トップページ山行リスト(日付)>半原高取山_記録20170204


半原高取山

 山行日
2017年2月4日(土)       晴れ         単独行
 コース
仏果山登山口(7:43)〜(8:58)宮ケ瀬越〜(9:13)半原高取山(10:19)〜(11:38)宮ケ瀬ダム(11:45)=(遊覧船)=(11:54)宮ヶ瀬湖畔〜(12:44)宮ケ瀬バス停
 夕方から高校時代の友人との飲み会があるので、ショートコースを企画。そんな条件で選んだのは、半原高取山です。調べてみましたら、2015年10月以来、訪問が途絶えていました。毎年1回は、登っているような感覚でしたので、これには、ちょっと予想外でした。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 明日に山行をシフトしてもいいかなと思ったのだが、明日は、(1)飲み会の翌日で二日酔いになりそう、(2)天気が崩れる方向という2点から、敢えて決行することにした。
 本厚木から宮ヶ瀬行き一番バスに乗車し、7:39、仏果山登山口にて下車。(写真下左)
 今回も、このバス停で下車したのは、自分だけだった。バス内には、まだ多くの登山者が乗っており、一番バスは、やはり、三差路で下車する、丹沢山方面の登山者用だなぁという印象を持つ。
 
 バス停にて、すぐに出発せず、朝日が当たる本間ノ頭がクリアに見えていたので、道路沿いに歩きながら、本間ノ頭の撮影場所を探す。本間ノ頭のピーク付近には、まだ雪が積もっているのが見えた。(写真下右)
 これだけ空気が澄んでいれば、今日の半原高取山頂上からの眺めは、期待できそうだ。そう思い、バス停を出発する。(7:43)
[仏果山登山口バス停] [本間ノ頭に朝日が当たる]

 いつものように日陰の冷え切った植林帯からスタート。この辺りは、ヒルの棲息地帯だが、今の時季、ヒルは、出て来ないので、足下を気にせず、登りに集中できる。
 途中、植林の間から朝日を浴びるようになる。清々しい朝だ。

 だが、歩行ペースは、日頃の運動不足のせいか、そんなに上がらない。
 尾根の先端部分に登り終えた所で小休止。ここにはベンチがある。ザックを下ろして休んでいると後方から単独男性が追い抜いていった。2番バスでは、早すぎるから、マイカーでの登山者かなと思う。
 その後、少しペースが上がったものの、宮ヶ瀬越に到着したのは、8:58だった。
[宮ヶ瀬越が見えてきた]

 宮ヶ瀬越にて稜線に乗ると左折し、半原高取山へ向かう。
 左手には樅ノ木の林が続く。ここは、林相が違うので、おやっと思うエリアだ。

 9:13、半原高取山頂上に到着。(写真下左)
 早速、展望鉄塔に上がろうとしたとき、先ほど追い抜かれた単独男性とすれ違った。どうやら仏果山の方へ戻るようだ。
 
 展望鉄塔の上には、誰もいなかった。早速、中型カメラや三脚を取り出す。ここは、下から登山者が上がってくる時、鉄塔自体が揺れてしまう。そんな訳で撮影するときは、他に人がいないのがBESTなのだ。
 中型カメラの撮影(主として丹沢方面)が一段落した後、遠景を見渡すと、滝子山の南側に特徴ある白い峰が見えた。(写真下右) 甲斐駒だろう。
 この後、他の白い峰が見えないかと360度見渡すと、北側にいくつか発見する。山容から男体山だと推定。その右は、女峰山だろう。男体山の左手にも白いピークが見える。日光白根山かなと思う。
 ただ残念なのは、デジカメで撮影してもクリアに写らなかったことだ。

 反対側の丹沢方面をデジカメ撮影する。
 今日は、予想通り、クリアな東丹沢の眺望が得られ、大満足。
 続いて、関東平野側を撮影する。
 素晴らしい地平線だ。北東方面には、筑波山も眺められた。
 しばし撮影を忘れ、肉眼で、この光景を堪能する。
[半原高取山頂上に到着] [滝子山の左に白い峰が見えた]

 展望鉄塔から下りると、山頂のベンチには、既に6人の登山者が休憩中だった。時計を見たら、もう、山頂に1時間以上、留まっていた。やはり、時間が経てば、続々と登山者が訪れる山のようだ。

