トップページ山行リスト(日付)>鍋割山_記録20150419


鍋割山

 山行日
2015年4月19日(日)       曇り         単独行
 コース
表丹沢県民の森駐車場ゲート前(6:37)〜(6:57)二俣〜(7:17)ミズヒ沢〜(7:37)後沢乗越〜(8:38)鍋割山(12:00)〜(13:06)後沢乗越(13:15)〜(13:35)ミズヒ沢〜(13:57)二俣〜(15:48)大倉
 今回は、登山道修復作業の手伝いを兼ねて、鍋割山に登ってきました。
 詳細は、以下をご覧ください。


 今日は、朝から鍋割山荘主催の登山道補修作業が行われる日だ。例年ならば、前日から山荘に1泊するのだが、今回、すっかりそのイベントを忘れ、だいぶ前から土曜日に先約をいれてしまった。
 そんな訳で、今朝は、通常よりも早く自宅を出て、最寄駅ではなく、始発電車の早いJRの駅へ。
 40分弱歩けば、JRの駅に着くのだが、途中、登坂があり、汗をかいてしまうのが、ちょっと辛い。そこで、タクシーを利用しようと思うが、今日は、日曜ということもあり、走っているタクシーが全然、現れない。やはり、前日にタクシー迎車を予約すべきだったと後悔しながら、登坂を歩き始めると、住宅地の細い路地から空車のタクシーが現れた。これぞ天の恵みと、乗車。おかげで、JRの駅には、体力温存で到着することが出来た。

 渋沢からタクシーに乗り、県民の森ゲートには、6:36到着。いつもであれば、7時過ぎだが、今日は、違った。すぐに歩き始める。(6:37)
[県民の森ゲート前にて]

 二俣を過ぎ、本沢に向かっていく。この辺りは、新緑がちょうど芽生え始めた頃だった。
 直線路となるが、遥か先まで登山者の姿は、見えない。ゲート前には、既に駐車した車が何台もあったのだが、だいぶ早い時刻に出発しているようだ。
[目を見張るばかりの新緑の美しさ]

 7:17、ミズヒ沢に到着。
 鍋割山荘のペットボトル置き場には、発砲スチロールのケースにビッシリとペットボトルが置かれてあった。今日は、急ぎなので、ペットボトル運搬は、パスさせてもらい、先を急ぐ。
[ミズヒ沢でのペットボトル置き場は、満杯]

 植林帯に入る手前で、夫婦1組に追いつく。初めての鍋割山で、その後、塔ノ岳まで行かれるとの事だった。少し会話をした後、先に行かせてもらう。
 
後沢乗越に向かう途中で、ふと左手斜面を見下ろすと、色鮮やかなミツバツツジの木が1本、花を咲かせていた。写真では、現物通りの色ではなく、より落ち着いた色になってしまい、残念。(写真下)
[ミツバツツジが咲いていた]

 後沢乗越を過ぎ、急登を進む。上空は、曇り空。あまり、暑さを感じることがないので、ペースとしては、順調。昨日も山に登っているせいかもしれない。

 やがて、前方で登山道修理作業をしている人の姿を発見。
 近づいて見たら、山荘常連のお一人、水戸?コーヒーさんだった。挨拶して、作業状況を聞くと、余っているスコップがないことが分かった。そこで、ザックを下ろし、スコップを取りに山荘に向かう。
 途中で、補修作業に従事されている皆さんに挨拶していくと、補修用の丸木杭を下ろされていた草野さん(鍋割山荘ご主人)に出会う。遅ればせながら参画を伝え、山荘へと急ぐ。
 山頂手前にて、富士山方面を眺める。
[アセビも花をつけていた]

 8:38、鍋割山到着。山荘にスコップを借りて、再び下っていく。
 まだ早いせいか、山頂の人影は、まばらだった。
[空身で鍋割山荘に到着]

 水戸?コーヒーさんの作業場所からさらに下っていき、丸太の置いてある箇所(丸太は、既に埋設予定場所に置いてあった。)に到着。今日の登山道補修作業は、この丸太を埋めて、踏み台にするのがメインだということを先ほど、水戸?コーヒーさんから聞いていた。
 その後、草野さんと話し、水切りの丸太の手前にて、正確な埋設位置を確認する。
 スコップを山道に食い込ませると、意外に土が柔らかく、どんどん簡単に掘れてしまう。こんなに柔らかい土だと、風雪でいつかは、崩れてしまうのでは、と思えるほどだ。今回は、埋める丸太が大きく、一度、穴に丸太を入れてしまうと、持ち上げることが出来ないので、スコップを使って、穴の深さを慎重に測る。
 ....今回は、特に大きく、太い丸太だった。
[今回は、丸太を埋める作業を実施]
・・・ マウスポインタを画像の上に持っていけば...

