トップページ山行リスト(日付)>大野山_記録20161016


大野山

 山行日
2016年10月16日(日)       晴れ         単独行
 コース
谷峨(7:09)〜(7:29)嵐入口〜(7:41)頼朝桜〜(7:58)十字路〜(8:44)大野山(9:32)〜(9:46)イヌクビリ〜(9:55)まきば館(9:58)〜(10:23)深沢三差路〜(10:59)大野山登山口〜(11:20)大野山入口〜(11:36)さくらの湯(12:14)〜(12:17)山北
 9月、10月と大野山を訪れましたが、まだ富士山の姿を見ておりません。今度こそ大野山から富士山を撮影しようと、天気予報を気にしながら、出掛けてきました。なお、下山ルートは、過去2回と異なり、車道を下りました。
 詳細は、下記をご覧下さい。


 天気予報では、午前中は、晴れで、後は、曇りになるということで、朝早く自宅を出る。
 御殿場線の車窓からは、青空が広がり、富士山がクッキリ見えていたので、今日は、間違いないと撮影に自信を持った。

 谷峨駅7:09、出発。御殿場線沿いに歩いていくと、右手上方に大野山がクリアに見える。(写真下)
 前回は、単独だったこともあり、ゆったりと撮影しながら登ったので、頂上に行くまで結構、時間がかかってしまった。今日は、途中の撮影時間を抑え、富士山が雲で隠れてしまう前に登頂することを最優先とした。
[大野山頂上方面の眺め]

 吊り橋を渡り、嵐の集落に向かう坂道を登って行くとき、ふと左手を見たら、富士山が姿を見せていた。これは、幸先がいいな〜と思うも、よく見れば、手前に棚引いている雲がある。とにかく急がなくては、と足早に歩く。
[坂道を登って行くと左手に富士山現る]

 嵐入口で左折し、登山道に入ると、3,4分で、送電鉄塔(酒匂川線No.34-1)に出会う。
 すると、ここからも富士山が眺められた。先程の坂道よりも、幾分、高度を稼いでいるので、富士山の山容がだいぶ見えてきた。
[送電線の向こうに富士山が]

 7:40、もう少しで頼朝桜に着くと思った時、左手に何か動くものがいると目を向けたら、20mぐらい先にイノシシが3頭、逃げていくのを見た。こんな場所にイノシシがいるのかと、予想外の出現に唖然とする。
 ....デジカメで撮影できなかったのが残念。

 7:41、頼朝桜を通過し、トイレの右手の坂を登って行く。今日は、トイレ裏の東屋にて休憩をとらなかった。だが、息が続かないので、途中、立ち止まり、ついでに左前方に見える大野山頂上方面を撮影する。(写真下)
[大野山頂上方面がくっきり見える]

 今日は、トレランシューズに軽量ザック(全部で5kgちょっと)なので、確かに足取りは軽い。
 7:58、十字路を渡ると、工事関連のオジサンと話しながら登ることになった。今日の工事は、以前撤去した有刺鉄線や、柵の鉄柱を下に運び出す作業との事。そういえば、前回歩いた時、撤去された有刺鉄線が道端に畳まれていたのを思い出す。
 保護柵のゲートを通過し、この辺りから、富士山が見えるはずだと、ワクワクしながら登って行く。
 さて、富士山は、如何にと西側を望む。

 今日は、箱根だけでなく、酒匂川河口方面の眺望もよかった。酒匂川が反射して一筋の光に見えた。
[酒匂川河口方面の眺め]

 前回、前々回と、途中の登山道は、ススキに覆われ、足下が見えない状況だったが、なんと今回は、綺麗にススキが刈られ、「どうぞ、お通り下さい」状態だった。
[登山道が整備されてあり、ビックリ]

 左手に牧草地跡を見ながら、頂上に向かう。
 左手奥には、西丹沢の甲相国境尾根の山々が並んでいる。視線を右へ向けると、畦ヶ丸、加入道山、大室山、檜洞丸、同角ノ頭と見渡すことができた。
 
 8:44、大野山頂上到着。
 ちょっと頂上周辺を散歩する。すると、どうだろう。十月桜?が咲いていた。頂上に植樹されたもののようだが、他に咲いている花が無いので、貴重な存在だ。
[大野山頂上にて] [十月桜?]

 今日は、前回、前々回と異なり、地蔵岩コースではなく、車道を下っていくことにした。
 イヌクビリから、舗装路を下っていくと、前方に展望歩道橋が目に入った。(写真下)
 あそこからは、大野山の牧草地が広がり、眺めていて爽快な気分が味わえたのだが、牧場閉鎖とともに現在、通行止めとなってしまったのが非常に残念だ。
[展望歩道橋を見上げる]

 9:55、まきば館に到着。
 まきば館は、この4月から民間事業者が借り受けることになった。
 入口には、「<開館時間>10時〜16時30分」という立札が立っていた。まだ開館時間前だ。
 だが、建屋に近づいて、まきば館の中を眺めると、以前と同様、会議室のような部屋があるだけだった。今後、いろいろな活動が計画/実施されていくのだろう。
[まきば館前にて]

 さらに車道を下っていく。
 左手にかつての管理事務所が見えてきた。建屋自体は、以前と変わっていなかったが、使用されている雰囲気は、なかった。神奈川県立大野山乳牛育成牧場管理事務所と書かれてあった入口の標柱は、テープが貼られ、消されてあった。
[旧神奈川県立大野山乳牛育成牧場管理事務所]

 深沢の集落に出るまでの一本道を下っていく。路傍には、アジサイが何本も植えてあり、開花時には、色とりどりのアジサイの花を観賞しながら下っていけるところだ。幸い、牧場閉鎖でもアジサイは、そのままの状態だった。

 深沢三差路の先で、大野山東側の663mピークを眺める。(写真下)
 ピーク周辺は、牧草地だったのだが、今後は、どうなるのだろうか。
[大野山東側の663mピークを眺める]

 車道を下っていき、左からの旧共和小学校からのルートと合流する。
[旧共和小学校からのルートと合流する(振り返って撮影)]

 さくらの湯で、一風呂浴びて、山北駅に到着。(12:17)
 上空は、天気予報通り、東や南から雲が湧いてきた。いいタイミングで、登ってこれたなと思えた瞬間だった。
 ....しかし、御殿場線のダイヤを見誤って、40分近く待つハメに。
 [JR山北駅に到着]


 今回、ようやく富士山撮影に成功しました。
 富士山も素晴らしい姿を見せてくれましたが、自分自身の印象としては、甲相国境尾根に連なる西丹沢の山々の眺めが、とても印象に残りました。
 一方、今後の大野山の牧草地跡がどのように利用されるのか(単にチカラシバの群生地になってしまうのか)、興味津々です。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。