トップページ>山行リスト(日付)>大山_記録20160424
大山ケーブルバス停(8:57)〜(9:14)大山ケーブル駅(9:20)=(ケーブルカー)=(9:26)阿夫利神社駅(9:35)〜(9:40)下社〜(10:24)16丁目(10:26)〜(11:15)大山(12:07)〜(13:14)ヤビツ峠 |
大山ケーブルカーは、昨年10月、リニューアルされ、新型ケーブルカーが運行しております。新型ケーブルカーに早く乗ってみたいと思っていながら、気がついたら、もう半年以上が経っておりました。今回、とにかく乗車しようと、大山に向かいました。
ですが、天気は、今一つで、何故か山を下りた後、厚木の市街地をR246沿いに歩いてました。
詳細は、以下をご覧下さい。
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天気予報では、朝方だけ雨が降り、午後は、曇りというような予報だった。午後から天気が回復するなら、山に行こうと、中型カメラをザックに入れて自宅を出た。
だが、傘を差しながら、50m歩いたところで、フィルムを忘れたことに気がつき、自宅に一旦、戻った。「やれやれ、早く気がついてラッキーだった。」と、この時は、そう思ったのだが、後になって、この時、もう一歩先を読んでいれば、と悔やまれる事となった。
....中型カメラは、PENTAX67で、未だブローニー判のフィルムを使用中。
伊勢原駅では、雨が止んでいたので、「これは、もしや...」と思ったのだが、大山ケーブルバス停に到着した時は、しっかり、雨が降っていた。
「しょうがないな〜」と、ザックカバーを取り出す。
だが、雨具は着けず、傘を差しながら、歩き始めた。雨具を着用すると、ケーブルカーに乗った時、脱がなければならない。それが面倒だったからだ。 |
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[小雨降る中、バス停を出発] |
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9:14、大山ケーブル駅に着いて、すぐ切符を購入し、ホームに向かう。
いよいよ新型ケーブルカーにご対面だ。運行してもう半年以上、経ってしまい、時間の経つのは早いものだと、改札口を通過する。
通路を左に曲がると、新型車両のボディが見えた。
「う〜む。」
正面のガラス部分が大きいというのが、第一印象だった。次に鮮やかな緑色のボディに目が移った。横から眺めても、なんだか以前よりも窓が大きく感じる。天井近くまで窓があるせいだ。
乗車すると、信じられないぐらい程の満員状態だった。
9:20、新型ケーブルカーは、大山ケーブル駅を出発した。
最後部のドア付近に立って、後方の窓ガラスから風景を眺めようと思ったのだが、窓は、雨のせいで曇ってしまい、残念ながら、よく見えず。なお、乗って気がついたのだが、後方の窓ガラスは、天井側に続いていた。これなら視界は、広がるなぁと妙に感心する。 |
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[新型車両と初対面] |
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中間駅の大山寺を出発し、9:26、終点、阿夫利神社駅に到着。
雨が降っているのに、なんで、こんなに登山者が多いの?と、車両から出ていく登山者の後姿を見ながら思う。(写真下左)
何気なく新型車両の進行方向を見て、ビックリ。フロント部のデザインが、全く異なっていたからだ。(写真下右) 前後のフェイスがこんなに違う車両も珍しいなと思った。
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[阿夫利神社で下車] |
[車両は、前後で全くデザインが異なっていた] |
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新型車両の乗車時間は、わずか6分程度だが、乗車できたことに満足。阿夫利神社駅では、改札の駅員さんの視線を背中に感じながらも、車両をじっくり撮影する。その後、改札を出た所にあるベンチにて雨具を着用したりと、出発するまでに時間がかかってしまった。
....歩き始めた時は、他の乗客の姿は見えず、ビリで出発。
雨が降る中、石段下の茶店のオバサンが元気な呼び込みを発しているが、それを無視して、下社の石段を登って行く。下社の前に出たが、参拝客は、ちらほら程度。ケーブルカーから降りた乗客は、既に登山道を歩いているようだ。
大山の表参道を登って行く。
途中、カラフルなザックカバーの団体さんを追い越す。(写真下) |
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[雨の降る中、登山者が目立つ] |
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ガスっていて、カメラで風景を撮影するようなチャンスは、ないなぁ〜と思っていたら、予想外にも濃いピンクのミツバツツジが咲いていた。久々の被写体に思わず、シャッターを切る。 |
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[ミツバツツジが咲いていた] |
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10:24、16丁目に到着。左から蓑毛からの登山道が合流する。
ここの道標が新しく更新されてあった。(写真下)
背景の植林帯には、薄らとガスが漂い、幽玄な世界を醸し出している。
ここで、幸いにも雨が止んだ。
だが、少しでも風が吹くと、木の枝から雨滴が落ちてくる。そのため、傘は差しっ放しだ。 |
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[16丁目の新しい道標] |
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11:01、ヤビツ峠からのルートと合流する。ここで、ヤビツ峠からも大勢の登山者が登ってきた。今日は、こんな天気なのに何で人が多いのか、さっぱり、訳がわからなかった。特に20代の若い男女が目立つ。 |
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[こんな天気が悪いのにヤビツ峠から多くの登山者が合流] |
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11:15、ようやく大山頂上到着。
