トップページ>山行リスト(日付)>大室山・加入道山_記録20150501
西丹沢自然教室(8:45)〜(9:09)用木沢出合〜(10:18)犬越路(10:30)〜(12:05)大室山稜線合流点〜(12:11)大室山(12:36)〜(12:43)大室山稜線合流点〜(13:15)破風口〜(13:29)前大室〜(13:51)加入道山(13:58)〜(14:12)白石峠〜(15:33)用木沢出合(15:39)〜(16:03)西丹沢自然教室 |
今回は、高校1年からの友人、NASさんのリクエストから大室山に行ってきました。NASさんは、中央線沿線の山々を我が山域としており、そのエリアを登る度に富士山方向に見える大室山が、立派な山容だとの印象を持っていました。そんな訳で、八王子方面からは富士隠しと呼ばれる、この大室山をいつかは登ってみたいと思っていたようです。
詳細は、以下をご覧ください。
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5月1日金曜日、新松田駅前で、NASさんと待ち合わせ、朝1番のバスに乗車する。平日とはいえ、GW中ということで、バスは、新松田を出発する時点で座席が9割程度、埋まっていた。
NASさんとは、先日の妙義山がなかなか面白かった等と話していると、バスは、山北駅で1人、谷峨駅で3人の乗客を乗せて、西丹沢へと向かう。
8:28、終点、西丹沢自然教室に到着。
登山届を提出し、準備運動後、出発する。 |
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[西丹沢自然教室にて] |
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見上げて、空を眺めると、雲が殆どない。今日は、いい天気になりそうだ。
やがて正面に大室山が見えてきた。(写真下)
NASさんに「あれが、大室山」と説明する。だが、中央線沿線からの大室山は、三角形の山容であり、今、目の前に見えるような台形とは、全く違う。そんな大室山の山容について話をしながら、舗装路を歩いていく。 |
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[正面に大室山] |
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舗装路を進み、正面に車が数台、駐車しているのが見えてきた。用木沢出合だ。
ここで右折し、山道へ入る。
日陰に入ると、だいぶ暑さが違う。意識して日陰を選ぶようにして歩いていく。 |
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[用木沢出合にて右折] |
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河原沿いに歩いていくと、逆光の中、新緑が色鮮やかだった。(写真下左)
新緑の世界に浸りながら、いろいろ撮影していると、NASさんとの間隔がすぐにあいてしまう。日頃、単独で歩いている時は、気がつかないが、撮影に相当時間を費やしていることがわかる。
涸沢沿いの登りとなると、木の階段が現れた。(写真下右)
犬越路に向かう、このルートで木の階段を見るのは初めてだ。最近、登山道整備がなされたようだ。新緑が徐々に淡くなっていくと、犬越路の稜線に出た。
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[新緑の中を歩く] |
[新しい木の階段] |
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10:18、犬越路到着。用木沢出合から、約1時間10分程度だったので、意外に近く感じた。
辺りを見回すと、避難小屋の方に休憩していた単独の男性登山者だけで、他に登山者の姿は、なかった。ペットボトル1本目を一口飲んだ後、出発する。(10:30) |
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[犬越路にて] |
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犬越路からは、急登が続く。このルートは、久々ということもあり、時々振り返っては、檜洞丸と蛭ヶ岳を撮影する。撮影する度に立ち止まるため、気が付いたら、ピークの大杉丸だった。
三等三角点(標高1168.4m)を見つけ、撮影する。(写真下)
大杉丸からほんの3分程度歩いた先で、若い男女が1組、西側を向いて休憩していた。久々に登山者との出会いだった。ここは、ちょうど富士山の眺望のいい場所だった。 |
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[大杉丸の三角点を通過] |
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10:55、前方に大室山の頂上が見えてきた。(写真下)
今まで4回、このルートを登りに使用していたが、こんな光景、見た記憶がないな〜と思い、大室山の稜線を撮影する。やや真ん中より右寄りあたりがピークではないかとNASさんと話す。それにしても、この大室山の光景は、新鮮だった。
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[大室山の頂上方面を眺める] |
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一度、下りに入り、[大室山1.8km]の道標を通過する。
この辺りは、土の登山道が続き、とても歩き易い。ベンチのある小ピークを過ぎると、再び下りとなった。冬季用だろうか、クサリが取り付けられてあった。
この下りを終えれば、あとは、高度差330mぐらいの登りが延々と続く。
11:24、小休止。立ち止まって水分補給。ここまで来ると、日陰が少なく、汗が出てくる。前方の木立の向こうには、大室山の稜線が見えるが、まだまだ距離がありそうだ。
11:41、左右にマメザクラが咲いているエリアに出会う。
ここでも西側の富士山が眺められた。 |
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[マメザクラが満開] |
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11:51、登山道の左右がササだらけとなった。ササの高さは、腰程度。10年以上も前の、この登りルートの写真を見たら、登山道の左右には、人の背以上のササが茂っていた。この辺りも、他の丹沢山域同様、ササは、どんどん後退しているようだ。
バイケイソウが一気に増えたかと思ったら、すぐにバイケイソウエリアは、終わってしまった。その後、曲がった杭だらけの荒れた登山道を過ぎると、木の階段が現れた。(写真下)
以前歩いた時は、こんな木の階段は、無かったと思う。この辺りも登山道整備の手が入ったようだ。木の階段が続き、だんだん傾斜が緩くなっていくと、稜線上で休憩している登山者が見えてきた。 |
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[木の階段を進む] |
