トップページ山行リスト(日付)>大山三峰山_記録20160313


大山三峰山

 山行日
2016年3月13日(日)       曇り         同行者:山の会メンバー6名
 コース
煤ヶ谷(9:11)〜(10:34)物見峠分岐点(10:43)〜(11:53)北峰下ベンチ(12:26)〜(12:41)北峰(12:43)〜(13:20)大山三峰山(13:30)〜(14:07)大山分岐点(14:12)〜(15:24)不動尻〜(15:32)煤ケ谷分岐点(15:44)〜(15:53)山神隧道〜(16:41)広沢寺温泉入口
 今日は、山の会メンバーにて、大山三峰山に行ってきました。昨日と連続の訪問ですが、雪が一日で、どの程度解けてしまうのか、そのあたりに興味がありました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 今回は、私、花立小僧がリーダー(この山の会では、幹事とも言う)となる初の山行だった。そんな訳で、本厚木駅中央改札口にて、集合時刻の8:30にどうにか全員揃った時は、正直、ホッとした。
 本厚木駅8:40発の宮ヶ瀬行きバスに乗車。
 バス車内は、この時間帯でも登山者が殆どだった。飯山観音前で、2、,3人下車、煤ヶ谷では、我々7人以外に2人の登山者が下車した。(9:11)
[煤ケ谷バス停にて]

 バス停では立ち止まらず、谷太郎川沿いのトイレ前まで歩き、ここで準備運動後、9:30に出発。
 少し戻って、正住寺の前を通る登山ルートを進む。(写真下)
[大山三峰山へのルート(振り返って撮影)]

 登山届を記入後、植林帯を進む。ここは、前日、歩いておらず、久々のルートだ。途中で、道が二手に分かれ、10年ぐらい前に旧道の破線路(1/25000地形図)の方を歩いたことがあるが、今回、その分岐点に全く気がつかなかった。

 尾根を登らず、巻いていくルートが続く。登り始めとしては、準備運動の延長のようで歩き易い。時々、足下をヒルチェックしてみるが、今日は、気温が上がらないせいか、ヒルは、出ていなかった。
 徐々に登りがきつくなっていき、休憩したいなぁと思ったところで、物見峠分岐点に到着。ベンチがあり、ここで小休止する。(写真下左)
 傍に丹沢では、ここ三峰山ぐらいしか見かけない「経験者向き」、「引き返す勇気」といったキーワードのある立札が立っている。(写真下右)
[物見峠分岐点でのベンチにて] [注意の立札]

 小休止後、私の指示で隊列の順番を決定させてもらい、気合を入れる。
 登山道の斜度もややきつくなってきたようだ。
 小さな祠のある神社前のベンチ上には、雪が一面、積もっており、人が使用した跡は、残っていなかった。まだ歩き出して15分程度なので、参拝だけして通過する。
[ようやく雪が現れてきた(振り返って撮影)]

 11:14、八丁経路との分岐点に到着。
 やはり、前日と比べると、雪がだいぶ解けてしまっているのが分かった。黒々とした土や、踏跡が目につく。
[八丁経路との合流点]
・・・ マウスポインタを画像の上に持っていけば、昨日

 昨日と同じ光景かと思ったら、今日は、少しガスが切れて、鍋嵐のピークは、眺めることが出来た。一方、丹沢山・丹沢三峰方面も同様にガスは切れていたが、三峰のコブなどが見えなかったのは、残念だ。
[一本の松の木]
・・・ マウスポインタを画像の上に持って行けば、昨日

 フラットな尾根筋を進み、三峰山北峰下のベンチにてランチタイムとした。(11:53)
 やはり、立ち止まってくると、だいぶ寒気を感じる。
 今回のメンバーに大山三峰山は、初めてという人が5名いた。今から、あそこに見える北峰に登りますというと、結構、ビックリされる人が多かった。確かにここから望む北峰のピークは、急峻に見える。
 ....実は、前日、自分もそう思ったのだ。

 ここから軽アイゼンを装着して、出発。
[北峰下のベンチにて]

 北峰への急登の登山道も、昨日と違って、雪が消えていた。人が踏み込んだことで、雪が解けてしまったようだ。
[北峰への登り(振り返って撮影)]

 北峰への登りを終え、アップダウンが始まる。
 だが、クサリが設置され、雪が消えていたので、メンバー全員が通過するのに、そんなに時間は、かからなかった。
[稜線でのクサリ場(振り返って撮影)]

 昨日も通過した稜線だが、新鮮味は、変わらなかった。今回も楽しく通過していく。それと、昨日は、単独だったが、今日は、グループということもあり、被写体の対象が多く、環境が違うことも飽きが来ない理由の一つだ。
[クサリと木の階段を通過(振り返って撮影)]

 13:20、大山三峰山頂上に到着。
 他に登山者は見られず、我々だけで頂上を占有していた。立ち止まっていると、やはり寒気を感じる。
 「記念撮影したら、出発しましょう。」と、長居をせず、頂上を後にする。
[大山三峰山で記念撮影]

 大山との分岐点まで下ってくると、一気に気温が上がったような気がした。
 昨日、眺めた境界尾根の小ピークは、もう雪が殆どなかった。
[境界尾根の小ピークを眺める]

 不動尻への下りでも何ヶ所か、クサリ場があるのが、このルートの面白い所。初めてのメンバーは、クサリ場が現れると苦笑い状態だったが、グループで来ると、いい意味での緊張感と、グループの一体感などを味わうことができる。
[不動尻への下りにて(振り返って撮影)]

 不動尻キャンプ場跡付近で、右手植林帯には、既にミツマタが開花していた。昨日、全く気がつかなかったのが不思議だ。
[不動尻でのミツマタ]

 今回は、ほぼコースタイムの1割プラスぐらいで歩いてきた。(不動尻への下りでは、時間が結構かかっているが、これは、途中、沢にてアイゼンや靴を洗っていた時間を含んでいるからだ)
 不動尻以降は、列順を崩し、ワイワイしながら下っていく。
[山神隧道を通過]

 本厚木に出た後、寄り道してメンバー全員で、シロコロホルモン屋に向かう。
 シロコロホルモンが初めての人が殆どで、シロコロを深く味わってもらった。これからは、山の会の山行が丹沢や箱根であれば、帰りは、シロコロだねと言われるほどの人気となった。
 ....今回の山行で、このシロコロが目的だったメンバーが1名いたことが発覚。
 [寄り道して、シロコロを堪能]


 前日の雪景色を比較して、こんなに1日で変わってしまうことを痛感した山行でした。やはり、この季節は、雪が降った翌日でないと、雪景色は堪能できないことがよく分かりました。降った翌日が快晴であれば、一気に雪は消えてしまう可能性もありえる訳です。

 今回、6人のメンバーを連れたリーダ役の山行を初めて経験致しました。メンバーの体力等に差がなかったので、想定通りの時間スケジュールで、計画は、実行できましたが、この辺りは、いろいろと今後、勉強していく必要があることを考えさせられました。
 でも、山歩きの領域が広がったことは確かです。

 同行の皆さんには、ご協力戴き、ありがとうございました。厚くお礼申し上げます。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。