トップページ山行リスト(日付)>塔の山_記録20160429


塔の山

 山行日
2016年4月29日(金)       晴れ時々雨、のち晴れ       単独行
 コース
鶴巻温泉(13:17)〜(13:39)坪ノ内〜(14:00)西口広場(14:02)〜(14:14)塔の山(15:00)〜(15:29)東側入口〜(15:53)串橋〜(16:13)弘法の里湯(16:54)〜(17:01)鶴巻温泉
 日曜日に大山から帰宅し、今週は、中型カメラの件で悶々としていましたので、連休初日は、山に行こうと考えておりました。行先は、長年、計画を温めていました塔の山です。
 この山の存在自体は、昔から知っていましたが、「塔の山」という山名を初めて知りましたのは、偶然2年前、伊勢原駅にて入手した「いせはら山歩き」というパンフレットからです。
 昔、この周辺では、清掃工場西側の340m峰(ヤブ漕ぎだったので強烈な印象あり)、奥の454m峰など、何度か歩いておりましたが、この塔の山は、未踏峰でした。そんな訳で、いつか登ってみたいなと思ってましたら、上述のパンフレットで、この山に登山道が出来、緑地公園になっていることを知りました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 この間の大山ショックから、未だ立ち直れず、休日の朝を迎えても、すぐ起きる気になれなかった。
 だが、天気は、良さそうである。そんな訳で、中型カメラを担いで出かけることにした。
 13:10、鶴巻温泉駅下車。
 13:17、駅を出発し、ふと左を見ると、何やら大勢の人が集まっている。近づいてみると、駅前のロータリーなどを利用して、鶴巻温泉春まつりが開催されており、イベント用テントが並んでいた。
[鶴巻温泉駅前]

 祭りをもう少しぶらつきたいという誘惑を断ち切り、温泉旅館の横を通り抜け、13:27、東名高速の陸橋を渡る。
 連休初日ということで、下り車線は、結構、混んでいた。
[東名高速を渡る]

 R246との交差点、坪ノ内に出ると、ポツポツと雨が降ってきた。どの雲だ?と、空を見上げても、雨雲らしい雲は見当たらない。細い煙のような雲が、ちょっと雨雲のような色をしていたが、「まさか、あの煙のような雲?」と、全く信じられなかった。
 そんな訳で陽光が差し込んでいるのに雨が降っているという天気雨の中を進む。

 R246を渡った後でも、雨は、降り続き、結局10分程度、天気雨の中を歩き続けた。
 ようやく雨が止んだかと、振り返ると、吾妻山・弘法山方面の稜線の眺めが目に入る。(写真下)
[吾妻山方面の眺め]

 舗装路の坂を登って行くと、ようやく峠が見えてきた。
 13:58、峠に到着。車道は、丁字路になっており、左に清掃工場への道が分岐していた。ちょっと丁字路周辺をウロウロした後、右手の広場に入る。案内板を見て、ここが、塔の山への登山口である西口広場だと分かった。
[塔の山登山口(西口広場)]

 頂上には、森の小径(斜路)と散策主園路の2通りの行き方があったが、今回は、散策主園路のコースを選択する。
 歩き始めると、いきなり階段登りとなった。地面が濡れていたので、ヒルが出ないかと不安な気持ちになり、自然と速足になってしまう。
 周囲は、雑木林で、新緑の真っ盛りという状況で、山道以外、地面が見えないくらい草木が茂っていた。
[新緑の中を登る]

 登り切る直前で、単独の中高年男性とすれ違う。望遠レンズ付きの一眼レフを肩に掛けていたので、鳥撮影かなと思った。
 登り切ると、フラットな直線路が続いていた。(写真下)
[登り切っても、樹林帯が続く]

 前方が少し高くなっているなと思いつつ、登り終えると、そこが塔の山頂上だった。(14:14)
 頂上の左側(北西側)を眺めると、手前の樹林がなかった。
 塔の山というくらいだから、何か背の高い岩とか、何か山名と関連するようなものがあるのではないかと周囲を見渡すが、特に目立つものは見当たらなかった。
[目の前の広場が頂上]

 誰も来ない中、中型カメラを取り出す。三脚をセットしていると、反対側から単独の中高年男性が歩いてきた。
 「いい写真が撮れましたか。」
 「いえ、これから撮影に入ります。」
 「どうぞ楽しんで下さい。」
 「ありがとうございます。」
 男性の後姿を見送る。どうやら、この塔の山の巡視員の方のようだった。

 靴周りをチェックしてみる。ヒルは、特にいないようだ。安心して、三脚片手に山頂広場を歩きまわる。頂上には、山頂標識や、登山道から少し離れたところに三角点もあった。
[頂上標識とザック] [三角点あり]

 15:00、頂上を出発し、来た道と反対側に進んでいく。樹林帯は、相変わらず続いている。
 緩やかに下っていくと、右手の小さなベンチに気がついた。
 ここで小休止し、何気なく柵の向こうを眺める。
[右手にベンチあり]

 すぐ下に屋根付きの展望台施設が見えたので、寄ってみる。
 ここでは、訪問者のために写真パネルが設置されてあった。また、屋根と思われたのは、すだれのようなものが掛けてあるだけで、雨の日は、全く役に立たないことが分かった。
 ....予算削減か。
[下に展望台を発見]

 さらに下っていくと、舗装路となり、東側入口に出た。(15:29)
 ここからは、左折して、ゆっくり住宅街の方へ進んでいく。
 最短で鶴巻温泉駅の方へ行こうと、道を進んだつもりが、どういう訳か、栗原川に出てしまった。そんな訳で、川沿いに進む。

[栗原川沿いに進む]

 東名高速下をくぐり、R246を横断し、弘法の里湯へと向かう。
 今日は、だいぶ汗をかいたので、入浴したい衝動に駆られていた。
 ....今回、弘法の里湯のスタンプカードのスタンプが10個溜まっていたので、タダで入浴できた。

 浴槽に身体を沈め、ゆったりと時を過ごし、本日の山行を振り返る。塔の山に自然林が多かったのは、予想外だった。てっきり植林帯の山だと思っていたのだ。2008年頃、登っていたら、どんな状況だっただろうか。ヤブ漕ぎだっただろうか。そんなことを思う。
 [弘法の里湯に立ち寄る]


 初めての塔の山でしたが、道は、よく整備されており、歩き易い山となっていました。
 ちょっと中途半端な時間で山に登るときなどに重宝しそうです。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。