トップページ>山行リスト(日付)>世附権現山_記録20170211
2017年2月11日(土) 晴れ 同行者:「山の会2」メンバー3名 |
浅瀬入口(9:36)〜(10:27)661m峰(10:35)〜(11:01)756m峰〜(11:40)尾根分岐点(11:46)〜(11:56)世附権現山(12:02)〜(12:08)尾根分岐点(12:33)〜(12:58)大仏ノ野(13:09)〜<南沢右岸尾根>〜(13:51)細川橋〜(13:55)丹沢ホテル時之栖入口(喫茶:一茶) |
今回は、「山の会2」メンバーとともに世附権現山の山行を計画しました。木曜、金曜と天気が悪かったので、週末の山は、雪かなと思いつつ、雪歩きを期待して、行ってきました。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
JR国府津駅で御殿場線に乗り換えるとき、跨線橋の上から箱根方面を眺めると、山肌は、粉砂糖をまぶしたように雪が残っていた。(写真下)
やはり、権現山にも雪が残っていると思えた。 |
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[国府津駅跨線橋から] |
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新松田駅前のバス乗り場にてメンバー全員が集まった。
今回は、初対面の「えぞっこ」さんを入れて4人のパーティである。「えぞっこ」さんは、三角点研究家とお聞きしたので、この後、楽しい話が聞けそうだ。
西丹沢自然教室行8:25発のバスに乗車する。
バスは、清水橋でR246を右折し、河内川沿いに北上していくが、左手に見える山々に雪は少ない。丹沢湖の湖畔を走っている時でも、今日の目的地、世附権現山の斜面に雪は見当たらなかった。南斜面ということもあるが、この辺りは、そんなに降らなかったのだろうかと推察。国府津駅で見た箱根外輪山の雪景色とは、大違いだ。
9:26、浅瀬入口にて下車。
ミツマタの咲く3月下旬になると、大勢の登山者が降りるが、この時、降りたのは、我々4人だけだった。 |
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[浅瀬入口バス停にて下車] |
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9:36、準備完了で、浅瀬入口を出発する。
歩き始めは、全く雪が無かった。落ち葉を踏みしめて、斜面を登って行く。
バス停から高度差160m登ったところで、水力発電所の水圧管の上に出ると、雪が出てきた。
さらに斜面を進むと、560m地点の北側鞍部に到着。
ここで、ようやく尾根筋に上がったことになる。足元には、薄らと雪が残っていた。(写真下)
西側には、手前の木々がちょっと邪魔だが、真っ白な富士の姿が現れた。しばし、皆で、白い富士山を見入る。
息を整えて、再び歩き始める。 「ようやく雪が出て来ましたね。」
との会話も束の間。すぐに雪は、消えてしまった。 |
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[尾根筋に上がり、富士山を見る] |
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661m峰を越えて、少しずつ雪が現れてくる。右手奥には、日が当たっている権現山のピーク方面が見えた。まだまだ頂上は、遠い。 |
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[権現山頂上は、まだだいぶ遠い] |
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756m峰ピークを過ぎて、下りになると、予想外の積雪があった。斜面が急なので、日が当たらないせいだろう。慎重に下っていく。(写真下) |
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[756m峰北側斜面にはまだ雪がだいぶ残っていた] |
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756m峰との鞍部に到着すると、今度は、登り返しだ。ここから高度差200m程度の直登になる。だが、期待していた積雪は、全くなく、拍子抜け。
南側斜面だからという理由だけでもなさそうだ。雪が降った時の風向きの影響もあるようだ。
以前も、この急斜面を登ったことがあるが、相変わらず、経路は、曖昧で、自分でルートを探しながら進む。
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[急斜面に岩が現れる] |
[急な登りが続く] |
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11:40、ようやく急登が終わり、権現山の尾根の分岐点に到着。ここから頂上までは、尾根幅が広くなり、緩やかな斜面が続いている。
ザックを下ろして、小休止。この先は、風向きが変わるせいか、積雪が多かった。 |
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[尾根分岐点にて小休止] |
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「このくらいの雪が、最低あることを期待していたんですがね〜。」
と、話ながら頂上に続く、真っ白な緩斜面を歩いていく。 |
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[頂上を目指す] |
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11:56、世附権現山頂上に到着。
