トップページ山行リスト(日付)>檜洞丸_記録20150627


檜洞丸

 山行日
2015年6月27日(土)       曇り         KEKさん、Sさん、Kさん
 コース
西丹沢自然教室(8:56)〜(9:03)ツツジ新道入口〜(9:53)ゴーラ沢出合(10:03)〜(11:01)展望園地(11:09)〜(12:22)石棚山稜コース合流点(12:28)〜(12:46)檜洞丸(13:16)〜(13:25)石棚山稜コース合流点〜(15:02)ゴーラ沢出合(15:17)〜(15:54)ツツジ新道入口〜(16:02)西丹沢自然教室
 今回は、NASさんの山の会メンバーであるKEKさん達と檜洞丸に行ってきました。
 あいにくの天気で、遠景は、サッパリ見えない状況でしたが、いろいろ新たな発見があったり、印象深い山行となりました。
 詳細は、下記をご覧下さい。


 8:56、西丹沢自然教室にて登山届を記入後、出発。
 本日のメンバーは、KEKさん、Sさん、それに初対面のKさん。今回は、山の会での公式山行という訳ではなく、KEKさんのプライベート山行に私が参加した形となったもので、私以外、皆、檜洞丸は、初めてだ。
 KEKさんとは、昨年の葛葉川本谷、今年の鍋割山、安達太良山と一緒に歩いている。
 「丹沢だと、いつもこんな天気ですね。」
と、KEKさんと苦笑い。安達太良山は、快晴の下、2日間歩けたのだが、どういう訳か、丹沢となると過去2回、それに今日と、今一つの曇天ばかりだ。

 今日も鍋割山と同様、KEKさんを先頭にして、ルート確認してもらいながら、歩いていく。
[曇天の西丹沢自然教室を出発]

 9:03、ツツジ新道入口にて、先頭のKEKさん、無事、右折ポイントを見落とすことなくクリア。
 後はゴーラ沢出合まで、一本道だ。
 
 今日は、こんな天気のせいか、登山者が少ないようだ。先ほどの自然教室前の駐車場にも、まだスペースがあり、道路横の駐車スペースには、1台の車もなかった。行きのバス(新松田からの2番バス)でも登山者は、我々だけだった。
 そんな状況下で、後方から中年男性4人組が我々を追い越していった。
[静かな山道を行く]

 ゴーラ沢出合に出ると、一瞬、日が差し込んできた。
 ここは、ルートの分かりにくいエリアだが、今日は、対岸に休憩している登山者(先ほどの中年男性4人組)の姿が見えたので、先頭のKEKさんは、迷うことなく、目の前の沢を渡っていく。沢を渡るのであれば、木橋がある筈だ、といった先入観があると、ちょっと迷ってしまうだろう。
[Sさんは、携帯で動画を撮りながら沢を渡る

 ゴーラ沢の横で、小休止。
 再び、曇り空となった。
 まだそれほど疲れている訳でもないが、10分強の休憩をとった。

 出発し、コンクリートの階段を登り、クサリ場を通過する。(写真下)
 SさんもKさんも、難なく登っていく。
[ゴーラ沢出合を出発し、クサリ場を通過]

 急登になるな〜と思っていたら、前方に先ほどの4人組パーティが登っているのが見えた。ちょっと間隔が狭まったということで、小休止とした。

 前方に人の姿が見えなくなったところで、我々も歩き始める。
 白い花が咲いていることに気がつき、それがヤマボウシだと分かった。去年の7月、大山北尾根でヤマボウシの花が満開だったことを思い出す。残念ながら、ここは、それほど木の数は、多くない 
[ヤマボウシが咲いていた]

 5枚の葉が輪生状に枝についている木、つまりシロヤシオの木が目立ってきた。
 開花シーズンであれば、この辺りは、相当な賑わいだろう。そういえば、昨年、シロヤシオを撮影しに来たことを思い出した。
 
 12:06、ベンチに到着。(写真下)
 周囲は、ガスに覆われ、ゴーラ沢で一瞬、日が差したのがウソようだ。ここは、大室山のビューポイントだが、今日は、乳白色だけで、全く見えない。
 ベンチには、先ほどの中年男性4人組が昼食中だったので、先に行かせてもらう。
[大室山は、全く見えなかった]