山頂は、既に登山者で溢れていた。
結局、御神木(2代目)の所まで戻り、ここで中型カメラをザックから取り出す。
被写体は、この御神木だ。
三脚にカメラ本体をセットし、55mmのレンズを装着し、いざ撮影と思ったら、露出計の針が全く動かない。「あれっ」と思ったが、すぐに、これは、バッテリー切れだと分かり、ザックの中から予備のバッテリー(4LR44P)を探す。
だが、予備のバッテリーが見つからない。
単4電池の予備は、あるのだが、この特殊なバッテリーが見つからないのだ。どうやら忘れたようだ。
それでも、撮影できないかと、シャッターボタンを押してみるが、全くボタンが動かない。う〜ん。バッテリー切れでシャッターが固まってしまったようだ。
「万事休す....」
呆然と、御神木を眺める破目に。 |
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[大山頂上の2代目御神木] |
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撮影できないのであれば、さっさと下山しようと、大山頂上を後にする。
取りあえず、来た道を引き返す。
しかし、登山道には、下山者も登山者も多く、なかなか歩行ペースが上がらない。
そのうち、今日は、早く下山して、どこかでカメラのバッテリーを購入し、大山を意地でも撮影したいという心境になってきた。
そうであれば、下社に下山するより、ヤビツ峠の方がいいかなと軌道修正し、イタツミ尾根を下り、ヤビツ峠を目指す。 |
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[下山時も人だらけ] |
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ヤビツ峠方面に下っていくと、下山者も登山者も、全くと言っていいほど、出会うことがなかった。
おかげでストレスなく、下っていくことが出来た。
また、今の時季、このイタツミ尾根には、マメザクラが咲いていた。満開だった枝が目の前にあり、思わずデジカメ撮影する。(写真下) |
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[マメザクラが咲いていた] |
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13:14、ヤビツ峠到着。バスの発車時刻は、13:51。まだ、時間はたっぷりあるので、今後のスケジュールを計画する。 |
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[ヤビツ峠からバスで秦野へ一直線] |
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14:31、秦野駅に到着。
特殊なバッテリーなので、コンビニ等では、手に入らない。狙いは、家電量販店だ。ということで、携帯で探した本厚木の家電量販店に向かう。
ここで、ボタン電池4LR44Pを探すが、残念ながら、見つけることが出来なかった。だが、LR44が見つかった。早速、4個、購入する。本来、必要なバッテリーの4LR44Pは、6Vだが、LR44(1.5V)を4個、直列に接続したら、4LR44Pになるだろうと、勝手に思い込んで、LR44を買ったのだ。
家電量販店を出てすぐ、ザックをおろし、LR44の封を切る。
だが、LR44を4個直列にしてビニールテープで巻いてみると、かなり小さかった。(写真下左)
「おお〜、LR44の4個分だから、4LR44Pではないのか」と、思わず天を見上げる。
「これでは、スカスカではないかと、カメラのバッテリー格納部分に入れてみると、幸いにも、バッテリー格納部分には、金属の端子の金具部分が出ていた。これをもう少し押し曲げてみたら、LR44*4個のバッテリーでも両端子が接触できるようになった。
「おお!、大成功だ。」
と、一人、ほくそ笑む。
露出計が動くか確認すると、バッチリ動作した。
「よし、大山を撮影するぞ。」
と、意気盛んにR246沿いを歩く。
このあたりは、マンションなどの高層ビルが立ち並び、そう簡単には大山は、見えない。だが、目の前に歩道橋が現れた。
ここから幸いにも、大山がガスっているものの、大山の姿がどうにか見えた。(写真下右)
「よし、ここだ。」と、中型カメラを取り出し、早速、三脚にセットする。
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[LR44を直列にしたものが左] |
[歩道橋の上から大山を撮影する?] |
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だが、事は、簡単ではなかった。
バッテリー問題は、解決したのにシャッターが、固まったままだったのだ。
「ついに故障したか。」
と、カメラ本体の故障だと推察した。前回、使用したのが、あの雪の多かった大山三峰山だった。あそこで、木の枝から落ちてくる雪解けの水滴がカメラボディを濡らしてしまい、ついに基板部に水が入ったかなと思った。
「今度こそ、万事休す....」
本厚木駅までの道のりが長かった。 |
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[大山をデジカメで撮影] |
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今回は、大山ケーブルカーの初乗りと大山登頂を目的とし、無事、その目的は達成しましたが、中型カメラでのトラブルに見舞われました。
ついにこの中型カメラも壊れたかと、24年間、使用してきたカメラに対して、帰宅後すぐに
「長い間、お疲れさんでした。」
と、声を掛けながら、レンズ装着部のキャップを取り外したら、何と、ミラーが途中で引っかかっていることに気がつきました。そこで、人差し指を使って、強制的にミラーをアップしたら、簡単にシャッターが押せました。
「....」
結局、カメラは、故障しておりませんでした。そういえば、このようなミラーアップでのトラブルは、今回が初めてではありません。以前も発生していました。
つまり、冷静になっていたら、あの歩道橋の上で、このミラーアップのトラブルに気がついた筈なのです。
「何たることか!」
そんな訳で、悶々と後悔することとなりました。
....夜も眠れず。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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