辺り一面、銀世界。ようやく雪山という雰囲気を味わえた。日は照っているが、さすがに頂上ということだけあって、気温が低い。時々吹いてくる風が顔に当たると一瞬、肌が固くなったような気がする。
ここで、三角点研究家の「えぞっこさん」とともに三角点を撮影する。この三角点も、丹沢でよく見かける赤ペンキで塗られた跡があった。
山頂標識奥のベンチにてランチタイムを予定していたのだが、ベンチ付近は、風の通り道で、かなり寒いと、先行のお二人から報告があった。ということで、風がなかった、先程の尾根の先端に戻ることに。
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[世附権現山頂上] |
[三角点] |
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12:08〜12:33、先ほどの尾根の分岐点で、ランチタイムとした。ここは、確かに風が無く、山頂と比較して、だいぶ暖かく感じる。
ランチタイム終了後、雪上に踏跡を残さないようにして登山道を外れ、東北東にのびる尾根を下っていく。(写真下) 斜面が緩やかで、一面、積雪があり、冬枯れの自然林の向こうには、檜洞丸や蛭ヶ岳方面の稜線という光景は、感動的。
立ち止まっては、撮影を楽しむ。 |
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[東北東尾根を下っていく] |
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右手に植林帯が見えてきたところで、尾根筋を右折し、植林帯の右横を下っていく。
ここで、箱根方面の遠景が飛び込んできた。(写真下) |
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[箱根方面を望む] |
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植林帯右の斜面を下っていくが、あまり右寄りに行くと、ザレの急斜面となるので要注意だ。
丹沢湖に向かって下っていく。 |
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[急斜面を下る] |
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下り切ったところが大仏ノ野。
ミツマタの花は、当然ながら、まだ早かった。(写真下)
ここは、3年振りの訪問。3年前、予想外のミツマタ群落に驚いたことを思い出す。それまでは、全くミツマタなど気がつかなかったからだ。
檜洞丸方面を撮影。
塔ノ岳方面を撮影。
周囲の山々を撮影後、名残惜しいが、細川橋方面に下ることにした。 |
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[ミツマタの蕾(大仏ノ野にて)] |
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細川橋にのびる尾根を下っていく。こちらは、標高が下がっても、そこそこ雪が残っていた。
右手にシカ柵を見た(写真下左)後、尾根が植林帯の急斜面となる。(写真下右)
左下に舗装した林道が見えてきたところで、林道に下れるポイントを探し始める。
左側斜面が緩くなったところで尾根筋から外れ、林道へと、植林帯を下っていく。
舗装された林道に出ても、ホッとすることもなかった。雪が積もり、ケモノも人間も歩いた形跡のない真っ白な林道は、非常に滑りやすい。
舗装路の端を慎重に歩き、時にはガードレールを掴みながら、下っていった。 |
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[日陰は、まだ雪が残っていた] |
[植林帯の急斜面を下っていく] |
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細川橋にてバス通りに出た。
細川橋バス停に13:51到着。次のバスは、14:56で、まだ1時間ほどあるので、中川温泉側へさらに歩いていき、喫茶「一茶」にて、時間を潰すことに。
....ここで、缶ビールで乾杯。 |
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[喫茶「一茶」に立ち寄る] |
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その後、バスに乗って、山北駅で下車し、さくらの湯に入る。
最近の西丹沢山行は、このパターンが多くなってきた。
サッパリした後、御殿場線に乗り、松田で下車。
新しい反省会の場所を開拓するため、駅前をウロウロ。
その甲斐あって、美味しい店を見つけることが出来た。
「えぞっこ」さんの三角点にまつわる話は、大変興味深い内容で、三角点がそんな場所にあるの?と、設置場所一つとっても、驚きの連続だった。(マンホールの下、ビルの屋上etc.)
....「えぞっこ」さん、貴重な話、有難うございました。 |
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[松田駅で途中下車し、反省会] |
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雪目当てでの山行としては、ちょっと当てが外れてしまいましたが、それでも天気は最高で、午後になっても、霞むことなく周囲の山景色を堪能することが出来ました。
同行メンバーの皆さんには、大変お世話になりました。
誠に有難うございました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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