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12:05、大室山の稜線に出た。
左のベンチに数人の登山者が休憩中だった。檜洞丸と比べて、大室山は、どうも地味な山に見られているようだ。檜洞丸=シロヤシオ&トウゴクミツバツツジといった花のイメージがあるが、大室山には、そのイメージがないためだろうか。
ここの丁字路を右折し、ほぼフラットな稜線を歩いていく。
正面に小広場が見えてきた。大室山の頂上だ。(写真下)
12:11、大室山頂上に到着。
山頂には、他に誰もいなかった。
ここで、NASさんと記念撮影したり、腰を下ろしてランチタイムとした。
何度か、大室山の頂上には訪れているが、初めて木立の間から蛭ヶ岳など丹沢の山々を眺められることに気がついた。そう言えば、こんな青空の下で、山頂に立ったのは初めてではなかったかと思う。今まで大室山の頂上といえば、ガスに覆われた光景ばかりが思い出された。 |
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[大室山頂上に到着] |
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大室山頂上から来た道を戻り、西側に進む。
先ほどの丁字路を直進し、加入道山方面へ進んでいく。
12:48、木道に入る。(写真下)
樹林は、まだ芽吹いていないが、木道の下、バイケイソウの緑の葉が春の訪れを教えてくれる。
丹沢を歩き始めた頃は、まだ、この木道は、なかったと思う。今では、檜洞丸よりも長いのではないかと思えるほどの木道ができている。 |
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[大室山の木道にて] |
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破風口への下りに入ると、登山道が荒れて、非常に歩きずらい。登山道の杭などが崩れてしまい、それら木材をよけるようにして、下っていく。(写真下)
下っていくと、正面に加入道山に続く稜線の斜面が見えてくる。あれを登り返すのかと思うと、物凄く気が落ち込む。だが、なかなか鞍部の破風口まで、たどり着かない。地図で調べると、大室山頂上から230m下ることを知った。
最後は、破風口を見下ろすようにして、急斜面を下りきり、ようやく13:15、破風口を通過する。 |
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[破風口への下り] |
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登り返した後、緩やかな登りとなり、気分よく進んでいくと、マメザクラの咲く前大室に着いた。
ここは、「道志村」と書かれた北側への行先表示が道標にある。
この「道志村」ルートは、未踏だったなぁと思いつつ、先を急ぐ。 |
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[前大室にて] |
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前大室を通過すると、再び下りとなる。さっきの破風口へ下っていく時と同じように登山道の杭などが散乱する下りとなった。
「歩きにくいね〜」と、NASさんがボヤキながら先行して下っていく。
下りきった後、緩やかに登っていけば、ベンチが現れた。そこが、加入道山頂上だった。(13:51)
この頂上も大室山と同様、周囲は樹林となっており、開放的な光景は見られない。
13:58、出発する際、単独男性とすれ違った。今からどこまで行くのだろうか。 |
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[加入道山頂上にて] |
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14:12、白石峠。
ここには、ベンチが設置されてあった。(写真下)
地理院地図だと、白石峠が、峠の南側にある1307mピークを指しているように記載されている。白石峠という文字の位置が少し、下すぎるから、そう見えてしまうのだ。これは、単に白石峠という文字位置だけの問題だが、1307mピークから用木沢出合方面へ破線ルートが記載されているのは、なぜだろうか。本当に1307mピークから用木沢出合方面の登山道が存在するのだろうか。 |
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[白石峠にて] |
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峠からの下り道は、歩きにくい急な階段状の山道が続く。下りといっても、やたらと時間がかかってしまう。
14:35、沢に出て、ようやく歩き易い道となった。(写真下) |
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[白石峠からの下りにて] |
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用木沢出合で一旦、小休止した後、バスの発車時刻を知っていたので、ゆっくり歩きながら、周囲の新緑を観賞し、山行のフィナーレを味わう。
16:03、西丹沢自然教室に着いた。
高校生の山岳部だろうか、多くの若い男女が休憩中だった。 |
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[西丹沢自然教室にて] |
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西丹沢自然教室16:25発の新松田行バスに乗車。
途中の山北で下車し、さくらの湯へ直行する。風呂上りでビールが飲みたいと思ったら、さくらの湯では、缶ビールを売っていなかった。このため山北駅前の酒屋(偶然、見つけた)で、缶ビールを購入し、バス乗り場のベンチでNASさんと乾杯。
新松田までバスで向かい、新松田の居酒屋で反省会。
地元の「松みどり純米酒」で乾杯しながら、やはり、今日一番ハードだったのは、大室山への登りだな〜等と反省会的会話をした後、話題は、もう夏休みのプランへ。
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[山北駅前で風呂上りの乾杯] |
[新松田での反省会] |
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今日のポイントは、何といっても、青空の下、途中の麓で眺めた大室山です。幾度か登っている大室山でしたが、こんな光景は、記憶にありませんでしたので、とても新鮮に感じました。
それと、素晴らしい新緑に出会えたことでしょうか。
大室山には未踏ルートがまだ数多くあり、今後も通い続けたいと思っております。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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