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半原高取山

 山行日
2015年10月10日(土)       曇り         同行者:NASさん(高校時代の友人)
 コース
愛川大橋(8:35)〜(9:10)宮ヶ瀬ダム〜(9:15)高取山・仏果山・経ヶ岳登山道入り口〜(9:32)ダム上ベンチ(9:42)〜(10:03)送電鉄塔手前の展望地(10:35)〜(11:07)半原高取山(12:14)〜(12:29)宮ヶ瀬越(12:32)〜(12:47)ベンチ(13:03)〜(13:36)仏果山登山口
 今回は、久々にシロコロホルモンが食べたいというNASさんのリクエストを反映して、丹沢登山を計画しました。別にシロコロは、本厚木だけでなく、海老名、愛甲石田など、他の駅でも店は、ありますので、山選択の自由度は、そこそこあるのですが、結局、半原高取山に落ち着きました。
 詳細は、以下をご覧ください。


 NASさんとは、7:40に本厚木駅中央改札口前で集合としたが、7:20には合流し、半原行のバス乗り場に向かう。7:50、半原行のバスに乗車。3連休の初日だが、このバスに他の登山者の姿は、見られなかった。
 ....まあ、いつもの事ではあるが。

 8:31、愛川大橋にて下車。
 恒例となった、スタート地点でのデジカメ撮影を終え、さあ出発。(8:35)
 見上げると、全く青空が見えない曇り空で、ちょっと憂鬱な気分になってしまうのが残念。
[愛川大橋にて下車]

 石小屋ダムを左下に見た後、右に曲がっていくと、ようやく宮ヶ瀬ダムが姿を現す。ちょうど薄日が差し込んできて、周辺が少し明るくなった。
 「しかし、誰もいないね〜」
と、NASさんと話す。朝が早くても、散歩している人ぐらい、見かけるかと思ったのだが、全く人影を見なかった。
[宮ヶ瀬ダムが見えてきた]

 水の落ちる音が先に聞こえてきた。対岸に目を向けると、落差のある滝が見えた。20mぐらいだろうか。
 大沢の滝だ。こうやってじっくり眺めるのは、初めてのことかもしれない。
 「あの滝は、何という滝だろう。」と思う観光客も多いのではないかな〜と思ったら、目の前の手摺に大沢の滝の説明板が取り付けられてあった。そこには、この滝が、奥で「屏風沢」と「夕日の沢」を源にしているというような説明が書かれてあった。
 ....でも落差とか、定量的なことは、何も触れていない。
[大沢の滝]

 ダム下からエレベータでダム天端へと上がる。
 エレベータ内の説明板で、エレベータの高低差が約120m、ダム天端の標高が290mだと知る。
 天端からダム下を見下ろす。これが、高低差120mかと思いながら、ダム下の人影を探すが、やはり、誰もいない。(写真下左)

 天端道路に出ても、人影がなく、不気味な感じだ。(写真下右) 

 天端道路が終わる頃、前方に一人の中年男性の人影を見掛けた。ようやく人が現れたと思ったが、どうやらこのダム関連の職員の人だったようだ。
 「3連休の初日なのに観光客は、誰もいないねぇ〜。まだ9時だから?」
と、NASさんが驚く。
 「宮ヶ瀬湖だと、宮ヶ瀬バス停あたりの飲食店が並ぶエリアか、鳥居原ふれあいの館という直売所があるエリアの方が、ここよりも人が集まる観光地だろう。」
 とにかくダムだけでは、観光客は、朝から集まらないようだ。
[ダム天端から見下ろす] [ダム天端道路にて]

 9:15、高取山・仏果山・経ヶ岳登山道入り口という大きなカンバンが、道標横に立っている。このくらい大きなカンバンにしないと、道標だけでは、皆、見落としてしまうのだろうか。
 急な階段(よく作ったものだと感心するくらい)をじっと我慢しながら登ること、約15分、左手にベンチが見えた。ダム展望台だ。ベンチがあり、小休止とする。一気に汗をかいてしまった。

 ダム展望台を過ぎると、植林帯が現れてくる。
 10:03、今度は、宮ヶ瀬湖が見下ろせる展望台に出た。(写真下)
 本来であれば、丹沢山塊の眺めが素晴らしいはずだが、今日は、曇りということで、主脈の山並みの風景は、今一つ。だが、ここで中型カメラを取り出し、撮影に取りかかった。通常であれば、半原高取山頂上で撮影するところだが、いつ天候が悪化するかわからないということもあり、ここでフィルムを使い切ってしまった。
 撮影しながら、NASさんとは、全然、山と関係ない話で盛り上がる。
 ....話の内容は、個人情報に関しますので、公表を控えさせて頂きます。

