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岩トレ 〜特別編〜

 山行日
2015年1月18日(日)       晴れ        同行者:NASさん関連での7名
 今回は、久々に高校時代の友人NASさんから連絡があり、
 「今度、大学時代のクラブOB集会で岩トレがあるのだけど、参加しませんか。」
との誘いを快諾し、ロープワーク、岩トレを丹沢某所の岩場にて実施してきました。


 詳細は、以下をご覧下さい。

 NASさんとは、小田急海老名駅改札口で待ち合わせし、その後、NASさんの先輩であるYさんの車に乗車させてもらい、丹沢へと向かう。

 集合場所の駐車場に到着すると、他のメンバーの皆さんは、既に到着済みだった。ここで、全員が揃った。
 クラブOB関係メンバーは、講師役で先輩のYさん、NASさん、Bさん、Cさん、Oさんの5人。
 今回は、それにAさん(Yさんの姪御さん)、Sさん(Bさんの職場関係)、私の3人が加わった。
 Bさんとは、昨年8月に西穂山荘のテント場でお会いして以来の再会だ。私にとって、NASさん、Bさん以外は、皆、初対面の方々だ。
 挨拶を終え、大きなザックを背負って、出発する。それと、Yさんが用意された食材を積んだキャリ−カートを交替で引っ張っていく。

 40分ぐらい歩いて、岩場に到着。
 まずは、ロープ準備をYさん、Bさんにして戴く。
 下から岩壁を見上げると、残置ボルトを幾つか見つけた。以前から、岩場ゲレンデとして使用されているのが分かった。
[まずは、ロープの準備]

 ロープの準備が一段落したところで、まずは、ロープ結びの再確認。
 8の字結び、マスト結び、半マスト結び。
 
....マスト結びを利き腕でない左手だけでするのは、難しい。
 続いて、ガルダー結び、マッシャー結びetc.

 そんなロープ結びの後、確保練習に入る。
 まず、練習用のザックの底に厚めのタオルを敷いて、その辺の岩を入れていく。重量は、30Kg前後ぐらいだろうか。本来であれば、一人分の体重の代わりなので、この倍ぐらいには、しないといけないのだが、最初からそれだと、キツイだろうということで、このくらいとなった。
 このザックを銀マットで包んだ後、ロープを掛けて、ガムテープでグルグル巻きにした。
[ザックの中にその辺の岩を入れる] [銀マットで包んでロープで引上げる]

 引上げは、5人で実施。しかし、ザックが、こんなに重いものかと思うほど、両手でロープを引っ張っても簡単には上がらない。途中のプーリーに対し、ロープの向きをうまく調整しながら、引っ張り上げていく。
 ....でも、ザックが60kgあったら、簡単でなかった筈だ。
[5人で岩詰めザックを引っ張り上げる(Bさん撮影)]

 綱引きと同様、掛け声で5人の引っ張りパワーを合わせ、どうにかザックを4mぐらい上げることが出来た。(写真下)
 ....今回のトレーニングで、人数が必要なのが、よく分かった。

 引っ張り上げたザックには、もう1本、確保用のロープが取り付けてあり、そのロープは、岩壁に固定されたカラビナを経由して、練習1番目のNASさんの確保器に通じている。
 3,2,1,ゼロの掛け声で、引上げ担当メンバ−は、全員、手放す。
 ザックは、岩がハングしているので、垂直に落下していくが、ザックは、地面手前にて見事止まった。NASさんが、確保成功した瞬間だった。
 自分の番が回ってきたとき、意識的に衝撃を緩和するために小さくジャンプしてみたいと思ったのだが、そんなことをしなくても落下のショックは、それほど感じなかった。ダイナミックロープの伸びが緩衝機能となり、ハーネスが身体にかかる力を分散しているようだ。
 最後に紅一点のAさんがチャレンジ。確保の瞬間、自然と彼女の身体がふわっと浮いたように見えた。やはり、ザックが30kg程度でも、体重が軽いと、かなりインパクトがあるようだ。
 ....Yさんとの会話で、ディズニーランドのアトラクションよりスリルがある〜とAさん。その比喩が面白かった。

 こうやって各自2回ずつ実施し、皆で確保の瞬間を楽しんだ。
 ....ちなみに確保用ロープは、岩壁に固定されたカラビナが外れても、岩上からのロープと繋がったカラビナに通してあり、バックアップされている。
[引き上げられた岩詰めザック(Bさん撮影)]

 そんな確保の練習中にYさんと、Bさんが料理をされ、練習が一通り終えたところで、ちょうど料理完成となった。

 Bさんの料理は、鯛めし、鶏肉のカレー風味など。
 まさか、山に圧力鍋を背負って来られるとは、ビックリ仰天。圧力鍋で鯛めしが作られていたのだ。米は、うるち米だけでなく、もち米も入っているという。また、三つ葉やゴマなどもありと、食材に凝った料理だった。
[Bさんによる鯛めし] [解した後の鯛めし]

 続いて、Yさんのトン汁も完成。よくこれだけ用意されたと感心するくらい、いろいろな具が入っている。容器に入れると、白い湯気が立った。
 日が当たっているとは言え、気温が低い。そんなときにアツアツのトン汁、ホカホカの鯛めしは、食欲をかき立てる。山に来て、昼飯をこれほど満腹になるまで食べたのは、初めての経験だった。
 ....おかわりありがとうございました。

 このような食材の採用や調理のやり方を見ていると、典型的なA型人間ですな〜と、食べながら、NASさんに話すと、
 「花立小僧よ。このOB会に血液型がA型の人間は、いないのだ。」
との発言。
 「5人のOBに一人もA型がいない? それって、すごい確率じゃない?」
 ....(1-0.4)の5乗 = 約8%
 NASさんの発言に周囲のOBの方々は、既知のことらしく、皆ニヤニヤされていた。

[Yさんによるトン汁]

 昼食後、引上げ体験を行なう。
 クランプ、プーリーなどを使用して、先ほどの岩詰めザックを一人で持ち上げることができるかを体験した。それにしても、岩詰めザックが重い。そう簡単に引上げることはできなかった。
[引上げ体験(クランプ、プーリーを使用しても重い)]

 西側の尾根に日がかかり、岩場が日陰になる頃、撤収作業に入る。
 さすがに日が陰ると、急激に気温が下がったように感じる。
 ロープ撤収の前に記念撮影。(写真下)
[皆で記念撮影(Oさん撮影)]

 林道歩きも、いろいろ山の話などを話をしていたら、あっという間という感じだった。
 それにしても、こんな場所に岩場があるとは、意外だった。
[荷物を一杯背負って、駐車場へ]

 駐車場にて解散となった。
 帰りは、Bさんの車にNASさんと乗車し、Cさんとともに某温泉に日帰り入浴。
 ....ここは、初めて入ったが、めちゃくちゃにヌルヌル度が高かった。アルカリ性が強いようだ。NASさん評価は、Aランク。

 その後、サッパリした身体で、某駅前にて、NASさん、Bさんとホルモンで反省会。
 ....Bさん&NASさんのボトルが残っていて、御馳走様でした。
 [NASさん、Bさんとともに反省会]


 今回は、クラブOB会に誘って戴いたNASさん、講師のYさん、それに参加された皆さんと、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。誠にありがとうございました。
 確保の練習は、興味深い体験でした。今度は、60kgクラスのザックで練習できれば、と思っております。
 また、機会がありましたら、宜しくお願い致します。
 
....翌日、上半身がひどい筋肉痛。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。