トップページ>山行リスト(日付)>経ヶ岳_記録20150711
上荻野(7:41)〜(7:57)用野橋〜(8:18)大沢登山口(8:35)〜(10:12)経ヶ岳(10:59)〜(11:28)法華峰林道合流点〜<法華峰林道>〜(11:30)林道分岐点〜<岩倉沢左岸尾根>〜<岩倉沢左岸>〜(12:09)ゲート〜(12:45)用野橋〜(13:09)上荻野 |
里山では、ヒオウギの花が咲き始めたということをネットで知り、経ヶ岳に行ってきました。
ヒオウギの葉は、以前、山中でも見かけたことがありますが、花は、まだ見たことがありません。まだ山の中での開花時期には、早そうですが、それでも待ちきれず、出かけることにしました。
詳細は、以下をご覧ください。 |
7:36、上荻野バス停にて下車。今回も下車したのは、自分ひとりだった。
いつものようにバス停を撮影し、出発の儀式を終えて歩き始める。(7:41) |
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[上荻野バス停(今回のスタート地点)] |
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ゴルフ場に入り、いつものように奥へ奥へと進んでいく。
すると、前方に橋が見えてくる。(写真下)
この橋の手前の分岐点が、ハンターの駐車場となっているのだが、今日は、1台も停まっていなかった。(ここ数年、狩猟は、秋から冬という制約が緩和され、暑い時季でも実施されるので、要注意となっている。)
ここの木陰を利用し、ヒル対策として、ガムテープで、靴とズボンの間の隙間を覆う。 |
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[ゴルフ場内での分岐点(右折が進路方向)] |
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8:18、大沢登山口に到着。
振り返ると、ゴルフコースのグリーン上にプレーヤーが現れた。グリーン上のプレーヤーが立ち去ると、すぐに次のパーティのボールが飛んでくる。
ここから、いよいよ登山道に入る。だが、さあ行くぞと思ったら、いつも使用しているICレコーダのバッテリが切れ、その電池交換に時間がかかってしまった。
....ザックの中を取り出して、予備の乾電池を探してしまった。
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[大沢登山口にて] |
[振り返ってゴルフコースを眺める] |
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8:35、朝露に濡れた草がズボンに触れる。
いやだな〜と思いながら、階段状の経路を進むと、保護柵があり、目の前にゲートが現れた。
ゲートを通過すると、経路が消えており、経ヶ岳へのルートをあちこち探すが、さっぱり分からない状況だった。(写真下)
この間、歩いた荻野高取山への登山ルートとは、雲泥の差だ。
じっと立ち止まっていると、足下からヒルが登ってくるとも限らないので、とにかく適当に登れそうな斜面を進んでいく。 |
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[ゲートを通ったら...] |
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この大沢登山口〜経ヶ岳ルートは、昔、下りで使用したことがあったが、登りは初めてだ。
こんなに経路不明だったっけと、記憶を辿るが、思い出せなかった。当時、よく大沢登山口に出てこれたと思う。
足下をチェックするが、ヒルは、見当たらなかった。
8:49、株立したヤマザクラ(たぶん)の大木を見る。(写真下)
9日に降ったの雨のせいか、濡れていて、樹皮が非常に黒っぽく、近づいてよく見ないと、何の樹木か、分からない状況だった。
周りが植林帯となり、ヒルが出てきそうだ。 |
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[ヤマザクラ(たぶん)の大木の前を通過] |
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8:56、スギ植林帯の下、急登となる。
ふと、足下を見たら、左の靴に2匹のヒルを発見。いよいよ出てきたかと、木の棒をねじりながらヒルに押し付ける。
こんなところで、火は使いたくないので、塩を取り出そうとしたら、自宅に忘れてしまったことに気がつく。そんな訳で、潰すための小石が得られないので、ヒルに対して中途半歩な対処になってしまった。
その後、ヒルの集中攻撃を受けてしまい、右手から出血していることに気がつく。(写真下)
足回りは、ガムテープで防御OKだが、まさか手に被弾するとは、予想外だった。
左右の靴に取り付いたヒルを駆除しても、キリがなく、次から次へと、靴にくっついてくる。
とにかく、このエリアを抜けることを考え、スピードを上げる。
9:24、尾根の先端部に到着。
ここから少し下りとなる。鞍部に着いたところで、小休止とした。ここまで来ると、足下にヒルは、出てこなかった。どうやらヒルゾーンは、抜けたようだ。
ティッシュで右手の傷口を押さえていたが、出血がなかなか止まらない。油断したな〜と、新しいティッシュに代える。考えてみたら、手は、全くの無防備だった。
....その後、この傷は、痒くてたまらなかった。 |
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[右手に被弾] |
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9:52、尾根の先端にたどり着く。正面に経ヶ岳の立札を見つける。(写真下)
ここからは、左手にシカ柵が続く。
ペットボトルの水を飲んで、一息ついていると、何やら下の方から女性のマイクの声が聞こえてくる。明日が、厚木市議会選挙の投票日ということで、どうやら、選挙カーのウグイス嬢の声のようだ。 |
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[経ヶ岳の立札を見つけた] |
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左手のシカ柵が、一時消えたかと思ったら、再びシカ柵が現れ、急な登りが続く。(写真下)
すると、前方にベンチのような人工物が見えてきた。
あれっ、経ヶ岳の登りにベンチなんてあったっけと、不思議に思いながら、近づいて見ると、そこは、半僧坊から経ヶ岳に続く一般登山道との合流点だった。
いつの間にか、華厳山からのルートとの合流点に気がつかず、先へと進んでいたことになる。
左のシカ柵が終わった地点(ここで左から華厳山からの山道と合流する)を見落としたのが原因だが、普通であれば、気がつく筈だが、今日は、暑さで意識が朦朧としていたようだ。 |
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[シカ柵沿いの急登] |