 10:35、ベンチを後にする。
[宮ヶ瀬湖が見下ろせる展望地]

 植林帯が途中で終わり、気がつけば、自然林の中の登りとなった。
 静かな山だ。我々2人の会話しか聞こえない。
[自然林の尾根を登って行く]

 11:07、半原高取山頂上に到着。
 今日は、だいぶ寒くなるだろうということで、火器を持参した。これは、冬の山行で非常に楽しみな作業の一つだ。まずは、湯を沸かす。隣のNASさんも、いつものようにカップヌードル用の湯を沸かしている。
 ベンチでスープやコーヒーを飲んでいる間、登山者がどんどん登ってくるようになる。天気は良くなくても、さすが3連休初日だ。頂上には、結局、我々がいる間、延べ15人ぐらいの登山者がやってきた。
 ....犬連れ、家族連れ、カップル、オジサンと多彩。

[半原高取山頂上にて] [ベンチにて湯を沸かす]

 頂上でゆっくりした後、最後に展望鉄塔に上がってみる。先程の宮ヶ瀬湖が見下ろせる展望台の時と同じで、丹沢方面は、雲はかかっていないが、靄がかかったような状況で、撮影向きという訳ではなかった。
[丹沢方面の眺め]

 12:14、頂上を出発する。
 下っていくと、いつも楽しみにしているモミ林を右手に見る。(写真下)
 樹齢はどのくらいなのか、なんで傾いている木があるのか、どうしてここだけ密集しているのか、考え出したら、いくらでも疑問が湧いてくる。

 12:29、宮ヶ瀬越にて右折し、仏果山登山口へ下ることにした。
[右手はモミ林]

 終盤になって、植林帯のジグザグ路を下っていく。前回だったか、登りの時、ここでヒルに遭遇したことを思い出した。だが、今日の寒さでは、ヒルが出てこないだろうと、安心して通過する。

 車道が目の前に見えたところで、バス停手前のコンクリートの階段を下っていく。ここは、前回、草ボウボウで、両手で草を掻き分け、これが一般登山道かと思いながら、進んだところだったが、今は、しっかり刈り取られてあった。
[綺麗に刈られた登山道]

 13:36、仏果山登山口バス停に到着。
 バスは、13:54。2人で、ゆっくりとバスを待つ。
[仏果山登山口に下りてきた]

 14:10、別所温泉入口で下車。3連休ということもあり、今日は、旅館ではなく、入りやすいと思われる別所の湯に向かう。(写真下左)
 バスが1時間に1本なので、ちょっと時間を気にしながら湯に浸る。
 再び、別所温泉入口バス停に戻ったのは、14:58。まだバスの発車時刻まで10分ある。ということで、バス停前のコンビニで缶ビールを買って二人で乾杯。(写真下右)
[別所の湯に寄り道] [風呂上がりに乾杯]

 本厚木に到着し、シロコロホルモン屋に向かう。
 時計を見ると、15:45。土日は、確か15:30から営業しているはずだ。入れるかなと思って、店に行ってみると、幸いにもまだ空席があった。
 早速、シロコロを注文。やはり、今日は、ツイテいるようだ。我々の次に入ってきたお客さんが注文したら、シロコロは、売り切れだった。
 ....ここでは、こだわりの「シロコロ」と通常の「シロ」があり、「シロコロ」が、なくなった後は、「シロ」をオーダ−。

 [シロコロで一杯]


 NASさん
 ご同行ありがとうございました。久しぶりに宮ヶ瀬ダム〜高取山のコースを訪れることが出来ました。また、シロコロの後、2軒目もお付き合いして戴き、重ねてお礼申し上げます。
 
 今回は、天気がパッとせず、景色を楽しむという訳には、いきませんでしたが、
  シモバシラ(植物)
  ヒオウギ
といった草花を発見し、ちょっと嬉しくなりました。ヒオウギは、華厳山付近で見られましたが、それ以外の山域で見たのは、初めてです。人の手によって植えられたものでしょうか。
 12月の雪が降る前にシモバシラによる氷の芸術を見たいと思っておりましたが、結局、今回は、見ることが出来ず、残念な思いです。(2016年1月記)




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。