トップページ山行リスト(日付)>華厳山・荻野高取山_記録20160505


華厳山・荻野高取山

 山行日
2016年5月5日(木)         晴れ          単独行
 コース
坂尻(8:32)〜<仮称:華厳山西尾根>〜(11:18)華厳山(11:31)〜(11:51)荻野高取山(12:09)〜<松石寺尾根>〜(12:49)大平登山口〜(13:47)源氏河原
 久々に華厳山西尾根(仮称)のフジキの大木に会いに行ってきました。
 前回訪問したのは、AYさん、イガイガさん、はっぴーさんと一緒だった昨年の9月下旬です。そのとき、この大木がフジキであることを教えてもらいました。
 あれから既に半年以上が経ち、そろそろフジキも新緑を迎えるのではないかと思い、訪問してきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 自宅を出るのが遅れてしまい、宮ヶ瀬行きの朝一番のバス(6:55発)に乗れず、本厚木駅7:50発の2番バスに乗車。
 ....コーヒーを飲みつつ、1時間近くをマックで過ごす。

 8:26、坂尻で下車。降りた瞬間、陽光が眩しく、強い。今日は、山歩きにはもってこいの天気だ。
[坂尻バス停で下車]

 坂尻バス停から少し厚木側に戻り、半原越へ続く法論堂林道へと進む。
 途中で右折し、民家の間の道を通り抜けていくと、尾根に通じる道が続いている。シカ柵扉の所で、ヒル対策用にスパッツを装着し、その上下にガムテープを巻く。これでヒル対策は万全だ。
 ....ちょっとスパッツがキツい感覚。脹脛が太った?
[シカ柵扉にて振り返り、辺室山を眺める]

 最初は、植林帯の登りだが、やがて自然林の樹林帯となる。
 木陰となるため、暑さに対しては、比較的楽なものの、急登ゆえ、汗がひどい。
 気がつくと、植林帯を登っていた。
 あれっと思い、周囲を見たら、斜めに登ってしまい、自然林から外れていた。軌道修正して、自然林の斜面に戻る。
華厳山西尾根の登り

 ようやく登りがフラットになったと思ったら、目の前に目的のフジキが突如、現れた。(写真下)
 9:33、ザックを下ろして、中型カメラを取り出し、撮影に入る。光線が斜光なので、いろいろな方向から撮影すると、被写体の影が変化するのが面白い。夢中で撮影する。
 だが、このフジキ、まだ新しい葉が少ないことに気がついた。新緑には、ほど遠い状況だった。周囲は、すでに新緑が広がっていたのだが。
 結果的に50分近く、デジカメ撮影のためにこの樹木の周辺を歩きまわる。
 ....いったい何枚撮ったのだろうか。
[フジキの大木に到着]

 フジキを撮影後、ザックを背負って、華厳山を目指す。
 すぐ先に株立したヤマザクラの大木を見る。ここまで樹高が高いと、幹しか見えないので、花が咲いているのかどうかもよく分からない。
 ....老眼のせいもあり、双眼鏡を持ってくるべきだったと、ちょっと後悔。
[ヤマザクラ]

 10:28、鞍部にあるヤマザクラの横を通過し、いよいよ華厳山への登りとなる。
 植林帯を抜けると、自然林が広がる。ひたすら高い方へ登って行けばいいので、ルートに迷うことはないが、常に直登なので、息が切れる。このルートは、今まで下りしか経験がなく、登りは、今回が初めてだ。
 単独で登っていると、クマ遭遇が恐ろしい。このため、クマ鈴を鳴らすのだが、クマ鈴は、ストックにつけている。このため、クマ鈴を常に大きく鳴らすためには、右手で握っているストックを素早く動かすことが必要で、結局、歩行ペースが速まることになる。
 ....つまり、クマのお蔭で、エネルギーを余計消費し、ダイエットできる訳だ。

 ようやく傾斜が緩くなり、右手に進む。
 ここまで来れば、華厳山頂上は、近い。ラストスパートだと、足を速めたいが、前方や右手の鮮やかな新緑に思わず息を呑む。
[新緑が鮮やか]

 11:08、華厳山北峰に到着。
 ここにはネットが立っており、よく見ると、中にヒオウギの葉が見えた。どうやらヒオウギを守るためのネットのようだ。
 木陰で小休止。ここは、涼しい風が吹いていた。ちょっと動きたくない衝動が走る。
[華厳山北峰にて]

 11:18、華厳山頂上に到着。
 ここで、何と中高年ご夫婦1組が休憩中だった。バス停から降りてから、初めて出会う登山者だ。
お二人に聞くと、今日は、半原越まで車で来て、経ヶ岳を経由し、この先の高取山まで行って引き返す予定との事。
 早めのランチタイムをとった後、ご夫婦の前に高取山へと出発した。
[華厳山頂上にて]

 最近、煤ケ谷高取山に行っていないな〜と思いつつ、その分岐点を確認しておく。
 ヤマザクラの大木が分岐点の目印だが、この背後に経路らしきものは、見当たらなかった。
 今回は、荻野高取山に向かうので、尾根筋通りに下っていく。
[ヤマザクラの大木(煤ヶ谷高取山分岐点付近)]

 11:51、荻野高取山に到着。
 山頂で大山をデジカメ撮影していると、先程のご夫婦が追いついてきた。
 10分ぐらい、山話で盛り上がり、ご夫婦は、引き返していった。
[荻野高取山頂上にて]

 今日は、このまま松石寺尾根道を行くことにした。
 発句石の看板を見た後、尾根下りとなる。
 ここは、以前倒木だらけだったが、今は、下りやすい道となっていた。途中、ヤマツツジが咲いているのを見かける。(写真下)
[ヤマツツジが咲く]

 尾根沿いを下っていくと、正面にロープが現れた。
 この尾根下りで唯一、注意しなければならない地点だ。直線せず、道標に従い、右折する。
[山道途中で、右折する]

 小沢を渡り、尾根筋の直線下りを終えれば、大平出口と書かれた看板の掛かったゲートに当たる。
 この先は、ゴルフ場だ。
 初めてここに出た後、ゴルフ場内で道迷いするのではないかと、ヒヤヒヤしたが、今では、この看板に書かれた通りに進むことで、迷うことなく、ゴルフ場から出られる。
[大平口でのゲートにある看板]

 大平橋手前の丁字路に出た。(13:21)
 ここで、右へ進めば、東谷戸バス停に行けるのだが、以前、行ったことがあるので、今日は、左折し、源氏河原バス停を目指すことにした。地図で見ると、源氏河原の方が若干遠いようだ。
 左折すると松石寺に行く十字路で、逆に右折し、源氏河原バス停に向かう。
 その右折した後で、振り返って撮影。(写真下)
[荻野高取山(左)、華厳山(中)、経ヶ岳(右)の眺め]

 13:47、源氏河原バス停に到着。
 日陰が無く、暑い思いをしながら、厚木バスセンター行きのバスを待つ。
 [源氏河原バス停にて]


 今回は、フジキ目的で、華厳山を訪問しましたが、タイミングが早過ぎ、まだ新緑を迎えていなかったのは残念でした。ですが、長い目で見て、このフジキの大木には、四季折々、訪問できればと思っております。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。