 続いて、2本めを水切りの丸太の上に埋めた。
 その後、既設の丸太を次々と埋め直していたら、タイムアップとなる。
 本来であれば、もっと作業を続けたいところだが、通過する登山者が多くなり、作業中断が増えるので、昼前には、作業を終了することになっていた。
[完成後の姿]

 山頂に再び戻ると、山頂は、昼が近いこともあって、朝の時とは、大違い。後沢乗越方面や、塔ノ岳方面から登山者が続々とやってくるのがわかった。昼食は、鍋焼きうどんなのだろう。
 スコップを片付け、山荘に入る。登山道補修作業参加者には、鍋焼きうどんがサービスされるので、有難く丁頂戴した。
[山頂には、すでに大勢の人々が休憩中] [恒例の鍋焼きうどん]

 食べ終わって、山荘のスタッフの皆さんに挨拶し、早々に山荘を出発する。(12:00)
 ちょっと空模様が、怪しくなっていた。下り始めてすぐ、ポツポツと雨が降ってきたので、傘を取り出す。やがて、極めて大粒の雨となった。この降り方だと、夕立と思え、そのうち止むだろうと、楽観的な気持ちで、来た道を下っていく。
 案の定、ちょうど雨が止んだところで、マメ桜が満開だったので、同角ノ頭を背景に入れて撮影する。(写真下)
[マメザクラと同角ノ頭]

 13:06、後沢乗越に到着。
 栗ノ木洞方面を眺めていたら、満開のミツバツツジを発見。これは、絶好の被写体と思い、寄り道して、近づいて撮影する。(写真下)
 曇り空なのが残念だ。
[後沢乗越で、寄り道して撮影したミツバツツジ]

 13:35、ミズヒ沢のペットボトル置き場に戻ってきた。
 驚いたことに、今朝、あれだけ置かれてあったペットボトルは、1本しか残っていなかった。いったい何人が登っていったのだろう。
 確かに穴を掘っている時など、何人も通過していったのは、記憶しているが、ここまで凄いとは思ってもみなかった。
[ミズヒ沢のペットボトル置き場にて]

 西山林道の十字路のところに大島桜があり、行く時、満開だったのを知っていた。ということで、ここでザックを下ろし、中型カメラをセットする。今日は、山頂からの風景がイマイチだったので、中型カメラで撮影すべき被写体に悩んでいたが、この大島桜を思い出し、これを撮影しようと下山時、決めていたのだ。
[十字路での大島桜]

 撮影後、ひたすら西山林道を歩く。
 もう何度も歩いているのだが、未だに景色を覚えておらず、飽きることがない。

 15:48、大倉バス停に到着。
 バス停の南側では、桜が満開だった。時季的に遅い桜だなと思い、近寄ってみたら、八重桜だった。八重桜といえば、ここ秦野では、渋沢丘陵西部の八重桜が有名で、満開の頃、食用(塩漬け)として花を摘み取る作業が行われる。
 大きなビニール袋に桜の花が収納される姿が衝撃的だったことを思い出す。
 ....でも最近、桜の時季に行っていない。

 バス停横の花壇では、ちょうどチューリップが咲いていた。
 チューリップといえば、これまた渋沢丘陵手前の泉蔵寺を思い出す。境内がチューリップで埋もれてしまうほどの光景に圧倒されたことを思い出す。
 ....これまた、最近、チューリップの咲く時季に行っていない。
[秦野戸川公園の八重桜(大倉バス停付近)] [秦野戸川公園のチューリップ(大倉バス停付近)]


 幸い、雨に降られずにどうにか無事、山道修復作業を終えることが出来ました。
 また、今日は、満開な花が多く、タイミングとしては最高でした。マメ桜、ミツバツツジ、アセビ、大島桜、八重桜、チューリップ、シャガ、ツルニチニチソウなど、いろいろ堪能できた山行でした。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。