 石棚山稜からのコースと合流すれば、頂上まで、あと少しだ。
 木道を歩き始めると、左右にバイケイソウの花が目につく。こんなバイケイソウの花が満開なのを見るのは、ひょっとしたら初めてではないかと思えた。通常、ツツジの開花シーズン(5月末から6月頭あたり)に訪問してしまうため、その後に檜洞丸を登るような計画を立てていないせいかもしれない---そう思えた。
[ガスの中、木道を行く]

 バイケイソウの葉は、すでに黄色く変色し、すでに枯れているように見えるものもある。
そんな葉を見ながら、バイケイソウの花を撮影。結構、緑っぽい花が目立つ。そんな中、白い花を見つけたので撮影。意外に花が大きいことに気がついた。
[バイケイソウの花を観察]

 12:46、檜洞丸頂上に到着。
 ガスが一段と濃くなり、周囲の山どころか、頂上周辺の樹林すら、よく見えない。
 他の登山者は、女性1名、男性2名だけだった。
 遅めの昼食を終え、定点撮影対象のブナの木を見に行く。
[檜洞丸頂上にて小休止]

 定点撮影のブナの木の前に立つと、ちょっと変わり果てた姿に一瞬、たじろいでしまった。(写真下)
 昨年以上に、枝の数が減ってしまったような感じだ。昨年は、下部から伸びている、長い枝の先に葉が付いていたが、今、目の前の姿に葉は、見えなかった。そのうち、この長い枝も折れてしまうのだろう。

 初めてこの木と出会ったのは、23年前。
 今回も、このブナの木の変遷をUPしておきたい。
 ....新たな画像を追加しております。
[ついに枯れ木となってしまったようだ]

 山頂標識の所で、記念撮影していたら、例の中年男性4人組のパーティが到着し、何やら話し込んでいた。どうやら、今日の行程を検討しているようだ。最初に出会った時、「今日は蛭ヶ岳まで行く」と言われていたが、この時間帯と天候では、ここの青ヶ岳山荘泊りにするのが無難だろう。

 13:16、頂上をスタート。
 こんな天気なので、最短距離である、登ってきたツツジ新道ルートを下ることにする。
 リズムよく、下っていく。アッという間にベンチ前を通過していく。だが滑りやすい箇所も多く、途中、何度か休憩し、15:02、ゴーラ沢出合に到着。
 ここで休憩せず、15:40のバスに乗ることも考えたが、急ぐ山行ではないので、ここで、ゆっくり休憩することにした。
[帰りもガスの中]

 16:02、西丹沢自然教室に戻ってきた。
 16:25発のバスに乗車し、途中の山北駅で下車。
 さくらの湯に入り、その後、駅前のベンチで乾杯。ここまでは、5月連休にNASさんと訪れた大室山の山行と同じパターンだった。
[西丹沢自然教室に無事帰還]

 今回は、山北駅から松田駅までJRで移動する。
 松田駅のホームからは、富士山の姿が見えた。(写真下)
 ようやく天気が回復したようだ。
 この後、松田駅で下車し、4人で反省会を実施。
 旨い酒を味わう。
 [松田駅ホームにて]


 今回の同行メンバーは、世代の違いは、ありますが、なかなか面白く、歩いていても、飲んでいても楽しいメンバーです。新松田駅で、集合し、解散するまで、心地よい一日でした。

 また、今回、上述のようにバイケイソウの花を撮影しましたが、帰宅後、調べてみますと、やはり、この6月末での檜洞丸訪問は、初めてでした。
 一方、いつものブナの木が残念な状態になっていたのは、衝撃的でした。

 檜洞丸には、富士山をはじめとする山岳風景、シロヤシオ、トウゴクミツバツツジといった花、ブナなどの樹林等、飽きない魅力が、たっぷりとあり、今後も付き合っていきたいと思います。 
 
....ただ体力を必要とする山であるため、なかなか訪問回数が増えず。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。