 予定では、見晴らしが良ければ、宮ヶ瀬湖、ダメなら野外センターに下ることにしていたが、今日の天気であれば、前者だ。宮ヶ瀬湖に向かって出発する。(10:19)

 途中、宮ヶ瀬湖が見下ろせる展望地で小休止。(写真下)
 暑くなったので、冬用上着を脱ぐが、手袋は、まだ必要だった。
[宮ヶ瀬湖を見下ろす]

 さらに尾瀬筋を下っていくと、ダムを真下に見る小さな展望地(ベンチがある)に出る。
 ここで、ちょうど登ってきた単独男性とすれ違う。ここからは、急な階段(誇張ではなく、本当に急)を慎重に降りていく。

 11:33、宮ヶ瀬ダムに続く車道に出た。
 ここまで来たら、あとは舗装路だけだと、ダムに向かって歩いていると、スピーカから、宮ヶ瀬行きの遊覧船が、間もなく出発する旨のアナウンスを聞く。時計を見ると、まだ11:38。宮ヶ瀬からのバスは、毎時50分の筈だから、今からだと、12:50のバスとなる。昼食をとれば、ちょうどいい時間かと思い、遊覧船に乗って宮ヶ瀬に行くことにした。(遊覧船代:500円)
[宮ヶ瀬ダムの前まで来ると...]

 遊覧船乗り場に行ってみると、まだ船が着いていなかったが、間もなく遊覧船が到着。
 ダムには、観光客が全く見られなかったので、乗客は、自分ひとりかと思っていたら、中高年ご夫婦1組が突如現れ、乗客は、3人となった。
 遊覧船の室内に座席があったが、今は、だいぶ暖かくなったので、外の座席に座る。ご夫婦も同様だ。
[遊覧船に乗る]

 11:45、ダムサイトを出発。
 遊覧船らしく、ダムや湖を説明するアナウンスが聞こえてくる。
 湖面に浮かんでいる流木止め設備や、曝気循環施設の説明を聞きながら、遠くに聳える蛭ヶ岳のアングルを気にしている自分がいた。
[湖上からの本間ノ頭と蛭ヶ岳(右奥)]

 湖面からの眺めは、なかなか新鮮なアングルで、やがて、蛭ヶ岳から姫次や、黍殻山、焼山の稜線が見渡せるようになった。(写真下)
 蛭ヶ岳の右に見えるピークは、どこだろうと、地図で確認すると、どうやら榛ノ木丸だと分かった。
[榛ノ木丸から焼山までの光景]

 左手には、先程、登った半原高取山のピークが見える。
 3つ目の、一番奥のピークが高取山頂上だ。
[先程、登ってきた半原高取山方面]

 乗船して約9分で、宮ヶ瀬に到着。
 到着直前に「水の郷大吊橋」の下を通過するが、ミニ金門橋といった印象。人しか通れない吊り橋だが、なかなか立派な橋に見えた。
[水の郷大吊り橋]

 遊覧船から降りて、けやき広場を突っきって進む。
 広場の行楽客は、パラパラだが、ダムサイトに比べれば、まだましだ。
 目の前の幅広い階段を登っていき、水の郷商店街に入ると、予想外の人々に目が点になる。ランチタイムということで、ドライブ中の家族連れが立ち寄っているのかなと思う。急いで蕎麦屋に入る。
 ....何故か、ここの蕎麦屋にいつも入ってしまう。

[けやき広場を通り、階段を登る] [蕎麦屋にてランチタイム]

 まだ時間が余ったので、茶店で白モツを食べたり、甘酒を飲んだりして時間を潰した後、12:50発の本厚木駅行きのバスに予定通り、乗車。
 これで、今日のショートコースは、想定時間内に無事終了。
 [宮ヶ瀬バス停から帰路につく]


 今回は、半原高取山で、丹沢や関東平野をクリアに見渡すことができ、撮影を楽しんだところに、初めて遊覧船に乗ったことが、さらに満足度を加速させました。湖上からの丹沢の山々は、本当に新鮮なアングルで、感動的でした。

 備忘録
  高校時代の飲み会は、NASさんが企画・幹事役でしたが、インフルエンザにかかり、ドタキャン。幹事抜きでの飲み会に。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。