トップページ山行リスト(日付)>半原高取山_記録20150905


半原高取山

 山行日
2015年9月5日(土)       晴れ         単独行
 コース
 仏果山登山口(7:43)〜(8:50)宮ヶ瀬越〜(9:08)半原高取山(9:57)〜(10:25)林道合流点(10:27)〜(10:45)宮沢大橋〜(11:03)愛川ふれあいの村野外センター前
 今回は、夕方に用事があるため、ショートコースの半原高取山に行ってきました。
 今日もそうですが、土曜の夕方は、用事が入ることが多く、この場合、華厳山か半原高取山に行っているケースが多いと思っていたのですが、調べてみると、半原高取山は、約1年ぶりの訪問でした。
 詳細は、以下をご覧ください。


 宮ヶ瀬行きバス(6:55発)に乗車するが、登山者風の姿は、私を入れて二人だけ。
 7:40、仏果山登山口にて下車。この宮ヶ瀬行き朝一番バスだと、いつも下車するのは、自分だけだ。仏果山や半原高取山に対し、朝一番のバスでは、早過ぎるということだろうか。
 バス停の撮影というルーチンを終え、いざ出発。(7:43)
[今回のスタート地点:仏果山登山口バス停]

 道路を渡って、登山道入口となるコンクリートの階段を登っていくと、草が登山道を覆うように茂っていた。初めて仏果山に登る人だったら、これは、恐ろしいだろうなぁと思いつつ、草を掻き分けて進んでいく。
 植林帯を進むと、登山カード届所にて、ヤマビルファイターが入った容器が目に留まる。いつもは、容器は、あるものの、中身はカラという状況しか経験がなかったが、今日は、しっかり中身が入っていたということで、有難く、使用させてもらう。
 だけど、このルートでヒルに遭遇したことは、今までなかったなぁと思いながら、靴にスプレーした。仏果山・半原高取山でヒルに遭遇したのは、半原側での林道を歩いていた時ぐらいだ。少なくとも、この仏果山登山口からのルートで、ヒル遭遇は、全くなかった。
[登山届所にて靴にヤマビルファイターを噴射]

 だが、植林帯でジグザグ路を登っていくとき、足下を見たら、
 「おっ、ヒル〜!!!」
 なんと、左足の靴にヒル1匹を発見。
 よりによって、ヤマビルファイターをスプレーした靴に付着するというのは、どういうことだろう。
 すぐに駆除する。

 ヤマビルファイターが無かった時は、ヒルに遭遇せず、ヤマビルファイターがあった時にヒルに遭遇するとは。
 ....何かヘンだ。
[植林帯での登り:ヒルが出た]

 だが、石の祠を過ぎ、いつもの焼山・宮ヶ瀬湖撮影地点(写真下)まで来て、足下を見ると、もうヒルの姿を見ることはなかった。結局、ヒルは、あの最初のジグザグに登って行くところだけだったようだ。
 ....しかし、半原側ではなく、宮ヶ瀬湖側での遭遇は、初めてなのでショック!
[定点撮影地点]

 8:33、植林帯の急登の後、尾根の先端部にあるベンチにて小休止。
 ベンチに腰掛け、汗を拭いていると、周囲からツクツクホ−シ、ツクツクホ−シと、セミの鳴き声が聞こえてくる。ツクツクボウシの声も、これが、今シーズン最後かなと思いながら、耳を傾けていると、ミーンミーンとミンミンゼミの鳴き声も聞こえてきた。そんなセミの合唱を聞きながら、出発する。(8:35)
 ....でもミンミンゼミの鳴き声は、暑苦しく感じてしまい、どうも好きになれない。

 ここからは、直線的な登りが続くため、体調の良し悪しで、歩行ペースが変わるエリアだが、今日は、調子がいいようで、ぺースを落とさず歩いて行けた。
[宮ヶ瀬越が見えてきた]

 8:50、宮ヶ瀬越に到着。
 ここに来て仏果山に行こうか迷ったが、半原高取山に決定。左折する。

 宮ケ瀬越から少し行ったところで、左側斜面にモミ林が現れる。仏果山山域で、これだけのモミの木が見られるのは、ここだけではないだろうか。樹高があり、樹林の密度も高く、この光景が好きで、思わずデジカメ撮影。
[モミの樹林帯]

 9:08、半原高取山頂上に到着。
 山頂には、まだ誰もいなかった。展望用の鉄塔を登る。
 今日は、大山、塔ノ岳、丹沢山といった山頂には、雲が発生しており、ピークを見せているのは、手前の本間の頭ぐらいだった。
 三脚をセットし、中型カメラで撮影していると、今回初めて出会った登山者である中高年男性が一人、登ってきて、二三、話をするが、男性は、すぐに下ってしまった。
[半原高取山頂上にて]

 9:57、半原高取山を出発。
 まだ時間的には、余裕があり、どこへ下ろうかとちょっと考えたが、結局、野外センタ−方面に下っていくことにした。
 頂上直下は、滑りやすい土の斜面だ。
 最近は、下りのバランス感覚が悪くなり、尻餅をつきそうになることが多い。だが、ここでズボンを汚す訳には、行かない。精神を集中し、足裏のやや前半分に重心を置き、足をゆっくり、斜面に付ける。
 
 10:13、丁字路にぶつかる。
 左手には、倒れたベンチがあった。通常、ベンチは、簡単に倒れるような構造になっていない筈だが、ここでは、四つの脚が台座から抜けたように倒れていた。(写真下左)
[ベンチが倒れていた] [丁字路での道標]

 丁字路を右折し、オーソドックスに野外センタ−へ向かう。
 ....地図を持たずに左折するのは、道迷いへの一歩となるだろう。

 すると、どうだろう。目の前に見たことのない林道が、登山道を横切っていた。(写真下)

 こんな林道って、以前から、あったっけと自問自答していたら、そういえば、1年前、下の林道(半原大沢林道)終点手前から新しい林道が延びていたのを思い出した。それが、さらに延びて、目の前の林道になったものと思われた。
 この林道は、今後、どんどん水平に延びていき、仏果山北東側斜面の方まで続いていきそうな感じである。
[新たな林道が延びていた]

 その後は、一気に野外センターへと向かう。
 宮沢大橋を下からくぐって、舗装路を進めば、野外センターを左に見る。
 いつものグランドを眺める。今日は、手前が野球で、奥が、サッカーの練習だった。
[野外センターのグランドを眺める]

 ゆっくりと坂道を下っていけば、「愛川ふれあいの村野外センター前」という長い名のバス停に到着。(11:03)
 予定より、だいぶ早く着いてしまった。
 ....最近は、午前中に下山するケースが増えてきた?
 [愛川ふれあいの村野外センター前バス停に到着]


 今回は、前半でのヒル遭遇、後半での新たな林道横断にビックリでした。
 同じルートを歩いていても、毎回、新しい発見があり、興味は尽きません。

 なお、半原高取山頂上にある展望鉄塔からの丹沢山塊の眺望は、一種の精神安定剤を服用するようなもので、なんだか妙に澄んだ心境に陥ります。
 そのため、何度も服用しており、完全な常習犯です。
 




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。