやすい樹皮だが、ヤマボウシも見分け方を教えてもらうと、なるほどと思った。 |
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[右手は、ヤブツバキの林] |
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10:22、尾根の先端のような地形に出た。ここで、進路は、右に曲がり、さらに尾根筋を登っていく。
やがて、前方がフラットになってきた。
「ここが頂上ですかね。」
と、AYさんと話し、ザックを下ろした。(写真下)
東丹沢登山詳細図で確認すると、ここが640m圏ピークのようだ。詳細図上では、等高線の大きな輪で示されるように頂上は、比較的広い。だが、残念ながら、視界は、全く広がらなかった。 |
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[尾根のピークに到着] |
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ピーク付近にて、ちょうど紅葉が始まった樹木を撮影。(写真下)
ザックを下ろしたものの、そんなに休憩せず、再び歩き始めた。 |
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[黄葉を見る] |
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急斜面を下っていくが、歩き易い土なので、安心して下っていけた。(写真下左)
相変わらず、AYさんの下りは、速い。撮影していると、すぐ間が空いてしまう。
鞍部に下り立ち、左手を見たら、そこが登山道だった。ひと気のない登山道を歩いていく。(写真下右)
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[尾根ピークからの下り] |
[登山道を少しだけ歩く] |
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登山道が、尾根筋を外れ、左から巻くようになっていたところで、
「直登しますか。」
と、登山道を外れ、尾根筋沿いに登っていく。この方が、高畑山には近いルートだろう。
やがて、テンニンソウ、ヤマトリカブト、マツカゼソウ等による草原が現れ、それを突き進むと、赤松林が広がっていたが、この林は、何やら人工的なものに見えた。 |
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[高取山頂上手前の松林] |
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11:11、高畑山頂上に到着。
他の登山者の姿はなく、AYさんと二人でベンチを占有し、早めのランチとする。
背後のカラマツ林は、まだ黄葉には早過ぎ、ちょっとガッカリ。 |
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[高畑山頂上にて] |
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高畑山からは、一般登山道を下っていく。
一般登山道と言っても、道が細く、右手は急斜面で、ハラハラする箇所がいくつかあった。補助となるロープが欲しいところだ。
....酔っ払っていたら、たぶん、転落。
紅葉シーズンになると、この辺りは、黄葉する樹林が多く、見応えがあるのだが、今日は、まだ早すぎた。まだ緑一色の樹林帯だった。 |
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[登山道と言えども危険個所多い] |
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12:17、御殿森ノ頭下に到着。
登山道を右折して、ゆっくりとピークに向かう。
12:21、頂上に立ち、石祠に参拝。振り返ると、宮ケ瀬尾根が一望できる。以前より、手前の木々がだいぶ少なくなった感じだ。以前、ここで山火事が発生し、黒焦げの木が目立っていたのだが、今は、そんな木は、見られなかった。皆、倒れてしまったようだ。
ここからは、AYさんが未踏ルートだということで、15号橋の方へ下っていくルートを選択することとした。 |
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[御殿森ノ頭直下] |
[御殿森ノ頭頂上での石祠] |
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頂上から東側に下っていく。
宮ケ瀬尾根の右手に鍋嵐の山容を望む。薄らと霞んでいるように見えた。(写真下)
あと、2,3週間すれば、紅葉の素晴らしい眺めになるだろう。
10mぐらい下ったところで、右折する。本来、経路があるのだが、上から土砂が崩れて、経路は完全に埋まっていた。パッと見ただけでは、ここが経路だと気がつかないだろう。 |
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[鍋嵐の眺め] |
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だが、20mぐらいトラバースしていくと、経路がはっきりしてきた。
昨年の秋は、紅葉シーズンでこのルートを歩いてたことを思い出す。
順調に進んで、植林帯の緩やかな鞍部にて小休止とし、ザックを下ろす。(写真下)
ここは、風の通り道で、汗をかいた背中が心地よかった。 |
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[途中の尾根筋にて小休止] |
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経路の横には、シキミやミヤマシキミが目立つ。AYさんから、その両者の区別を教えてもらう。
13:18、経路は、下りとなっていくため、ここで経路から外れ、右の尾根筋を忠実に進んでいく。モミノ木が現れ、左手に宮ケ瀬湖が望める箇所を何回か通り過ぎる。
13:38 平成の森の石碑のある箇所に到着。(写真下) |
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[平成の森の石碑の前に出た] |
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すぐ下の県道に出て、ひたすら舗装路を歩くのだが、今までと違って路面が硬いので、段々、足の裏が痛くなってくる。早くビールが飲みたいなぁと思いながら、ようやく宮の平バス停に到着。(14:20)
「次のバスは、14:52ですね。まだ30分あるので、飲みますか。」
ということで、近くの食堂に入った。
食堂に入って、ビールとけんちんうどんを注文。結局、14:52のバスは、パスし、15:52のバスとなってしまった。
....店のオバサンも交え、3人で宮ケ瀬界隈の話に盛り上がる。
15:52のバスに乗車し、本厚木でも軽く反省会。今日は、尾根を登っている時間より、飲んでる時間の方が遥かに長い結果となってしまった。 |
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[宮の平バス停に到着] |
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AYさん
お付き合い、どうもありがとうございました。また、ご一緒させてください。
....反省会付で、お願い致します。
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[宮の平の食堂にて] |
[本厚木駅付近にて] |
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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