渋沢からタクシーで、県民の森のゲート前まで、やって来た。 　ちょうど女性4人パーティが、出発するところで、この後、 　「鍋割山は、こっちですか。」 と、質問を受けた。どうやら初めての鍋割山のようだ。

［県民の森のゲート前にて］

上秦野林道と水無堀山林道が合流する丁字路前にて、右手に紅葉した樹木を撮影。(写真下) 　ここは、確か去年の今頃、鍋割山を訪れた時も、撮影している。 　その先、丁字路で、4人組パーティが立ち止まり、中年男性が地図を広げていた。やはり、鍋割山への方向を確認しているようで、案の定、 　「鍋割山は、こっちですか。」 と尋ねられる。 　直進するのが近道であることを話す。 　．．．．今日は、鍋割山へ初めてのパーティが多いようだ。

［今年も見事な紅葉］

ひたすら速足で歩いていく。二俣付近で、登山者を何人か見かけた。 　今日は、3連休の中日。天気は、今一つだが、普段より、登山者が多いように感じる。 　 　◇県民の森ゲート〜ミズヒ沢間：43分（撮影時間を含む) 　　ミズヒ沢での休憩なし

［ミズヒ沢ペットボトル置き場にて(林道終点）］

植林帯の登りとなったが、背中のザックの重さが、さほど気にならない。今日は、体調がよさそうだ。後沢乗越手前での急斜面でも、息が切れるような状況には、ならなかった。 　後沢乗越にて、前方をデジカメ撮影。「鍋割山稜５」の標識が立っている。(写真下) 　 　◇ミズヒ沢〜後沢乗越間：19分（撮影時間を含む） 　　後沢乗越での休憩なし

［後沢乗越にて（鍋割山稜５）］

だが、後沢乗越を過ぎると、一気にペースダウン。急斜面の登りが続き、疲れが出てきたようだ。 　ふと右手を見ると、「鍋割山稜６」の標識を見かけた。「鍋割山稜５」と「鍋割山稜７」は、よく見かけるのだが、いつも「鍋割山稜６」を見落とし、いったいどこにあるのだろうと思っていた箇所だ。 　ここは、急登の途中なので、足下しか見ていない筈だ。そんな訳で、標識が視界に入らないのだろう。

［鍋割山稜６の標識］

「鍋割山稜７」の標識のある尾根の先端部。この先、フラットな歩きとなる。 　若い男性２名、女性1名のパーティが休憩中。

［鍋割山稜７の標識］

「鍋割山稜８」の標識に気がつかず、「鍋割山稜９」を撮影。 　今日は、登っている間、鼻水が出続け、ティッシュペーパーの消耗が激しい。 　ここまで来ると、気温が下がり、樹林は、完全に冬枯れ状態となる。

［鍋割山稜９の標識］

ハアハア言いながら、鍋割山荘に到着。 　山頂は、今にも雨が降りそうな天気で、残念ながら、今日は富士山を望むことが出来なかった。 　山荘周辺では、既に鍋焼きうどんを食べている人を多く見かける。 　◇後沢乗越〜鍋割山間：58分（撮影時間を含む）

［鍋割山荘に到着］

鍋割山頂上北側の斜面に向かい、ブナ木立を撮影する。 　このあたりには、まだ植生保護柵は、無い。保護柵のない林は、丹沢にとって、今では珍しい存在になってしまった。 　．．．．中型カメラ＆三脚を持ってウロウロ。

［鍋割山北側斜面にて、じっくり撮影］

山荘に入って、鍋割山荘の草野さん夫妻や、小屋のスタッフの方々に挨拶する。今日は、鍋焼きうどんが相当出るだろうとの事だった。なんでも1週間ぐらい前に鍋焼きうどんがＴＶ放映されたとの事。（それで今回、鍋割山が初めてというようなパーティが多かったということか） 　鍋割山からの下山スタート。 　前方には、下山者が多い。皆、鍋焼きうどんが腹に入っているのだろうか。

［来た道を引き返す］

一気に後沢乗越まで下ってきたが、やはり、背中のザックが重く感じるのと、老眼で距離感が掴めず、スピーディに下ってこれなかった。 　ミズヒ沢の鍋割山荘のペットボトル置き場を見たら、行きの時、あれほどあったペットボトルが1本も見当たらなかった。(写真下) 　◇鍋割山〜後沢乗越間：35分（撮影時間を含む） 　◇後沢乗越〜ミズヒ沢間：16分（撮影時間を含む）

［ミズヒ沢ペットボトル置き場は、空となっていた］ ・・・ マウスポインタを画像の上に置くと、行きの時のペットボトル置き場

二俣へと西山林道を下っていくと正面に紅葉した樹林が目に入る。 　行きの時は、気がつかなかった所だった。陽光が差し込めば、もっと色鮮やかになるではないかと思うのだが、生憎、今日は、完全に曇りだった。

［奥の紅葉樹木が鮮やかだった］

西山林道をひたすら速足で歩いてみたものの、そんなに速いペースにならなかった。 　やはり、背中のザックが重く感じたせいだろう。また、鼻水が止まらず、立ち止まっては、鼻を何度も、かんでいたのも、時間を要した原因の一つだろう。 　◇ミズヒ沢〜大倉間：1時間20分　(撮影時間を含む)

［大倉手前の畑にて（定点撮影する）］

※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。