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10:12、経ヶ岳頂上に到着。(写真下左)
誰もいない静かな頂上だった。
ここで、中型カメラを取り出し、丹沢方面の撮影を行う。遠く丹沢の峰々は雲に隠れていた。
山頂標識の柱には、新しく取り付けられたカンバンを見つけた。、(写真下右)
「あいちゃん」って何?、よく見ると、愛川町観光キャラクターと小さい文字が読み取れた。
チロリアンハットに、カワセミの兜だろうか。(後で調べたら、カワセミは、町の鳥、兜のように見えたのは、愛川町内の史跡:北条・武田の三増合戦場にちなんでいることが分かった。)
10:59、山頂を出発することにした。 |
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[経ヶ岳頂上にて] |
[新発見のカンバン] |
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法華峰林道に出て、再び登山道に入る地点で、道標の裏の踏跡に入る。
今日は、こおから素直に一般登山道を下っていかず、尾根筋を下る計画を立てていた。 |
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[登山道は、道標手前を進むが、今回は、道標の裏を登る] |
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入った瞬間、これは!と、前方を見て唖然とする。
草が生い茂り、経路がよく分からなくなっていた。こんな状態が続くのでは、やはり夏は、歩けないなと思いながら、突き進んでいくと、ほんの2、3分でヤブは終了。 |
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[草が生い茂る中を進む] |
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植林帯の下りとなり、うっすらと経路らしい踏跡が現れた。幸いにも、この先、草ヤブは、見られなかった。そんな訳で鼻歌交じりで下っていくと、端正な姿のタマゴダケ?を発見。思わずデジカメで撮影。(写真下) |
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[タマゴダケ(と思う)] |
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さらに植林帯を下っていくと、歩き易い尾根筋となる。
前方に株立した樹木を見る。昨年12月、初めてこの尾根を登った時、この樹木を撮影して本サイトにUPしたら、AYさんが、この場を訪れ、この木は、シロダモだと教えて戴いた。
今回も前回同様、何枚も撮影してしまった。 |
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[AYさんからシロダモと教わった樹木] |
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尾根筋歩きが続く。日が差し込んでいるが、そろそろ標高から見ても、危険ゾーンだ。そう、再びヒルゾーンに突入となるのだ。 |
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[植林帯の尾根筋を進む] |
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本来は、この尾根筋を突き詰めて、車道まで行きたかったのだが、尾根沿いに進んでいった時、ついにヒルゾーンに突入。
両足の靴には、ヒルが何匹も取り付いていた。いちいち取り去っていると、立ち止まる度に新たなヒルが襲ってくる。これでは、キリがないと、右下の斜面に方向転換。
このあたりは、緩斜面が広がり、簡単に下っていけた。(写真下) |
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[ヒルの巣窟エリアから脱出] |
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下りきると、経路にぶつかった。
この経路は、以前歩いたことのある経路だったので、この先のルートが分かって一安心。
経路が消えかかると、沢沿いに進む。
一度歩いているルートとはいえ、草木が茂っていて前方は、全く見えない。だが、強行突破する。この先にゲートがあることを知っていなければ、絶対に突入しないだろう。 |
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[草木が繁茂し、ルートが不明] |
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倒木を跨いだり、草木を押しのけて前進すると、ゲートが現れた。(写真下)
ようやく、車道に出ることが出来た。
この後、舗装路に出たところで、ヒルチェックを実施。
首筋に何か付いていると思い、右手でつまんだら、驚いたことにヒルだった。どこで付いたのだろうか。今日は、右手に被弾したり、首筋に付いたりと、足以外での攻撃を受けっぱなしだった。
なんだかんだと30分程度、ヒルチェックに時間を費やす。 |
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[ゲート前に出てきた] |
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住宅街を歩いていた時、ふと、左手の時計のベルトのところを見たら、手首から肘にかけて、血が固まっていた。なんと、左手時計ベルト付近にも、今回被弾していたのだ。
ティッシュで固まった血をふき取ると、再び出血し始めた。ということで、ここでもティッシュのお世話となる。
浅間神社の境内で、Tシャツを着替えたり、再びヒルチェック。ここの日陰は、期待以上に涼しかった。
13:09、上荻野バス停に到着。
次のバスは、13:33。そのため、近くの公民館の自販機で冷たい炭酸を買って飲んだりと、ゆったりと過ごしながら、バスを待った。 |
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[上荻野バス停に戻ってきた] |
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今回は、その前の荻野高取山・華厳山と異なり、ヒル攻撃を受け、右手親指下、及び左手首付近に被弾し、出血がなかなか止まらず、苦戦しました。
さて、文中には、記載しておりませんが、下記画像のようにヒオウギの花をしっかり見てきました。
また、巨大なヒオウギの葉も見かけました。
そんな訳で、当初の目的は、達成しております。
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[ヒオウギの花] |
[大きなヒオウギの葉] |
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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